2018年1月の記事一覧

館長講座第5回目「スーティンとザッキン」

本日、館長講座「~パリの異邦人~ エコール・ド・パリの芸術家たち」第5回目が行われました。
今回のテーマは「スーティンとザッキン」です。

様々な逸話を織り交ぜながら、それぞれの代表作品などについてお話し下さいました。


次回は「ユトリロとマリー・ローランサン」です。開講日時は以下の通りです。
日時:3月10日(土)
時間:10:30~12:00
場所:美術館講義室(聴講無料)
※今年度の受講ですが、定員に達したため申し込み受付は終了しました。ご了承願います。

次回の講座はいよいよ本年度最終回です!

「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」開催中!

現在、当館1階企画展示室にて、「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」を開催しています。

 

福島県出身のアーティストを講師に招き、県内12カ所の幼稚園から高校で、ワークショップを開催しました。
子ども達の作品を全て展示しています。







明日までの展示となっております。
観覧料は無料です。
ぜひご来館ください!

また、今年は2月6日(火)~12日(月・祝)に、いわき市暮らしの伝承郷 企画展示室でも展示いたします。
お近くの方は、ぜひいわき会場にお越しください。

「美術館への年賀状展」はじまりました!


毎年恒例の「美術館への年賀状展」が、12日(金)よりはじまりました!



当館が開館した1984年より、休館の年を除き毎年開催しており、31回目を迎えました。
今年は427通もの年賀状をいただきました!





いただいた年賀状すべてを、現在エントランスホールにて展示しています。
●観覧料:無料
●開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
●休館日:月曜日
1月31日まで展示しておりますので、ぜひご来館ください!

コレクション展Ⅳオープンしました!

新年あけましておめでとうございます。
美術館もあらたにコレクション展Ⅳがオープンしました。

まず第一室目。酒井三良と日本画の名品を展示しています。


また、あらたにご寄贈いただいた朝倉摂の日本画を展示しています。本画とともにスケッチもご覧いただけます。


第2室は、いわきの洋画として、若松光一郎と田口安男の絵画をご紹介しています。

田口安男はこのたびご寄贈いただいたスケッチや作品をまとめて展示しています。

第3室はワイエスとベン・シャーン。ベン・シャーンは《ラッキー・ドラゴン》や《リルケ「マルテの手記」より》などを展示しています。

そのほかモネやルノアールも展示しています。

第4室は、「それぞれの黒あるいは闇」と題して、鏑木昌弥、秀島由己男、平野充の作品を展示しています。
技法はそれぞれまったく異なるのですが、黒のなかにあらわれるさまざまな表現に新鮮な驚きがあります。


ホールでは年賀状展も始まっています!
本年も美術館をどうぞよろしくお願いいたします。

「トンテンカンテン!軽銀でつくるキャンドルトレー」開催しました!


12
23日(土)、当館実習室にて「トンテンカンテン!軽銀でつくるキャンドルトレー」を開催しました。



講師は金属工芸作家として活躍している牧野広大さんです。

現在、山形県の朝日町にある工房で制作活動をしています。

 

今回は軽銀(アルミ)の板を金槌でトンテンカンテン叩いて、キャンドルトレーを作ります。

はじめに牧野さんから制作の流れについて説明していただきました。



道具の使い方や扱うときに注意する点、なぜこの作業をする必要があるのかなどのお話も含め、丁寧に説明していただきます。
みなさん牧野さんが作業する姿を見ながら、真剣に聞き入りました。




説明が終わると、いよいよ自分の作品づくりです。

まずは自分が作りたい形を考え、紙にスケッチします。



次に、アルミの板に作りたい形の輪郭線を油性ペンで書きます。

大きく切る部分は専用のはさみを使って切り、細かい部分は糸のこで丁寧に切っていきます。
大きなハサミは扱うのが大変です。親子で協力しながら切っていました。



形が複雑な方は、糸のこを使ってじっくりと切る作業に取り組みます。



切った後は切断面にヤスリをかけ、きれいにします。
手で触ってつるつるに感じられたら次の工程に進みます。

 

切断したアルミの板に油性ペンでぐるりと印を付け、耐火レンガの上で火にかけます。

全体にまんべんなく火をかけ、油性ペンの印が消えたら、シンクの上に置き冷ましておきます。

 

手で触れるくらいの熱さになったら、いよいよ叩く作業です!

金槌を使って、思い思いの形に曲げていきます。
キャンドルをのせるときに安定するよう、平らな部分を作るのがポイントです。



金槌の種類によって、打った跡が異なるため、自分がどのような模様を付けたいか考えながら金槌を選びます。
みなさん夢中になって作業に取り組んでいます。
廊下までトンテンカンテンと金槌で叩く音が響きました。





途中、釘を使って模様を入れてみたり、光を通すための穴を開けたりと工夫を凝らし、それぞれが思い描いた形を作り上げていきました。



最後に作品を沸騰させた液体に浸し、水洗いをして完成です!

完成後、子ども達は叩く作業が楽しかったのか、アルミの切れ端を使って他にもたくさん作品を作っていました。

 

みなさん素敵なキャンドルトレーが完成しました!



キャンドルはもちろんですが、
お香を焚くとお話していた方もいて、アクセサリー入れなど様々な使い方で作品を楽しんでいただけそうです。

牧野さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!