移動展「ふるさと会津の人と四季」公開対談が開かれました!
2015年6月9日 16時38分移動展もはやのこり2週間。
会津若松でもお天気に恵まれ、たくさんのお客様がつめかけています。
6月6日には、展示会場で、公開対談「喜多方美術倶楽部をめぐって」が開かれました。
お話しいただいたのは、喜多方市美術館長の後藤學さんと、福島県立美術館学芸員の増渕鏡子さんです。
大正時代、全国でも珍しい美術家支援をおこなった「喜多方美術倶楽部」。山都の田代與三久(号蘇陽)が小川芋銭、森田恒友らの画家を招聘し、こんにちのアーティスト・イン・レジデンスのようなことを百年前に行っていたのです。
芋銭、恒友から来訪画家の輪も広がり、また地元支援者たちも画会や作品交換、そうして最終的には美術館建設までもくろんだ、理想にもえた活動でした。こうした機運の中から、日本美術院同人として活躍することになる酒井三良などの作家が育っていきました。
いまや会津美術の語り部といえる後藤館長さんの熱弁に、あっという間の一時間半がすぎていきました。
充実のレジュメも。
展覧会は6月21日まで。月曜日はお休みです。
HY