2012年10月の記事一覧

いのちの煌めき 田渕俊夫展

すみません、遅くなりました。
「いのちの煌めき 田渕俊夫展」、はじまりました。




田渕さんは院展で活躍する日本画家です。
これは開会式の様子。
東北でははじめての展覧会ですが、たくさんの方が集まってくださいました。




細い、シャープな描線で、すすきや朝顔を丹念に描き出します。



一瞬の煌めきの中に封じ込められた、永遠の時間。



使われるのは天然の絵具、和紙、墨、金銀箔、木。自然素材です。
目に美しいだけでなく、展示室が木の香りやひんやりした水辺の空気で満たされているような感覚に襲われます。
理屈でなく、日本画って気持ちいい、と思うひとときです。




最近の田渕さんは、永平寺や智積院の障壁画を手がけるようになり、
水墨の大画面の上で、あらたな挑戦をされています。


これは、震災後、この展覧会のために制作された作品、「惶(こう)I」「惶II」。全長20メートルの大作です。

自然の力への畏れ、再生の希望が託されています。






田渕さんの45年間の画業を、52点で振り返ります。

是非、美術館に爽やかな風を感じにいらしてください。

(M)

コレクション展3、始まっています!

10月3日よりコレクション展3が始まりました。
田渕俊夫展やふとん山にいらしていただいた後は、2階の常設展示室へもぜひ足をお運びください。

まず入ってすぐの部屋には日本画と洋画が展示されています。
日本画の今回のテーマは〈歴史と神話〉。

 

艶やかな作品に、どきどきさせられます。

洋画のコーナーでは関根正二を中心に、大正・昭和初期の名画をご覧いただけます。




第2室は抽象の部屋。



抽象の絵画と彫刻を同室にてご堪能ください。

フランスやアメリカの作品は、今回は第3室に移りました。

 

場所が違うと雰囲気も違くなるような気がするから不思議です。

最後の部屋は斎藤清と創作版画。



会津の秋の風景に、どこか懐かしい気持ちにさせられます。

 

急に肌寒くなりだした今日この頃ですが、
ほっとあたたかい気持ちになってお帰りいただければと思っています。

ぜひ足をお運びください。
お待ちいたしております。

(T)

あそVIVA★びじゅつかん2012 ワークショップ開催のお知らせ!

10月20日(土)14時より、エントランスホールで開催中の作品「あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き」にてワークショップを行います!(小学生以下が対象です)真っ暗闇の布団山トンネル(洞窟)に絵を描く、ドキドキわくわくのワークショップです。無料・申し込み不要、当日参加でOKです。お誘い合わせの上、お気軽にご参加ください!(ただし準備物として、懐中電灯か頭につけるライトをご持参くださいませ。)




(くに)

小沢剛グッズ販売中!

エントランスホールにて展示開催しております、あそVIVA★びじゅつかん2012「あなたが誰かを好きなように、誰もが誰かを好き」の作家:小沢剛さんのグッズをブックショップにて販売中です!こども達が描いた、かわいい絵がちりばめられたタオルや絵はがきなど、この機会に是非お買い求め下さいませ。




(くに)

ふとん山日誌 10月10日

この連休、ふとん山には多くの子供たちが遊びに来てくれました。ありがとう!
実は福島市内では福島稲荷神社の秋祭りがあって、午後から「お祭りに行ってきます」という子供たちもいました。お祭りは楽しいですよね。そういえば、キティちゃんの高級な風船を娘にせがまれ、買って帰ってきたら、あっという間に空の彼方。そんな悲しくて悔しい思い出がよみがえりました。

それはさておき、ですから、どちらかというと小さなお子さん達が多かったでしょうか。
彼らにとって、ふとん山はまずは目の前に聳える大きな存在。登るというのはかなりチャレンジングなことなのです。真剣な眼で、おそるおそる這い上がっていきます。



もうすぐポストだ。がんばれ!こどもの顔の口のところがポストなんです。



そしてなんとかポストにカードを投函し、いったいこの中どうなってるんだ?とひとしきり細い穴から中を覗いたあげく、ダメだ、見えなかったとあきらめたとたん、遊びのスイッチが入ります。

双子の彼らは、大はしゃぎで遊んでいきました。



この連休から、福島大学の学生さんたちがボランティアに来て下さっています。週末のふとん山の受付作業をお願いしています。これから大いに活躍してもらおうと思っていますので、よろしくお願いします。多くの方々に支えられているふとん山なのでした。

A.Y.