「湧水画-わきみずが」ワークショップ開催しました!
2018年2月16日 16時00分2月11日(日)、当館実習室にて創作プログラム「湧水画-わきみずが」を開催しました!
講師は会津若松市出身で、現在美術家として活躍している古川弓子さんです。
今回のワークショップでは、福島県の湧き水を使って水彩画を描き、最後にそれぞれ大切な人に郵送します。
まずは「湧き水」ってどんなもの?というお話から。
今回のワークショップの元になる湧き水は、どのような場所にあるものなのか?
そしてまわりにはどんな景色が広がっていたのか、スライドで写真と映像を流しながら紹介いただきます。
今回くんできた水は、当館のすぐ裏にある信夫山(しのぶやま)にある「たんたら清水」というものです。
岩の間からしたたる水の音が、「たんたら たんたら」と聞こえるということからこの名前が付けられたそうです。
どんな日照りにも枯れることなく、産児の浴水にも使われたといわれています。
水についてお話しした後は、ふだん使っている絵具がどのようにして作られているのか。
そして最後に、野口英世に宛てた母シカの手紙を紹介いただきながら、「言葉の力」についてお話いただきました。
今回は、普通のはがきサイズの2倍くらいある画用紙に絵を描いてもらいます。
透明なガラスのボウルに入れられた湧き水を使って、それぞれ創作をはじめました。
みなさん集中して制作に取り組みます。
途中で古川さんから水彩絵具でできる表現をいくつか見せていただきます。
水を多めに含んだ刷毛を使って描くことで、色と色が混ざり合い不思議な世界がひろがります。
子ども達もびっくり!
古川さんに教えてもらった方法を使ったり、さらに自分なりの工夫を加えてみたりしながら、どんどん絵を描いていきます。
古川さんも参加者のみなさんと一緒に、作品制作。
それぞれ好きな色の絵具を、古川さんに作っていただきました。
色が鮮やかで、キラキラとした絵具。この絵具を使いどこの部分を描くか考えます。
最後はそれぞれ描いた作品の中から3,4枚選んで持ち寄り、みんなで講評会です。
どんなイメージで何を描いたのか、誰に送ろうと考えているのかなど、自由にお話します。
大切な人の住所を裏面に記入し、切手を貼ります。
最後はみんなで美術館のそばにあるポストに投函に行きました!
みなさんのお手紙が、大切なだれかに向けて投函されました!
参加した方だけでなく、お手紙が届いた方も楽しめるワークショップとなりました。
古川弓子さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました!