企画展「土に挑む―走泥社の作家たち―」展はじまりました!
15日(土)より、1階企画展示室にて「土に挑む―走泥社の作家たち―」展が開幕しました。
この展覧会では、戦後、日本陶芸界に新風を巻き起こした前衛陶芸家集団、「走泥社(そうでいしゃ)」の作家作品を紹介しています。
走泥社は、1948年に京都の若手陶芸家たちによって結成されました。
今回取り上げているのは、結成時のメンバーであり中心として活躍した、八木一夫(1918-1979)、山田光(1923-2001)、鈴木治(1926-2001)の3名。
三者はそれぞれ陶芸家やろくろ職人の父のもとで、やきものにかかわりの深い環境に育ちました。
戦後、美術界の動きや海外の作品などに影響を受けた彼らは、やきものによる新しい表現を模索し、やがて器としての機能を持たない作品をつくりだすようになります。
この展覧会では、40点の作品により、彼らの多彩な創作活動の一端をご覧いただきます。
八木一夫
山田光
鈴木治
今回は、当館所蔵作品の他、個人蔵の作品と、多治見市にある岐阜県現代陶芸美術館さんから作品をお借りしました。
当館で開催するやきものの企画展は、約10年ぶりとなります。
彼らのエネルギーに満ちた作品をぜひご覧ください。