創作プログラム「ガラスフュージングを楽しもう」開催しました!
当館は現在改修工事のため休館中です。
10月25日(日)、福島市アクティブシニアセンター・アオウゼさんを会場に、創作プログラム「ガラスフュージングを楽しもう」開催しました。
講師に、ガラス作家の近岡令先生。アシスタントに近岡明美先生にお越しいただきました。
「フュージング」とは電気炉を使って板ガラスを溶かす技法です。
今回の講座では、ガラス板の中から好きな色を選んでカットし、透明なガラス板に自由に並べて、10cm角程度の小皿をつくります。
まずはガラス板の色選び。
複数の色のパターンから選んだり、自分なりに組み合わせを変えたりしてデザインを考えます。
(デザインは大きく四角形と多角形に分かれています)
デザインシートを参考にしながら、色ガラスの板を選んでいきます。
色が決まったところで、板ガラスをカットしていきます。
近岡先生から、ガラスカットの仕方についてレクチャーしていただきました。
ガラス板にガラスカッターで傷を付け、手やペンチを使って線のところでガラスを割ります。
ガラスカッターの持ち方や角度、切った時に出る音など、ガラス板をカットする時のコツを教えていただきました。
自分のデザインに合わせて油性ペンで下書きをし、ガラス板を切っていきます。
最初は恐る恐る切っていた方もだんだん慣れ、パキッとガラスが割れるのを楽しんでいました。
カットするうちに、元々のデザインに一工夫加えて、三角形や六角形を入れたりしている方もいました。
この間に、電気炉の中に入れていたガラスが溶けた様子をみなさんにご覧いただきました。
(アオウゼさんの七宝焼き用電気炉をお借りしました)
手前にある2層に重ねてある四角形のガラスが、熱で溶かすことで白い板の上にあるような丸い形になります。
ガラスの種類によっては、溶ける前と後で色の印象が異なるものもありました。
それぞれガラス板のカットが終わったところで、よごれのふき取りと接着作業へ。
ガラス板を配置し、フュージングのりを使って仮り留めしていきます。
仮留めが終わったところで終了。
作品は近岡先生の工房で焼成していただきました!
近岡先生より完成後の写真をいただきました。
みなさんとっても素敵な小皿が完成しました!
返却は本日からですので、ご自宅で飾ったり小物を置くなどして楽しんでいただければと思います。
今回の講座は、春の企画展「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」に合わせて4月に開催が予定されていました。
しかし、緊急事態宣言にともない開催できなくなった講座でした。
近岡先生たちのご厚意により開催を延期させていただき、無事10月に開催することができました。
近岡令先生、明美先生、そしてご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
また、AOZスタッフのみなさま、ありがとうございました!
次回は12月にこむこむさんを会場に創作プログラムを開催します。