2016年1月の記事一覧

二本松市での移動展オープン・館長ギャラリートーク

二本松市の大山忠作美術館と市民ギャラリーにおいて、「ふるさとが誇る美術家たち―福島県立美術館名品展―」がオープンしました。
二本松市の合併10周年を記念し、二本松市出身の作家を中心に、福島県ゆかりの作家17名、大山忠作美術館の所蔵する下絵2点を含み、44点の作品を展示しています。

この展覧会は二本松市市民交流センター内3階にて、2つの会場で展示しています。



第1会場は大山忠作美術館。



今回は、当館が所蔵する大山忠作の作品7点と、大山忠作美術館が所蔵する下絵2点を展示しています。また、同じく二本松市出身の荻生天泉、石川良風。そして福島ゆかりの日本画家の作品を紹介しています。



さらに角田磐谷が福島の名所を描いた「新福島八景十勝」、この時期にはぴったりの斎藤清の「会津の冬」シリーズなどが並びます。




第2会場は市民ギャラリー。



二本松市出身の古川盛雄の作品を含め、蛇の鼻や安達太良山など、福島県民にとってなじみ深い景色が描かれた洋画が並びます。また、橋本高昇、朝秀、堅太郎の二本松市ゆかりの作家たちの彫刻作品が展示されています。



展示室正面の3体の作品が並ぶ様子には、静粛な空気が漂っています。


23日(土)には、当館館長、早川博明によるギャラリートークを開催しました!



当館が開館してまもなく開催された「大山忠作展~画業40年の歩み~」は、当時学芸員であった早川館長もかかわった展覧会。その際のエピソードなども交え、会場の作品1点1点について、画風の変化やモチーフ、作家の人物像など様々な視点からご紹介しました。



ギャラリートークにご参加くださったみなさま、ありがとうございました!


2月6日(土)13:30~は、当館学芸員によるギャラリートークを開催いたします。

当館の改修工事等による休館のため、昨年5月に会津若松から始まった移動美術展。
福島市、須賀川市と会場を移し、今回の二本松市は、今年度の最終会場です。
雪が降り、寒い中ではありますが、ぜひ二本松市の移動展にご来場ください!

S.Y

学校連携共同ワークショップ・参加校作品展 開催中です!

 今年度の学校連携共同ワークショップは、『おとなりアーティスト』をテーマに、福島県出身の若手アーティスト(建築家・アサノコウタ氏、テキスタイル作家・坂内まゆ子氏、土絵作家・佐藤香氏)を講師に招き、県内12か所の幼稚園から高校でワークショップを開催しました。参加者総数のべ700名以上。
 本展覧会では、ワークショップで作られた全ての作品を展示しております。今年度は当館が休館中のため、福島市内のA・O・Z(アオウゼ)をお借りしています。

会場 ● 福島市A・O・Z(アオウゼ) 福島市曾根田町1-18 MAXふくしま4F
会期 ● 2016年1月5日(火)~11(月・祝) 入場無料
開館時間 ● 9:00~19:00(最終日は16:00まで)

アサノコウタ氏(福島市出身)のワークショップ「ごみりのべ(Waste Renovation)not RE CYCLE but NEW CYCLE!~リサイクルじゃない新しいサイクルを考えよう~」参加校の作品



佐藤香氏(田村市出身)のワークショップ「大地のえのぐで絵をえがこう!」参加校の作品(一部)



坂内まゆ子氏(福島市出身)のワークショップ「つなげて、つくって、テキスタイル!」参加校の作品



会期は11日(月・祝)までです!(最終日は16:00までですので、ご注意下さい)
子ども達の元気があふれる素敵な作品をぜひご堪能ください!! 

(SY)