実技講習会「シャーンと立つ私の姿」報告(後編)



6月9日(土)から始まったタノタイガ氏の実技講座も先週末の6月24日(日)が最終日になりました。

計6回の講座も振り返ってみればあっという間でしたが、受講された方々の完成度の高い作品を観ると、この講座の充実ぶりをうかがい知ることが出来ます。

彫る作業もいよいよ最終段階。個性的な作品がみえてきました。



彫る作業の次は思い思いに着彩です。

 
タノ氏は「あまり細かくアドバイスをすると、それはその人の作品ではなく僕の作品になってしまう」ということで、講座開始当初に技術的なアドバイスをする以外、なるべく話しかけない(制作の邪魔をしない)スタイル。
 したがって、制作をどう進めて良いか戸惑う受講生も・・・・。しかし「悩んで試行錯誤し結果的に失敗しても、それが自分の作品だということを受け入れることも大事」とタノ氏。まさに「自分と向き合う」講座のテーマそのものです。



写真は、完成した作品をいよいよ美術館の前庭に設置している様子です。運良く梅雨の晴れ間の作業になりました。日差しはもう夏の気配です。

そして互いの作品を鑑賞しあい、デジカメなどで画像に収めました。

受講された方々は、前庭に立つ自刻像をみて何を思うのでしょうか?



「シャーン」と立つ、受講された方々の作品をしばしご鑑賞ください。






福島県立美術館では、多彩な講座をご用意して皆様のおこしをお待ちしております。是非ご参加ください!

詳しくは・・・・・
http://www.art-museum.fks.ed.jp/education/kouza.html

(くに)