福島県立美術館ブログ

「湧水画-わきみずが」ワークショップ開催しました!

2月11日(日)、当館実習室にて創作プログラム「湧水画-わきみずが」を開催しました!

講師は会津若松市出身で、現在美術家として活躍している古川弓子さんです。

今回のワークショップでは、福島県の湧き水を使って水彩画を描き、最後にそれぞれ大切な人に郵送します。

まずは「湧き水」ってどんなもの?というお話から。

今回のワークショップの元になる湧き水は、どのような場所にあるものなのか?

そしてまわりにはどんな景色が広がっていたのか、スライドで写真と映像を流しながら紹介いただきます。

今回くんできた水は、当館のすぐ裏にある信夫山(しのぶやま)にある「たんたら清水」というものです。

岩の間からしたたる水の音が、「たんたら たんたら」と聞こえるということからこの名前が付けられたそうです。

どんな日照りにも枯れることなく、産児の浴水にも使われたといわれています。

水についてお話しした後は、ふだん使っている絵具がどのようにして作られているのか。

そして最後に、野口英世に宛てた母シカの手紙を紹介いただきながら、「言葉の力」についてお話いただきました。

今回は、普通のはがきサイズの2倍くらいある画用紙に絵を描いてもらいます。

透明なガラスのボウルに入れられた湧き水を使って、それぞれ創作をはじめました。

 

みなさん集中して制作に取り組みます。

途中で古川さんから水彩絵具でできる表現をいくつか見せていただきます。

水を多めに含んだ刷毛を使って描くことで、色と色が混ざり合い不思議な世界がひろがります。

子ども達もびっくり!

 

 古川さんに教えてもらった方法を使ったり、さらに自分なりの工夫を加えてみたりしながら、どんどん絵を描いていきます。

 

古川さんも参加者のみなさんと一緒に、作品制作。

それぞれ好きな色の絵具を、古川さんに作っていただきました。

色が鮮やかで、キラキラとした絵具。この絵具を使いどこの部分を描くか考えます。

最後はそれぞれ描いた作品の中から3,4枚選んで持ち寄り、みんなで講評会です。

どんなイメージで何を描いたのか、誰に送ろうと考えているのかなど、自由にお話します。

  

 

大切な人の住所を裏面に記入し、切手を貼ります。

最後はみんなで美術館のそばにあるポストに投函に行きました!

みなさんのお手紙が、大切なだれかに向けて投函されました!

参加した方だけでなく、お手紙が届いた方も楽しめるワークショップとなりました。

 

 

古川弓子さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

小川千甕と門間春雄」ギャラリートーク開催しました!

2月10日(土)、当館学芸員によるギャラリートークを開催しました。
ギャラリーF2018を開催中の企画展示室で、「小川千甕と門間春雄」をテーマに展示室をめぐります。

この展覧会では、京都生まれで福島にゆかりの深い画家、小川千甕(1882-1971)と、福島市瀬上のアララギ派歌人・門間春雄(1889-1919)をご紹介しています。

 

ギャラリートークの時だけ特別に!展示ケースの中にある画帖をご覧いただきました。
普段の展示では、開いているページしかご覧いただけませんが、今回は学芸員がページを開きながら、どのような場面が描かれているかということについてもご紹介しました。

ギャラリートークにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

スペシャル・ギャラリートークを開催しました!

2月3日(土)、「Gallery F2018 コレクション再発見」展初日、関連イベントとしてスペシャル・ギャラリートークを開催しました。
講師は、喜多方市美術館の後藤學館長です。



今回は「生誕110年 渡部菊二」に合わせ、会津若松市出身の水彩画家、渡部菊二の魅力についてご紹介いただきました。
2007年の生誕100年の際は、喜多方市美術館で回顧展が開催されました。

 

菊二の独特の色彩感覚や、作品の構図などについても詳しくお話しいただきました。
今回当館の展示では、菊二の他にも会津出身、ゆかりの水彩画家を紹介しています。


後藤館長、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

「Gallery F 2018 コレクション再発見」はじまりました!


本日より「Gallery F 2018 コレクション再発見」がはじまりました!



展覧会のポスターやチラシ、看板などは明るい黄色で統一されていて、とっても目立ちます。

「Gallery F コレクション再発見」とは・・・
小さな展覧会を「GalleryF」と名付けました。
福島県立美術館は、1984年に開館して以来、約3800点の作品をコレクションしてきました。
その中から、今まで紹介できなかった作品や新収蔵品を取り上げたり、テーマを絞って掘り下げたり、小さいからこそチャレンジしコレクションの多様な魅力をご紹介しようという企画です。昨年から始まったこの企画は、今年度3つのGalleryFをオープンいたします。

1、生誕110年 渡部菊二展



渡部菊二(1907-47)は、福島県会津若松市に生まれ、主に戦前期に活躍した水彩画家です。
1940年に春日部たすくらとともに水彩連盟を結成。明快な色彩と斬新な構図で新しい水彩画の方向を模索しました。

 

また、持ち前の繊細な線描と優れたデザイン感覚で本の装幀や挿絵も手がけています。
本展では生誕110年を記念し、当館所蔵の水彩画20点を中心に、近年新たに発見された挿絵原画などをご紹介し、菊二の画業を振り返ります。

2、小川千甕と門間春雄-福島の文芸と美術-



小川千甕(1882-1971、京都市生まれ)は福島県にゆかりの深い画家です。
福島市瀬上のアララギ派歌人・門間春雄(1889-1919)や、会津若松、喜多方の文芸愛好家たちが、千甕たち画家を支援し、当地から多くの作品が生まれました。

 

この展覧会では、新規に寄贈された小川千甕の水彩・日本画作品、新規寄託となった門間春雄関係の書簡、「喜多方美術倶楽部」関係資料によって、大正時代の福島を舞台にした、文芸と美術のネットワークをご紹介しています。


3、実践 福島県立美術館アートカード



「アートカード」は、当館所蔵作品の画像をカード形式にした鑑賞用補助教材です。
アートカードの様々な遊びを通して、多くの子ども達が美術作品に関心を深めていくことを目的とし、2017年度から教育機関への貸出をはじめました。
本展では、このアートカードを使って、桜の聖母学院小学校5年生の児童たちが考えた小さな展覧会「みて、かんじて、あじわう展覧会」を開催しています。

  

あわせて、子ども達がテーマを元に作品を選び、展覧会が完成していくまでの授業風景などをパネルで紹介しています。



アートカード体験コーナーもあります。ぜひ実物をご覧ください。

今回は一度に3つの展覧会を楽しむことができます。
会期は3月4日(日)まで。観覧料は無料です。
ぜひお越しください!

館長講座第5回目「スーティンとザッキン」

本日、館長講座「~パリの異邦人~ エコール・ド・パリの芸術家たち」第5回目が行われました。
今回のテーマは「スーティンとザッキン」です。

様々な逸話を織り交ぜながら、それぞれの代表作品などについてお話し下さいました。


次回は「ユトリロとマリー・ローランサン」です。開講日時は以下の通りです。
日時:3月10日(土)
時間:10:30~12:00
場所:美術館講義室(聴講無料)
※今年度の受講ですが、定員に達したため申し込み受付は終了しました。ご了承願います。

次回の講座はいよいよ本年度最終回です!

「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」開催中!

現在、当館1階企画展示室にて、「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」を開催しています。

 

福島県出身のアーティストを講師に招き、県内12カ所の幼稚園から高校で、ワークショップを開催しました。
子ども達の作品を全て展示しています。







明日までの展示となっております。
観覧料は無料です。
ぜひご来館ください!

また、今年は2月6日(火)~12日(月・祝)に、いわき市暮らしの伝承郷 企画展示室でも展示いたします。
お近くの方は、ぜひいわき会場にお越しください。

「美術館への年賀状展」はじまりました!


毎年恒例の「美術館への年賀状展」が、12日(金)よりはじまりました!



当館が開館した1984年より、休館の年を除き毎年開催しており、31回目を迎えました。
今年は427通もの年賀状をいただきました!





いただいた年賀状すべてを、現在エントランスホールにて展示しています。
●観覧料:無料
●開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
●休館日:月曜日
1月31日まで展示しておりますので、ぜひご来館ください!

コレクション展Ⅳオープンしました!

新年あけましておめでとうございます。
美術館もあらたにコレクション展Ⅳがオープンしました。

まず第一室目。酒井三良と日本画の名品を展示しています。


また、あらたにご寄贈いただいた朝倉摂の日本画を展示しています。本画とともにスケッチもご覧いただけます。


第2室は、いわきの洋画として、若松光一郎と田口安男の絵画をご紹介しています。

田口安男はこのたびご寄贈いただいたスケッチや作品をまとめて展示しています。

第3室はワイエスとベン・シャーン。ベン・シャーンは《ラッキー・ドラゴン》や《リルケ「マルテの手記」より》などを展示しています。

そのほかモネやルノアールも展示しています。

第4室は、「それぞれの黒あるいは闇」と題して、鏑木昌弥、秀島由己男、平野充の作品を展示しています。
技法はそれぞれまったく異なるのですが、黒のなかにあらわれるさまざまな表現に新鮮な驚きがあります。


ホールでは年賀状展も始まっています!
本年も美術館をどうぞよろしくお願いいたします。

「トンテンカンテン!軽銀でつくるキャンドルトレー」開催しました!


12
23日(土)、当館実習室にて「トンテンカンテン!軽銀でつくるキャンドルトレー」を開催しました。



講師は金属工芸作家として活躍している牧野広大さんです。

現在、山形県の朝日町にある工房で制作活動をしています。

 

今回は軽銀(アルミ)の板を金槌でトンテンカンテン叩いて、キャンドルトレーを作ります。

はじめに牧野さんから制作の流れについて説明していただきました。



道具の使い方や扱うときに注意する点、なぜこの作業をする必要があるのかなどのお話も含め、丁寧に説明していただきます。
みなさん牧野さんが作業する姿を見ながら、真剣に聞き入りました。




説明が終わると、いよいよ自分の作品づくりです。

まずは自分が作りたい形を考え、紙にスケッチします。



次に、アルミの板に作りたい形の輪郭線を油性ペンで書きます。

大きく切る部分は専用のはさみを使って切り、細かい部分は糸のこで丁寧に切っていきます。
大きなハサミは扱うのが大変です。親子で協力しながら切っていました。



形が複雑な方は、糸のこを使ってじっくりと切る作業に取り組みます。



切った後は切断面にヤスリをかけ、きれいにします。
手で触ってつるつるに感じられたら次の工程に進みます。

 

切断したアルミの板に油性ペンでぐるりと印を付け、耐火レンガの上で火にかけます。

全体にまんべんなく火をかけ、油性ペンの印が消えたら、シンクの上に置き冷ましておきます。

 

手で触れるくらいの熱さになったら、いよいよ叩く作業です!

金槌を使って、思い思いの形に曲げていきます。
キャンドルをのせるときに安定するよう、平らな部分を作るのがポイントです。



金槌の種類によって、打った跡が異なるため、自分がどのような模様を付けたいか考えながら金槌を選びます。
みなさん夢中になって作業に取り組んでいます。
廊下までトンテンカンテンと金槌で叩く音が響きました。





途中、釘を使って模様を入れてみたり、光を通すための穴を開けたりと工夫を凝らし、それぞれが思い描いた形を作り上げていきました。



最後に作品を沸騰させた液体に浸し、水洗いをして完成です!

完成後、子ども達は叩く作業が楽しかったのか、アルミの切れ端を使って他にもたくさん作品を作っていました。

 

みなさん素敵なキャンドルトレーが完成しました!



キャンドルはもちろんですが、
お香を焚くとお話していた方もいて、アクセサリー入れなど様々な使い方で作品を楽しんでいただけそうです。

牧野さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!


受講者募集中です!


12月23日(土)、寒い冬にぴったりのワークショップを開催します!

トンテンカンテン軽銀でつくるキャンドルトレー



軽銀(アルミ)の板を金槌でトンテンカンテン叩いてキャンドルトレーを1点つくります。
ハサミや糸鋸で切ったり、火をかけ冷ましてから金槌で叩いたり、釘のような道具で模様を入れたりと、普段味わえない金属の加工を体験しながらお気に入りの一品をつくります。

・日時:12月23日(土)10:30~15:30  お昼をはさみます

・講師:牧野広大氏(金属工芸作家)

・費用:材料費として1作品1200円必要です

・対象:小学3年生以上の親子、または一般の方10名程度 先着順

・申込締切:12月19日(火)

キャンドルトレーとしてだけでなく、アクセサリーなどの小物入れにも使うことが可能です!
締切は来週火曜日です。
HPの申し込みフォームでも受け付けております。
ぜひお申し込みください。