親と子の美術教室「みんなで絵本をつくろう!!」
8月7日(日)、当館実習室にて、親と子の美術教室「みんなで絵本をつくろう!!」を開催しました。
講師は絵本作家の加藤志異さん。
アシスタントに西田伸昌さんをお迎えしました。
まずは加藤さんが文を書いている絵本のよみきかせ。不思議なおはなしにみんな興味津々です。
次に参加者とスタッフみんなで自己紹介。加藤さんから「お名前と、好きな妖怪をひとつ言って下さい。」とお題が出されます。和気あいあいと自己紹介が進みました。
さて、今回のワークショップで加藤さんからだされたテーマは、
「どんなこえでなくのかな?」
参加者のみなさんに自由に動物やおばけ、ロボットなどを描いてもらい、どんな風に鳴くのかを考えてもらいます。例えば、巨大な怪獣が「ギャパギャパギャパ!!」と鳴いたり、河童が「ヤーポーヤーポー」と鳴いたり・・・。
テーマに合わせ、子ども達はお母さんやお父さんに相談しながら、好きな動物やオリジナルのキャラクターなどを描き、鳴き声を考えます。
下描きができたら、加藤さんからアドバイスをもらい、今度は本番の紙に描きます!
色鉛筆などを使ってきれいに絵を完成させていきました。
描き終えて、時間のある参加者の方々は企画展示室へ。今回のワークショップは、企画展「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展に合わせたものでした。
ゴーリーの絵本は、絵だけではなくテキストも魅力的です。彼は「絵をやる前にテキストが全部できていないとだめだ」とインタビューでも語っているほど、ことばへのこだわりを持ち、遊び心を作品の随所に含ませています。
みなさんが戻ってきたら、発表会。ひとりひとり自分が描いたページを見せながら、発表します。
子ども達の手によって生みだされたキャラクターたちが、様々な鳴き声で現れます。
発表会が終わると、加藤さんによる絵本のよみきかせ。子ども達は真剣におはなしに聞き入ります。
最後に、加藤さんから「みなさんの夢を書いてください」と紙を渡され、ひとりひとり自分の夢を書きました。
その紙を元に、加藤さんによる「夢の演説」が繰り広げられ、大盛り上がりの中、ワークショップは終了しました。
みなさんが描いた絵本は、後日印刷製本され、参加者の方々に送り届けられます。完成した絵本を見るのが楽しみです!
加藤さん、西田さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!