「前衛美術会とその周辺」ギャラリートーク

本日、特集展示「前衛美術会とその周辺-川妻さち子コレクションから」のギャラリートークが開催されました。
 

今回は、学芸員による通常の解説に加えて、画家・伊藤和子氏とアートギャラリー環の川妻さち子氏をお迎えしてお話をお聞きしました。


伊藤氏は1958年に常磐炭鉱を訪れ、それを題材に作品を残されました。本展には《ボタ山への道》、《第二縦坑と選炭やぐら》と下絵数点が出品されています。
伊藤氏は、当時の炭坑の様子をお話しいただきました。巨大な選炭やぐらを見たときの感動が生き生きと伝わってくるお話でした。


アートギャラリー環の川妻さち子氏は、本展出品作品のほとんどを当館にご寄贈下さった方で、氏なくしては、本展の開催はなかったといっても過言ではありません。
前衛美術会の力強い作品の数々は、川妻さんがおっしゃるとおり、「あの時代が描かせたもの」だったと思います。そんな作品に対する川妻さんの深い愛情が伝わってくるお話でした。

特集展示「前衛美術会とその周辺-川妻さち子コレクションから」は、12月27日まで開催いたします。皆様ぜひ足をお運びください。

S.A.