カテゴリ:教育普及

館長講座開催しました

1月19日(土)当館講義室にて、館長講座「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち-」を開講しました。

第5回目の今回のテーマは、「バロック(1)カラヴァッジオ、ルーベンス、ヴェラスケス」。

作品が描かれた背景や、描かれた人物のポーズや筋肉の表現、人物同士の関係性など・・・

様々な視点から、ひとつひとつの作品についてじっくりとお話しました。

 

次回は3月に開催します!

 

第6回 3月9日(土) バロック(2)レンブラント、フェルメール

※3月のみ臨時休館にともない第2週(3月9日)の開催となります。

時間:10:30~12:00

場所:美術館講義室(聴講無料)

*各回の進行具合で内容が変更になる可能性もございます。

*本年度は事前申込を不要としていますので、聴講ご希望の方は直接会場までお越しください。 

ご参加をお待ちしております!

 

「美術館への年賀状展2019」がはじまりました!

毎年恒例の「美術館への年賀状展2019」が、12日(土)より当館エントランスホールではじまりました!

県内の小・中・高校生から当館宛てにお送りいただいた年賀状をすべて展示しています。

今年は469通の年賀状をいただきました!

当館が開館した1984年より、休館の年を除き毎年開催しており、今回で32回目を迎えました。
毎年、小さな画面に書かれた子ども達の新年の抱負や願い、丁寧に描かれたイラストや切り絵などの力作を見ながら、新しい年へのパワーをもらっているように感じます。


●観覧料:無料
●開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
●休館日:15日(火)、21日(月)、28日(月)
年賀状展は1月31日まで展示しております。

企画展示室Bでは、学校連携共同ワークショップ参加校の作品展も開催中です。

子ども達の作品を楽しみに、ぜひご来館ください!

 

創作プログラム「自分だけの布をデザインしてプリントしよう」開催しました

12月16日(日)、当館実習室にて創作プログラム「自分だけの布をデザインしてプリントしよう」開催しました!

講師はテキスタイル作家であり、アートユニットFRIDAY SCREENとしても活躍されている坂内まゆ子さんです。

北欧では寒い冬、家の中で楽しく過ごすために明るくカラフルなデザインの布をインテリアに取り入れます。

福島もこれからどんどん寒さが増していく時期です。

今回はシルクスクリーンを簡易的にした技法で、親子で考えたデザインを布にプリントしていきます!

完成した布はそのまま飾ったり、小物用の生地として使うことができます!

 

まずは、坂内さんからシルクスクリーン版の作り方について説明。

木枠に張った目の細かい布(テトロン) に、自分がつくりたい形に切った紙を置き、版をつくっていきます。   

坂内さんの説明を聞いた後、デザインを親子で話し合いながら考えていきます。

紙にイメージを簡単にスケッチし、難しそうなところを坂内さんに相談します。

今回は基本的に2つの版をつくり、2色でデザインを考えてもらいました。

 

デザインができたら、今度は版をつくります。

カッターやハサミを使って、紙を切り抜いていきます。

版ができたら、今度は刷りの作業です!

イメージに合わせてインクの色を選びます。

坂内さんから刷りの流れやスキージの使い方などについて、説明をいただきました。

布の上で模様を刷りたい部分に紙を置き、その上に木枠を重ねます。

その上からスキージを使ってインクをのせていきます。

 

スキージの扱いに慣れてくると、みなさんどんどん刷っていきます。

一人が木枠をおさえ、もう一人がスキージで刷る。

この作業を繰り返しながら、親子で協力して刷っていきます。

 

 1版目が終わったら、今度は2版目。

全体のバランスを考えながら、刷っていきます。

 

インクが乾いたら、最後にアイロンをあてて定着させます。

熱を加えることによって、布を洗濯しても落ちなくなります。

 

部屋を彩る素敵な布が完成しました!

オリジナルの布はそのまま飾っても、バッグや小物入れ、クッションカバーをつくることもできます。

つくるのも楽しいですか、この後どのように使うか考えるのも楽しみです。

講師をつとめていただいた坂内まゆ子さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!

 

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」④

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」

11月25日(日)、全4回の講座も最終回を迎えました。

 

彫りが終わった方から着色と塗装に入っていきます。

午前中は、彫刻刀を使った細かい彫りの作業やヤスリがけなどをします。

 

みなさん黙々と制作を進めていました。

終わった方から、着色をしていきます。

今回は、オイルステインととのこを混ぜ(色が濃い場合はペイント薄め液で薄めて)、刷毛で塗っていきました。

着色されると、作品の雰囲気もだいぶ変わっていきます。

乾燥したら、ウエスにワックスをつけ作品にすりこんでいきます。

しっかりすりこんでいくと、徐々にツヤが出てきます。

 

みなさんの作品ができたところで、作品を持ち寄り、鑑賞会をしました。

 

ひとりひとり、どんなイメージで作ったのか、こだわった部分や難しかったところなど、自由にお話していただきました。

自分が木彫を作ってみたことで、玄々の作品の見え方が変わったとお話しになっていた方もいました。

 約一ヶ月の間、ほぼ毎週末一緒に制作してきたみなさん。

和やかな雰囲気で鑑賞会が進みました。

 

最後に、作品を持ち黒沼さんを囲んで集合写真!

約一ヶ月間講師をしていただいた黒沼さん、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

玄々展、会期終了まであと少しです。

12月16日までですので、ぜひご来館ください。

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」②③

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」

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2日目・・・11月11日(日)

前回の続きを進めていきます。

講座開始前にいらして、制作を始めている方もいました!

2回目、ということでみなさん鑿などの道具の扱いにも慣れ、どんどん彫っていきます。

 

途中、どのように進めたらよいか迷う部分や難しい部分について、黒沼さんからアドバイスをいただきました。

それぞれがつくる動物のイメージやかたちに合わせ、一人一人丁寧にアドバイスをいただきました。

だんだん顔や胴体、脚などのかたちが見えてきました!

 

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3日目・・・11月18日(日)

 いよいよ制作も後半に入りました!

みなさん協力し合いながら制作を進めています。

  

彫刻刀を使った細かい彫りに入る方も出てきました。

途中、黒沼さんがこの講座のために作ってくださった猿の作品を見ながら、制作過程についてお話を伺いました。

第1回から、講座の進度に合わせ、徐々に制作を進めてくださっていた猿も完成しました。

毛並みや表情、手の動きなどが繊細に表現されています。

次回はいよいよ最終回です!

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」①

当館実習室にて、「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」を開催しました!

現在開催中の「佐藤玄々(朝山)展」に合わせた講座です。

講師は、彫刻家で現在郡山女子短期大学部で講師をされている黒沼令さんです。

 

 

11月4日、11日、18日、25日の4日間にわたる創作プログラムの様子をご紹介します。

 

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1日目・・・11月4日(日)

講座の大体の流れについてお話いただき、早速「佐藤玄々展」の会場へ。

展示会場をゆっくりめぐりながら、自身がつくるもののイメージをふくらませていきます。

 

実習室に戻り、自分がつくりたい動物のスケッチをします。

みなさん写真や本などの資料をもとに、進めていきます。

 

だいたい決まったら、正面と横から見たかたちを、木の面にうつしていきます。

今回使った木は、桂の木です。

ここまでかけたら、不要になる部分をのこぎりで落としていきます。

この作業で、みなさん「暑い!」と汗をかきながら進めていました。

切り落として消えてしまった線は、その都度書き足していきます。

だいたい落としたら、次は鑿でさらに削っていきます。

みなさん真剣に、それぞれ作品に向き合っていきます。

1日目が終了しました!

 

佐藤玄々展 触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ開催

11月3日、「触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ」を開催しました。

毎年1回、視覚障がい者の方々を中心に、視覚以外の様々な感覚や言葉を通じて作品を鑑賞するワークショップを開催しています。今年は現在開催中の「佐藤玄々展」に際して、玄々の作品を皆で鑑賞しました。その様子をご紹介します。

 

今年、講師をして下さったのは筑波大学助教授で彫刻を教えていらっしゃる宮坂慎司さん。宮坂さんは、彫刻家でもあり佐藤玄々の専門家、また視覚障がい者の方々との鑑賞ワークショップの経験も豊富にお持ちの先生です。

筑波大学宮坂研究室の伊藤奏太さん、中田ちひろさん、これまでも関わって下さってきた半田こづえさん(明治学院大学非常勤講師)、真下弥生さん(ルーテル学院大学非常勤講師)、福島点字図書館の高橋粛子さんにもご協力いただきました。有り難うございました。

 

今年は午前と午後合わせて、8名の視覚障がい者の方がご参加下さいました。

まずは自己紹介から。

そして、ウォーミングアップとして、つがいの鳥をかたどった宮坂さんの小さな彫刻を触りました。同じ形で、石膏でできたものとブロンズでできたものを2種類。肌触りや温度、重さの違いから、印象の不思議な違いを感じ取りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木彫の材料である木を触りました。宮坂さんが実際にクスノキを彫って下さり、その音、木の匂いを感じました。すごくいい匂いなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だんだんと彫刻に迫っていきます。宮坂研究室の学生さんが制作された木彫の人物像の小品を二つ。次は少し難しい作品。これはいったい何か当ててもらいました。「雲」です。知ってはいるけれど触ったことのないもの。難しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玄々の晩年のお弟子さんの手元にあったという彫刻刀を2本。おそらく玄々の使っていたものとかなり近い道具だと思われるとのこと。とても美しい彫刻刀です。それらを触りながら、玄々の制作風景を思い浮かべました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよ展示室に移動し、作品の触察です。

皆でまずは入口から展示室をゆっくりと巡って出口に到着。最後に置かれている《麝香猫》(ブロンズ)から鑑賞です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麝香猫とはなかなかすぐにはわからなかったのですが、丸く滑らかな背中の曲線を確かめるとともに、胸毛や髭のふさふさした毛の繊細な表現を感じ取りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《神狗》(ブロンズ)の部屋に移動。

1mくらいある大きな狗を、手を伸ばしながら体一杯使って鑑賞しました。大きく開いた口、牙、舌、そして大きくて飛びだした目。踏ん張った足や爪、背中の毛や胸毛。大きく巻いた尻尾。一方、繊細な胸の飾り。そのスケールの大きさと力強さに感動です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《巣鶏》(木彫)の部屋に移動。

展覧会には出品されていないのですが、《哺牛》(ブロンズ)と《鼠》(ブロンズ)を触察したあと、固定ケースの中に展示されていた《巣鶏》を取り出して、今回唯一となる木彫の触察です。学芸員でもなかなかこんな機会はありません。なんと贅沢なひととき。

これまでのブロンズ作品に比べ、羽根の部分が粗い彫りだったので雌鳥が二羽の雛を抱えている姿と把握するのには少し時間がかかりました。しかし、先生等からの言葉の助けを得て少しずつ全体像がわかってきます。そして脇の雛の小さな頭を見つけ、また彫刻を置いてしまうと見えない足が、きちんと裏に彫り込まれていることを確認しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感動のうちに展示室を出て、実習室に戻り、感想を共有します。

今まで触ったことのない動物が彫刻で触れてよかった。

木という素材であんなに細かいところまで表現できて凄かった。

曲線がきれいだった。

触察をして、見えていた時代には実は見えていなかったのだと感じた。(途中失明の方)

触れてみて、作者の思いが想像できた。

 

私たちにも毎年新しい発見があります。

楽しい1日でした。

宮坂先生、ご協力いただいた皆さまに感謝いたします。本当に有り難うございました。

~巨大ドット絵制作ワークショップ~

10月10日、巨大ドット絵制作ワークショップの完成披露セレモニーを美術館エントランスにて行いました。

同ワークショップは、福島大学人間発達文化学類芸術文化クラスの2年生と福島大学附属小学校5年生、そして県立美術館が連携して行った事業です。

 

9月26日から4日間にわたり、附属小の児童と福大生が協力して作り上げました。

当館所蔵のカミーユ・ピサロ作《エラニーの菜園》をモデルに、円形のカラーシールを貼り付けて制作しました。カラーシールは全部で6色、様々な大きさのシールを用意しました。中には大学生が手作りした巨大シールも!実はとても手間がかかっています。

        

大勢が参加した26・27日の制作日の様子です。

この日はまず、常設展示室で展示中のピサロの本物の《エラニーの菜園》をみんなで鑑賞しました。その後は大学生からこれからの制作方法について説明があります。

近くで見ると原色が小さく並べられているように見えるけれども、離れてみるとそれらが混ざって違う色に見える・・・という、点描による並置混色の技法を分かりやすく教えました。つまり、この技法をドットシールで実践していくという訳です。

     

 

元の絵のコピーと見比べながら、みんなで話し合って協力しながらシールを貼っていきます。俯瞰して確認するのが困難な現場でしたが、それでも非常に上手に仕上がりました。

よく注意して見ると、子供達の遊び心溢れる隠し絵が各所にあるのが分かります。とてもカラフルで見ているとこちらもワクワクしてきます。

        

 

10日のセレモニーでは、附属小5年生(計3クラス)の中から数名の児童が代表して、活動を通して学んだことや感想を発表しました。そして、大学生から各クラスにオリジナルの賞状が贈呈されました。

活動に参加して頂いた附属小の子供達・保護者様、福島大学の学生さん、そのほか協力して頂いた皆様方、誠にありがとうございました! 

 

創作プログラム「土とあそぼう!」開催しました

10月6日(土)、創作プログラム「土とあそぼう!」開催しました。

講師は、陶芸家の安藤郁子先生です。

会場は当館実習室。床いっぱいにひかれたブルーシートの上にはたくさんの粘土。

来た子から順に、裸足になってもらい早速粘土にさわります。

まずは粘土をうすくして、地面をつくろう!

安藤先生のよびかけで、粘土のかたまりを移動し、足で踏みながら地面をつくっていきます。

どんどん地面が拡がっていきます。

地面ができたら、塔をつくろう!

どこまで高くできるか挑戦します。

 

どんな風につくっていくといいか、試行錯誤しながらそれぞれ土を積んでいきます。

 

 

だんだん大きくなっていき、別々につくっていた塔が一緒になっていきます。

ついに身長をこえました!手を伸ばさないと届かない高さに!

高くなると、バランスを取るのが難しくなってきます。

少し離れて確認し、協力しながら斜めになっているのを直したり、弱い部分に粘土を足していきます。

反対側では、もうひとつの塔が積み上げられていきます。

同じくらいの大きさに丸めた粘土が、バランスを保ちながら積み重なっていきます。

途中で倒れそうになるのを、支えながら、補強しながらどんどん積み上げていきました。

だいぶ高くなり、面白いかたちの塔ができてきました。

 

最後はつくった塔と一緒に記念撮影!

みんな手も足も粘土だらけです。

身体全体をつかって粘土とふれあう時間になりました。

今回はこのワークショップのために、大量の粘土を持ってきていただきました。

安藤先生、そして参加いただいたみなさんありがとうございました!

 

美術館でみつけた「いい感じ!」を描こう。開催しました!

8月4日(土)、創作プログラム「美術館で見つけた『いい感じ!』を描こう。」を開催しました。

講師はイラストレーターでありエッセイストの浅生ハルミンさんです!

最初にハルミンさんから、今日の活動の流れについてお話を聞きました。

今日は、美術館の周辺や、実習室の中をじろじろ見て、「いい感じ!」と思ったものを、よく観察しながら絵に描いてみます。

 

次に、当館の簡単なマップを見ながら、活動範囲や注意が必要な場所を確認します。

水を飲み、暑さ対策をし、虫除けスプレーをかけ、準備万端!

美術館の庭園に「いい感じ!」を探しにでかけます。

普段はこんなに下をじろじろ見ることはないので、色々な発見があります。

 

 

ひととおり探し終えたら実習室に戻り、絵を描きます。

水彩絵具や色鉛筆、クーピーなど画材を自由に選び、画用紙に「いい感じ!」と思った物をじっくりと観察しながら描いていきます。

 

 

 

途中ハルミンさんからコメントなどもいただきながら、どんどん描き進めていきます。

 

お昼休憩をはさみ、午後は発表会の準備です。

それぞれが見つけてきた「いい感じ!」と思った物を、布の上に並べていきます。

カラフルな葉っぱや沢山のどんぐり、羽や松ぼっくり、蝉の抜け殻や竹の皮など、様々なものが並べられていきます。

実習室にある小さなおもちゃを見つけてくれた人もいました。

最後は1人ずつ、作品について発表してもらいました。

まずは見つけたものを紹介しながら、大きなマップにどこで拾ったのか印をつけます。

そして、描いた絵について、どんな部分を描こうと思ったのか、難しかったところなどをお話してもらいました。

 

 

みなさんが見つけたたくさんの「いい感じ!」が込められた作品が完成しました!

ハルミンさん、そして参加いただいたみなさま、ありがとうございました!