カテゴリ:教育普及

「ミニ大津絵をつくろう!」

現在、当館企画展示室では「大津絵展」開催中です。

これにあわせて、13日(土)と14日(日)の2日間、エントランスホールに小さな体験コーナー「ミニ大津絵をつくろう!」を設けました。

江戸時代に東海道の大津周辺で旅人へのおみやげものとして親しまれた「大津絵」。

量産のため、版木押しや型紙で骨格をつくり、素早い筆づかいで色が塗られたものもありました。

今回は、和紙にスタンプされた黒い骨格を元に、色を塗ったり、表情を描き入れたりして、小さな大津絵をつくりました。

塗る前はこのような感じ。

 

左から《瓢箪鯰》、《大黒外法の相撲》、《鷲》、《鬼の念仏》の4種類。

顔の部分が抜けているので、表情を自由に描きこむことができます。

 

着彩の道具はポスカを準備。

基本の7色以外にも、使いたい色を自由に使って色を塗っていただきました。

 

みなさんとっても集中して塗ったり描きこんだりしていました。

完成したミニ大津絵の一部ご紹介。

 

元になっている黒い骨格は一緒ですが、色合いや表情によって全く異なる印象の作品が完成しました。

 

オリジナルのキャラクターを生み出す方もいて、発想に私たちスタッフもびっくり!

 

ご参加いただいた方からは、「たのしかった」、「塗り絵なんて久しぶりでおもしろかった」、「展覧会の思い出になった」などのご感想をいただきました!

短時間のワークショップでしたが、「大津絵」の魅力を感じていただけたらうれしいです。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

「もうひとつの江戸絵画 大津絵展」は6月28日(日)まで開催しています。

ぜひご来館ください。

「冬に透ける街~水彩絵の具の光に透ける感覚を楽しもう~」開催しました。

2月15日(土)創作プログラム「冬に透ける街~水彩絵の具の光に透ける感覚を楽しもう~」を開催しました。

講師は画家で絵本作家の小原風子さんです。

今日のワークショップでは、クレヨンや水彩絵の具で半紙を彩り、実習室の大きな窓に貼って街や森を創ります。どんな風景が広がるのか楽しみです!

 

はじめにフロッタージュの実演です。

凸凹の上に半紙を置いて、クレヨンやパステルでこすり模様を写し取ります。

 

実習室の中にもおもしろい模様がたくさんありました。まるで宝探しです!

 

今度は、美術館の庭で宝探しです!

木の根や葉の複雑な形もおもしろい。人工物の規則正しさもおもしろい。いろいろな発見があります。

 

 

集めた模様をみんなで鑑賞して午前は終了です。たくさん集めました!

 

午後は、集めた形を水彩絵の具で彩り、実習室の窓をみんなで街や森にしていきます。

 

貼ったり、切ったり、ちぎったり、大きな窓が彩られていきます。背景の信夫山もいい演出をしてくれています。

 

できあがった街や森に、自分と自分の友達を住まわせます。かわいい。

 

室内の照明を消すと光に透ける街が浮かび上がりました。

 

外から見ると、ここでも信夫山がいい演出をしてくれています!

 

天候にも恵まれ、笑顔の絶えないワークショップでした。

風子さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」はじまりました!

「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」が本日より企画展示室Bではじまりました!

今年度のワークショップに参加した子ども達の作品を全て展示しています。

子ども達の柔軟な発想と感性をお楽しみください。見ごたえあります!

 

1月25日(土)~2月2日(日)

観覧料:無料

開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)

休館日:1月27日(月)

「美術館への年賀状展」はじまりました!

新春恒例「美術館への年賀状展2020」が、12日(日)よりエントランスホールではじまりました!

県内の小・中・高校生から当館宛てにお送りいただいた年賀状をすべて展示しています。

 

今年の干支である「子」をモチーフにした作品や、鯛や獅子舞、鏡もちを描いたもの。

また、新年の抱負が書かれ、子ども達の決意を感じられるものもあります。

鉛筆や絵の具、貼り絵やスタンプと技法も様々!

年賀状展は1月31日まで展示しております。ぜひご来館ください。

 

●観覧料:無料
●開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
●休館日:14(火)、20(月)、27(月)

創作プログラム「組み木のおもちゃを作ろう!」開催しました

12月15日(日)、当館実習室にて創作プログラム「組み木のおもちゃを作ろう!」を開催しました。

講師は創作おもちゃ作家の古川英樹さんです。

今回は、親子で好きな動物やクリスマスにちなんだ組み木のおもちゃを作ります!

 

前半は「のぼり人形」づくり。

動物や人の形など、好きなデザインを考え紙に描きます。

 

親子で話し合いながら、古川さんにアドバイスをもらいながら、形を考えていっていました。

描き終えたらスプレーのりで木の板に貼り付けます。

ここからいよいよ糸のこを使った作業です。

まずは古川さんにお手本を見せていただきました。

手を置く場所や木の向きを変えるタイミングなどについてアドバイスをいただきました。

早速みなさん親子一組一台で糸のこの作業を進めます!

親子で協力しながら、線に沿って糸のこで切っていきます。

 

黙々と切断作業。

初めて糸のこを使った!というお子さんも多かったですが、みなさんとても上手に切れていました。

切断が終わったら、ひもを通すための穴をドリルで開けていきます。

この作業は少し難しいので、古川さんがサポート。

ハンドルの操作を子ども達がしました。

それぞれやすりがけをし、自由に色を塗って午前中は終了。

お昼休憩の後、ひもを通してそれぞれボールや果物などのパーツをつけて、のぼり人形が完成しました!

とってもかわいいのぼり人形たち。みんな早速動かしてみます。

最初はうまく上げられなかった子もいましたが、コツをつかむとスイスイとのぼらせていました。

午後は組み木のかざりを作ります。

古川さんからは組み木のデザインを考えるときのコツを教えていただきました。

好きな動物や2020年の干支であるねずみ。クリスマスツリーなど季節に合わせたものなどみなさん自由にデザインを考えます。

午前中に切るのが難しかった部分を改良している親子さんもいました。

デザインができたら糸のこで切断作業。

2回目のためか、みなさん切るのが早くなり、細かい部分まで切ることが出来ていました。

作りたい組み木のイメージに合わせ、場合によって混色をしながら丁寧に色を塗っていきます。

みなさん、ひとつひとつのパーツをじっくりきれいに塗っていました。

作品が完成!

最後にみんなで鑑賞会をして作品について紹介してもらいました。

みなさん素敵な作品が完成しました!

ぜひおうちに飾ったり、つり下げたりして楽しんでいただきたいです。

 

古川さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!