美術鑑賞講座一覧

1984年度:
第1期
「美術のみなもと」①風土と美術 ②原始美術─こころとかたち ③信仰とそのイメージⅠ─仏教絵画を中心に ④信仰とそのイメージⅡ─ドイツルネッサンスから ⑤宗達・光琳の世界─伝統と意匠 ⑥絵画と風景─印象派を中心に
第2期
「美術アラカルト」①日本南画の系譜─胸中山水の世界 ②イタリアルネッサンス─フィレンツェ美術散歩 ③洛中洛外図屛風─風俗の博物館 ④抽象絵画の世界─戦後を中心として ⑤セザンヌのリンゴ─静物画の展開 ⑥日本画入門─その技法と鑑賞 ⑦日本の美─絵巻物の世界

1985年度:
第1期
「日本美術の流れⅠ(彫塑)」①出会いと憧憬─飛鳥・白鳳時代 ②天平の華─奈良時代 ③貴族の夢─平安時代 ④信仰のリアリズム─鎌倉時代
「美術アラカルト」⑤絵巻をさぐる─信夫山縁起絵巻の人々 ⑥ロス・カプリチョス─ゴヤ・近代絵画の先駆
第2期
「日本美術の流れⅡ(絵画)」①彼岸と此岸─平安・鎌倉時代の仏画 ②憧憬の山水─室町時代の水墨画 ③装飾美の世界─室町時代から江戸時代へ ④写意と写真─江戸時代の絵画
「美術アラカルト」⑤中国絵画─日本絵画のみなもと ⑥日本の意匠─秋草の美
第3期
「日本美術の流れⅢ(近代の美術)」①情熱と苦悩─洋画を拓いた人々 ②伝統と革新─近代美術の揺籃期 ③緑色の太陽─個性の展開 ④再生と多様化─今日の美術
「美術アラカルト」⑤近代美術と文学 ⑥ポップ・アートの世界─日常性と美術
第4期
「西洋美術の流れ」①ルネサンス美術─理想主義芸術の系譜 ②バロック・ロココの美術─絶対王政と市民社会の芸術 ③19世紀美術─近代美術の多様なる展開 ④世紀末と20世紀美術─古典的芸術観の崩壊と現代美術の誕生
「美術アラカルト」⑤仏師運慶─鎌倉彫刻の完成 ⑥絵画の見方─デッサンと色彩

1986年度:
第1期
「20世紀の美術」①色彩の衝撃─フォービスムと表現主義 ②造形世界の探求─キュビスムと抽象美術 ③機械時代の熱狂と虚無─未来派とダダイスム ④知られざる内奥─シュールレアリスムと幻想表現
「美術アラカルト」⑤点景の人々─絵画に表れた庶民像 ⑥画家のまなざし─デューラーの自画像
第2期
「抒情と夢─近代日本画と文芸の世界」①万葉の面影─近代日本画と記・紀・万葉集 ②艶なるもの─近代日本画と王朝の文芸 ③伝奇と怪異─近代日本画と口誦・物語 ④鏡花と清方─卓上芸術の世界
「美術アラカルト」⑤現代彫刻の世界─ロダンからマンズーまで ⑥大正のロマンとデカダンス─関根正二とその時代の美術
第3期
「近代日本画の系譜」①岡倉天心と日本美術院 ②文展、帝展の作家たち ③再興院展と国画創作協会 ④昭和前期の日本画
「美術アラカルト」⑤現代の版画─版によるイメージの創造 ⑥名作をさぐる─広隆寺半跏思惟像
第4期
「ピカソ─天才の秘密」①生い立ち〜バラ色の時代 ②キュビスム〜新古典主義の時代 ③幻想の時代〜第二次世界大戦 ④戦後〜晩年
「美術アラカルト」⑤ヴィーナスとマドンナ─西洋絵画にみる女性像 ⑥油絵の美しさ─安井曾太郎の芸術

1987年度:
第1期
「現代の美術」①現代のイメージ表現 ②現代の抽象絵画 ③現代の彫刻 ④拡大する表現
「美術アラカルト」⑤王朝の美を支えた人々 ⑥奥の細道・詩と絵の旅
第2期
「アメリカ絵画の流れ」①18・19世紀のアメリカ絵画 ②ジョン・スローンとジ・エイトの画家たち ③ベン・シャーン ④ワイエスと現代の風景画
「美術アラカルト」⑤田園の詩情・浅井忠の芸術 ⑥「見えること」と「描くこと」
第3期
「絵画のみかた」①線をみる ②色をみる ③形をみる ④線と色と形をみる
第4期
「美術アラカルト」①ヴェルサイユの宴・ワトーとロココの美術 ②錦絵誕生・鈴木春信 ③ウィーン美術史博物館・ハプスブルク家の遺産
「アメリカ美術館巡り」④ワシントン ⑤シカゴ、ボストン、セントルイス ⑥サンフランシスコ、ロスアンゼルス ⑦ニューヨーク

1988年度:
第1期
「エコール・ド・パリの画家たち」①自由と創造の都・パリ ②個性の花開く街・モンパルナス ③パリの異邦人画家 ④パリの日本人画家
「美術アラカルト」⑤土と炎の造形─近代日本の陶芸 ⑥志野と織部─桃山時代の陶芸
第2期
「近代日本洋画の歩み」①明治─近代洋画の誕生 ②明治─明治美術会と白馬会 ③大正─自己の表現を求めて ④昭和〈戦前〉─日本洋画の多様な展開
「美術アラカルト」⑤美と信仰─平安時代の装飾経 ⑥アメリカの女流画家─ジョージア・オキーフの世界
第3期
「西洋美術の源流をたずねて」①地中海文明の遺産 ②ギリシャの神々と美術Ⅰ ③ギリシャの神々と美術Ⅱ ④ローマの繁栄
「美術アラカルト」⑤孤独な魂・無限な自然─C.D.フリードリヒとドイツロマン派 ⑥逸楽の光・満ち足りた王国─アンリ・マチスの世界
第4期
「西欧絵画の近代」①一瞬の世界像─モネと印象主義 ②新しい秩序を求めて─セザンヌ・ゴッホ・ゴーギャン ③色彩の交響─マチスとフォーヴィスム ④空間と時間の造形─キュビスムと未来派
「美術アラカルト」⑤フランス革命とその周辺─市民社会と絵画の歩み ⑥福島の洋画の歩み─明治から昭和戦前期まで

1989年度:
第1期
「ルネサンス時代の絵画の歩み」①初期ルネサンス絵画の展開 ②盛期ルネサンスの巨匠たと ③マニエリスムの成立とバロックへの道程 ④北方ルネサンスの諸潮流
第2期
「美術アラカルト」①聖と俗の博物誌─ドイツ民衆木版画の世界 ②アメリカ現代美術の先駆者・悲劇の異邦人─アーシル・ゴーキーの世界
「東北の庭園文化について」③白水阿弥陀堂と毛越寺 ④平安時代浄土庭園の系譜
第3期
「美術アラカルト」①決定的瞬間─150年前の写真から ②絵画を聴く─西洋美術と音楽 ③夢の力─20世紀幻想絵画 ④アメリカ水彩画の魅力
第4期
「ネーデルランド美術紀行」①民衆の生活を描く─ブリューデルを中心に ②心の光を描く─レンブラントを中心に
「美術アラカルト」③近代版画への歩み─浮世絵から新版画 ④ワイエスとヘルガ・コレクション

1990年度:
第1期
「大正期の写実」①速水御舟とその周辺 ②岸田劉生とその周辺
「美術アラカルト」③日本の塔─法隆寺五重塔から東京タワーまで ④19世紀イギリス風景画の展開─ターナー、コンスタブルを中心にして
第2期
「象徴芸術─西欧中世ロマネスクの世界」①巡礼と芸術 ②フランス・ロマネスクの壁画
「現代日本美術の系譜1950-1980」③絵画表現の模索─2次元の航海者たち ④彫刻と立体造形─此岸の造物主たち
第3期
「19世紀イギリス美術─世紀末への流れ」①ラファエル前派同盟 ②モリス、バーン=ジョーンズ、ビアズリー
「アメリカ現代絵画の栄光」③アクション・ペインティングの作家たち─ポロック、デ・クーニングを中心として ④カラー・フィールド・ペインティングの作家たち─ニューマン、ロスコを中心として
第4期
「美術アラカルト」①イスタンブール美術紀行 ②ヘンリー・ムーアの彫刻 ③絵画の空間─描かれた三次元から飛び出した平面へ ④みちのくの山河に寄す─福島の竹久夢二

1991年度:
第1期
「西洋美術の流れ─ルネッサンスからロココまで」①初期ルネッサンス ②盛期ルネッサンス ③マニエリスム ④バロック・ロココ
「東京国立近代美術館所蔵 近代洋画の名作展より」⑤太平洋を渡った画家たち─国吉康雄・野田英夫・清水登之・石垣栄太郎 ⑥鎮魂の画家たち─松本竣介・靉光・香月泰男
第2期
「日本美術の流れ」①飛鳥・白鳳─古拙の微笑 ②天平─シルクロードの終着駅 ③平安初期─密教の美 ④平安盛期─王朝絵巻の世界
「美術アラカルト」⑤マリーニの彫刻 ⑥「ブカレスト国立美術館所蔵絵画展」名作鑑賞─ヨーロッパ古典絵画とルーマニア近代絵画
第3期
「渡部菊二展より」①みづゑの魅力─日本水彩画の流れ ②渡部菊二─あるモダニストの視線
「美術アラカルト」③画家たちの青春─描かれた詩と真実 ④都市と彫刻

1992年度:
第1期
「西洋美術の流れ─19世紀」①新古典主義─古代の理想美を求めて ②ロマン主義─激情の画家たち ③写実主義─クールベとドーミエを中心に ④印象派─光と色彩の画家たち
第2期
「美術アラカルト」①名画見てあるき─印象派から現代美術まで
「日本美術の流れ─中世の造形」②鎌倉彫刻と密教建築 ③大和絵から狩野派へ ④禅宗の美術─水墨画と禅宗庭園
「美術アラカルト」⑤画家三岸好太郎─貝やチョウに思いをたくして ⑥静謐なる空間─ファン・アイクの芸術
第3期
「美術アラカルト」①サーカスと美術─夢の世界に魅せられた画家たち
「ファイバー・アート展より」②空間を感知させる糸と布 ③ファイバー・アートを体験する
「美術アラカルト」④日本画に見る空間─明治から現代

1993年度:
①狩野派と等伯、友松 ②琳派と若冲、蕭白 ③文人画と円山四条派 ④浮世絵と洋風画 ⑤世紀末の美と幻想─ギュスターヴ・モロー ⑥現代美術の源流を探る ⑦東北の仏像彫刻 ⑧現代日本の絵本 ⑨美術館へ行こう〜小学生 ⑩美術館へ行こう〜中学生

1994年度:
①フィレンツェ派の巨匠たち ②ヴェネツィア派絵画の黄金時代 ③三大巨匠の芸術 ④ドイツ、ネーデルランドの巨匠たち ⑤桂離宮─神秘のありか ⑥江戸の博物図譜─ミクロの視線 ⑦近代日本の風景─画家の眼 ⑧日本画家の外国旅行

1995年度:
①新技術としての洋画─幕末から明治前期 ②日本的アカデミズムの誕生 ③「緑色の太陽」をめぐって─大正期 ④日本的フォーヴの形成─昭和戦前期 ⑤東と西の対話─イサム・ノグチの彫刻 ⑥ガラス絵の魅力 ⑦展覧会の話 ⑧コレクションの話

1996年度:
①後期印象派─セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン ②世紀末の美術─モロー、ルドン、クリムト ③大きな転換─マチス、ピカソ、カンディンスキー ④革命の時代─デュシャン、ダリ、モンドリアン ⑤抽象絵画の歩き方 ⑥真贋譚 ⑦近代日本美術とフランス─ロダン、ルノワール、ヴラマンク ⑧干支と美術

1997年度:
①版画に見る黒の魅力─ブレダン、ルドン、エッシャーほか ②マックス・エルンストの不思議な世界 ③近代日本画の流れ:日本画の誕生─明治時代 ④近代日本画の流れ:写実と個性─大正時代 ⑤近代日本画の流れ:個展と装飾─昭和戦前 ⑥近代日本画の流れ:日本画を超えて─昭和戦後 ⑦日本の木版画─浮世絵を中心として ⑧テクノロジーと美術─蛍光灯はいかにしてアートとなるか

1998年度:
「日本の美術館探訪シリーズ」①ロダンと日本・1 ②中国絵画─宋元の美術を中心に ③ロダンと日本・2 ④近代日本画─山種美術館、足立美術館他 ⑤19世紀ヨーロッパ絵画─国立西洋美術館、ブリヂストン美術館他
「美術アラカルト」①黒澤明の表現─「羅生門」を中心に ②共同制作の可能性─コラボレーション・アート ③20世紀美術対決四番勝負 ④肖像画の魅力─フランス・ハルスを中心に

1999年度:
「西洋の工芸」①西洋の陶磁器 ②西洋のガラス工芸
「夢の競演・関根正二」①青木繁と関根正二 ②竹久夢二と関根正二

2000年度:
「アメリカン・リアリズムの画家たち」①ジョン・スローン─アメリカの光と影を描く ②国吉康雄─アメリカに渡った日本人画家 ③ベン・シャーン─民衆の愛と希望を描く ④アンドリュー・ワイエス─郷愁と詩情の風景
「1910年代の日本美術」①関根正二「姉弟」と大正期洋画 ②酒井三良「雪に埋もれつつ正月はゆく」と大正期日本画

2001年度:
「絵の中のみちのく名所紀行」①国道4号線に沿って ②国道13号線に沿って
「美術アラカルト」①絵の中の母子像 ②モネとフランス印象派

2002年度:
①なぜ・なに・ドイツ表現主義1 ②なぜ・なに・ドイツ表現主義2 ③中村彝「州崎義郎氏の肖像」をめぐって ④人物表現を読む─レンブラントから奈良美智まで ⑤佐藤朝山(玄々)と近代の木彫

2003年度:
「これであなたも学芸員」①コレクションをつくる(収集・常設展) ②展覧会をたちあげる(企画展) ③ワークショップをひらく(教育普及) ④美術品をまもる(保存管理)
「西洋美術史入門─ラファエロからウォーホルまで」①ルネサンスの天才画家たち ②バロック・ロココの巨匠たち ③印象派と象徴主義の画家たち ④20世紀の冒険家たち

2004年度:
「美術館入門」①コレクションをつくる(収集・常設展) ②展覧会をたちあげる(企画展) ③美術品をまもる(保存管理) ④ワークショップをひらく(教育普及)
「日本美術史入門」①古代の美─東北地方を中心に ②中世の光─禅の美術を中心に ③桃山・江戸の華─障屛画の世界 ④江戸後期の絵画─芸術的なる日本

2005年度:
「美術館入門」①ワークショップをひらく ②展示と保存 ③コレクションについて ④企画展のたちあげ