2019年5月の記事一覧
先生方からのアンケートより①
福島県立美術館アートカード「ぽけっとアート」を活用された先生から、実践についてアンケートにご協力いただきました。先生方からの感想などをご紹介します。
●学校:田村市の小学校
●使用した学年・人数:学年不明 58名
●使用の目的:授業、美術館見学行事の前後
●借用セット数:3セット
●1セットあたり:3~5名で使用
●あそびかた
●先生の感想
・子ども達は、美術館で実際に作品を見たときにカードと違っていて、大きさや雰囲気に驚いていました。
・作品の特徴を感じ取っていて、よい経験となりました。楽しく遊んでいてよかったです。
実践紹介⑥ 福島市立福島第四中学校
「福島四中からの発信~しあわせアートプロジェクト」
対象●2年生、企画委員会
担当教諭●丹野淳美先生
実施期間●2016年11月~2017年2月
内容
学校で展覧会のテーマを考え、テーマに沿ってアートカードを使って作品を選び、展示プランを立てた。大きなテーマを「しあわせ」に設定し、しあわせになるには特にどんな気持ちが必要かという問いかけに5つの気持ちを挙げ、各クラスの小テーマとした。
~各クラスのテーマ~
●感謝すること
●挑戦すること
●個性を尊重すること
●思いやりをもつこと
●信じること
【2年生美術科授業】
①10人程度のグループでアートカード全てを広げ、テーマに合うと感じた作品1枚を選ぶ
②選んだカードから、タイトルや作者、作品から想像したことなどをプリントに記入する
③自分が選んだ作品の解説文を、全員発表し、クラスで作品を数点に絞る
【企画委員会】
生徒会を中心とした企画委員会の生徒が、展示室の模型と「大きさくらべシート」をパネルに貼った作品のミニチュア模型を使い、作品の配置や順番などの展示プランを考えた。
①各テーマで選ばれた作品の整理
②小テーマごとの作品の選定
③作品を展示する順番、位置を考える
~先生の感想~
何かに「効果的なアートを選ぶ」課題はこれ以前にも行っていましたが、今回はカードを使用することにより、すべての作品を並べて見ながら選べるので、選定が楽しくスムーズにできました。
実際に美術館に展示してもらえる、ということで、モチベーション高く活動できる生徒が多かったです。普段は文章表現を好まない生徒も、長い解説文を書いていたりしました。
今回は10人強あたり1セットをひろげました。「他の人とかぶらないセレクト」としたので、バラエティーに富んだ選定になりました。
実際の展示風景
「Gallery F コレクション再発見展」2017年2月18日(土)~3月12日(日)
「実践 福島県立美術館アートカード」の中で、生徒達が考えた展覧会を、実際に作品を展示し再現しました。*平成28年度文化庁地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業
実践紹介⑤ 会津美里町立高田中学校2年生
*平成28年度文化庁地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業のひとつとして実施しました
実践紹介④ 国見町立国見小学校4年生
実践紹介③ 福島市立森合小学校4年生
■=休館日