1階・企画展示室では、さまざまなテーマにもとづき国内外の美術を紹介する展覧会を年5回程度開催しています。

企画展示のご案内

 

日本中のこどもたちを笑顔にした絵本作家
かがくいひろしの世界展

2025年1月25日(土)〜3月9日(日)


©Hiroshi Kagakui 


 刊行からわずか16年で、累計発行部数1000万部を超え、子どもたちに広く愛されている絵本「だるまさん」シリーズ。
 作者のかがくいひろし(1955-2009)は長く特別支援学校の教員を務め、50歳で作家デビュー。その後、急逝するまでのわずか4年の間に、珠玉の絵本を何冊も生み出しました。
 没後初の大回顧展となる本展では、絵本原画やアイデアノートとともに、教員時代に手がけた教材や人形劇などの記録をひもとき、今この瞬間にも日本中の子どもたちを笑顔にし続けているかがくい絵本のルーツに迫ります。

>> プレスリリース[PDF: 1MB]
>> 取材申込書・作品画像貸出申請書.pdf[PDF: 644KB]

 >> 展覧会公式サイト

\会場内は写真撮影・おしゃべりOKです!/

 


『だるまさんが』初期ダミー本の原画
©Hiroshi Kagakui 2007年

『なつのおとずれ』原画
©Hiroshi Kagakui/PHP研究所 2008年

『おもちのきもち』原画
©Hiroshi Kagakui/KODANSHA 2004-2005年

かがくいが手づくりした人形
撮影/黒澤義教


◆休館日 月曜(2月24日は開館)、2月12日(水)、2月25日(火)

◆観覧料

当日 20名以上の団体
一般・大学生 600円 500円
中・高校生 300円 200円
小学生以下 無料

*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(手帳をご提示ください)。付き添いの方1名も無料となります。

 

【関連事業】

講演会①「かがくいひろし─『マイフェイバリット』からみえてくるもの─」
 講師:水島尚喜氏(聖心女子大学教授、本展監修者)
 日時:1月25日(土) 終了しました

講演会②「かがくいひろしの絵本づくりのひみつ」
 講師:沖本敦子氏(子どもの本の編集者 かがくいひろし担当編集者)
 日時:2月9日(日)

*いずれも14:00~15:30、会場:当館講堂、聴講無料。事前申し込みは不要です。当日は13:30より開場します。

ちいさな おはなしかい
 日時:1月29日(水)2月5日(水)10:30~30分程度 終了しました
 対象:0才〜3才ごろの子どもと、その保護者
 会場:企画展示室
 協力:福島県立図書館
 *保護者は企画展チケットが必要です。事前申し込みは不要です。

親子でだるまさんをえがこう
 どんなだるまさんを描こうかな?イメージをふくらませ、大きな紙にだるまさんの絵を描きクレヨンや絵の具などで色を塗っていきます。
 できただるまさんはハサミで切り取って壁に貼ります。みんなのだるまさんで美術館を彩りましょう。
 ※できた作品は美術館に展示します。
 〇日時:2月2日(日)①10時~12時頃 ②14時〜16時頃
 〇講師:当館学芸員
 〇対象:5才~小学生の親子 ①②それぞれ8組まで
     ※ハサミを使います
 〇会場:当館実習室
 〇材料費:300円

※申し込み受付後の連絡や手紙の発送は行いません。
※当日は開始5分前までに汚れてもよい服装で飲み物等を持参の上、実習室にお集まりください。

  〇申し込み受付中 ※定員に達し次第締め切ります。  定員に達したため申し込みは締め切りました

大学生による人形劇上演会
 
企画展「かがくいひろしの世界展」にあわせ、かがくい絵本創作の重要なルーツである人形劇の再演と創作に取り組む「人形劇プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、人形劇団プークの指導を受けながら、福島大学と福島学院大学で美術教育や保育について学ぶ有志の学生12名と稽古を重ねてきました。
 上演会では、かがくいが創作した「だちょうの卵」。そして、学生たちがかがくいの想いに考えを巡らせながら創作した、オリジナル作品を上演します。
 人形を動かす体験もできます。ぜひご来場ください。 

>> 人形劇上演会チラシ[PDF:683KB]

【主催】 福島県立美術館
【協力】 人形劇団プーク国立大学法人福島大学福島学院大学
【日時】 2月22日(土)、23日(日)
     公演時間
①11時~11時30分 ②13時30分〜14時 ③15時〜15時30分
     ※各日3公演、3グループの上演となります。(各々オリジナル作品は異なります)
     ※企画展チケットが必要です。事前申し込みは不要です。
【会場】 
福島県立美術館 企画展示室内

【指導】人形劇団プーク 栗原弘昌 川尻麻美夏
【出演】
 チーム「オノマトッペ」:
伊賀彩花(学院大)、高橋優奈(福大)、村田理香(福大)、若林未来(福大)
 チーム「フィッシュトレーナーズ」:内谷 空(福大)、梅宮 菜(学院大)、島貫ももこ(福大)、高橋泉帆(福大)
 チーム「フードファイター」:齋藤愛実(福大)、酒井紗彩(学院大)、半谷凜音(福大)、藤巻みなみ(福大)
【制作協力】
 渡邊晃一(福島大学 人間発達文化学類 芸術・表現コース 教授)
 鈴木美樹(福島学院大学 福祉学部 こども学科 准教授)
 堀川佳子(「かがくいひろしの世界展」企画制作)

企画展示のご案内

 

福島県立美術館開館40周年記念

福島の美術家たち2024
2024年5月25日(土)〜7月22日(月) ※終了しました

 

酒井昌之《雪の摺上川(茂庭)》2001年
カンヴァス・油彩

   

 山紫水明の地である福島県は、豊かな文化的土壌のもとで数多くの美術家を輩出してきました。福島県立美術館では1984年7月22日の開館以来、福島県出身・ゆかりの美術家の回顧と顕彰を重要なミッションのひとつとして位置づけ、折に触れて紹介に努めてきました。特に1987年、1989年、1991年と3回にわたって開催したシリーズ企画〈福島の美術家たち〉では、各ジャンルから計117名にものぼる同時代の作家を取り上げています。
 このたび開館40周年記念展として開催する「福島の美術家たち2024」は、同シリーズの趣旨を継承し、1990年代以降現在まで、日本画・洋画・版画・立体・工芸の5つの分野から顕著な活動を続けてきた美術家40名をご紹介するものです。
 県内外で活躍する郷土作家の作品が一堂に会する貴重な機会となるとともに、未来を担う若い世代に向けて新たなエールを贈る展覧会となることを目指します。

>> 展覧会チラシ[PDF:1.5MB]
>> 展示作品リスト[PDF:449KB]

出品作家:
【日本画】安堵蒼樹、齋藤勝正、鈴木龍郎
【洋 画】久家三夫、小堀 貞、齋藤 研、酒井昌之、鷺 邦明、白井洋子、髙澤俊郎、冨樫京子、中島敏明、馬場 泰、広瀬 諭、藤於 環、峰丘、村上伸栄、渡辺雄彦
【版 画】伊藤集三、岩谷 徹、小島安男、下山田晴彦
【立 体】安斉重夫、石山信子、遠藤 徳、大竹 京、若杉儀子
【工 芸】
〈陶〉一重孔希、伊藤文夫、近藤 学、佐藤 幹、第十五代田代清治右衛門、渡辺雅旺
     〈漆〉折笠光助、須藤靖典、関谷浩二、中里 壽
     〈七宝・ガラス〉水落とし子、水落雅子、横山尚人


◆休館日 月曜(7月15日、22日は開館)、7月16日(火)

◆観覧料 

 当日20名以上の団体
一般・大学生800円600円
高校生400円200円
小・中学生200円100円

*未就学児は無料。
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は無料。

 

【関連イベントのご案内】

記念鼎談「福島の美術家たち〜これまでとこれから」
 日時:5月25日㈯ 14時~15時30分 ※終了しました
 出演:齋藤勝正氏、酒井昌之氏、早川博明氏(当館元館長)
 会場:美術館講堂 *聴講無料

 ※鼎談の様子はこちらからご覧いただけます >> 記念鼎談 記録[PDF:1.3MB]

常設展テーマ展示「プレイバック!福島の美術家たち」
 会期:2024年3月23日〜7月22日
 主な展示作家:加藤美恵子、高橋俊子、佐藤幸代、高橋幸彦、舟生厚、神野忠和、宗像利浩、角田弘司ほか
 会場:美術館常設展示室 *本展観覧券でご覧いただけます