2017年8月の記事一覧
参加者募集中です!
9月2日(土)、3日(日)に、創作プログラム「どきどきわくわく!ピンホールカメラ体験」を開催します!
8月はじめに定員に達したため受付を締め切りましたが、キャンセルが出ましたので、再募集しております。
詳細は下記のとおりです。
「どきどきわくわく!ピンホールカメラ体験」
針で開けた小さな穴から、暗箱に射しこむ光を写し取るピンホールカメラ(針穴写真)。
今回は2日間の日程で、カメラ(暗箱)を手作りし、身近なものや風景を撮影し、暗室でゼラチン・シルバー・プリントの制作を行います。
わずかな光をゆっくりと時間をかけて集めるピンホールカメラで、どんな世界が写るでしょうか。
· 日時:9月2日(土)、3日(日)※2日連続
· いずれも10:00〜15:30ころ ※お昼をはさみます
· 対象:小学生以上12名 ※小学生は保護者同伴
· 材料費:一人1000円程度
· 会場:実習室ほか
· 講師:千葉奈穂子氏(写真家)
· 申込締切:定員に達し次第終了
自分でピンホールカメラを作り、現像の体験までできます!
まだ受け付けておりますので、ぜひお申し込みください。
常設展第Ⅱ期紹介②
〈三室目〉
お待たせしました。ベン・シャーンとアンドリュー・ワイエス、人気の両作家が今期では展示されています!
ベン・シャーンはポスターや油彩作品などを展示しています。一番大きい作品は《ラッキードラゴン》です。
ここに描かれているのは、第五福竜丸事件(1954年)で被爆された久保山愛吉さんです。作者の思い、久保山さんのこと、「死の灰」・・・いろいろなことに思いを馳せずにはいられない作品です。
この他、アメリカの街と人々を撮影したシャーンの写真も展示しています。(オリジナルはハーバード大学附属フォッグ美術館所蔵です)
ワイエス作品は、壁一面に5点!並べて展示しています。ワイエスの世界を堪能できます。
両作家以外にも、モネ《ジヴェルニーの草原》、ルノワール《帽子を被る女》、コロー《ヴィル・ダヴレー》など展示しています。
〈四室目〉
最後の部屋にたどり着きました。今回、片方では斎藤清、もう片方では小関庄太郎を特集として組みました。
斎藤清は、〈霊峰〉シリーズを展示しています。富士山の描かれ方と前景のモチーフの形が呼応しているのが分かります。お越しになったら、牛が何頭いるのか是非、数えてみてください。
反対側には小関庄太郎の写真が展示されています。1階で開催中のラルティーグ展と絡めての展示です。琴線に触れるような、郷愁を誘う作品群です。
盛りだくさんな常設展Ⅱ期の会期は9月24日まで、ラルティーグ展は9月10日までの開催です。お見逃しなく!
「チェキで撮ろう!~〇〇の瞬間~」3日目、開催しました!
8月5日(土)、「チェキで撮ろう!~〇〇の瞬間~」3日目を開催しました!
まずは現在開催中の企画展で取り上げているラルティーグとその写真について紹介。
好きな色のチェキを1台ずつ選んでもらい、チェキの使い方と、撮るときのポイントをお話します。
最終回は3日間の中で一番暑い日になりました!ぼうしをかぶり、水筒を手にいよいよ撮影開始!!
フラフープまわし!
岩からジャンプ!
どんな風に撮れたかな?
撮った写真は、しばらく待っていると浮かび上がってきます。
ふたりで大きなまる!
夢中になって撮影を続け、それぞれ10枚撮りました。
実習室に戻り、アルバムづくり!
最後はみんなで一斉にジャンプして記念撮影しました!
参加いただいたみなさん、ありがとうございました!!
3回にわたって開催した「チェキで撮ろう!~〇〇の瞬間~」、雨が降ることもなく全て外で撮影できました!
さて、みなさんどんな瞬間をつかまえたのでしょうか?
そしてどんなアルバムが完成したのでしょうか?
みなさんの作品は、現在エントランスホールに展示しています。(~9月10日まで)
展覧会とあわせて、こちらもお楽しみください。
*今回は、展覧会の協力にも入っていただいている富士フイルムイメージングシステムズ株式会社さまからチェキをお借りしました。
ありがとうございました。
「チェキで撮ろう!~〇〇の瞬間~」2日目、開催しました!
8月2日(水)、「チェキで撮ろう!~〇〇の瞬間~」2日目を開催しました!
今回は夏休みに入っているので、平日にワークショップを企画してみました。
小学生から高校生、大人の方まで予想以上に多くの方に参加いただきました。
前回と同様、ラルティーグ少年がいつカメラに出会ったのか、そしてどのような写真を撮っていたのか画像を映しながら紹介しました。
その後、チェキの使い方と、撮るときのポイントをお話します。
みんなで使い方を確認したら、外に出ていよいよ撮影開始!!
当日はとてもいい天気でした!
岩からジャンプ!
ヘディング!
フラフープを投げる!
全力で走る!
庭で思い思いに身体を動かし、それぞれ10枚ずつ写真を撮り終えました。
次に実習室に戻り、アルバムづくりをしました。
今回の企画展で取り上げているラルティーグは、自身が撮った写真をトリミングしたり、配置を工夫したりして貼り付け、たくさんのアルバムをつくっています。(展覧会では複製したアルバムの一部も展示しています)
最後はみんなで一斉に走って記念撮影しました!
参加いただいたみなさん、ありがとうございました!!
さて、みなさんどんな瞬間をつかまえたのでしょうか?
そしてどんなアルバムが完成したのでしょうか?
今回のワークショップの作品は、エントランスホールに展示しています。
展覧会とあわせて、こちらもお楽しみください。
*今回は、展覧会の協力にも入っていただいている富士フイルムイメージングシステムズ株式会社さまからチェキをお借りしました。
ありがとうございました。
常設展第Ⅱ期紹介①
展示内容の一部をご紹介します。
〈一室目〉
今期の日本画は、夏を感じさせる作品を展示しております。横山大観、酒井三良などなんとも涼しげです。
圧巻なのは、池田遙邨の《大漁》でしょう。まるで自分も海の中にいるような気がしてきます。
現代の日本画では、上野泰郎、内田あぐり、津田一江の作品を展示しています。
屏風の反対側を振り向くと、佐藤朝山(玄々)の彫刻が5点あります。相馬市出身の彫刻家です。日本橋・三越本店の天女像で有名ですね。
ウサギさんのつぶらな瞳がかわいらしいです。
でも是非後ろ側にもまわってみてください。
この丸み!とてもホワホワしてそう・・・!
突き当たりのコーナーにきました。安井曾太郎、岸田劉生等から脇田和、田淵安一までの近代洋画を展示しております。
関根正二は《姉弟》の他、水彩やインクによる小作品も出品しています。
〈二室目〉
今期は、抽象絵画のコレクションを公開しています。
田中敦子の丸い作品がお出迎えしてくれます。
壁面の裏にまわると、、、
菅井汲の箱型作品が現れます。
絵画の方も山口長男、堂本尚郎などなどスケールが大きい作品が並びます。
迫力のある展示室です。
ぜひ、確かめにいらしてください!
以上、一室・二室の紹介でした。残る三室・四室の様子も随時アップしていきます!
水鉄炮でTシャツ作り!〜ふしぎな模様と色彩〜
夏を爽やかに彩る素敵なTシャツが完成しました!
本日は、少し遅くなりましたが7月15日に開催いたしました
「創作プログラム〜水鉄炮でTシャツ作り!〜ふしぎな模様と色彩〜」
のご報告です。
講師の先生は、画家で東北芸術工科大学准教授の青山ひろゆきさんです。
そして今回は、同じく東北芸術工科大学から、学生さんお二人。心強いアシスタントがお手伝いに
来て下さいました!
Tシャツ作りは、蝋(ろう)で染料を目止めし模様を描く「ろうけつ染め」をもとにしていますが、
Tシャツを染める道具に水鉄砲を使うことで、
思いもよらない色の混ざり具合や模様があらわれてくることを楽しめるのが
青山さん流のTシャツ作りです!
蝋は蜜蝋(みつろう)をつかいます。青山さんは、本物のミツバチの巣をみんなに紹介しながら、丁寧に
原料のお話をしてくださいました。
制作工程は、青山さんのレクチャーから始まり、ろうけつ染め体験(型などを使った練習)⇒
Tシャツに蝋を塗る(模様を描く)⇒屋外で水鉄砲による染め付け⇒乾燥(お昼休み)⇒アイロンと新聞紙を使って蝋抜き⇒完成です。
午前10時に始まり、午後2時30分終了のコースです。
まずは、青山さんがお手本を・・・。
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皆さん、筆や型を使いながら、Tシャツに蜜蝋を塗って模様を描きました。
いよいよ外で染め付けです。(この日は猛暑です〜)染料は色鮮やかな蛍光色です!子どもたちは、
すでに水鉄砲を手に取り準備完了です。
そして、染料発射!それっ!
びゅーっ!
大人の方も。
子ども達も。
夏の日差しをうけながら、色とりどりのTシャツが輝きます。
お昼を食べながらTシャツが乾くのを待って、蝋抜きです。
Tシャツに新聞紙をかぶせて、上からアイロンをかけます。
アイロンの熱で蝋をとかして、新聞紙にしみこませます。
蝋がTシャツから抜けるまで根気強く何度もアイロンをかけます。
地道な作業ですが、だんだん蝋が抜けてくると・・・。
白く模様が・・・。
美しい模様が浮き出てくるのです!おおっ美しい!
そして最後は、記念撮影ですっ。
世界に一つだけの不思議な模様をした美しく素敵なTシャツが完成しました!
みんなこれを着て、まぶしい夏を楽しんでください!
おしまい。
「チェキで撮ろう!」1日目開催しました!
7月30日(日)、当館実習室にて「チェキで撮ろう!~〇〇の瞬間~」を開催しました!
撮った写真がすぐにプリントできるインスタントカメラ“チェキ”を使ったワークショップです。
今回は写真家のラルティーグの展覧会にあわせての開催です。
まずは少しラルティーグ少年がいつカメラに出会ったのか、そしてどのような写真を撮っていたのか画像を映しながら紹介しました。
ジャンプする猫、階段を飛び降りる女性、椅子飛びをして遊ぶ男の子・・・・ラルティーグは動きのあるものの一瞬をとらえた写真を数多く残しています。
今回はみんなでチェキを使って色々な瞬間をつかまえてみよう!
カラフルなチェキの中から気に入った1台を選びます。
次にチェキの使い方と、撮るときのポイントをお話しました。
電源を入れて、天気に合わせて明るさ調整ダイヤルを設定。切り取りたい部分をファインダーで確認し、シャッターを切ります。
使い方を確認したら、美術館で準備した小道具(ボール、シャボン玉、フラフープ・・・)を持っていよいよ撮影!
前日まで雨が降っていたので心配していましたが、曇り空のままで雨が降り出すことはなく外で撮影できました。
みんな思い思いに体を動かし、(動き方を指示し)場所を選び、撮影します。
シャボン玉に囲まれて・・・
ジャンプ!
なわとび!
ボール投げ!
撮った写真は待っているとでてくるので、どんな風に撮れたのかみんなで見ることができます。
美術館の庭を駆け回り、体をたくさん動かし撮影終了しました!
実習室に戻り、撮った写真を並べて今度はアルバムづくり。
1人1枚ずつ台紙を選び、写真を貼り付け、横に書き込みをしたり、台紙に折り紙を貼ったりと工夫を凝らしてオリジナルのアルバムが完成しました。
最後はみんなでジャンプして記念撮影!
第1回目が終了しました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!!
さて、みなさんどんな瞬間をつかまえたのでしょうか?
そしてどんなアルバムが完成したのでしょうか?
第3回目が終了後、参加いただいたみなさんの作品をエントランスホールに展示します。
展覧会とあわせて、こちらもお楽しみください。
*今回は、展覧会の協力にも入っていただいている富士フイルムイメージングシステムズ株式会社さまからチェキをお借りしました。ありがとうございました。
ラルティーグ展、ギャラリートーク開催しました!
7月29日(土)、現在開催中の「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」のギャラリートークを開催しました!
幼少期のカメラとの出会いから、何気なく撮っているかのようにも見えるラルティーグの写真が撮影されるまでの背景。
撮影された人々のファッションがどのようなものに影響を与えたのかという裏話まで・・・。
カメラの機能や技法についての説明も交えながら、ラルティーグの魅力についてたっぷりお話ししました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
ラルティーグ展、次回のイベントは下記のとおりです。
ゲストトーク
「ラルティーグ:アマチュアから写真史の巨匠へ」
講師●金子隆一氏(写真史家)
日時●8月6日(日) 14:00~15:30
場所●企画展示室 *企画展観覧料が必要です
内容●東京都写真美術館で長年写真展を企画した金子氏に、写真史におけるプロとアマ、写真集の魅力について作品を前にお話しいただきます。あわせて、福島の写真家・小関庄太郎についても振り返ります。
こちらもぜひご参加ください!