教育普及
教育普及
7月30日(日)、当館実習室にて「チェキで撮ろう!~〇〇の瞬間~」を開催しました!
撮った写真がすぐにプリントできるインスタントカメラ“チェキ”を使ったワークショップです。
今回は写真家のラルティーグの展覧会にあわせての開催です。
まずは少しラルティーグ少年がいつカメラに出会ったのか、そしてどのような写真を撮っていたのか画像を映しながら紹介しました。
ジャンプする猫、階段を飛び降りる女性、椅子飛びをして遊ぶ男の子・・・・ラルティーグは動きのあるものの一瞬をとらえた写真を数多く残しています。
今回はみんなでチェキを使って色々な瞬間をつかまえてみよう!
カラフルなチェキの中から気に入った1台を選びます。
次にチェキの使い方と、撮るときのポイントをお話しました。
電源を入れて、天気に合わせて明るさ調整ダイヤルを設定。切り取りたい部分をファインダーで確認し、シャッターを切ります。
使い方を確認したら、美術館で準備した小道具(ボール、シャボン玉、フラフープ・・・)を持っていよいよ撮影!
前日まで雨が降っていたので心配していましたが、曇り空のままで雨が降り出すことはなく外で撮影できました。
みんな思い思いに体を動かし、(動き方を指示し)場所を選び、撮影します。
シャボン玉に囲まれて・・・
ジャンプ!
なわとび!
ボール投げ!
撮った写真は待っているとでてくるので、どんな風に撮れたのかみんなで見ることができます。
美術館の庭を駆け回り、体をたくさん動かし撮影終了しました!
実習室に戻り、撮った写真を並べて今度はアルバムづくり。
1人1枚ずつ台紙を選び、写真を貼り付け、横に書き込みをしたり、台紙に折り紙を貼ったりと工夫を凝らしてオリジナルのアルバムが完成しました。
最後はみんなでジャンプして記念撮影!
第1回目が終了しました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!!
さて、みなさんどんな瞬間をつかまえたのでしょうか?
そしてどんなアルバムが完成したのでしょうか?
第3回目が終了後、参加いただいたみなさんの作品をエントランスホールに展示します。
展覧会とあわせて、こちらもお楽しみください。
*今回は、展覧会の協力にも入っていただいている富士フイルムイメージングシステムズ株式会社さまからチェキをお借りしました。ありがとうございました。
企画展
7月29日(土)、現在開催中の「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」のギャラリートークを開催しました!
幼少期のカメラとの出会いから、何気なく撮っているかのようにも見えるラルティーグの写真が撮影されるまでの背景。
撮影された人々のファッションがどのようなものに影響を与えたのかという裏話まで・・・。
カメラの機能や技法についての説明も交えながら、ラルティーグの魅力についてたっぷりお話ししました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
ラルティーグ展、次回のイベントは下記のとおりです。
ゲストトーク
「ラルティーグ:アマチュアから写真史の巨匠へ」
講師●金子隆一氏(写真史家)
日時●8月6日(日) 14:00~15:30
場所●企画展示室 *企画展観覧料が必要です
内容●東京都写真美術館で長年写真展を企画した金子氏に、写真史におけるプロとアマ、写真集の魅力について作品を前にお話しいただきます。あわせて、福島の写真家・小関庄太郎についても振り返ります。
こちらもぜひご参加ください!
企画展
7月8日、館長講座「~パリの異邦人~ エコール・ド・パリの芸術家たち」第二回目が行われました。
今回とりあげた画家は「シャガール」です。
シャガールが情熱をかけて制作した幻想的な作品群の特徴・魅力と、それらが生み出された背景について、作家の人生をたどりながら解説されました。
次回は、「キスリングとパスキン」です。開講日時は以下の通りです。
日時:9月9日(土)
時間:10:30~12:00
場所:美術館講義室(聴講無料)
第3回目もお楽しみに!
教育普及
6月17日(土)・18日(日)、当館実習室にて「リトグラフで描こう」を開催しました!
講師は、版画家として活躍している宮崎文子さんです。
今回の「ミューズ」展示作品にも用いられている版画技法のひとつである“リトグラフ(石版画)”。
1798年、アイロス・ゼネフェルダーがインク台(石灰石)に書いた何気ない覚え書きがきっかけとなり、発明されたそうです。
彫ったり削ったりせずに描く事だけで製版できる手軽さから、その後またたく間にヨーロッパで広がりました。
1日目は版づくりです。
まずは宮崎さんからリトグラフの技法について説明がありました。
言葉だけで聞くとなかなかリトグラフの技法は分かりづらいため、今回宮崎さんは手づくりの図を使って説明してくださいました。
さらに、ご自身の作品を例に、制作に使っている画材と、刷った後にどのような絵になるかということをお話いただきました。
説明の後は版づくりです。日本では石が取れないため、代わりにアルミ板が使われています。
みなさん事前に考えてきた下絵をもとに様々な画材を使ってアルミ板に描画しました。
ダーマトグラフやカーボンが入っている鉛筆。
柔らかい感じを出したいときには解き墨。
細かい描写をしたり、シャープな線を出したいときには油性ボールペン・・・などと、
脂肪分が強いもので描くことによって版をつくることができます。
それぞれ描きたいイメージに合わせて画材を選び、みなさん集中して制作に取り組んでいました。
1日目の最後は刷りのデモンストレーション。2日目にやる刷りの流れを確認しました。
◆◆◆◆◆
講座2日目。まずは午前中に1日目に描画したアルミ板をもとに製版の作業を行いました。
製版は使用する液体や手順が多いので、みなさん慎重に確認しながら進めていました。
午後からはいよいよ刷りの作業です。
水を含ませたスポンジで版面を湿らせながらローラーでインクを盛ります。
版が乾かないように注意しながらプレス機の上に置き、紙をのせて刷ります。
1人3~5枚程度色を変えたりしながら刷ることができました。
最後にそれぞれ1枚ずつ作品を貼りだし、全員で作品を鑑賞し合いました。
一枚一枚、想いの込められた作品が完成しました。
宮崎文子さん、ご参加いただいたみなさまありがとうございました!
常設展
本日付の福島民報に、ミューズ展の特集記事が掲載されています。
記事を切ったり、折ったりすると、カペの《自画像》が現代ふうの女性に変身!
会期中に記事を持参して、展覧会を観覧いただいた方には、
先着でカペの作品のポストカードと福島民報社の伝次郎グッズをプレゼント中です。
福島民報6月13日掲載
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国立西洋美術館ポストカード(土日限定・1枚のみ・中身は選べません)
左から、ドルチ《悲しみの聖母》/カペ《自画像》
コロー《ナポリの浜の思い出》/ピサロ《立ち話》
福島県立美術館ポストカード(1枚のみ・中身は選べません)
右 関根正二 《姉弟》
左 上から 斎藤清 《地の幸》/ベン ・ シャーン 《スイミング ・ プール》/ワイエス 《松ぼっくり男爵》/ワイエス 《農場にて》