カテゴリ:常設展

常設展第Ⅱ期紹介①

現在、常設展示の第Ⅱ期が開催中です!
展示内容の一部をご紹介します。

〈一室目〉
今期の日本画は、夏を感じさせる作品を展示しております。横山大観、酒井三良などなんとも涼しげです。


圧巻なのは、池田遙邨の《大漁》でしょう。まるで自分も海の中にいるような気がしてきます。



現代の日本画では、上野泰郎、内田あぐり、津田一江の作品を展示しています。



屏風の反対側を振り向くと、佐藤朝山(玄々)の彫刻が5点あります。
相馬市出身の彫刻家です。日本橋・三越本店の天女像で有名ですね。
ウサギさんのつぶらな瞳がかわいらしいです。

でも是非後ろ側にもまわってみてください。

この丸み!とてもホワホワしてそう・・・!

突き当たりのコーナーにきました。安井曾太郎、岸田劉生等から脇田和、田淵安一までの近代洋画を展示しております。

関根正二は《姉弟》の他、水彩やインクによる小作品も出品しています。



〈二室目〉
今期は、抽象絵画のコレクションを公開しています。
田中敦子の丸い作品がお出迎えしてくれます。


壁面の裏にまわると、、、

菅井汲の箱型作品が現れます。

絵画の方も山口長男、堂本尚郎などなどスケールが大きい作品が並びます。

迫力のある展示室です。

ぜひ、確かめにいらしてください!
以上、一室・二室の紹介でした。残る三室・四室の様子も随時アップしていきます!


常設展Ⅰ期ご紹介②

6月もそろそろ終わりですね。
4月から始まった常設展Ⅰ期も同じく終わりに近づいてまいりました。
今回は展示室B・Cの様子を紹介します。

展示室Bでは洋画を展示しています。「あなたが生まれた時代の絵」をキーワードに、作品が制作された時代の社会的出来事もキャプションで併せて紹介しています。

左から、関根正二
『井上郁像』、清水登之『十四番街の地下鉄駅』、宮川教助『逍遙』、石井柏亭『果樹園の午後』


左:橋本章『国鉄新幹線』、右:針生鎮郎『王と妃・面ーM』

展示室Cでは海外作品を展示しています。

左から、ゴーギャン『ブルターニュの子供』、モネ『ジヴェルニーの草原』、コロー『ヴィル・ダヴレー 林をぬけてコロー家へ向かう池沿いの道』
そのほか、ピカソの版画やロダンの彫刻なども展示しております。モネ、コロー、ロダンなどは、1Fのミューズ展にも出品されている作家です。常設展に出ている作品と比較してみると、違いや発見などが感じられるかと思います。

常設展Ⅰ期は7月9日まで、ミューズ展は7月2日までです。
まだご覧になっていない方は、ぜひお越し下さい!

常設展Ⅰご紹介

現在、福島県立美術館では、ミューズ展の他に今年度Ⅰ期目の常設展を開催中です。
今日はその展示風景の一部をご紹介いたします。

展示室を入ってすぐの様子です。

両側に並んでいるのは工芸作品です。福島にゆかりのある作家達の手によるもので、大小さまざまな作品を展示しています。工芸作品を展示するのは久しぶりなので、この機会に是非ご覧になっていただきたいです。

また、昨日展示替えをおこない、最後の部屋がすべて後期展示になりました。今期は、谷中安規と斎藤清の版画を扱っています。

谷中作品は、ご覧の通り小さいですが、幻想的な雰囲気で満ちており、作品の世界はとても広大です。

常設展Ⅰ期は、7月9日(日)までです。
みなさまのお越しをお待ちしております!

コレクション展Ⅳ

新年あけましておめでとうございます。
美術館では本日より2階常設展示室にてコレクション展Ⅳが始まりました。
その内容について、各展示室ごとに簡単にご紹介いたします。

まずは展示室Aから。今回は現代の日本画を展示しています。



重厚で力強い作品たちです。

展示室Bでは抽象絵画を展示しています。


また、新収蔵作品についてもご紹介しています。


展示室Cは海外の作品。
ベン・シャーンのポスターや、ラッキードラゴンなど。その発する問いかけに考えさせられます。


また、いつもお問い合わせをたくさんいただくワイエスの作品も。


ルオーの作品も展示しています。


最後の展示室Dでは版画を展示しています。
斎藤清は外国シリーズ。


山中現は《時の器》シリーズ全作品を展示しています。

版画は半期で展示替えを行い、後期は安部直人の作品を展示予定です。

1階企画展示室では、学校連携共同ワークショップ参加校作品展を開催中です。
また、12日からはホールにて毎年恒例の年賀状展が始まります。

本年も美術館をどうぞよろしくお願いいたします。

コレクション展Ⅲご紹介 その3

現在開催中のコレクション展ついて、今日は河野保雄コレクションと石原コレクションをご紹介します。

まずは河野保雄コレクション。

福島市の実業家・故河野保雄氏が蒐集されたコレクションから、洋画を中心に展示しています。
小ぶりながらどれも宝石のようなきらめきを放つ作品たちです。

石原コレクションはⅡ期から内容を変えて展示しています。

ロダンなどの彫刻のほか、小磯良平の版画や佐藤忠良の素描など。

1階の企画展示室で開催中の広重ビビッド展は今週から後期展示が始まり、2階常設展の版画も先週展示替えをしました。
あらたな魅力を発見に、ぜひご来館くださいませ。