会期:2020年3月24日〜5月10日 *4/19〜臨時休館により開催中止
19世紀後半、日本の美術・工芸品がヨーロッパに流入し、日本の文物に人々が熱狂する「ジャポニスム」現象が起こった。本展は、アール・ヌーヴォーとジャポニスムをテーマに、日本美術を西洋がどのように解釈したかについての歴史を辿るものであった。ガレ、ティファニーやハンガリーを代表するジョルナイ陶磁器製造所などによる貴重な作品群約200点を紹介した。
会期:2020年5月19日-6月28日
江戸時代、大津近辺の宿場町で売られたみやげ物絵、大津絵。明治以降、そのユーモラスで漫画チックな絵に魅せられてコレクションした人々があらわれた。この展覧会は、浅井忠や梅原龍三郎、柳宗悦ら旧蔵者のわかる名品約140点が一堂に会する美術館初の試みとなった。
〈同時開催〉山内神斧と吾八の時代
会期:2020年7月11日-8月30日
日本近現代美術を世界でも際だってユニークにしているものに版画が挙げられる。本展は、地方の美術館が調査収集活動を続けてきた近現代版画のコレクションを基に、日本の近現代美術をあらたに見直そうと試みた。山本鼎、恩地孝四郎、斎藤清、横尾忠則ら約300点の名作を紹介した。
会期:2020年9月12日-11月8日
会場:小峰城歴史館
工事休館中の事業として、県立美術館のコレクションを県内2つの会場で展示した。白河市の小峰城歴史館では、大正期に活動した白河市出身・関根正二を中心とした日本の近代洋画や、近世から近代にかけての日本画の名品を精選して紹介した。
会期:2020年10月18日-11月17日
会場:喜多方市美術館
喜多方会場では、当館が誇る海外作品の名品を中心に展観した。フランス美術では、印象派のピサロや幻想性溢れるシャガールなど、アメリカ美術では、ベン・シャーンやワイエスの名品を紹介。また、絵画だけでなくロダンなど彫刻作品の名作も展示した。
■=休館日