会期:2023年3月21日〜5月21日
1936年に開館した大阪市立美術館は、日本・中国の絵画や書蹟、彫刻、工芸など約8,500件を超える作品を収蔵している。同館が2022年秋から改修のため休館するのを機に、そのコレクションより名品172件を展示。歴史ある商都・大阪で築かれた東洋美術の精華を紹介した。
会期:2023年5月30日〜6月18日
古くから美術と文学は親和的な関係にあると考えられてきた。物語を題材に制作したシャガールや、自ら詩作もした竹久夢二、文学者と交流した恩地孝四郎など、当館でも文学と関わりをもった芸術家の作品を収蔵している。本展では当館の収蔵作品から美術と文学の多彩なつながりを紹介し、美術を通して文学史の一側面を辿った。
会期:2023年7月1日〜8月27日
フランス北西部に位置するブルターニュ半島は、風光明媚な自然と独自の文化をもち、多くの画家たちに愛されてきた地域である。本展では、ブルターニュに所在するカンペール美術館の収蔵品を中心に、45作家による逸品約70点を展示。ポン=タヴァン派、ナビ派などの美術運動を生み出した同地の魅力を紹介した。
会期:2023年9月23日〜11月12日
京都にある星野画廊は、星野桂三氏により、1973年開設された歴史ある画廊である。有名無名をとわず、きらめく個性に注目した収集方針は異彩を放ち、京都日本画の個性派画家・岡本神草、秦テルヲや、浅井忠門下の画家たちなどを、次々と発掘紹介している。初公開を含む話題作約130点の展観は、ユニークなコレクションの魅力を伝えるものとなった。
会期:2023年11月21日〜12月27日
福島県伊達市出身の精神科医・⾦⼦元久⽒は、現代日本版画や蔵書票の収集家としても知られ、当館では2022年度に同氏から130作品の寄贈に加え、400点以上の作品の寄託を受けている。
本展は黒崎彰や柄澤齊、李禹煥など、戦後の⽇本版画界を代表する作家から、シャガールのポスターまで、約300点の作品を通して、同氏のコレクションの全貌に迫った。
会期:2024年2月3日〜3月3日
福島県立美術館では開館以来、福島県出身・ゆかりの若手作家を紹介する展示事業を継続的に開催してきた。「福島アートアニュアル」は、近年充実した創作活動を繰り広げている若手アーティストを紹介するシリーズ企画として、2021年度より継続開催している。
第3回展となる今回は安齋茉由、ク渦群、髙木ちゃーの3名を取り上げ、彼らの作品を通して福島のアートの現況を紹介した。
■=休館日