会期:2022年3月19日〜5月22日
世界中で多くの生き物の姿を撮り続けてきた動物写真家・岩合光昭(1950-)。近年話題になった作品群に「岩合光昭の世界ネコ歩き2」「どうぶつ家族」がある。
本展はこの2シリーズを同時に展示し、岩合光昭の世界を約260点の写真を紹介。動物たちの姿を通して、「生きることのすばらしさ」を感じる機会となった。
会期:2022年6月4日〜7月10日
1930年から終戦までの戦中期に、東北の建築や生活用品に注目し、これを記録したり収集した、先端的な人々がいた。建築家ブルーノ・タウト、民藝運動の柳宗悦、郷土玩具の武井武雄、「考現学」の祖・今和次郎と弟の純三、そして洋画家吉井忠らである。十人十色のモダンな「眼」をとおして、あらためて東北の魅力を探った。
会期:2022年7月23日〜8月21日
人間にとって身近であり続ける動物といえば猫。当館でも猫が表されている作品を30点あまり所蔵している。また一方で、鼠を駆除する猫は養蚕地域で重宝され、ときには「猫神さま」として祀られる民間信仰も生まれている。
今回の特集展示では、画家たちが描いた猫の作品や、民間信仰としての猫の姿をとおして、脈々と続く猫ブームの底流を辿った。
会期:2022年9月3日〜10月16日
舞台美術家の朝倉摂(1922-2014)は、日本画家でもあり、また挿絵画家でもあった。社会派の視点で労働者や子供たちの姿を捉え、強い共感をもって描き出している。本展は、絵画・舞台美術図面・絵本原画など約200点を展示する、初の大規模回顧展となった。戦後期の日本をかけぬけた表現者・朝倉摂の全貌に迫った。
会期:2022年10月29日〜12月18日
亜欧堂田善、本名永田善吉(1748-1822)は、江戸時代後期を代表する洋風画家の一人である。没後200年を記念して開催するこの展覧会では、田善の銅版画をはじめ、肉筆の洋風画などにより、彼の画業を振り返った。また田善が目にしたであろう西洋版画や同時代の絵師たちの作品もあわせて展示し、その表現の源泉と独自性を探った。
会期:2023年1月28日〜3月5日
福島県立美術館は開館以来、福島県出身・ゆかりの若手作家を紹介する展示事業を継続的に開催してきました。昨年度からスタートした「福島アートアニュアル」は、近年充実した創作活動を繰り広げている福島の若手アーティストを紹介するシリーズ企画である。第2回展となる今回は、写真家の村越としや、陶芸家の根本裕子(ともに須賀川市生まれ)の2名を取り上げ、彼らの作品を通して福島のアートの現況を紹介した。
■=休館日