ワークショップ「福島を撮る」レポート
特集展示「瀬戸正人 バンコク・ハノイ・福島」展の開催にともなって、ワークショップ「福島を撮る」が、6月14日‐15日に開催されました。
これは、写真家・瀬戸正人さんと一緒に美術館周辺を歩きながら写真撮影をし、その後撮った作品を瀬戸さんに選んでもらって印刷し、美術館のエントランス・ホールに展示するというもの。
当日は天候にも恵まれ、絶好の散策日和となりました。
瀬戸さんが出したお題は、散策で出会った人を撮るというもの。
いざ散策を始めると、なかなか人に遭遇せずという予想だにしない展開にもかかわらず、
みなさん楽しく、思い思いの写真を撮影することができました。
2日目は、前日に撮った写真を、各自10枚ほど瀬戸さんに選んでもらい、インクジェット・プリンターで2L版に印刷しました。そこからさらに瀬戸さんが厳選した写真を、各自A4版に印刷して、みなさんで展示しました。
同じ場所を散策したのに、出来上がった写真はみなそれぞれ違っていて、ひとりひとりの個性がよく表れていました。また見慣れた福島の町には、まだまだ美しいものがそこら中に転がっていると気付かせてくれるワークショップでした。
参加してくださったみなさん、ワールドカップの誘惑にも負けず参加してくださりありがとうございました。
参加者のみなさんが撮影し、一緒に展示した写真は、美術館のエントランス・ホールに6月29日まで展示されています。
なお、本ワークショップは、キヤノンマーケティングジャパン株式会社様より、
デジタル一眼レフカメラとインクジェット・プリンターをお借りして行いました。
S.A.