お知らせ
2025年度の展覧会予定は3月下旬ころ掲載します。
これからの企画展示
福島アートアニュアル2025
site――representation 土田翔/鈴木悠哉
2025年6月7日(土)〜29日(日)
土田翔《堆本遡源》2020年 | 鈴木悠哉《Reversible Garden》2024年 |
「福島アートアニュアル」は福島県出身・ゆかりの若手作家を紹介するシリーズ企画です。
第4回目となる今回は、土田翔(1997年生/福島市出身)と鈴木悠哉(1983年生/福島市出身)を取り上げます。土田は、日本画家・小松均の「直写」の芸術理論をフィールドワークによる制作手法に拡張し、身体と対象の同化を試みた独自の日本画を制作しています。一方の鈴木は、都市に見出した形態や構造を抽象化した何枚ものドローイングを起点に立体や映像を展開する手法で制作を行い、都市の景観を記号の集積として表現します。
本展では異なるアプローチをとる二人の表現を通して、現代における場所を表象することの可能性を考えます。
◆観覧料
個人 | 20名以上の団体 | |
一般・大学生 | 400円 | 300円 |
高校生 | 200円 | 100円 |
小・中学生 | 100円 | 50円 |
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(手帳をご提示ください)。付き添いの方1名も無料となります。
【関連事業】
本展に関連して、創作プログラムを開催します。詳しくはこちらをご覧ください。
これからの企画展示
THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦
2025年3月22日(土)〜5月25日(日)
川瀬巴水《旅みやげ第一集 若狭 久出の濱》1920年 渡邊木版美術画舗蔵
渡邊庄三郎(1885-1962)は、17歳にして横浜にあった浮世絵商の輸出の出店に勤め、そこで出会った浮世絵の、とりわけバレンで摺る木版画特有の美しさに魅了されると、自ら版元となって独立し、浮世絵研究と販売を行うかたわら、来日した外国人画家の作品を版画化するなど新たな試みを行いました。そうした経験をもとに、伊東深水や川瀬巴水など鏑木清方門下の新進気鋭の画家たちとともに、江戸時代に確立された絵師、彫師、摺師の協業体制を踏襲しつつも、高品質な材料を用いて、幾度も摺りを重ね、「ざら摺り」という手摺りならでは技法を取り入れた、それまでに無い「新版画」を創始して世に送りました。新版画は昭和の初めごろまで国内外で高い人気を誇り、近年再注目を集めています。
本展覧会では、渡邊木版美術画舗の全面的なご協力のもと、残存数が少ない貴重な初摺の渡邊版約180点をとおして、渡邊庄三郎の挑戦の軌跡をたどりながら、今なおモダンで瑞々しい新版画の魅力をご紹介いたします。
◆休館日 月曜(4月28日、5月5日は開館)、4月30日(水)、5月7日(水)
◆観覧料
当日 | 20名以上の団体 | |
一般・大学生 | 1,000円 | 800円 |
高校生 | 600円 | 500円 |
小・中学生 | 400円 | 300円 |
*未就学児は無料。
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は無料。
【関連イベントのご案内】
◆ギャラリートーク|担当学芸員による作品解説
日時:①3月29日(土)13:30~14:30
②5月3日(土・祝)13:30~14:30
会場:企画展示室
※申込不要、企画展観覧券が必要です。
◆新版画×プラネタリウム
新版画には星空が多く描かれています。美術館で移動式プラネタリウムを体験しましょう。
日時:3月23日(日) ①13:00~ ②14:00~ ③15:00~
※各回30分 5分前入場
星空ナビゲーター:杉中 愼
会場:エントランスホール
協賛:あぶくまロマンチック街道構想推進協議会
※申込不要、参加無料、当日無料整理券配布、定員各回30名
◆創作プログラム|木版画摺師とともに多色摺り体験
木版画摺師の指導を受けながら、親子で協力して北斎作品の多色摺りを体験します。
渡邊章一郎氏による浮世絵のミニレクチャーもあります。
日時:3月30日(日)13:00~15:30
講師:渡邊章一郎氏(渡邊木版美術画舗代表取締役)、林 勇介氏(渡邊版画店専属摺師)
会場:当館実習室
材料費:1000円
対象:小学生の親子8組16名
申し込み締め切り:3月9日(日)※申し込み多数の場合抽選
>> こちらから申し込みいただけます
◆スペシャル・ギャラリートーク|渡邊木版美術画舗代表取締役・渡邊章一郎氏による作品解説
日時:4月19日(土)14:00~15:00
会場:企画展示室
※申込不要、企画展観覧券が必要です。
◆新版画の摺りの実演|渡邊版画店専属摺師・渡辺英次氏による摺りの実演
渡邊木版美術画舗代表取締役・渡邊章一郎氏による実況解説付き
日時:4月20日(日)13:30~15:00
会場:エントランスホール
※申込不要、聴講無料、先着順
◆新版画寄席|会津若松市出身の真打落語家・三遊亭兼好師匠による落語会
日時:4月27日(日)14:00~15:30 途中休憩あり
会場:当館講堂
※申込不要、聴講無料、先着順・定員250名
◆特別講演会|担当学芸員による特別講演会 展覧会の企画から新版画の魅力まで
日時:5月18日(日)13:30~15:00
会場:当館講堂
講師:月本寿彦(当館学芸員)
※申込不要、聴講無料、先着順・定員250名
◆着物で新版画
会期中、着物で企画展を観覧する方に特別グッズを差し上げます。企画展示室受付にてお申し出ください。
これからの企画展示
ポップ・アート 時代を変えた4人
POP ART: THE FAB4! & 4 SPECIAL GUESTS
2024年10月26日(土)〜12月15日(日)
世界有数のポップ・アート・コレクション本邦初公開!
ポップ・アートは、報道写真、商業広告、量販品のパッケージ、著名人のポートレートなど、日常生活にありふれたモチーフやイメージを美術の中に取り入れ、1960年代のアメリカのアートシーンを席巻しました。
ロイ・リキテンスタイン(1923-1997)、アンディ・ウォーホル(1928-1987)、ロバート・ラウシェンバーグ(1925-2008)、ジャスパー・ジョーンズ(1930-)はポップ・アートを牽引したアメリカを代表する作家たちです。彼らは反戦運動や公民権運動などの社会運動が相次いで起こった激動の時代において、ポピュラー・カルチャーやロック・ミュージックとの関わりを通じて、アートと社会の姿を変えていきました。
本展はスペイン出身のコレクター、ホセルイス・ルペレス氏のコレクションから約8作家、約120点の版画、ポスター、服飾品約120点を本邦初公開します。
同じ1960年代に脚光を浴びたザ・ビートルズの愛称になぞらえて本展では「ザ・ファビュラス・フォー(素晴らしき4人)」と呼ぶ、リキテンスタイン、ウォーホル、ラウシェンバーグ、ジョーンズの作品を中心に、時代を変えたポップ・アートの軌跡をご紹介します。
◆休館日 月曜(11月4日は開館)、11月5日(火)
◆観覧料
当日 | 前売券・20名以上の団体 | |
一般 | 1,500円 | 1,300円 |
大学生 | 1,000円 | 800円 |
小・中・高生 | 600円 | 500円 |
*未就学児は無料。
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は無料。
*福島教育週間(11月1〜7日、休館日を除く)高校生以下無料
前売券の発売は8/31(土)から10/25(金)まで 【プレイガイド】福島県立美術館、福島県庁消費組合、福島市役所売店、福島交通飯坂線(福島駅)、福島民報本社・郡山本社・支社支局・販売店、福島リビング新聞社、うすい百貨店、岩瀬書店全店、セブンチケット、Funity(ファミリーマート) |
[主催]「ポップ・アート」福島展実行委員会(福島県立美術館、福島テレビ、福島民報社)
[後援]米国大使館、スペイン大使館、福島県、福島県教育委員会、福島市、福島市教育委員会、福島リビング新聞社
[特別協賛]福島トヨタ自動車
[協力]日本航空、福島交通、仙台放送、さくらんぼテレビ
[企画協力]ブレーントラスト
【関連イベントのご案内】
◆講演会「ラウシェンバーグからポップ・アートへ─戦後アメリカ美術の光と影」
日時:11月2日(土) 14時〜15時30分
講師:池上裕子氏(大阪大学教授)
会場:美術館講堂 *聴講無料
◆ギャラリートーク
日時:①11月30日(土) ②12月7日(土) いずれも14時〜15時
解説:当館学芸員
会場:企画展示室 *観覧券ご購入の上、展示室入口にお集まりください。