1階・企画展示室では、さまざまなテーマにもとづき国内外の美術を紹介する展覧会を年5回程度開催しています。
企画展示のご案内
福島アートアニュアル2025
site──representation 土田翔/鈴木悠哉
2025年6月7日(土)〜29日(日) ※本展は終了しました
土田翔《堆本遡源》2020年 | 鈴木悠哉《Reversible Garden》2024年 |
「福島アートアニュアル」は福島県出身・ゆかりの若手作家を紹介するシリーズ企画です。
第4回目となる今回は、土田翔(1997年生/福島市出身)と鈴木悠哉(1983年生/福島市出身)を取り上げます。
現代において、遠方に行くことは交通手段やメディアの発達によって昔よりもはるかに容易になりました。しかし、新型コロナウイルスの世界的流行を機に、遠く離れた場所との距離はより一層強く感じられるようになったかもしれません。絵や写真、映像を通して遠くの景観を目にすることはできますが、その場所の広がりや匂い、温度や手ざわりを十全に感じることはまだ難しいように思われます。
今回紹介する土田と鈴木はそれぞれの手法で場所や風景の表現を試みる作家です。土田は、日本画家・小松均の「直写」の芸術理論をフィールドワークによる制作手法に拡張し、身体と対象の同化を試みた独自の日本画を制作しています。一方の鈴木は、都市に見出した形態や構造を抽象化した何枚ものドローイングを起点に立体や映像を展開する手法で制作を行い、都市の景観を記号の集積として表現します。
本展では異なるアプローチをとる二人の表現を通して、現代における場所を表象することの可能性を考えます。
◆観覧料
個人 | 20名以上の団体 | |
一般・大学生 | 400円 | 300円 |
高校生 | 200円 | 100円 |
小・中学生 | 100円 | 50円 |
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(手帳をご提示ください)。付き添いの方1名も無料となります。
【関連事業】
●オープニングトーク
展覧会の開幕にあわせ、出品作家によるギャラリートークを行います。
日時:6月7日(土)10時〜11時 終了しました
会場:企画展示室 *申込不要。観覧券をご購入の上、展示室入口にお集まりください。
企画展示のご案内
日本中のこどもたちを笑顔にした絵本作家
かがくいひろしの世界展
2025年1月25日(土)〜3月9日(日) ※本展は終了しました
©Hiroshi Kagakui
刊行からわずか16年で、累計発行部数1000万部を超え、子どもたちに広く愛されている絵本「だるまさん」シリーズ。
作者のかがくいひろし(1955-2009)は長く特別支援学校の教員を務め、50歳で作家デビュー。その後、急逝するまでのわずか4年の間に、珠玉の絵本を何冊も生み出しました。
没後初の大回顧展となる本展では、絵本原画やアイデアノートとともに、教員時代に手がけた教材や人形劇などの記録をひもとき、今この瞬間にも日本中の子どもたちを笑顔にし続けているかがくい絵本のルーツに迫ります。
>> プレスリリース[PDF: 1MB]
>> 取材申込書・作品画像貸出申請書.pdf[PDF: 644KB]
\会場内は写真撮影・おしゃべりOKです!/
『だるまさんが』初期ダミー本の原画 ©Hiroshi Kagakui 2007年 |
『なつのおとずれ』原画 ©Hiroshi Kagakui/PHP研究所 2008年 |
『おもちのきもち』原画 ©Hiroshi Kagakui/KODANSHA 2004-2005年 |
かがくいが手づくりした人形 撮影/黒澤義教 |
◆休館日 月曜(2月24日は開館)、2月12日(水)、2月25日(火)
◆観覧料
当日 | 20名以上の団体 | |
一般・大学生 | 600円 | 500円 |
中・高校生 | 300円 | 200円 |
小学生以下 | 無料 |
*身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(手帳をご提示ください)。付き添いの方1名も無料となります。
【関連事業】
◆講演会①「かがくいひろし─『マイフェイバリット』からみえてくるもの─」
講師:水島尚喜氏(聖心女子大学教授、本展監修者)
日時:1月25日(土) 終了しました
◆講演会②「かがくいひろしの絵本づくりのひみつ」
講師:沖本敦子氏(子どもの本の編集者 かがくいひろし担当編集者)
日時:2月9日(日)
*いずれも14:00~15:30、会場:当館講堂、聴講無料。事前申し込みは不要です。当日は13:30より開場します。
◆ちいさな おはなしかい
日時:1月29日(水)、2月5日(水)10:30~30分程度 終了しました
対象:0才〜3才ごろの子どもと、その保護者
会場:企画展示室
協力:福島県立図書館
*保護者は企画展チケットが必要です。事前申し込みは不要です。
◆親子でだるまさんをえがこう
どんなだるまさんを描こうかな?イメージをふくらませ、大きな紙にだるまさんの絵を描きクレヨンや絵の具などで色を塗っていきます。
できただるまさんはハサミで切り取って壁に貼ります。みんなのだるまさんで美術館を彩りましょう。
※できた作品は美術館に展示します。
〇日時:2月2日(日)①10時~12時頃 ②14時〜16時頃 終了しました
〇講師:当館学芸員
〇対象:5才~小学生の親子 ①②それぞれ8組まで
※ハサミを使います
〇会場:当館実習室
〇材料費:300円
※申し込み受付後の連絡や手紙の発送は行いません。
※当日は開始5分前までに汚れてもよい服装で飲み物等を持参の上、実習室にお集まりください。
〇申し込み受付中 ※定員に達し次第締め切ります。 定員に達したため申し込みは締め切りました
◆大学生による人形劇上演会
企画展「かがくいひろしの世界展」にあわせ、かがくい絵本創作の重要なルーツである人形劇の再演と創作に取り組む「人形劇プロジェクト」を立ち上げました。このプロジェクトは、人形劇団プークの指導を受けながら、福島大学と福島学院大学で美術教育や保育について学ぶ有志の学生12名と稽古を重ねてきました。
上演会では、かがくいが創作した「だちょうの卵」。そして、学生たちがかがくいの想いに考えを巡らせながら創作した、オリジナル作品を上演します。
人形を動かす体験もできます。ぜひご来場ください。
>> 人形劇上演会チラシ[PDF:683KB]
【主催】 福島県立美術館
【協力】 人形劇団プーク、国立大学法人福島大学、福島学院大学
【日時】 2月22日(土)、23日(日)
公演時間①11時~11時30分 ②13時30分〜14時 ③15時〜15時30分
※各日3公演、3グループの上演となります。(各々オリジナル作品は異なります)
※企画展チケットが必要です。事前申し込みは不要です。
【会場】 福島県立美術館 企画展示室内
【指導】人形劇団プーク 栗原弘昌、川尻麻美夏
【出演】
チーム「オノマトッペ」:伊賀彩花(学院大)、高橋優奈(福大)、村田理香(福大)、若林未来(福大)
チーム「フィッシュトレーナーズ」:内谷 空(福大)、梅宮 菜(学院大)、島貫ももこ(福大)、高橋泉帆(福大)
チーム「フードファイター」:齋藤愛実(福大)、酒井紗彩(学院大)、半谷凜音(福大)、藤巻みなみ(福大)
【制作協力】
渡邊晃一(福島大学 人間発達文化学類 芸術・表現コース 教授)
鈴木美樹(福島学院大学 福祉学部 こども学科 准教授)
堀川佳子(「かがくいひろしの世界展」企画制作)