カテゴリ:イベント

広重展講演会

紅葉まっさかりの11月6日、企画展講演会が開かれました。
那珂川町馬頭広重美術館長の市川信也さんをお迎えして、
「名所江戸百景の今と昔」についてご講演をいただきました。



今から160年ほど前の江戸を描いたこのシリーズは、現在地を求めてもとてもわからないほど様変わりしている東京という都市の姿をまざまざと浮かび上がらせるものでもありました。
昔はどこからでも富士山が望めた江戸、水運が物流の中心であった東洋のベニス。
幕府の定火消同心だった広重は、高さ16mの定火消櫓に登って江戸の街を見渡したことがあったそうです。それで、鳥の視点から描いたような浮世絵も生まれたんですね!

さらに、この名所江戸百景は直前に安政大地震が起こって、かなり地震や火災で街は被害を受けていたことなど、単なる名所絵というだけではない、さまざまなことを講演会で知ることができました。
ちなみに、名所江戸百景は、
①地震前のかつてあった風景
②地震後このようになってほしい風景
のいずれかが描かれているのだと、広重研究者の間では言われているそうです。

震災後の福島で、風景と人間の営みを考えさせられる、ほんとうによい機会にもなりました。

(HY)

二本松市での移動展オープン・館長ギャラリートーク

二本松市の大山忠作美術館と市民ギャラリーにおいて、「ふるさとが誇る美術家たち―福島県立美術館名品展―」がオープンしました。
二本松市の合併10周年を記念し、二本松市出身の作家を中心に、福島県ゆかりの作家17名、大山忠作美術館の所蔵する下絵2点を含み、44点の作品を展示しています。

この展覧会は二本松市市民交流センター内3階にて、2つの会場で展示しています。



第1会場は大山忠作美術館。



今回は、当館が所蔵する大山忠作の作品7点と、大山忠作美術館が所蔵する下絵2点を展示しています。また、同じく二本松市出身の荻生天泉、石川良風。そして福島ゆかりの日本画家の作品を紹介しています。



さらに角田磐谷が福島の名所を描いた「新福島八景十勝」、この時期にはぴったりの斎藤清の「会津の冬」シリーズなどが並びます。




第2会場は市民ギャラリー。



二本松市出身の古川盛雄の作品を含め、蛇の鼻や安達太良山など、福島県民にとってなじみ深い景色が描かれた洋画が並びます。また、橋本高昇、朝秀、堅太郎の二本松市ゆかりの作家たちの彫刻作品が展示されています。



展示室正面の3体の作品が並ぶ様子には、静粛な空気が漂っています。


23日(土)には、当館館長、早川博明によるギャラリートークを開催しました!



当館が開館してまもなく開催された「大山忠作展~画業40年の歩み~」は、当時学芸員であった早川館長もかかわった展覧会。その際のエピソードなども交え、会場の作品1点1点について、画風の変化やモチーフ、作家の人物像など様々な視点からご紹介しました。



ギャラリートークにご参加くださったみなさま、ありがとうございました!


2月6日(土)13:30~は、当館学芸員によるギャラリートークを開催いたします。

当館の改修工事等による休館のため、昨年5月に会津若松から始まった移動美術展。
福島市、須賀川市と会場を移し、今回の二本松市は、今年度の最終会場です。
雪が降り、寒い中ではありますが、ぜひ二本松市の移動展にご来場ください!

S.Y

松明あかしの日のギャラリートーク

須賀川市立博物館での移動展、おかげさまで連日多くの方に
ご来場いただいております。

入館者数、これまでの移動展の記録を塗り替える勢いです!

去る11月14日(土)、坂本学芸員による
ギャラリートークを開催いたしました。





海外作品から日本近代美術まで、
それぞれの絵のみどころを紹介しながら、
美術史の流れもわかりやすく解説しました。

雨の中にかかわらず、大勢お集まりいただき、
みなさん、熱心に聞き入ってくださいました。

松明あかしの日でしたので、無料入館日。夜8時までの開館でした。





松明あかし、すごい迫力でした!

いよいよ展覧会もあと一週間です。
お見逃しなく。
(すみません、今日は月曜で休館日なのでお間違いのないように)

M.K

須賀川市立博物館での名品展、オープンしました!

秋晴れの中、須賀川での名品展がオープンしました。

博物館は、この地方を統治した二階堂氏の中世の舘、「保土原舘」にあります。



素晴らしい紅葉の中、ゆったりと山を登ると、



須賀川市立博物館。



昭和45年に福島県内で最も早く開館した公立博物館です。私たちの大先輩です。

須賀川出身の亜欧堂田善の銅版画コレクションは全国でもよく知られています。


須賀川市立博物館さんと共同で企画した今回の移動展は、
県立美術館の代表的な作品によって構成されています。
休館中だから可能なのですが、もう二度とこんな展覧会は無理かもしれません。


モネ。ワイエス。ベン・シャーン。関根正二。岸田劉生。速水御舟。斎藤清。吉井忠。河野保雄コレクション。






県のコレクションは、文化度の高い須賀川の方のお眼鏡にかないますでしょうか?


オープン2日目の昨日、早川県立美術館長のギャラリートークが開催されました。




70人を超える方にご来場いただきました!

モネを購入したときの裏話とか、斎藤清さんとの思い出話とか、
館長ならではの、貴重なトークでした。


10月31日(土)には小学生のためのワークショップ、11月14日(土)には、学芸員によるギャラリートークがあります。

11月14日は博物館ちかくで行われる伝統行事「松明あかし」の日でもあります。



これは出品作の一つ、小関庄太郎さんの《須賀川松明あかし》。

この日は入館が無料になります。
(ただし午後は交通規制がありますので、お車でお越しの方はお問い合わせください。)


秋の須賀川、是非おでかけください。

(MK)

須賀川で移動展

もうすっかり秋になりました。

休館中の美術館のまわりも、紅葉した木々がみられ、「○○の秋」というのにふさわしい季節となりました。

さて、あす、10月16日(金)から11月23日(月・祝)まで、須賀川市立博物館で、移動展第三弾になる、
「美術史を彩る名画の旅」展が開かれます。

当館を代表する作品がメジロ押しで、タイトルにちょっと”力こぶ”を入れてしまいました。



美術館でもこれだけの代表作がそろうことは珍しいので、休館中ならでは特別企画ですね。

「美術史を彩る名画の旅」福島県立美術館名品展
10月16日(金)~11月23日(月・祝) 9:00~17:00 月曜日と11/4(水)がお休み(11/23は開館)。
入館料=大人200円、大学・高校生100円、中学生以下は無料。
 ※無料の日=11/3[文化の日]と11/14[松明あかしの日](11/14は20:00閉館!!!) 

お問い合わせ 須賀川市立博物館 0248-75-3239

そのほかくわしくは、県立美術館のHPをごらんください。
http://www.art-museum.fks.ed.jp/exhibition/sukagawa.html

HY

移動展 第二弾 世界の名作版画展 オープン

連日、全国2位3位の最高気温を記録している福島市ですが、
暑さを破る展覧会がオープンしました。

世界の名作版画展 ジョルジュ・ルオー《ミセレーレ》全点展示です。
8/7~20(木) 福島県文化センター 2階展示室
入場無料です。
9:30~17:00 会期中無休です。
お問い合わせ 024-534-9191 福島県文化センター
   または 024-531-5511 福島県立美術館

 

20世紀最大の宗教画家といわれるジョルジュ・ルオー。彼の代表作で、版画集の最高傑作といわれるが、この《ミセレーレ》です。「神よ、我を憐れみたまえ、御身の大いなる慈悲によりて」ではじまる58点の版画。
銅版画のさまざまな技法を駆使して複合的に表現された黒一色の画面からは、人間の愚かしさ、戦争の悲惨さ、この世の不条理、神のあたたかさなどが、苦しむキリストの姿を通して訴えかけてきます。
第一次世界大戦後に着想され、1922年から27年に制作されましたが、実際に版画集として刊行されたのは第二次世界大戦後の1948年でした。
聖書の一節からとられたタイトルは、言葉それ自体でも人の心に響くものです。

ぜひ絵とことばによるシャワーで、夏を乗り切りましょう。

この展示は8月20日(木)まで、休館日はありません。

HY

夏休み~お出かけ情報

梅雨明けしたかと思うような暑さが続いています。
美術館は8月と9月に、福島市にある福島県文化センターで移動展第二弾を開催します。



 2015年8/7(金)~20(木) 福島市・県文化センター(電話024-534-9191)
 世界の名作版画展 1 ~ ルオー《ミセレーレ》
 2015年9/9(水)~24(木) 福島市・県文化センター(電話024-534-9191)
 世界の名作版画展 2 ~ ピカソ、エルンスト、シャガール

夏のひととき、ちょっと涼みにお出かけください。

それから、映画のお知らせを一つ。
イギリスを代表する画家、ターナーの映画がフォーラム福島で上映されます。8月29日から9月4日まで。



http://www.cetera.co.jp/turner/
上映時間などはフォーラム福島までお問い合わせください。(電話:024-533-1515)
http://www.forum-movie.net/fukushima/film/coming.html
2時間半の大作らしく、今から上映が楽しみです!

そして、ヨーロッパ美術といえば、やはりフランス。
福島JTBさんの企画で、パリの美術館をめぐるツァーが予定されています。
(11/10~11/16 7日間、旅行費用249,000円)
7月31日が申し込み締切ですので、ご興味のある方は、JTB福島支店(電話:024-523-3314)まで。



くわしいチラシも用意されていますので、お問い合わせください。

気分ははや、秋たけなわの巴里…。

では、みなさまよいバカンスをおすごしください。
HY

会津の移動展、閉会しました

会津若松市の福島県立博物館で開かれていた、移動展「ふるさと会津の人と四季」が無事閉会いたしました!
5月の連休からはじまり、6月21日まで、2ヶ月ちかい会期中、約6000人ものお客様が詰めかけていただいたそうです。

会津での移動展は、過去にもありましたが、今回が最高の入場者数でした。



展覧会が終わり、おかたづけ。

 


8月からは、また場所を福島市に移しての移動展第二弾です。
こちらもぜひご来場ください。

■移動展 今後のスケジュール■
 2015年8/7(金)~20(木) 福島市・県文化センター(電話024-534-9191)
 世界の名作版画展 1 ~ ルオー《ミセレーレ》
 2015年9/9(水)~24(木) 福島市・県文化センター(電話024-534-9191)
 世界の名作版画展 2 ~ ピカソ、エルンスト、シャガール

 2015年10/16(金)~11/23(祝) 須賀川市立博物館(電話0248-75-3239)
 美術史を彩る名画の旅 ~ 印象派、アメリカ絵画、日本近代美術の名品など展示予定

 2016年1/19(火)~2/21(日)[予定] 二本松市・大山忠作美術館/市民ギャラリー(電話0243-24-1217)

HY

移動展「ふるさと会津の人と四季」公開対談が開かれました!

移動展もはやのこり2週間。
会津若松でもお天気に恵まれ、たくさんのお客様がつめかけています。

6月6日には、展示会場で、公開対談「喜多方美術倶楽部をめぐって」が開かれました。
お話しいただいたのは、喜多方市美術館長の後藤學さんと、福島県立美術館学芸員の増渕鏡子さんです。

大正時代、全国でも珍しい美術家支援をおこなった「喜多方美術倶楽部」。山都の田代與三久(号蘇陽)が小川芋銭、森田恒友らの画家を招聘し、こんにちのアーティスト・イン・レジデンスのようなことを百年前に行っていたのです。

芋銭、恒友から来訪画家の輪も広がり、また地元支援者たちも画会や作品交換、そうして最終的には美術館建設までもくろんだ、理想にもえた活動でした。こうした機運の中から、日本美術院同人として活躍することになる酒井三良などの作家が育っていきました。







いまや会津美術の語り部といえる後藤館長さんの熱弁に、あっという間の一時間半がすぎていきました。

充実のレジュメも。









展覧会は6月21日まで。月曜日はお休みです。
HY

移動展「ふるさと会津の人と四季」がはじまりました!

当館は施設改修のため、4月6日から約1年間の休館に入りました。
休館中の2015年度は、福島県内の4カ所で収蔵作品による移動展を開催します。

第一弾の会場は、会津若松市にある福島県立博物館。6月21日まで、「ふるさと会津の人と四季―福島県立美術館名品展―」を開催しています。



この展覧会では、会津出身・ゆかりの画家15作家、約60点の作品をご紹介しています。



博物館に入ってすぐ、広いエントランスホールに小川芋銭《鍾馗図》が展示されています。かなり迫力があります。



三島町出身の日本画家、酒井三良の作品が並びます。昨年度収蔵した《冬暖》は、県内初お披露目です!

 
他にも会津出身・ゆかりの日本画家たちの作品が勢ぞろい。



会津では多くの水彩画家たちが輩出されました。



こちらには会津若松出身の画家、渡部菊二の作品が並びます。鮮やかな色彩と大胆な構図が目を惹きつけます。



最後に「会津の冬」シリーズで知られる、会津坂下町出身の斎藤清。墨画と版画をご紹介しています。

豊かな自然に囲まれ悠久の時を刻んできた会津地方は、美術愛好家の支援もあり、美術を育む風土が脈々と息づいています。
奥深い会津文化の魅力を、ぜひ会津の福島県立博物館でお楽しみください!

■これから開催予定のイベント
・5月16日(土) 13:30~ ギャラリートーク(解説:県立美術館学芸員)
・6月6日(土) 13:30~ 公開対談「喜多方美術倶楽部をめぐって」 
   出演:後藤學氏(喜多方市美術館館長)、増渕鏡子(県立美術館学芸員)
・6月21日(土) 13:30~ ギャラリートーク(解説:県立美術館学芸員)

いずれも博物館企画展示室にて開催。申込み不要です。ぜひご参加下さい!

■お問い合わせ
 電話(県立博物館):0242-28-6000
 博物館ホームページ:http://www.general-museum.fks.ed.jp

S.Y.