企画展示


◆2024年度の企画展示スケジュール

美人画の雪月花 培広庵コレクション展 *終了しました
2024年3月23日[土]—5月12日[日]
 竹久夢二の「夢二美人」に代表される憂いを含んだ女性像や、モダンなライフスタイルを反映した新しい女性たちの姿が大正から昭和初期にかけて数多く描かれました。長い時間と情熱をかけてそうした「美人画」を蒐集してきた培広庵氏のコレクションから、上村松園や北野恒富、島成園、鏑木清方や伊東深水など、選りすぐりの名品約160点を特別公開します。これまで開催された培広庵コレクション展のなかでも最大規模の展覧会となります。
開館40周年記念展① 福島の美術家たち2024 *終了しました
2024年5月25日[土]—7月22日[月]

 福島県立美術館では1984年の開館以来、折に触れて本県出身・ゆかりの美術家の回顧と顕彰に努めてきました。本展は過去3回にわたって開催した〈福島の美術家たち〉を継承し、主に90年代以降現在まで日本画・洋画・版画・立体・工芸の各分野で顕著な活動を続けてきた美術家40名をご紹介するものです。県内外で活躍する郷土作家の作品が一堂に会する貴重な機会にぜひご観覧ください。

※記念鼎談(5/25開催)の様子はこちらからご覧いただけます >> 鼎談記録[PDF:1.3MB]

開館40周年記念展② みんなの福島県立美術館 その歩みとこれから *終了しました
2024年8月3日[土]—9月16日[月・祝]
 1984年7月に開館した福島県立美術館は今年40周年を迎えます。当初600点にも満たなかったコレクションは、その後の活動のなかで数を増やしていき、現在は4,000点以上に上ります。本展では、美術館のこれまでの歩みをコレクションや当時の資料とともに振り返ります。美術館のこれからについて一緒に考えてみませんか。
ポップ・アート 時代を変えた4人  *終了しました
2024年10月26日[土]—12月15日[日]
 1960年代のアメリカに登場し、コミック雑誌や新聞広告、日用製品など日常生活にありふれたモチーフを用いて大衆文化のイメージを美術の中に取り込んだポップアート。本展はロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタインらアメリカのポップアートを代表する4名の作家を中心に、版画やポスターの名品から、今なお注目を集めるポップアートの魅力とその歴史を辿ります。
日本中の子どもたちを笑顔にした絵本作家  かがくいひろしの世界展 *終了しました
2025年1月25日[土]—3月9日[日]
 累計発行部数900万部を超え、子どもたちに広く愛されている絵本「だるまさん」シリーズ。作者のかがくいひろしは長く特別支援学校の教員を務め、50歳で作家デビュー。その後、急逝するまでのわずか4年の間に珠玉の絵本を何冊も生み出しました。没後初の大回顧展となる本展では、絵本原画やアイデアノートとともに、教員時代に手がけた教材や人形劇などの記録をひもとき、かがくい絵本の魅力に迫ります。
THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦 
2025年3月22日[土]—5月25日[日]
 版元・渡邊庄三郎は、大正期に浮世絵研究と販売を行うかたわら、同時代に通用する、美術品としての新たな木版画制作に取り組みました。国内外の新進気鋭の画家たちの作品を、彫師・摺師の協業のもと、複雑かつ華麗な彩色に「ざら摺り」など手摺りならではの技法を加え木版画にした「新版画」は現在でも高く評価されています。本展では渡邊版の初摺を通して、新版画の魅力と庄三郎の挑戦を伝えます。

企画展示


◆2025年度の企画展示スケジュール

THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦 
2025年3月22日[土]—5月25日[日]
 版元・渡邊庄三郎は、大正期に浮世絵研究と販売を行うかたわら、同時代に通用する、美術品としての新たな木版画制作に取り組みました。国内外の新進気鋭の画家たちの作品を、彫師・摺師の協業のもと、複雑かつ華麗な彩色に「ざら摺り」など手摺りならではの技法を加え木版画にした「新版画」は現在でも高く評価されています。本展では渡邊版の初摺を通して、新版画の魅力と庄三郎の挑戦を伝えます。
福島アートアニュアル2025  site—representation 土田翔/鈴木悠哉
2025年6月7日[土]—6月29日[日]
 本展は福島県出身・ゆかりの作家を紹介する「福島アートアニュアル」の第4回目になります。今回は土田翔(1997年生・福島市出身)と鈴木悠哉(1983年生・福島市出身)を紹介します。土田は日本画家・小松均の「直写」の芸術理論をフィールドワークによる制作手法に拡張し、独自の日本画を描く作家です。一方、鈴木は都市の中に見出した形態や構造を記号化した何枚ものドローイングを起点に、立体や映像を展開していく手法で制作しています。本展では異なるアプローチをとる二人の表現を通して、現代における場所を表象することの可能性について考えます。
金曜ロードショーとジブリ展 
2025年7月19日[土]—9月28日[日]
 「金曜ロードショー」はこれまで200回以上にわたってスタジオジブリ作品を放送してきました。その歴史はスタジオジブリが人気を確立し、作品の評価を不動のものとしていく足跡とともにあり、現在も続いています。番組の放送が始まった1985年は、スタジオジブリが“スタジオ開き”をした年であり、日本テレビが特別番組で「風の谷のナウシカ」を初放送した年です。本展ではそんな1985年を起点に、スタジオジブリ作品の公開年、そして「金曜ロードショー」で初放送された年がどんな時代だったのかを振り返りながら、映画の魅力に迫ります。>> 公式サイト
生誕140年 竹久夢二のすべて画家は詩人でデザイナー 
2025年10月18日[土]—12月14日[日]
 京都・嵐山にある福田美術館所蔵の旧河村コレクションから、生誕140年を迎えた画家、竹久夢二(1884-1934)の作品をご紹介します。画家であり、詩人、デザイナーでもあった夢二の「クリエイター」としての魅力に焦点を当てながら、《長崎十二景》や《青春譜》などの名作から、楽譜の表紙原画、小説や俳句に至るまで、夢二のすべてをご紹介します。
[特集展示]絵画の臨界点─若松光一郎、鎌田正蔵のフォルム─
2026年1月10日[土]—2月8日[日]
 福島の洋画界を牽引した美術家、若松光一郎(1914-1995)と鎌田正蔵(1913-1999)の作品をご紹介します。二人は東京美術学校油画科で同時期に学び、卒業後も福島で活動を共にしました。戦後、新しい表現を模索する中で、若松はコラージュ技法を取り入れた作品を制作しはじめ、鎌田はユーモアのある視点で様々なフォルムを描きはじめます。本展では、独自の絵画表現を追求してきた二人の創作活動の変遷について、当館の所蔵作品から振り返ります。
福島県政150周年・東日本大震災15年「大ゴッホ展  夜のカフェテラス」 
2026年2月21日[土]—5月10日[日]
 フィンセント・ファン・ゴッホは、大胆な色彩表現と力強い筆遣いを特徴とするポスト印象派の画家です。本展では、世界屈指のファン・ゴッホのコレクションを誇るオランダ、クレラー=ミュラー美術館の名品を2期に分けてご紹介します。第1期はファン・ゴッホの絵画・素描計57点と、モネやルノワールなど同時代の画家たちの絵画17点で構成され、初期のオランダ時代から、パリを経て、南仏アルルに至るまでの彼の画業の前半生に焦点を当てます。
※第2期は2027年6月開催予定 >> 公式サイト

常設展示


◆2024年度の常設展示スケジュール

第Ⅰ期コレクション展 *終了しました
2024年3月23日[土]—7月22日[月]
●プレイバック!福島の美術家たち
●関根正二と近代の洋画 関根正二《自画像》ほか
●海外作品の名品 モネ《ジヴェルニーの草原》ほか
●掌の版画 昭和初期の版画雑誌
第Ⅱ期コレクション展 *終了しました
2024年8月3日[土]—9月16日[月・祝]
●石田智子・佐藤多持・小泉智英
●40年前の美術――1980年代の形象 
●生誕90年・秀島由己男
第Ⅲ期コレクション展  *終了しました
2024年10月12日[土]—12月15日[日]
●生誕100年・伊砂利彦
●西洋版画の名作 シャガール〈死せる魂〉ほか
●没後10年・辰野登恵子/横尾忠則《聖シャンバラ》/ヤノベケンジ《ラッキードラゴン》ほか
●特集・横尾忠則 〈聖シャンバラ〉、《葬列Ⅱ》
第Ⅳ期コレクション展  *終了しました
2025年1月7日[火]—3月9日[日]
●新収蔵作品 松林雪貞、金暎淑
●絵本を描いた芸術家 佐藤忠良、朝倉摂、元永定正ほか
●ベン・シャーンとアメリカ美術 《ラッキードラゴン》ほか
●斎藤清の木版画
第Ⅰ期コレクション展
2025年3月22日[土]—
●land-scape 風景の表象
●「福島の新世代」を振り返る
●創作版画と斎藤清

常設展示


◆2025年度の常設展示スケジュール

第Ⅰ期コレクション展 
2025年3月22日[土]—6月29日[日]

land-scape 風景の表象
新収蔵
・福島の美術家たち①
「福島の新世代」を振り返る
創作版画と斎藤清

第Ⅱ期コレクション展 
2025年7月19日[土]—9月28日[日]
県美の名品展:ワイエス《松ぼっくり男爵》ほか
新収蔵・林康夫と現代工芸
第Ⅲ期コレクション展 
2025年10月18日[土]—12月14日[日]
詩と美術:竹久夢二展と関連して
福島の木彫
海外作品の名品:モネ《ジヴェルニーの草原》ほか
河野保雄コレクション
第Ⅳ期コレクション展 
2026年1月10日[土]—3月31日[火]
「白樺派」と大正期洋画─ゴッホに憧れた日本人画家たち
東日本大震災15年─作家たちのまなざし
アメリカで活動した日本人画家たち
新収蔵・金子コレクションの現代版画