福島県立美術館ブログ
2021年度常設展Ⅰ期はじまりました
当館は、昨年9月から施設の改修工事により休館しておりましたが、工事完了にともない5月22日(土)より再オープンいたしました!
改修工事では、屋根の減災化工事や、企画展示室壁面と企画・常設展示室の床面の全面貼り替え、照明のLED器具への更新が主なものでした。
照明器具の更新により、展示室内の明るさが格段にアップし、作品の見栄えもよりはっきりと鮮明に感じられるようになりました。
再オープン後最初の常設展ということで、第一期では当館コレクションの選りすぐりの名品を展示します。
会期は5月22日(土)~9月5日(日)まで。料金280円でご覧頂けます。(高校生以下無料)
展示の様子をここで少しご紹介します。
【第一室め:日本画の名品】
最初の部屋では、近代日本美術を代表する巨匠や福島ゆかりの日本画家たちによる逸品を展示しています。
掛け軸では、平福百穂、小杉放庵、横山大観、酒井三良など。自然や農村風景を主題にしており、心が和む描写です。
屏風では、勝田蕉琴と福田豊四郎を展示しています。
向かい側の壁では、人物を描いた作品が並びます。
橋本関雪、速水御舟、安田靫彦ら院展で活躍した巨匠の優品や、会津出身の日本画家・猪巻清明の《はさみ将棋》を展示しています。
いずれも完璧な構図と高い完成度で見入ってしまいます。
展示室奥のほうでは、松本榮、大山忠作、室井東志生を出品しました。全員福島出身で、人物画を得意とした画家です。
そのほか福王寺法林、山本丘人の大作や小川芋銭が来県した際に描いた《細道絵日記》の絵巻も展示しています。
*《細道絵日記》は前期展示での出品。後期展示では、酒井三良の《水郷の一日》を出品します。
【第二室め:アメリカの美術、フランス美術の名品】
続く第二室は、当館の海外コレクションの選りすぐり作品がまとめて展示されています。
アメリカ美術では、ジョン・スローンやレジナルド・マーシュの大型作品を久々に出品しました。
また、当館のアメリカ美術コレクションを代表する画家ベン・シャーンとアンドリュー・ワイエスももちろん展示しています。
第五福竜丸事件を主題にしたシャーンの《ラッキードラゴン》、そしてワイエスの作品で特に人気の高い《松ぼっくり男爵》《そよ風》を一度に観覧でき、見応えがあります。
フランス美術のコーナーでは、バルビゾン派のコローや印象派の代表的作家モネとルノワールの作品を展示しています。モネは今回久しぶりの出品です。
また、ゴーゴリの小説にシャガールが挿絵を寄せた版画集《死せる魂》シリーズも一部展示しています。こちらは会期中展示替えを行います。
【第三室め:関根正二と近代の洋画】
三番目の部屋では、白河出身で大正期に活躍した夭折の天才画家・関根正二と、大正~昭和にかけて活動した洋画家たちの作品を展示しています。
関根の作品では、《姉弟》《神の祈り》などコレクションの代表作のほか、今回なんと、新発見のデッサンを特別出品させて頂いております(個人蔵)。
貴重なタイミングですので、ご来場の際はお見逃しなく。
関根以外の作家では、青木繁、岸田劉生、安井曾太郎、村山槐多、松本竣介ら近代洋画の代表作家や、吉井忠、鎌田正蔵など昭和に活躍した福島出身画家の作品を展示しています。
洋画では照明器具更新の効果が特に感じられるように思います。厚塗りされた絵具の色味が以前より鮮やかに見えるようになりました。
【第四室め:斎藤清の版画、銅版画の魅力(*前期)】
最後の部屋です。片方の壁面では、福島を代表する版画家・斎藤清の作品を10点展示しています。初期から後半にかけての画業を追える出品内容です。
構図と色彩の効果が際立つ、斎藤さん特有のモダンなセンスによって表された作品群は、いま見ても非常に新しく感じます。
向かい側の壁では、前期展示では「銅版画の魅力」と題して、長谷川潔、駒井哲郎、浜田知明、浜口陽三の作品を展示しています。
いずれも日本の近代版画を代表する作家です。メゾチントによる奥深い漆黒の表現やエッチングで表された繊細な作品世界をお楽しみください。
後期展示では、明治後期から展開された創作版画運動について、山本鼎をはじめとする作家たちの作品を取り上げます。
これからの梅雨の時期と夏の暑い季節、休日の予定も天候に左右されることが多くなりそうですが、美術館内は年間通して快適な環境です。
リニューアルされた館内で皆様のご来場をお待ちしております。
【美術館再オープン】~図録フェア、ポストカードプレゼント企画開催中!~
当館は施設の改修工事が完了し、5月22日(土)よりリニューアルオープンいたしました!
みなさま大変お待たせしました。
再開館を記念した特別企画ということで、特集展示「佐藤玄々の彫刻/福島の作家・福島の風景」期間の6/20(日)までは、
ご来場のお客様全員にポストカード1枚を差し上げております。
また、館内ブックショップでは現在、図録2,000円以上お買い上げの方に、当館の絶版図録1冊プレゼント企画を実施中です。
プレゼントの図録内容はその場でのお楽しみ。(*在庫なくなり次第終了)
お帰りの際にこちらも是非のぞいてみてください。
福島県立美術館の「イラストマップ」ができました!
福島県立美術館のイラストマップができました!
当館は5月21日まで改修工事のため休館中です。
もっと美術館に親しんでほしい、楽しんでほしいという想いから、休館中に「美術館イラストマップ」を制作しました!
イラストは、福島県伊達市霊山町生まれで、仙台市在住のイラストレーター佐藤ジュンコさんに描いていただきました!
実際にみなさまにご覧いただけるのは、5月22日の開館以降ですが、
とってもかわいいイラストマップの一部をご紹介します。
美術館では季節によってたくさんのドングリが発見できます…!
かわいらしいドングリたち。
ジュンコさんも登場します!
どこを歩いているのでしょうか?マップから探してみてくださいね。
他にも、館内にある部屋の紹介や…
美術館に展示されている彫刻作品も紹介しています!
ご来館の際には、ぜひ手に取って館内と庭をめぐってみてください。
今回のマップづくりでは、実際にジュンコさんと美術館スタッフで館内や庭園を歩きながら打ち合わせをしました。
普段見慣れた美術館の景色も、ジュンコさんと一緒に改めてじっくりと見てみると色々な発見があり、私たちスタッフも楽しい時間となりました。
(庭で「コンコンコン!!」と一生懸命音を立てるキツツキに出会った時には驚きました)
とっても魅力的なイラストマップが完成しました!
何度も美術館に足を運んでいただいたイラストレーターの佐藤ジュンコさん、本当にありがとうございました!
このイラストマップは、福島県立美術館と福島県立美術館協力会で制作しました。
制作にあたり、エツコ&ジョー・プライス夫妻から受けた、福島県の子ども達に対する美術教育支援のためのご寄付を活用させていただきました。
ご夫妻に対し心から感謝申し上げます。
「まんまるもじゃもじゃポケットつきバッグをつくろう!」開催しました。
3月13日(土)創作プログラム「まんまるもじゃもじゃポケットつきバッグをつくろう!」を福島市子どもの夢を育む施設こむこむ「つくろうの部屋」で開催しました。
講師はFRIDAY SCREENの鈴木孝昭さん、坂内まゆ子さんです。
今日のワークショップでは、ダンボール織りでカラフルなポケットつきバッグをつくります。
紙や布など、いろんな素材でポケットを織りましょう!
経糸をダンボールに張ったら制作開始です!紙や布はこのように細長く切ります。
たくさんある材料から使いたいものを選びます。お店みたいで選ぶのも楽しいですね。
選んだ材料を経糸に通して織っていきます。
細い糸は何本も束ねるとボリュームが出せます。
数種類の毛糸を組み合わせるのもいいですね。
和紙の素材感もいいアクセントになります。
完成まであと少し!
経糸を切って結ぶと、もまんまるもじゃもじゃポケットの完成です!
バッグに貼り付けたら素敵な作品の完成です。
鈴木さん、坂内さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
共催 福島県立美術館 公益財団法人福島市振興公社
「グリザイユ技法で花を描く」開催しました。
2月13日(土)福島市アクティブシニアセンター・アオウゼで「グリザイユ技法で花を描く」を開催しました。
本来時間のかかる技法ですが、アクリル絵の具を併用して3時間半で完結させます!
講師は当館学芸員の大北です。
描く花はピンクのガーベラです。
あらかじめグレーのジェッソを引いたキャンバスに花の輪郭を鉛筆で描きます。
鉛筆の作業が終了したら、白のアクリル絵の具で描きます。
水の量を調整することで明暗をつけていきます。
リラックスして描くのではなく集中を続ける修行のようになってしまいました。
時間設定に無理があったと反省しています…。
乾燥させたら油絵の具で彩色します。
色を薄く何度も重ねることで空間感が出るのですが、今日は時間が限られているので一層だけにします。
こんな感じです。
設定に無理があったのですが、短時間でここまで仕上げる皆さんのスキルや集中力に脱帽しました。
参加していただきありがとうございました。
アクリル絵の具と油絵の具を併用することで時間短縮だけではなく、それぞれの特性を生かせばおもしろい表現が可能になります。
いろいろ試していただければ嬉しいです。
学校連携共同ワークショップ参加校作品展を開催しました
福島県ゆかりの作家(アーティストNaomi Horiike、アートユニットFRIDAY SCREEN)を講師に招き、各学校等で子ども達が制作した作品の全てを前期、後期に分けて展示しました。
会場は当館が改修工事のため福島市子どもの夢を育む施設こむこむの企画展示室です。
前期「FRIDAY SCREENワークショップ」では、子ども達の生活する地域の魅力や児童生徒の実態などを作家が担当者から聞き取り、全ての開催地で違う内容のワークショップを行いました。
どのワークショップも段階を踏むスタイルのため、子ども達は考えること、ひらめくことを楽しみながら魅力的な作品を仕上げました。自らが難しさを楽しむ時間がそこにはあり、教育現場に必要とされる自主性、創造力の伸長が期待できるワークショップになりました。
福島県立小野高等学校(美術部)
福島市教育委員会教育研修課(ふれあい教室)
二本松市立渋川小学校(5年生)
会津美里町公民館
田村市立大越小学校(6年生)
郡山市立日和田中学校(美術部)
作家のホームページでも各ワークショップについて紹介しています。
後期「Naomi Horiikeワークショップ」では、多くの子ども達が「仲良く楽しめた」「笑顔になれた」と振り返っています。
印象的だった感想の中に「アートとはたった一つのくくりではなく、生活の中に無限大に広がっていると思います」「私たちの人生もアートなんだと感じました」という言葉がありました。これらは、自分の中で積み上げてきた概念に疑問を抱いたから生じるもので、Naomiさんと時間を共有した子ども達の感性が、より一層磨かれることを予感させてくれます。
郡山市立緑ヶ丘中学校(美術部)
郡山市立御舘中学校(2年生)
会津坂下町立坂下中学校(美術部)
福島県立相馬高等学校・相馬東高等学校・原町高等学校(美術部)
会津若松市立第一中学校(美術部)
会津若松市立第二中学校(美術部)
作家のホームページでは各ワークショップの動画を紹介しています。
福島の子ども達のために貴重な時間を提供してくださった3名の作家と、当事業に協力してくださった多くの方々に感謝いたします。
創作プログラム「魔法陣!ソーシャルディスタンシング!!」開催しました!
当館は現在改修工事のため休館中です。
12月12日、福島市のこむこむさんで創作プログラム「魔法陣!ソーシャルディスタンシング!!」開催しました。
大きな紙の上でグルグル!体を動かして「魔法陣」を描いていきます。
講師は東北芸術工科大学講師のイシザワエリさんです。
アシスタントには、学生の富樫さんと長岡さんが来てくれました。
「みんなならどんな魔法を使いたいかな?」
「おいしい食べ物が出てくる魔法!」
「コロナがなくなる魔法!」…
さまざまな魔法が子ども達から出てきます。
「まずは魔法の杖をつくってみよう」
並べられた流木から、1本好きなものを選びます。
中には子ども達の身長よりもずっと長―い木も!
「魔法陣をどんな色にする?」
1人1本ペンを選び、カラフルなテープで木にくくりつけます。
ここまでできたら飾り付け!
机に並べられた色々な柄の布や毛糸、タッセル…
ここから好きなものを選んで貼り付けたり結んだりしてオリジナルの魔法の杖にしていきます。
毛糸やリボンをくるくる巻き付けて結んだり…
テープや布を巻いたり…
オリジナルの杖が完成!
みんなで高く掲げて、魔法使いになったみたいです!
完成した杖で、大きな紙に魔法陣を描いていきます。
全身を使って紙全体にぐるぐる!
大きな紙に寝転がりたくなっちゃいます。
次は水でといた絵具を魔法陣にたらしていきます。
刷毛に絵具をしみこませて飛ばしたり
手のひらでスタンプする子も!
最後の仕上げ!魔法陣でキラキラさせたいところに、ラメが入ったのりを塗り、パウダーをふりかけます!
魔法陣が完成しました!
最後に、イシザワさんから子どもたちにインタビュー。
どんな魔法を使いたいと思って魔法陣を描いたのか聞いていきます。
みんなそれぞれ、さまざまな魔法をこめた素敵な魔法陣と杖ができあがりました。
最後はみんなで集合写真!
イシザワさん、富樫さん、長岡さん 、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
ご協力いただいたこむこむスタッフのみなさま、ありがとうございました!
創作プログラム「ガラスフュージングを楽しもう」開催しました!
当館は現在改修工事のため休館中です。
10月25日(日)、福島市アクティブシニアセンター・アオウゼさんを会場に、創作プログラム「ガラスフュージングを楽しもう」開催しました。
講師に、ガラス作家の近岡令先生。アシスタントに近岡明美先生にお越しいただきました。
「フュージング」とは電気炉を使って板ガラスを溶かす技法です。
今回の講座では、ガラス板の中から好きな色を選んでカットし、透明なガラス板に自由に並べて、10cm角程度の小皿をつくります。
まずはガラス板の色選び。
複数の色のパターンから選んだり、自分なりに組み合わせを変えたりしてデザインを考えます。
(デザインは大きく四角形と多角形に分かれています)
デザインシートを参考にしながら、色ガラスの板を選んでいきます。
色が決まったところで、板ガラスをカットしていきます。
近岡先生から、ガラスカットの仕方についてレクチャーしていただきました。
ガラス板にガラスカッターで傷を付け、手やペンチを使って線のところでガラスを割ります。
ガラスカッターの持ち方や角度、切った時に出る音など、ガラス板をカットする時のコツを教えていただきました。
自分のデザインに合わせて油性ペンで下書きをし、ガラス板を切っていきます。
最初は恐る恐る切っていた方もだんだん慣れ、パキッとガラスが割れるのを楽しんでいました。
カットするうちに、元々のデザインに一工夫加えて、三角形や六角形を入れたりしている方もいました。
この間に、電気炉の中に入れていたガラスが溶けた様子をみなさんにご覧いただきました。
(アオウゼさんの七宝焼き用電気炉をお借りしました)
手前にある2層に重ねてある四角形のガラスが、熱で溶かすことで白い板の上にあるような丸い形になります。
ガラスの種類によっては、溶ける前と後で色の印象が異なるものもありました。
それぞれガラス板のカットが終わったところで、よごれのふき取りと接着作業へ。
ガラス板を配置し、フュージングのりを使って仮り留めしていきます。
仮留めが終わったところで終了。
作品は近岡先生の工房で焼成していただきました!
近岡先生より完成後の写真をいただきました。
みなさんとっても素敵な小皿が完成しました!
返却は本日からですので、ご自宅で飾ったり小物を置くなどして楽しんでいただければと思います。
今回の講座は、春の企画展「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」に合わせて4月に開催が予定されていました。
しかし、緊急事態宣言にともない開催できなくなった講座でした。
近岡先生たちのご厚意により開催を延期させていただき、無事10月に開催することができました。
近岡令先生、明美先生、そしてご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
また、AOZスタッフのみなさま、ありがとうございました!
次回は12月にこむこむさんを会場に創作プログラムを開催します。
「リトルモンスターを作ろう!」開催しました。
10月17日(土)創作プログラム「リトルモンスターを作ろう!」を福島市子どもの夢を育む施設こむこむ「つくろうの部屋」で開催しました。
講師は画家の宮嶋結香さんです。
今日のワークショップでは、ボトルキャップフィギュアをベースに、コルク粘土で形を作り、木の実やボタンなど、身近にある素材を使って、自分だけの小さなオリジナルモンスターを作ります!
宮嶋さんから作り方を聞いて、フィギュアと粘土を受け取ったら制作開始です!
フィギュアにコルク粘土をつけて自由に形を作ります。
形ができてきたら、木の実、木の枝、ビーズやボタン、貝殻などをつけていきます。
いい感じです!この後、粘土の表面を乾燥させて色を塗ります。
真剣に丁寧に工夫しながら色を塗っていきます。まるで職人です。
最後は全員のオリジナルリトルモンスターの撮影会です。どの作品も魅力的です!
分解して要素を加えて創り上げることで表現の幅が広がりました。
宮嶋さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
共催 福島県立美術館 公益財団法人福島市振興公社
創作プログラム「三原色で描く水彩画」開催しました!
8月31日(月)より、当館は改修工事のため休館に入りしました。
そのため、普段は美術館の実習室で開催している創作プログラムを、福島市内の会場をお借りして開催しています。
9月13日(日)、福島市アクティブシニアセンターAOZさんで「三原色で描く水彩画~入門編~」を開催しました!
講師は画家で上越教育大学准教授の伊藤将和先生です。
伊藤先生は西会津町のご出身です。
色と色とを混ぜ合わせることで、多彩な色を作り出すことができます。
今回の講座では、色の三原色(マゼンダ赤・シアン青・イエロー黄)のみを使用して、水彩画を描きました。
まずは色の基本や描き方について、スライドで説明していただきました。
構図の取り方、明度、彩度、色相。人は色をどのように捉えているのか。
補色の関係…などなど、実験なども交えて丁寧にご説明いただきました。
では、実際に描いてみましょう!
まずは赤、青、黄色の絵具をパレットに出して混色をし、色相環を作ってみます。
ウォーミングアップが終わったところで、本日のモチーフ選び。
今回のモチーフはスイーツ。
ケーキやタルトなどの中から、描きたいものを1つ選びます。
鉛筆でモチーフの形をとっていきます。
構図が大体決まってきたところで、午前中は終了。
お昼休憩をはさみ、午後は自然な色調でモチーフの色を再現していきます。
今回の講座で使った絵具は、青、赤、黄色のみ。
何度も塗り重ねながら、モチーフの色に近づけていきます。
同じような赤でも、青みが強い赤もあれば、黄色みが強い赤、くすんだ赤もあります。
よーくモチーフを観察しながら、色を近づけます。
最後に影を描くと、立体感が増します。
ワークショップ中に、並行して伊藤先生もタルトを描いていました。
できあがった絵をご覧になりながら、みなさん伊藤先生に質問をしていました。
最後に、受講者全員の作品を持ち寄り鑑賞会。
お互いどのような絵が完成したのか、みてみます。
いくつかの作品については、伊藤先生からコメントをいただきました。
伊藤先生、ご参加いただいたみなさま、AOZスタッフのみなさま、ありがとうございました!
引き続き、来年春ころまでAOZさんやこむこむさんを会場にワークショップを開催します。
HPで募集案内を掲載しますので、ぜひご参加ください。