親と子の美術教室「みんなで絵本をつくろう!!」

87()、当館実習室にて、親と子の美術教室「みんなで絵本をつくろう!!」を開催しました。


講師は絵本作家の加藤志異さん。

アシスタントに西田伸昌さんをお迎えしました。

 

まずは加藤さんが文を書いている絵本のよみきかせ。不思議なおはなしにみんな興味津々です。

次に参加者とスタッフみんなで自己紹介。加藤さんから「お名前と、好きな妖怪をひとつ言って下さい。」とお題が出されます。和気あいあいと自己紹介が進みました。

 

さて、今回のワークショップで加藤さんからだされたテーマは、

「どんなこえでなくのかな?」

参加者のみなさんに自由に動物やおばけ、ロボットなどを描いてもらい、どんな風に鳴くのかを考えてもらいます。例えば、巨大な怪獣が「ギャパギャパギャパ!!」と鳴いたり、河童が「ヤーポーヤーポー」と鳴いたり・・・。

 

テーマに合わせ、子ども達はお母さんやお父さんに相談しながら、好きな動物やオリジナルのキャラクターなどを描き、鳴き声を考えます。







下描きができたら、加藤さんからアドバイスをもらい、今度は本番の紙に描きます!

色鉛筆などを使ってきれいに絵を完成させていきました。



 

描き終えて、時間のある参加者の方々は企画展示室へ。今回のワークショップは、企画展「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展に合わせたものでした。

ゴーリーの絵本は、絵だけではなくテキストも魅力的です。彼は「絵をやる前にテキストが全部できていないとだめだ」とインタビューでも語っているほど、ことばへのこだわりを持ち、遊び心を作品の随所に含ませています。

 

みなさんが戻ってきたら、発表会。ひとりひとり自分が描いたページを見せながら、発表します。
子ども達の手によって生みだされたキャラクターたちが、様々な鳴き声で現れます。



 

発表会が終わると、加藤さんによる絵本のよみきかせ。子ども達は真剣におはなしに聞き入ります。





最後に、加藤さんから「みなさんの夢を書いてください」と紙を渡され、ひとりひとり自分の夢を書きました。
その紙を元に、加藤さんによる「夢の演説」が繰り広げられ、大盛り上がりの中、ワークショップは終了しました。

 

みなさんが描いた絵本は、後日印刷製本され、参加者の方々に送り届けられます。完成した絵本を見るのが楽しみです!

加藤さん、西田さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!