除染レポート
先週末、久々の大雪でした。
美術館の庭も一面まだ雪に覆われています。
そんな中、除染も進んできました。
昨日の除染の様子をレポートしましょう。
現在、美術館西側の日本庭園を除染しています。
茎や根を傷めないように、そして春には新しい芽が出るように、きちんと選んで枝や根を切りながら、土を丁寧に掻き出していくのだそうです。
そして石についた苔も少しずつはぎ取っていきます。
寒い風の吹く中、根気のいる作業です。
林の中の作業も大変です。平らではないのですから。
土を掻き出し、それを左端に見える緑の車に載せ、林の外へと運び出します。
大きな木の根元には放射能が多くたまっているため、念入りに除染されます。
竹藪は、除染のための準備。根元の雪払い作業が行われていました。
そして、これらの土は黒い除染袋に入れられ、庭の一角に掘られた穴に一時保管されます。
フェルナン・レジェの彫刻《歩く花》の前に忽然とあらわれた大きな穴。
昨日は、穴に防水シートを貼る作業が行われていました。
来週から搬入が始まるそうです。
今週末、また雪が降りそうですね。
除雪をしながらの作業になるのでしょうか。
大雪にならないことを祈りつつ・・・。
A.Y.