「日本画でお部屋を彩るミニ屏風」づくり
4月20日に日本画家で東北芸術工科大学教授の末永敏明さんを講師にお招きして、和紙で蝶番(ちょうつがい)を作り、日本画で絵を描き、部屋に飾れるミニ屏風を作る「日本画でお部屋を彩るミニ屏風」という講座を行いました。同じく東北芸術工科大学副手の土田翔さんが一緒に指導してくれました。
当日は小学生から大人まで16名の方が参加しました。
まずは日本の伝統的な技術である和紙での蝶番づくりです。木の板に和紙を組み合わせて貼ることで両開きの蝶番を作れるなんてびっくりです。
板の側面に切り込みを入れて、和紙を交互に貼ることで蝶番を作ります。
貼り付ける面が大切なので、間違わないように気を付けながら作業します。
蝶番ができたら板の表面に和紙、裏面にふすま紙を貼っていきます。側面には製本テープを貼って美しい屏風に仕立てていきます。
ミニ屛風が完成したら、和紙の面に用意した下絵をもとに日本画の画材で絵を描いていきます。
一色ずつ顔料を指で練って溶いて絵の具を作って描いていきます。時には墨や金箔も使います。
金箔や銀箔を散らす と一気に雰囲気が出ますね。
七夕の歌の「金銀砂子」の砂子は箔を散らすために砕かれた細かい箔のことをいうそうです。勉強になります。
作品が完成したら全員で鑑賞会を行いました。
盛りだくさんの内容でしたが、一日で蝶番から本格的な日本画制作まで行う満足の内容でした。
完成した作品はいつでもどこでも立ててすぐに飾れるのがいいですね。
末永さん、土田さん、ご参加の皆さまありがとうございました。