カテゴリ:イベント
芸術鑑賞講座を開催しました
今年も当館前館長の早川博明氏を講師に、全4回講座の「芸術鑑賞講座ー名画との対話」を開催いたします。
西洋美術史のバロック時代の巨匠たちを各回1人ずつ取り上げ、名画に秘められた絵画表現の意味と魅力を解説します。
6月11日(土)に第1回めの講座が行われました。今回ご紹介したのはルーベンスです。
ルーベンスは「王の画家にして画家の王」という異名を取るほど、当時のヨーロッパで名声を響かせた天才画家です。
代表作《マリー・ド・メディシスの生涯》などの歴史画や、神話画、祭壇画ではドラマチックな表現の力量がふんだんに表れており、一方で肖像画や家族を描いた絵では、人物の生命力が伝わってくる生き生きとした感じが、色づかいや肌の表現によって巧みに再現されています。
宮廷や当時の権力者から沢山の注文を受け、画家として大成功をおさめた彼の多才な手腕ぶりを、作品をお見せしながら解説しました。
ご参加いただいたみなさま、早川さん、ありがとうございました!
次回第2回めの開講予定は、
日時:8月13日(土) 10:30~12:00
テーマ:「バロックの巨匠たち(2)-ベラスケス」
です。
今年は会場を講堂にし、受講の事前申込みは不要ですので、開催日に直接当館講堂までご来場ください(聴講無料)。
次回以降の予定については下記のページに載せております。
https://art-museum.fcs.ed.jp/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%A5%AD/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%A5%AD/%E9%A4%A8%E9%95%B7%E8%AC%9B%E5%BA%A7
ご来場をお待ちしております!
「アートミーツクッキー」開催しました
10月30日(土)、当館庭園&常設展示室にて「アートミーツクッキー」を開催しました!
お天気に恵まれて絶好のイベント日和でした。
「アートとクッキーが出あう」って、どういうこと??? みなさん、はじめは不思議そうに、でも興味津々に参加してくださいました。
まず、ポストカードを購入します。それから、常設展を鑑賞し、ポストカードに書かれている質問の答えを自分の言葉で記入します。庭にいるイラストレーターさんにカードを渡し、答えをもとにオリジナルのイラストを描いてもらいます。最後にポストカードの穴にぴったりはまるクッキーをもらったら完成です!
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今回ご協力いただいたイラストレーターのお三方です!
▲大河原健太さん。
■tomomi takashioさん。
●福田美里さん。
参加者のみなさんと和気あいあいとお話ししながら、一枚一枚ていねいに描いてくださいました。手を抜かない作家魂は、さすがです!
ポストカードの答えと好きな色の「むらさき」から、とってもすてきなオリジナルのイラストになりました!常設展示室で「とけいのおと」がきこえてくるような作品を見つけたようですね。どの作品かしら?
こちらのファミリーは、ポストカードの穴は●でした。みどりの山、ダイナミックですね!
外が暗くなってからは、エントランスホールへ移動。幻想的な雰囲気の中、描いてもらいました。
じっくりと作品を鑑賞して、おうちに帰っても自分だけのイラストとクッキーが楽しめる、とってもおいしいイベントでした!
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ご参加いただいたみなさま、ほぼお休みなしで筆を動かしていたイラストレーターの大河原さん、takashioさん、福田さん、ありがとうございました。優しいお味のほっこりするクッキーをつくってくださったぷてぃpetitさん、ありがとうございました。
また、当日お手伝いいただいた方々、素敵なイベントを企画してくださったFRIDAY SCREENの坂内さん、鈴木さんありがとうございました!
芸術鑑賞講座を開催しました
10月9日(土)、当館前館長の早川博明氏による芸術鑑賞講座を開催しました。
今年度3回目となる今回のテーマは「ティツィアーノと《聖愛と俗愛》」。
豊かな色彩で人物を生き生きと描き出す、ヴェネツィア派の巨匠の名画を楽しみました。
《聖母被昇天》《ウルビーノのヴィーナス》など他の傑作も併せて紹介しました。
ティツィアーノは代表作といえるものがいくつもあり、改めて偉大な画家であったことが分かります。
早川さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回は12月11日。今年度最後の芸術鑑賞講座です。
「カラヴァッジョと聖マタイ伝連作」をテーマに行います。
※今年度の受講者の募集は、定員に達したため終了しました。
芸術鑑賞講座を開催しました
8月14日(土)、芸術鑑賞講座「名画との対話」を開催しました。
第2回のテーマは、「ジョルジョーネと《ラ・テンペスタ(嵐)》」。
講師は当館前館長の早川博明氏です。
ジョルジョーネは、イタリア盛期ルネサンス時代に活躍したヴェネツィア派の天才画家。
伝染病のため34歳で亡くなっており、ジョルジョーネ作とされる作品はかなり少ないです。
講座では、代表作の《ラ・テンペスタ(嵐)》の他、《自画像》や《三人の哲学者》などの作品をご紹介しました。
今回はコロナウイルス感染症対策のため、会場を講堂に変更して開催しました。
早川さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
次回のテーマは「ティツィアーノと《聖愛と俗愛》」。
開催日は10月9日(土)です。
※今年度の受講者の募集は、定員に達したため終了しました。
芸術鑑賞講座を開催しました
6月12日(土)、当館講義室にて「芸術鑑賞講座―名画との対話」を開催しました。
この講座では、西洋美術史を彩る巨匠たちの美しい名画に秘められた絵画表現の意味と魅力を読み解いていきます。
全部で4回開催する講座の第1回目のテーマは、「レオナルド・ダ・ヴィンチと《モナ・リザ》」。
複雑な表情で、多くの人々を魅了するこの作品は、レオナルドが亡くなるまで手元に置いていました。
今回の講座では、《岩窟の聖母》や《最後の晩餐》など他の作品についても触れながら紹介しました。
次回のテーマは「ジョルジョーネと《ラ・テンペスタ(嵐)》」。
開催日は8月14日(土)です。
※今年度の受講者の募集は、定員に達したため終了しました。
館長講座 延期分を開催しました
「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとした早川博明前館長による館長講座は2018年度より始まりました。
今年3月に最終回を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの影響によりやむなく延期に。
それから約半年が経過し、8月29日(土)にようやくこの最終回を延期開催することができました。
事前申込制・間隔をあけて座って頂くなど、ウイルス感染防止策を行いながら、これまでとは違う形での開催となりましたが、
みなさん非常に熱心に、久しぶりの早川さんのお話に耳を傾けていました。
約2時間、あっという間の時間でした。
お話を終えたあと最後に、美術館友の会の方が素敵な花束を贈って下さいました。
とても和やかな雰囲気に胸が温かくなった場面でした。
館長講座「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」は一先ずこの最終回をもって一区切りです。
ご参加頂いたみなさま、有り難うございました!
そして早川さん、シリーズ講座おつかれさまでした!
WORKSHOP MART開催しました
8月2日(日)、当館庭園にて「WORKSHOP MART~おうちを美術館にしよう~」開催しました!
連日雨が続いていましたがこの日は晴れ、暑いくらいのお天気でした。
今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、いつもと形式を変えての開催となりました。
これまでのようなワークショップ出店ではなく、持ち帰って家で楽しめるワークショップキットを準備しました。
家の中で制作し、完成した作品を飾っておうちの中を彩ります。
準備されたキットは8種類。
絵画、彫刻、グラフィック、テキスタイル、版画の各ジャンルに加え、過去に参加してくれた作家のワークショップ3種類が並びました。
一番上から
画家になってみよう!「静物画を描くキット」
彫刻家になってみよう!「《歩く花》のとなりを歩く彫刻をつくろう」
グラフィックデザイナーになってみよう!「レイアウト・レイヤーキット」
染色家になってみよう!「キッチンでもできるハーブ染めキット」
版画家になってみよう!「フロッタージュキット」
さっそく美術館の石畳を使って作品づくりをしている方もいました!
こちらは、過去に参加してくださった作家さんによるワークショップキット。
左から、
工房マートル(キャンドル作家)さんの「揺らめく色のワックスモビール」
佐藤恭子(綿花農家)さんの「サシェをつくろう 鼻で絵を見たことがありますか?」
Decca*chi (革コモノ作家)さんの「とったどー!大漁だぞー♪モビール」
8種類のキットは、すべて完成後におうちで飾れるよう、額縁が入っていたり、ひもでかけられるようになっていました。
みなさん、キットでどんな作品ができるのかスタッフの説明を聞きながら、選んでいました。
また、当日参加できるワークショップが1つだけありました。
「いつもの街角」
軽くて水に強い素材でできたクラッチバッグに、スタンプを押して、オリジナルバッグをつくりました。
こちらもたくさんの方にご参加いただきました。
キットを使っておうち時間を楽しみ、完成した作品で部屋を彩っていただけたらうれしいです!
ご参加いただいたみなさま、ワークショップキットを企画・制作していただいたみなさま、ありがとうございました。
また、当日暑い中スタッフとしてお手伝いいただいた方々、FRIDAY SCREENの坂内さん、鈴木さんありがとうございました。
館長講座を開催しました
11月23日(土)、 館長講座を開催しました。
昨年度に引き続き「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとし、美術史の流れに沿って各時代様式の巨匠たちを紹介しています。
第4回のテーマは「新古典派とロマン派(アングル、ドラクロワなど)」。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回の予定は下記のとおりです。
第5回 1月18日(土) 英独西の近代巨匠(ターナー、フリードリヒ、ゴヤ)
10時半~12時頃まで講義室にて開講します(聴講無料)
事前申し込みは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。
ワークショップマート開催しました!
9月16日(月・祝)、当館にてワークショップマートを開催しました!
3回目の今回はあいにくの雨。
初めて美術館のエントランスホールでの開催となりました。
今年のワークショップは、当館の収蔵作家をテーマに考えていただきました。
どのようなものがあったのか簡単にご紹介します。
◆FRIDAY SCREEN
「いつもの街角」
紙でできたバックに、様々な模様のスタンプを押し、暮らしの中にある身近なものを作品に変身させました。
テーマにした作家はジョン・スローン
◆et craft
「漆をみがき出して作る光のペンダント」
銀色の下にピサロの作品の色使いやタッチを元にした模様が漆で描かれています。
模様を出しながら、漆をつるつるぴかぴかにみがきました。
テーマにした作家はカミーユ・ピサロ
◆佐賀健
「ぼくらのガニング・ロックス」
ワイエスの作品のひとつ《ガニング・ロックス》をもとにしたワークショップ。
小さな板に板に描かれた、真っ黒な背景と目や口などがない横顔に、オリジナルの絵を描きました。
テーマにした作家はワンドリュー・ワイエス
◆Decca*chi
「ぶら下げよう♪お家ポケット」
家のかたちをモチーフにした革に絵を描き、首からぶら下げて使えるお家ポケットを作りました。
テーマにした作家は斎藤清
◆tenonaka
「自然光と影」
カップに石けんと植物を選んで詰め、自然を感じられる贈り物を作りました。
テーマにした作家はクロード・モネ
◆工房 マートル
「揺らめく色のワックスモビールをつくろう」
キャンドルのかけらを自由に削って、偶然に生まれた色の重なりをモビールで楽しみました。
テーマにした作家は加納光於
◆山ぐらし
「ふくしまの旗をつくろう」
タグをキャンバスに、様々な種類の生地を切ったり貼ったり重ねたりして福島市のペナントを作りました。
テーマにした作家は小関庄太郎
◆MOTO COFEE
「コーヒーで世界を変える」
一粒一粒に想いを馳せてコーヒー豆をブレンドしていきました。
テーマとなった作家はベン・シャーン
◆佐藤恭子
「サシェを作ろう~鼻で絵を見たことがありますか?~」
育てた綿花から織った布で作った袋に、綿花の種やハーブを摘めてサシェを作りました。
目だけではなく鼻でみる絵画で、美術館を楽しみます。
テーマにした作家は小川芋銭
◆山口やすひろ
「まねっこミュージアム~パントマイムで遊ぼう~」
音楽に合わせて展示室にある絵の中の人物のまねをしてみたり、絵の中に入って絵の奥を探検してみました。
開催日は敬老の日。この日は常設展示室が無料でした。
ワークショップにご参加いただいた方々もたくさん常設展をご覧になっていました。
各ワークショップのテーマになっていた作品も全て展示されています。
パントマイム時間の後には、当館学芸員によるミニギャラリートークも開催しました。
参加いただいたみなさま、ワークショップ、フード出店をしていただいたみなさま、ありがとうございました。
そして、今回も企画をしてくださったFRIDAY SCREENの坂内さん、鈴木さん、ありがとうございました!
第3回目 館長講座
9月21日(土)、今年度第3回目の館長講座を開催しました。
昨年度に引き続き「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとし、美術史の流れに沿って各時代様式の巨匠たちを紹介しています。
今回の講座内容は「ロココ (2) ホガーズ、レノルズ、カナレットなど」です。
上記の作家のほか、ゲーンズボロ、ティエポロ、グアルディについても取り上げました。
18世紀イギリス、イタリアの代表的な画家たちが織りなした軽やかで優美な絵画世界をご紹介しました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回以降の予定は下記のとおりです。
第4回 11月23日(土) 新古典派とロマン派(アングル、ドラクロワなど)
第5回 1月18日(土) 英独西の近代巨匠(ターナー、フリードリヒ、ゴヤ)
第6回 3月21日(土) 19世紀写実派(ミレー、コロー、クールベ)
次回の第4回目のみ、休館をはさむため第4土曜日の開催となります。ご注意下さい。
10時半~12時頃まで講義室にて開講します(聴講無料)
事前申し込みは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。
みなさまのご来場をお待ちしております。