福島県立美術館ブログ

撮影スポットができました!

ねこといっしょに写真をパチリッ!
企画展「斎藤清からのメッセージ」展に展示されている作品「凝視(猫)」のねこが撮影スポットに登場です!
展覧会観覧の記念に猫と写真はいかがですか?

斎藤清からのメッセージ展オープンしました!

「生誕110年・没後20年 斎藤清からのメッセージ」展がついにオープンしました!

当館の斎藤清コレクションは、1980年に作家本人より、それまで大事に手元に置いておいた主要作品のほとんどが寄贈されたことに始まります。
その後も新作ができるたびにエディションナンバー1の作品をご寄贈いただき、最終的には約500点もの質の高いコレクションが形成されました。

今回の展覧会はこうした作品群に斎藤清が込めた思いを、あらためて振り返ってみようというものです。

7日行われた開会式の様子です。


初日からたくさんの人にお越しいただきました。


今回の展覧会では、これぞという名品や、当館でしか見られない作品が多数展示されています。
また、1970年からの《会津の冬》シリーズ全115点をすべて展示しているのも見どころです。

画集ではわからない、作品の持つ質感などを、実際に足を運んでご覧いただければと思います。

「斎藤清からのメッセージ展」ただいま準備中

10月7日(土)に開幕する「斎藤清からのメッセージ展」。
ただいま展示作業真っ最中です。

今日は、展覧会準備中の展示室を少しだけ覗いてみましょう!

先ずは脚立にのぼって、ぱしゃり!



すこしだけ高い位置からの眺めなのに、いつもよりも違って見えますね。
メインビジュアルの《凝視(猫)》が見えます。
床には展示前の資料類が並べられています。これを机に乗せれば完了です。




作品はすべて壁に吊りおわりました。作業もあと少しです。
ただいま美術品展示のエキスパートの日本通運の皆さんがキャプションを付けています。

キャプションの上端に赤いラインの光が走っているのが見えますか?
このラインに合わせてキャプションを取り付けていきます。結構大変な作業です。

今回の目玉はなんといっても、代表作《会津の冬」シリーズ全115点が展示されることです。
展示室はこんな感じです。



作業中の展示室。いかがでしたか。
開幕まであと2日。この秋イチオシの展覧会に乞うご期待!




常設展示第III期が始まりました!

朝晩はすっかり冷え込み、いよいよ秋が深ってきました。

さて、美術館では9月30日から常設展示第III期が始まりました。
この季節にぴったりの作品をご用意しました。



左は、紅葉深まる会津の風景を描いた斎藤清の《秋の只見》
この作品では水面にくっきりと映し出された山並みが目を引きます。
まるで湖のよう、ゆったりとした只見川の流れを思い出しますね。

そのほかにも《磐梯山》やヒマラヤ山脈を描いた《バドガオンの月》など、
ちょっとした山特集になっています。


第一室 

次の部屋に行ってみましょう!

こちらの部屋では当館が誇る関根正二と大正時代の洋画を集めてみました。
昨年新たに発見された関根の作品《茅葺屋根の農家のある風景(仮題)》もありますよ。
当館所蔵・寄託の関根の油彩画を(ほぼ)一挙公開です。



右から二番目の作品は関根の《姉弟》。
おねえちゃんにおんぶしてもらう幼児の顔が何ともかわいらしい作品。
童謡の「あかとんぼ」を思わず口ずさみたくなる、ノスタルジックな作品ですね。




向いの壁にはフランス絵画を展示しています。
モネとピサロの作品が並ぶのは、実に1年ぶりです。


第二室

次の部屋は故・河野保雄(こうの・やすお)氏からご寄贈いただた作品を展示しています。
ここには、素朴な味わいのガラス絵が勢ぞろいしています。

 


最後の部屋は、大正から昭和にかけて創作版画運動の旗手として活躍した恩地孝四郎(おんち・こうしろう)の作品を展示しています。
恩地は、会津の版画家・斎藤清とも親交がありました。




そうそう、今月7日(土)にはこの秋イチオシの企画展「斎藤清からのメッセージ」展が始まります。ただいま展示作業の真っ最中です。

秋のレジャーは県立美術館へ。皆さんのご来館を心よりお待ちしております。

どきどきわくわく!ピンホールカメラ体験2日目

ピンホールカメラ体験2日目。

昨日作成したネガから、ポジのプリントをつくります。

その前に、1日目に千葉さんからお話があった光学装置「カメラ・オブスクラ(暗い小部屋)」を実習室の部屋全体で作る実験をしてみました!



窓をふさいだ段ボールに穴をあけてみると・・・・


 

最初は何もうつっていないように見えますが、ゆっくりと実習室全体に反転した外の像が浮かび上がって見えてきます!
実際の外の風景はこのような感じ。



白い車と黒い車、そして木々と信夫山がくっきりと浮かび上がっています。
真っ暗にした部屋に、たった一つの穴をあけることで、大きなカメラ・オブスクラができあがりました!

きれいに浮かび上がる像に、カメラの原点を見ることができ、私にとっても貴重な経験になりました。

 


いよいよポジのプリントです!

まずは千葉さんにネガポジ反転現像の手順を説明していただきます。

昨日体験したネガの現像作業に、反転露光の作業が加わります。



黒っぽいネガは露光時間を長めに、白っぽいネガは露光時間を短めにすることがポイントです。

説明を受けた後、2つのグループに分かれて作業に取りかかりました。

自分のネガに適した露光時間をつかむのはなかなか難しく、みなさん試行錯誤しながら進めていました。

  

プリントが終わると、紐に吊して乾燥させます。

みなさん現像にも慣れ、熱中してどんどん作業を進めていきます。  

お昼休憩を短縮して現像作業に取り組んでいる方々もいました。

 

水洗して乾かしている間に、千葉さんが撮影してきた写真についてご紹介いただきます。



スライドを使いながら、どのような技法を使っているのか、そしてどのような想いを込めて一枚一枚の写真を撮影しているのかなどお話しいただきました。

一枚の写真に込めた想いについて、作家本人から聞く機会はなかなかないので、みなさん熱心に聞き入っていました。

 

最後に、受講者のみなさんにピンホールカメラでの撮影を体験した感想を聞きながら、鑑賞会をしました。



 

それぞれこだわりの1枚が出来上がりました。

お気に入りの1枚を選んで、みんなで記念撮影!


 

千葉さん、ご参加いただいたみなさまありがとうございました! 

 

どきどきわくわく!ピンホールカメラ体験 1日目

93日、4日の2日間、当館実習室にて「どきどきわくわく!ピンホールカメラ体験」を開催しました!

講師は写真家として活躍し、福島県内でも撮影をしている千葉奈穂子さんです。


 


1日目はピンホールカメラの制作と撮影。

自己紹介の後、まずは今回みんなで体験するピンホールカメラについてお話がありました。

千葉さんがワークショップのために用意してくださったプリントを見ながら、カメラの歴史について知ります。



カメラについて知った後は、ピンホールカメラの制作です。


千葉さんが作ってくださったアルミ板のピンホール。
光にかざして見てみると、小さな穴があいています。
この穴がピンホールカメラで撮影する上でとても重要な部分になります。



黒い箱を1人一つずつ持ち、ピンホールを取り付ける場所を考え、カッターで四角に切り抜きます。

 

1つ取り付けると、普通のカメラのように像がうつりますが、何個か取り付けると、いくつかの像が重なってうつります。

次に、切り抜いた四角い穴に、アルミ板のピンホールを貼りつけます。
最後に、それぞれのピンホールに黒いマスキングテープを貼ってシャッターを作り、
ピンホールカメラが完成しました!



部屋を暗室にし、印画紙を箱の中にセットします。
今回は実習室の窓を段ボールでふさぎ、大きな暗室をつくりました。
セーフライトをいくつか設置していましたが、目が慣れるまではみなさん探り探りで作業を進めていました。

印画紙をセットした後は、隙間から光が入らないよう黒いマスキングテープでふちを丁寧にカバーします。


お昼休憩をはさみ、いよいよ撮影です!

その前に千葉さんから露出のお話。
天気やピンホールの数によって、露出時間(=シャッターを開けている時間)を変えなければいけません。
この日は曇り空。晴天の時より露出時間が長めになります。
みなさん外にピンホールカメラを持っていき、それぞれ撮影したい場所に設置します。





千葉さんからの説明のなかに「わずかな光をゆっくりと時間をかけて集めるピンホールカメラ」という言葉がありました。

デジタルカメラやスマートフォンで瞬間的に撮影をする機会が多い中で、光を箱の中にじっくりと集めて撮影するのは、新鮮な経験だったのではないかと思います。

 

撮影が終わると部屋をまた真っ暗にし、現像作業をして、ネガを作成します。
今回は、ゼラチン・シルバー・プリントと呼ばれる銀塩写真の現像です。

千葉さんが一通り説明した後に、それぞれ自分が撮影した印画紙を現像します。



液体の種類によって、浸す順番や秒数が異なるので、みなさん間違えないように、お互いに声を掛け合いながら作業を進めていました。



現像が終わるとまた印画紙をピンホールカメラにセットし、撮影へ。

撮影と現像を繰り返し、それぞれネガが完成しました!

乾燥させるために紐に吊して、1日目の作業は終了です。

 

触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ

触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ

「斎藤清の《会津の冬》を楽しもう」

 

今年も、見える人と見えない人と一緒に美術作品を鑑賞するワークショップを開催します。

 

今回は、107日から始まる「生誕110年・没後20斎藤清からのメッセージ」展にあわせて、福島の木版画家・斎藤清の代表的なシリーズ「会津の冬」の中から作品を取り上げます。

先日、触図制作をお願いしている佐藤洋美さん、そして講師の真下弥生さん、半田こずえさんと打ち合わせをしてきました。紙を使った原寸大の触図を準備しています。微妙な肌触りの違いに気を配りながら、触覚を通していかに作品を感じ取っていただけるか工夫を重ねています。


当日は、実際の版木に触り、木版という技法もご紹介します。見える人と見えない人と言葉を交わしながら想像を膨らませ、共に作家の思いに触れていただければ嬉しいです。

 

参加者を募集しています。ホームページからも応募できます。教育普及のバナーから受講生募集をクリックし、申込フォームにご記入下さい。後日、ご連絡いたします。

ご参加をお待ちしております!

 

■日時 113日(金・祝)

   ①10:3012:00

   ②14:0015:30

 ※ 午前、午後とも同じ内容ですので、どちらかの時間帯でお選びください。

■会場 福島県立美術館講義室、企画展示室

■講師 真下 弥生 氏(ルーテル学院大学非常勤講師)

    半田 こづえ氏(明治学院大学非常勤講師)

■費用 無料

■対象 各回 中学生以上の視覚障がい者5名程度、晴眼者5名程度 

■申込期限 1020()

〜夏休みスペシャル〜 グルグルまわる!回転絵画をえがこう!


夏休み最後の日曜日。みんなで、グルグル回る不思議な絵画を描きました!

本日は、少し遅くなりましたが8月20日㈰に開催しました
「創作プログラム〜夏休みスペシャル〜
グルグルまわる!回転絵画をえがこう!のご報告です。

今回の創作プログラムは、現代美術作家:田中敦子さんの作品『WORK1968』の
常設展展示にあわせて開催いたしました。
(コレクション展Ⅱ 7月15日〜9月24日)

本日のメニューはこんな感じです。

まず、はじめに各々絵の具を丸いキャンバスにぬりぬりするところからはじまります。

自分の好きな色、夏をイメージした色など、みんな思い思いの色でキャンバスをぬりつぶしていきます。


えっ?なんでこんなことするの??って感じでしょうか。

はい。さて、それはおいといて。みなさん、グルグル回るものといえばなんでしょうか?

タイヤ! かざぐるま! そうですね。じゃあ、私からも回るもの・・・そう、回るとおもしろいものを
みんなに紹介しますね。(^_^)

回しながら読む不思議な絵本のよみきかせです。
でんぐり返し、回転寿司、ボール、おじいさん?洗濯機から地球まで、
どちらが上でも下でもない絵本のご紹介でした。

さぁて、なにを描こうかな?回るもの、回るとおもしろいもの、たのしいものって?

下書きからでもよし。

いきなり塗ってもよし。

みんな、何を描けばいいか悩むかなぁと思ったのですが、全然そんなこともなく・・。

どんどん描いていきます。


楽しそう。

お昼を食べたら、常設展示室で田中敦子さんの作品『WORK1968』の鑑賞会です。



この作品は、点滅する電球の光と絡み合う配線コードのイメージを絵にしたんだって。
そして、この作品はモーターでグルグル回っちゃうんだ!(映像でご紹介できないのが残念)
確かにこれなら上も下もないね。

鑑賞会が終わったら実習室に戻って、いよいよ、作品の仕上になります。
さて、どんな作品が完成したかな?
色々な色の自動車たちが・・・    ➡  花畑の周りをグルグル疾走します! すごい。。


こちらは働く自動車シリーズ?救急車もいるぞ。    ハムスターが転がるひまわりの種を追いかけます! かわいい。


動物たちが駆けまわる楽園 こちらもキュート! (上)自分のしっぽ?を追いかけるヘビですね。おもしろい!
                     (下)お花畑のコーヒーカップに乗って回るうさぎさんたち。いやされます。


(上)桜の花びらが舞うカラフルな観覧車!ステキですね。
                  (下)グルグルめぐるゲームの世界を表現しました!ご満悦。

皆さん、素敵な作品に仕上がりましたね!夏休みの宿題もこれでバッチリだった?かなぁ・・・。
もう、すっかり秋の気配。夏休みも遠い昔のようですね。

美術館の創作プログラムは、まだまだ続きます!秋のイベント、冬のイベント。
ぜひまた遊びにきてくださいね!

おしまい。

館長講座第3回目「キスリングとパスキン」

9月9日(土)、館長講座「~パリの異邦人~ エコール・ド・パリの芸術家たち」第三回目が行われました。
今回のテーマは「キスリングとパスキン」です。

二人の生涯や彼らの作品の魅力・特徴などについてお話になりました。
エコール・ド・パリの芸術家は多数いますが、比較してみると新たな発見もあり、より多くのことを感じられます。



次回は「藤田嗣治」です。
開講日時は以下の通りです。
日時:11月11日(土)
時間:10:30~12:00
場所:美術館講義室(聴講無料)
※今年度の受講ですが、定員に達したため申し込み受付は終了しました。ご了承願います。

ラルティーグ展、ギャラリートークを開催しました!

9月8日(金)、現在開催中の「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」のギャラリートークを開催しました!


ラルティーグが日本でどのように取り上げられてきたのかという話からはじまり、彼が幼少期から晩年までに撮った写真について、会場を一緒に巡りながらご紹介しました。
ラルティーグが写真を撮っていた頃、美術界ではどのような動きがあったのか、当時のフランスの流行や影響などについても触れてお話しました。
途中、熱心な方から様々な質問が飛び交いながら、ギャラリートークは進んでいきました。


ラルティーグの魅力をじっくり味わうことができた1時間でした。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

ラルティーグ展の会期も残すところ1日となりました。
ぜひご来館ください!