カテゴリ:教育普及
「冬に透ける街~水彩絵の具の光に透ける感覚を楽しもう~」開催しました。
2月15日(土)創作プログラム「冬に透ける街~水彩絵の具の光に透ける感覚を楽しもう~」を開催しました。
講師は画家で絵本作家の小原風子さんです。
今日のワークショップでは、クレヨンや水彩絵の具で半紙を彩り、実習室の大きな窓に貼って街や森を創ります。どんな風景が広がるのか楽しみです!
はじめにフロッタージュの実演です。
凸凹の上に半紙を置いて、クレヨンやパステルでこすり模様を写し取ります。
実習室の中にもおもしろい模様がたくさんありました。まるで宝探しです!
今度は、美術館の庭で宝探しです!
木の根や葉の複雑な形もおもしろい。人工物の規則正しさもおもしろい。いろいろな発見があります。
集めた模様をみんなで鑑賞して午前は終了です。たくさん集めました!
午後は、集めた形を水彩絵の具で彩り、実習室の窓をみんなで街や森にしていきます。
貼ったり、切ったり、ちぎったり、大きな窓が彩られていきます。背景の信夫山もいい演出をしてくれています。
できあがった街や森に、自分と自分の友達を住まわせます。かわいい。
室内の照明を消すと光に透ける街が浮かび上がりました。
外から見ると、ここでも信夫山がいい演出をしてくれています!
天候にも恵まれ、笑顔の絶えないワークショップでした。
風子さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」はじまりました!
「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」が本日より企画展示室Bではじまりました!
今年度のワークショップに参加した子ども達の作品を全て展示しています。
子ども達の柔軟な発想と感性をお楽しみください。見ごたえあります!
1月25日(土)~2月2日(日)
観覧料:無料
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
休館日:1月27日(月)
「美術館への年賀状展」はじまりました!
新春恒例「美術館への年賀状展2020」が、12日(日)よりエントランスホールではじまりました!
県内の小・中・高校生から当館宛てにお送りいただいた年賀状をすべて展示しています。
今年の干支である「子」をモチーフにした作品や、鯛や獅子舞、鏡もちを描いたもの。
また、新年の抱負が書かれ、子ども達の決意を感じられるものもあります。
鉛筆や絵の具、貼り絵やスタンプと技法も様々!
年賀状展は1月31日まで展示しております。ぜひご来館ください。
●観覧料:無料
●開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
●休館日:14(火)、20(月)、27(月)
創作プログラム「組み木のおもちゃを作ろう!」開催しました
12月15日(日)、当館実習室にて創作プログラム「組み木のおもちゃを作ろう!」を開催しました。
講師は創作おもちゃ作家の古川英樹さんです。
今回は、親子で好きな動物やクリスマスにちなんだ組み木のおもちゃを作ります!
前半は「のぼり人形」づくり。
動物や人の形など、好きなデザインを考え紙に描きます。
親子で話し合いながら、古川さんにアドバイスをもらいながら、形を考えていっていました。
描き終えたらスプレーのりで木の板に貼り付けます。
ここからいよいよ糸のこを使った作業です。
まずは古川さんにお手本を見せていただきました。
手を置く場所や木の向きを変えるタイミングなどについてアドバイスをいただきました。
早速みなさん親子一組一台で糸のこの作業を進めます!
親子で協力しながら、線に沿って糸のこで切っていきます。
黙々と切断作業。
初めて糸のこを使った!というお子さんも多かったですが、みなさんとても上手に切れていました。
切断が終わったら、ひもを通すための穴をドリルで開けていきます。
この作業は少し難しいので、古川さんがサポート。
ハンドルの操作を子ども達がしました。
それぞれやすりがけをし、自由に色を塗って午前中は終了。
お昼休憩の後、ひもを通してそれぞれボールや果物などのパーツをつけて、のぼり人形が完成しました!
とってもかわいいのぼり人形たち。みんな早速動かしてみます。
最初はうまく上げられなかった子もいましたが、コツをつかむとスイスイとのぼらせていました。
午後は組み木のかざりを作ります。
古川さんからは組み木のデザインを考えるときのコツを教えていただきました。
好きな動物や2020年の干支であるねずみ。クリスマスツリーなど季節に合わせたものなどみなさん自由にデザインを考えます。
午前中に切るのが難しかった部分を改良している親子さんもいました。
デザインができたら糸のこで切断作業。
2回目のためか、みなさん切るのが早くなり、細かい部分まで切ることが出来ていました。
作りたい組み木のイメージに合わせ、場合によって混色をしながら丁寧に色を塗っていきます。
みなさん、ひとつひとつのパーツをじっくりきれいに塗っていました。
作品が完成!
最後にみんなで鑑賞会をして作品について紹介してもらいました。
みなさん素敵な作品が完成しました!
ぜひおうちに飾ったり、つり下げたりして楽しんでいただきたいです。
古川さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
創作プログラム「まんが絵巻をつくろう」
11月24日(日)、当館実習室にて創作プログラム「まんが絵巻をつくろう!」を開催しました。
講師は、アーティストの久松知子さんです。
まず、「絵巻」とはどんなものか?
「横長の巻物の絵。右から左へくり広げて楽しむもの」、歴史についても簡単に説明していただきました。
なんと今回のワークショップのために、久松さんが一人に一つずつ、ミニ絵巻を作ってきてくれました。
みなさんこれを見て実際に絵巻をくり広げながら説明を聞きます。
今回のワークショップでは、常設展第Ⅲ期で展示している小川芋銭の《細道絵日記》、
《於那羅合戦》などに登場するキャラクター達をコラージュし、台詞や絵を描き加えて、巻物にします。
小川芋銭とはどんな画家なのか、また、それぞれどのような内容の作品なのかもお話しいただきました。
いよいよ制作です!
まず、切り抜かれたモチーフをみなさん好きに選び、並べたり組み合わせたりしながらお話を考えていきます。
だいたいのお話が決まったら、のりで貼り付け、そこに絵を描き加えたり、台詞やお話を入れていきます。
可愛いオリジナルのキャラクターを描いている方もいらっしゃいました。
親子で相談したり、じっくり静かに構想を練るなどしながら、みなさん制作を進めていきました。
お昼休憩をはさみ、仕上げ。
作品がだいたいできあがってきたところで、表装をしていきます!
久松さんがひとつひとつ丁寧に作る手順を説明してくださいました。
赤か青の2種類の布から選び、カラフルなひもの中から好きな物を選び、みんなで巻物にします。
みなさん真剣に貼り合わせて、オリジナルの巻物が完成しました!
子ども達は喜んで何度も広げたり巻いたりを繰り返していました。
最後の仕上げ。
短冊にタイトルを書きこみ、貼り付けます。
みなさんとっても楽しい作品が完成しました!
パーツをみることで、より作品自体にも関心を高まり、「帰りに作品を見に行こう!」と話している方もいました。
美術館スタッフ自身も、作品の細部まで改めて見る機会になり、登場人物の表情や筆の流れなど、作品の魅力を再発見する時間でした。
久松さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!