「瀬戸正人展」のお知らせ

ご好評いただいている「世界をめぐる絵本の旅」展が終了すると、6月10日(火)から「瀬戸正人 バンコク・ハノイ・福島」展が始まります。



瀬戸正人さんは、当館でも何度か作品をご紹介してきた日本を代表する写真家です。
1953年、日本人の父とベトナム人の母のもと、タイのウドーンタニに生まれました。1961年に父の故郷、福島県梁川町に移り住み、高校を卒業するまで福島で育ちます。父は写真館を営んでいました。

卒業後、東京写真学校で写真を学び、森山大道や深瀬昌久らに師事。写真の腕を磨きます。
1989年、写真集『バンコク、ハノイ 1982-1987』で日本写真協会新人賞を受賞。96年には都会に生きる人々を特異な視点で捉えた写真集『Silent Mode』『Living Room, Tokyo 1989-1994』で第21回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。

また99年、自伝エッセー『トオイと正人』で第12回新潮学芸賞を受賞し、文筆活動も行っています。
http://www.setos.jp/index.html

本展では、当館の収蔵作品の《バンコク、ハノイ 1982-1987》を含め、これまで撮りためてきた福島の風景、震災後の福島、そして昨年発表した『Cesium-137Cs』から合わせて約50点を展示し、瀬戸さんの身体に寄り添ってきた原風景、「福島」の姿を辿ります。

会期中、ワークショップも開催します。

「福島を撮る」
瀬戸さんと一緒に、美術館周辺を歩きながら写真撮影。そして講評会。エントランスホールに作品を展示します。

日時:6月14日(土)13:00~16:00、15日(日)10:30~16:00
対象:一般15名程度 2日間参加できる方(要申込・多数の場合は抽選)
経費など:無料(カメラはご持参いただくか、貸与も可。プリント代も含みます。)
締切:6月8日(日)
協力:キヤノンマーケティングジャパン株式会社

奮ってご応募下さい。
絶対に面白いです!間違いありません。

A.Y.