教育普及
東日本大震災復興支援 特別展
「若冲が来てくれました~プライスコレクション 江戸絵画の美と生命~」展が、いよいよ7月27日(土)から開催です!
夏休み、この展覧会にあわせた「子ども向けワークショップ」をゾクゾクご用意しました!!
今日は、このワークショップのご紹介です(^^) 夏休みの宿題にもつかえるかも?
◆第一弾はこれっ!

掛け軸になるので、おうちにも飾れる!
君も若冲になろう!
他にもゾクゾク!
あらためてご案内しますが、このブログをみてくれているみなさんには特別早くおしえちゃいます!
早い者勝ち!どんどん応募してね。
◆第二弾 ~キッズ・レクチャー~
ー江戸時代にタイムスリップ?!ーすてきなあんどん(昔の灯り)を作って、江戸の夜にみる「びょうぶ」のみりょくにせまってみよう!
江戸時代の照明器具(あんどん)を作り、その灯りで屏風を鑑賞します。江戸の夜の暗さを体験しながら、あんどんの灯りで浮かび上がる屏風の魅力を探ります。
●日時:8月4日(日)10:00~15:00頃
●場所:福島県立美術館 実習室・企画展示室・講義室
●対象:小学生(未就学のお子さんについてはお問い合わせください。)
●定員:定員15名程度
●講師:県立美術館学芸員
●経費:600円程度(お一人様)
●申込み・問い合わせ:福島県立美術館 024-531-5511
※申込み締切7月25日(木)(先着順)
◆第三弾 県立図書館&県立美術館連携企画
アートなおはなしかい ~キーワード「どうぶつ」~
図書館と美術館を歩きながら、本や美術作品との新鮮な出会いを楽しむプログラム。今回は「どうぶつ」がキーワードです。図書館では絵本の読み聞かせや本の紹介、美術館では美術作品の鑑賞や工作を楽しみます。(開催中の企画展と組合わせます。)
●日時:8月10日(土)13:30~15:30頃
●場所:県立図書館・県立美術館
●対象:年長~小学生
●定員:20名程度(保護者の方も同伴できます。)
●経費:無料
●申込み・お問い合わせ:福島県立美術館 024-531-5511
福島県立図書館「こどものへや」024-535-3218
(どちらか一方にお申し込みください。)
※申込み締め切り8月10日(土(先着順) ※当日は13:00より県立図書館「こどものへや」にて受付を開始します。
◆第四弾 親と子の美術教室
小さな張子人形をつくろう!
伊藤若冲の作品にも登場する伏見人形(土人形)は、京都で親しまれてきた「民芸品」です。この教室では伏見人形のように福島県でも親しまれてきた民芸である「張り子」による人形づくりを親子で楽しみます。
●日時:9月22日(日)10:00~15:30頃
●場所:県立美術館 実習室 企画展示室
●対象:小学生(未就学のお子さんについてはお問い合わせください。)
●定員:親子10組程度
●講師:笠原広一 氏(福岡教育大学幼児教育講座講師)
●経費:200円程度(お一人様)
●申込み・問い合わせ:福島県立美術館 024-531-5511
※申込み締切9月15日(日)(先着順)
●●●実はまだスペシャルな企画が●●●
そのお知らせは、もう少し待っててね!
※展覧会開催期間中は、たいへんな混雑が予想されます。できる限り公共交通
機関をご利用ください。
電車で・・・JR福島駅東口より福島交通飯坂線「美術館図書館前駅」下車徒歩2分
バスで・・・JR福島駅東口より福島交通バス9番乗場から市内循環ももりん2コース
「県立美術館入口」下車徒歩3分
またはタクシーで・・・JR福島駅東口、西口より約5分
(くに)
企画展
企画展
イベント
福島県立美術館は、昨年から「福島藝術計画×Art Support Tohoku×Tokyo」に参加しています。
福島藝術計画とは、福島県、東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)の三者が共催し、地域の団体と協働してアートプログラムを実施する事業です。文化芸術に触れる機会や地域コミュニティの交流の場をつくり、文化芸術による地域活力の創出と心のケアという視点から復旧・復興を支援します。
今年最初の事業として「福島をつなぐ・つたえるフォーラム」を6月15日に開催いたします。
こまばアゴラ劇場芸術監督、劇団「青年団」主宰の平田オリザ氏と、詩人の和合亮一氏をお招きしたフォーラムを開催し、アートによる「まちづくり」や「教育」といった視点から、それぞれの想いを語っていただきます。
第一部はお二人の講演会。第2部では、東京文化発信プロジェクト室の森司をモデレータとして、「被災地とアートの関わり」というテーマから、被災地におけるアートプロジェクトの可能性、そこで創造されるコミュニティの必要性などについて、みなさんと考えます。
現在、参加申込を受け付けています。下記要領にてお申し込み下さい(先着200名様)。
・インターネットでのお申込み
http://f-geijyutsukeikaku.info にお申込みフォームがあります。
・電話/Eメールでのお申込み
福島藝術計画×Art Support Tohoku-Tokyo事務局
(特定非営利活動法人Wunder ground 担当:島﨑)
電話:090-1938-0170
Eメール:tas.fukushima(a)gmail.com
福島県立美術館
電話:024-531-5511

A.Y.
企画展
「横尾忠則ポスター展」関連企画として、福島市内の映画館フォーラム福島で横尾忠則主演の「新宿泥棒日記」(1969年/創造社)を上映いたします。
もちろんポスターも横尾忠則制作。こちらは展覧会に出品されています。

《新宿泥棒日記(創造社)1968年》©TADANORI YOKOO
監督は、今年1月15日に80歳で亡くなった大島渚。撮影当時は大島監督も横尾さんもまだ30代。若き作家たちの熱いエネルギーがぶつかり合って生まれた映画です。
『横尾忠則自伝』を読むと、映画にまつわる面白いエピソードが語られているので、いくつかご紹介しましょう。
「・・・ぼくを使って成功するかどうかということになると、とても自信はなかった。こんな気持ちを監督に話すと、『それはぼくにまかして下さい、絶対心配ないです。大丈夫です』という言葉が返ってきたが、やっぱり不安であった」
・・・
(女優の横山リエと横尾さんが性心理学者・高橋鐵にカウンセリングを受けるシーンの撮影)「高橋先生にはあらかじめカウンセリングの内容が伝えられていたが、われわれ二人は何も聞かされていなかった。その上ぼくは信じられないことだが台本を全く読まないまま初日の撮影に入ってしまった。だからそのシーンの前後の話が全くわからなかったので、自分が演っていることの意味がさっぱり理解できず、不安のどん底で演っていた。まさか台本を読んでいないと監督にいうわけにはいかなかったので、このことがバレはしまいかと撮影中は恐れ続けた」
・・・
「何かをしゃべらなければならないが、横尾忠則としてか、それとも役柄の岡ノ上鳥男としてしゃべるべきなのか、ぼくは完全にぼくの中でパニックを起こしてしまった。何がおこっているのかわからないままドキュメント風にカウンセリングは延々続いた。そして突然二人は高橋先生によって上半身裸にさせられてしまった」
これを読んでも、撮影現場はかなり凄まじいものであったのだろうと予想できます。
そして、
「ぼくの目には大島監督は映画を創っているのか壊しているのかよくわからなかったが、恐らくその両方であったのだろう。虚構の中でドキュメントやハプニング、それにぼくという実像と虚像の両方の観念の解体を試みようとしていたのではなかっただろうか」
と締めくくっています。どんな映画ができあがったのか見たくなりますね。
1960年代。従来の美的価値観や芸術概念が問い直され、権力や権威に縛られない自由な発想に基づいた新しい動向が芸術のいろいろな分野に芽吹いた時代。背景にそんな時代を感じさせる映画です。
展覧会を見て、そのチケットを持って、是非フォーラム福島へ。
「新宿泥棒日記」
監督:大島渚
出演:横尾忠則、横山リエ、渡辺文雄、唐十郎ほか
1969年/創造社/本編1時間36分
上映日:6月1日[土]-5日[水]
上映時間:6月1日[土]-3日[月]12:30~、4日[火]、5日[水]19:00~
観覧料金:横尾忠則展観覧券、案内葉書、福島県立美術館友の会会員証をご呈示いただければ700円になります。
会場:フォーラム福島(024-533-1515)
http://www.forum-movie.net/fukushima
協力:福島県立美術館協力会
A.Y.
常設展
企画展
4月27日、5月11日と二日間にわたって、横尾忠則ポスター展関連ワークショップ「私自身のための広告ポスターを作ろう!」を開催しました。その模様はブログでご紹介しましたので、是非ご覧下さい。
5月11日に完成できなかった方もいらしたので、後日完成させて持ってきていただくことをお願いしておりましたが、20日、全員の作品が集まりました。早速、美術館エントランスホール奥に展示しております。

みなさん、四苦八苦していらっしゃるようでしたが楽しく制作できました。どれも力作ぞろいです。高校生8名(全員女子)もユニークな作品を出品してくれています。展覧会を見た後に、是非お立ち寄り下さい!
A.Y.
企画展
企画展
横尾忠則ポスター展も会期半ばとなりました。早いですね。
先週、詩人の和合亮一さん、グラフィック・デザイナーの中山千尋さんによるワークショップを行いましたが、引き続き明日は、当館学芸員・久慈伸一によるギャラリートークを開催いたします。
会場をまわりながら、作品にまつわるお話しをしていきます。作品を巡ってさまざまな角度から語られる言葉は、時に鑑賞の邪魔になることもありますが、新たな発見につながることもあります。面白さを引き出してくれることもあります。すでにご覧になった方にも、これから展覧会を楽しもうという方にも、鑑賞のガイドとなるような楽しいトークができればと、私たちも努力をしております。なかなか難しいのですが・・・。
5月18日[土]14:00~ チケットをご持参の上、企画展示室入り口にお集まり下さい。
ここです↓

皆様のご来館を心からお待ちしております。
A.Y.