福島県立美術館ブログ

「美しきタペストリー 〜積み重なるストーリー〜」の講座を行いました

2024年7月20日 11時01分
教育普及

7月13日(土)、7月14日(日)の2日間で「美しきタペストリー 〜積み重なるストーリー〜」の講座を行いました。講師は東京藝術大学美術学部工芸科染織研究室の教授の橋本圭也先生と、アシスタントに西村柊成さんです。
自分で織った布に自分でデザインした型紙で藍染めをし、タペストリーを作り上げるという盛りだくさんの内容です。
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工程が多いので、布を織るグループ、デザインを決めて型紙を彫るグループと分かれて進めました。

織るグループは西村さんに教えてもらいながら進めていきます。

まずは織り機の糸の準備からはじめます。杼に必要な長さの糸を巻きます。

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準備ができたら織りはじめ。ていねいに一回ずつ横糸を通して織りあげていきます。

一方、デザイン組は、あらかじめ考えてきたデザイン画を講師の橋本先生と相談しながら決定していきます。

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デザインができたら型紙を彫り始めます。

掘ったところが白くなり、彫らなかった部分が藍色に染まります。

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全員が布を織り終えて、型紙を彫り終わったら糊を置きます。

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塗り残しがないように、型からはみ出ないように、厚すぎたり薄すぎたりしないように手早く糊を置きます。

糊を置いたら、型をはがして、1日目は終了。

翌日まで糊を乾かします。

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染色、型染め、藍染め