創作プログラム「大地の絵具で絵を描こう」開催しました!

8月17日(土)、創作プログラム「大地の絵具で絵を描こう」を開催しました!

講師は、福島県田村市出身で現代美術家として活躍している佐藤香さんです。

はじめに、これまでに香さんが制作した作品を紹介してもらいました。

香さんは各地で行われているアートイベントで滞在制作を行っています。

描くのに使っているのは、その土地で集めた様々な色の土や炭、植物など。

土の色といえば、茶色が思い浮かびますが、茶色でも明るい茶色や赤っぽい茶色、焦げ茶などと少しずつ異なります。

いつもどのようにして作品を描いているのか紹介していただきました。

最後に今日の活動について説明します。

参加者のみなさんには、自宅の周りにある土や葉っぱなどを集めてきてもらいました。

さらに、美術館の周りの庭に土などを集めに行きます!

 

スコップで土を掘り、袋に入れていきます。

土の他にも、葉っぱや木の実、セミの抜け殻なども集められていました。

とても暑かったので外での活動は20分で終了!

みなさん集めた物を手に、エントランスホールへ向かいます。

 

集合したら、一人一人から拾ってきたものと、場所を教えてもらいました。

 

美術館の庭園は、同じ敷地内なのに場所によって土の色が違っていました。

普段は注目せずに歩いていたので、美術館スタッフにとっても発見でした!

 

いよいよ、集めた素材を使って大きな和紙に絵を描いていきます!

 

まず、香さんから土を使ってどのように絵具を作るのか説明がありました。

カップに土を入れ、水と木工用ボンドを入れ、筆でよくかき混ぜます。

これで絵具は完成です!

参加者のみなさんも作ってみました。

 

今回は香さんが今までに各地で集めた土も絵具に使わせていただきました!

土の種類によって、混ざりにくいものもあります。

みなさん水とボンドの配分を工夫しながら絵具を作っていました。

絵具ができたら、まずは小さな画用紙に試し描きしてみます。

土絵の具に慣れてきたところで、今度は大きな和紙に描いていきます。

  

細い筆で丁寧に。大きな刷毛で大胆に。葉っぱのかたちを写し取ったり。

 

みなさん自由にのびのびと描いていきます。 

お昼休憩をはさみ、制作を続けました。

 

完成したところで、最後は作品鑑賞会!

みんなで一つ一つの作品の周りに集まり、じっくりと見ます。

作者からは、どんなことをイメージして描いたのか、土の絵具を使ってみた感想などをお話ししてもらいました。

 

 

みなさん素敵な作品が完成しました!

佐藤香さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!