創作プログラム「テンペラ絵具を作って描こう」③④
◆◆◆3日目◆◆◆
10月14日、「テンペラ絵具を作って描こう」3回目を迎えました。
イエローオーカーで一層薄く全体に色を塗り、乾燥。
明るい部分を白で描きおこしていきます。
だいたい白で描きおこしたところで、また一層ライトレッドをかけます。
乾燥後、また白で描きおこし、最後にテールベルトで一層全体にかけます。
これを繰り返すことにより、陰影がはっきりしていきます。
白で描きおこしていく作業は根気がいる作業で、みなさん集中して取り組んでいました。
下図と見比べ、小林先生にアドバイスをいただきながら、制作を進めていきました。
◆◆◆4日目◆◆◆
台風の影響のため日程を変更し、10月22日(火・祝)に開催しました。
いよいよ最終日。
固有色を作り、塗っていきます。
様々な色の顔料を組み合わせ、少量の水で練り、メディウムを加えて絵具を作ります。
微妙な色合いを出すのに、試しがきをしながら調整をしていました。
これまでに陰影を出す作業をしてきているので、固有色をのせるだけでかなり変化します。
髪の毛や肌の質感など、みなさん丁寧に塗っていました。
下地づくりから、卵を使ったメディウムづくり。
色づくりと、ひとつひとつの制作の過程を経て、じっくりテンペラ画を描いていきました。
4日間講師をつとめていただいた小林先生。そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。