福島県立美術館ブログ
あけましておめでとうございます。
皆様、あけましておめでとうございます。
昨年中は、県美ブログを読んでいただき、本当に有り難うございました。
本年もまたご愛顧下さいますようお願い申し上げます。
時々遊びに来て下さいね。
スタッフ一同、楽しいブログを目指したいと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、美術館は1月5日から開館しております。
常設展第Ⅳ期が始まりました。
展示室Aで開催中の特集展示は、凄いボリュームです。ご紹介しましょう。
「特集展示:100年前の展覧会-アートクラブから二葉会へ-」
(垂れ幕からして、担当のかなりの力の入れようがご覧頂けるかと・・・)
およそ100年前の1911(明治44)年春のこと、福島市に県内初の洋画団体「アートクラブ」が誕生しました。
東京美術学校洋画科を卒業したばかりの油井夫山(ゆいふざん・1884-1934)が中心となり、展覧会の開催と洋画、写真、日本画の啓蒙普及を目指して結成されたグループです。みんなまだ20代の作家の卵たちでした。
展覧会などどうやって開けばいいのか見当もつかなかった若者たちが、福島の地で、創ることから何かを始めようとしていたのです。
会場には、会員たちの作品や彼らが編集した雑誌、写真アルバムが所狭しと展示されていて、100年前の熱気がそのままに伝わってきます。
「アートクラブ」は1922年に解散しますが、写真の方はその後「二葉会」に引き継がれていきました。今回は小関庄太郎らの写真で、その活動もご覧いただきます。
資料も充実させた、担当学芸員渾身の展示をどうぞじっくりとご覧下さい。
明日1月12日には、学芸員によるギャラリートークがあります。
日時:1月12日[土] 14:00~
*観覧券をお持ちの上、展示室にお集まり下さい。
皆様のお越しをお待ちしております。
ちなみに、本展示のギャラリートークは、2月9日[土]、3月9日[土]にも開催予定です。
第2室目以降のご紹介は、またあらためて。
ではまた。
A.Y.
ふとん山日誌 フィナーレ報告
12月24日、フィナーレが終了し、25日にふとん山は撤去されました。
美術館は年末年始の休暇に突入しております。
子どもたちの歓声が聞こえていたのが嘘のよう。静まりかえった美術館です。
今日は美術館は仕事納めの日。しかし私自身は掃除もできず、さっき、別のスタッフが周りを掃いていってくれました。ああ、なんということ!
さて、最終日の報告をしないでは仕事納めはできません。
楽しかったフィナーレの様子をご紹介しましょう。
午前中は、「ふとん山に雪が降る!」というスノードームを作るワークショップをしました。
福島市の隣、伊達市にある霊山子どもの村のスタッフ、小笠原恵さんの企画。
瓶の蓋の裏に発泡スチロールの山を貼り付けます(これはすでに準備しておきました)。
子どもたちにはそこに思い思いのかわいいふとん山の絵を描いてもらいました。
そして瓶にはスパンコールや小さく切ったアルミホイルを入れます。
最後に石けん水を混ぜた水を詰めればできあがり。
ここ2日、お天気のせいもあったのか、子どもたちの数はそれほど多くはないなぁと思っていました。
フィナーレは大丈夫かと、実は内心心配していたスタッフ。
しかしみんなこの日に照準をあわせていたようです。
10時から始まり、一時間くらいの間で100個近くがあっという間になくなりました。嬉しい悲鳴です。
最後の水を詰めるバケツ班を急遽増やして対応。みんな素敵なスノードームにご満悦でした。
午後は、クリスマス・ミニ・コンサートです。
前日23日に来てくれた方達に描いてもらったランップシェードや、12月2日のワークショップで作ったポストさんの帽子で飾り付けをしました。
それにしても、ふとん山に座ったり寝そべったりしながらコンサートを聴くという、前代未聞のシチュエーション。こんなことありですか?
美術館の近くの福島県立橘高等学校管弦楽部の演奏から始まりました。
始まる前は子どもたちの歓声が響いていたのに、演奏が始まると一気にし~んと静まりかえり、教会のような雰囲気に。
荘厳なバッハの曲が美術館にしみわたりました。
続いて、教会の聖歌隊の衣装を纏って、桜の聖母学院高等学校音楽部の生徒さんたちが登場。
クリスマスの曲を、柔らかくて暖かい歌声で披露してくれました。
最後のとりは、福島大学アカペラサークルGraniteのコーラス。結成してまだ2ヶ月ほどというフレッシュなグループだそうです。
途中でトークを挟みながら、初舞台に挑戦。高校生たちとはちょっと違ったポップな大人のクリスマスソングをエントランスに響かせました。
実はふとん山の奥では、子どもたちがいつも通りに遊んでいて、しかもその日に限って紙飛行機が飛び交うという状況。いったい誰が思いついたんでしょう!
ちょっとざわざわとしたコンサートではありましたが、これもまたふとん山だからお許しいただけたのかもしれません。
そんなこんなで、本当に楽しくフィナーレを終えることができました。
閉館間際の、最後の最後まで粘ってくれたお子さんもいました。次はどこに行くの?という声も多く聴きました。
きっとまたどこかでお会いしましょうね!それまでさようなら・・・(ふとん山の声を代弁)
ふとん山をかわいがって下さったみなさん、本当に有り難うございました。
そしてこの企画にご協力いただきました多くの方々に美術館一同、心よりお礼申し上げます。
さあて、そろそろ仕事納め。
みなさまよいお年をお迎えください。
A.Y.
ふとん山日誌 12月24日
長いようで、短い3ヶ月でした。
ワークショップには、最終日ということで、満を持して参加して下さったご家族がたくさんいらっしゃいました。有り難うございました。
100個のそれぞれのふとん山スノードームができあがりました。
そして午後は、クリスマス・ミニ・コンサート。福島県立橘高等学校の管弦楽部、桜の聖母学院高等学校のコーラス、福島大学アカペラサークル・Graniteのコーラス。どれもフレッシュで、美術館の中は暖かい雰囲気に包まれました。
みなさん、どうも有り難うございました。
本当に今日で終わっちゃったんですね・・・・。
メリークリスマス!
皆さん、素敵なクリスマス・イブをお過ごし下さい。
A.Y.
ふとん山日誌 12月23日
このところ、すこしご無沙汰しておりましたA.Y.です。
すみません。
先週のふとん山の様子から。
19日は、福島市内のエミール幼稚園のみんなが来てくれました。
男の子ばっかり集まって、何の相談だろう?
やっぱり男の子の勢いはすごい!大はしゃぎでした。
20日に来てくれたのは、同じく市内の瀬上保育園。
先生も一緒になって、楽しんで下さいました。
皆さん、有り難うございました!
さて、早いもので、ふとん山も明日最終日を迎えます。
最終日がクリスマス。これは楽しくやるしかないですね!
前回のブログでもご紹介したとおり、午前中は、「ふとん山に雪が降る」と題して、スノードームを作ります。メモリー・オブ・ふとん山。ふとん山をいつまでも忘れないで!、という想いを込めた企画。霊山こどもの村スタッフ、小笠原恵さんプレゼンツです。
午後はミニ・コンサート。
福島県立橘高等学校管弦楽部、桜の聖母学院高等学校音楽部、福島大学アカペラサークルからGranite。クリスマスの音楽をお楽しみいただきます。
このふとん山、本当にたくさんの方々が一緒に盛り上げて下さいました。その最後の締めくくりです。どうぞみなさん、遊びに来て下さいね。
お待ちしています!
A.Y.
フィナーレイベント告知。さようなら、ふとん山!
いよいよ今月12月24日(月・祝)で、ふとん山ともお別れです!(涙)
24日と言えば、クリスマス・イブですね。
平成24年のクリスマスは、県立美術館でふとん山と楽しい思い出を作りませんか?
イベント盛りだくさんです!みなさんのお越しをお待ちしております!
(くに)
ふとん山日誌 ワークショップ報告です 12月9日
あっという間に一週間が経ってしまいました。
師走の一週間は早いですね。
そういえば、先週金曜日の夕方、少し大きな地震がありました。
福島市は震度4。久しぶりの地震でしたので、もう少し揺れた感じがしました。
しかし、美術館は何事もなく、ふとん山も傷一つなし。
今日も外は雪だというのに、子どもたちの声が館内に響いています。
さて、先週のワークショップの模様を少し詳しくご紹介しましょう。
今回は、福島大学美術研究会のメンバーが中心になってやってくれました。
どのような手順で進めるのか、まずは綿密な打ち合わせ。
午後になり、ふとん山の前にブルーシートを敷いたり、会場準備をし、子どもたちを待ちます。いよいよ本番。
まずはこれから、みんなでポストさんの帽子を作ること、それをどうやって作っていくのか、大学生ボランティアが説明をします。
実は彼女たち、かなり緊張してます。
大きな帽子は、すでにスタッフが段ボール紙で作っておきました。子どもたちには、その飾り付けをしてもらいます。
まずはA5の紙をそれぞれの子どもに渡し、そこにかわいい布や紙やキラキラを貼って、プレゼントの絵を作ってもらいました。
みんなお父さん、お母さん、おばあちゃんたちと一緒に、凝った素晴らしいプレゼントを作ってくれました。それらを大きな帽子に貼り付けていけば、完成。
大学生たちは、子どもたちの中に入っていって、アドヴァイスしたり、お手伝いしたり。
みんなで一緒に作った素晴らしい帽子。最後に、これをポストさんの頭に載せて、記念写真。
みなさん、有り難うございました!楽しかったですね。
12月24日、ポストさんは再びこの帽子をかぶり、次の会場への旅支度をする予定です。
是非また遊びに来て下さい。
最後の反省会。実はこの中に、この日誕生日を迎えた人が二人もいました。ミニミニ・バースデーパーティーとなりました。
大学生のみんな、本当に有り難う!フィナーレに向かって、盛り上がっていこう!
A.Y.
ふとん山日誌 12月2日 ワークショップ速報
ふとん山ワークショップ第2弾が開催されました。
今日のワークショップは福島大学の学生ボランティアの皆さんとの共同企画。
ふとん山のポストさんに、素敵な帽子をプレゼントしよう!とたくさんの子供たちが集まってくれました。
布や千代紙や毛糸や様々なものを使って、段ボールで作った帽子をデコレーション。
できあがった帽子をポストさんにかぶせてあげて、みんなで記念撮影。
素敵でしょ!
詳しくはあらためてご紹介しますね。
クリスマスに向けて、だんだんと盛り上がってきました。
A.Y.
ふとん山日誌 12月1日
朝の美術館。
一年ぶりの雪景色でした。
さぶ~い!
そんな中、朝一番で来てくれた姉妹。ありがとう!
たくさんお絵かきしてくれました。
ママだいすき!でも九九も好きなんだね。すごいなぁ。
雪は午前中には上がり、太陽も出て、雪はすっかり消えちゃいました。
午後は、いつも通りのふとん山の賑わいに戻っています。
明日は、ワークショップ第2弾を開催します。
ふとん山のポストさんに素敵な帽子をみんなで作ります。
みなさん、遊びに来て下さいね。
A.Y.
ふとん山日誌 11月25日
4時をすぎると、福島はもうこのような風景です。
美術館の二階から吾妻連峰を眺める。
山頂は、うっすら雪化粧。
日が暮れるのが、すっかり早くなりました。
今日で田渕俊夫展が終了します。
ちょっと寂しい夕暮れでした。
アンニュイな美術館なのに、エントランスホールは相変わらず。
A.Y.
ふとん山日誌 11月23日
お寒うございます。しかし、美術館エントランスホールの熱気はすごい!
今日も、福島大学の学生ボランティアが朝から来てくれています。
やはり若いということは、羨ましい。
午後3時頃、大学生たちに少しお休みを取ってもらうために、私が替わりにふとん山に。
そうしたら、彼女たちに向かって
「おねえちゃん、もう帰っちゃうの?」
と残念そうな子供達。
大学生はすっかり子供達に溶け込み、お友達になっていたのでした。大活躍!
私は、そんなこと言われたことない!
なぜ、なぜ?
私にはこんな靴下はけないものなぁ。仕方ないか。
A.Y.