2017年11月の記事一覧

創作プログラム「多色木版画の制作」1日目

現在開催されている「斎藤清からのメッセージ」展に合わせて、創作プログラム「多色木版画の制作~木目と色彩のハーモニー~」を開催しました!
4日間の日程で、講師は市内で版画家として活動している太田隆明先生です。


109日(月・祝)、当館実習室にて1回目のワークショップを開催しました。



1日目は、技法体験。正方形の板1枚を使い、「回転木版画」に挑戦しました。

まずは板の大きさに合わせ、図案を考えます。



太田先生からのアドバイスをもとに修正し、図案を板に写して彫刻刀で彫っていきます。
彫刻刀で彫るときのポイントについてもお話いただきました。







白くしたい部分が大きい場合は、電動糸のこを使って切り出します。

 

版木に使っているのはベニヤ板。 
ホームセンターなどでも購入でき、薄いものであればカッターで切断することもできます。

彫り終わった後は木目に沿ってワイヤブラシをかけ、粉を掃除機で吸い取って木目を際立たせます。


次は刷る作業です。

今回は油性インクを使いました。色は黄色、赤、青、黒の4色。



太田先生の実演で刷り方の手順を確認した後は、受講者の方も自分の版を紙に刷っていきます。



インクをローラーにつけてのばし、
ローラーを転がして、版にまんべんなくインクをのせていきます。

版と紙をプレス機に持っていき、刷ります。



色ごとに90度ずつ回転させて3色まで刷るもの、黒を入れて4色まで刷るもの、回転させないで重ねて刷るものの3種類をまずは刷ってみます。

版は1枚だけですが、回転させて刷っていくことにより、思いがけない複雑な重なりが生まれます。
他にも、黒だけで3回刷ったり、2色で刷ったり、グラデーションをつくったり・・・。
インクの色が重なった部分は紫や緑、橙色などになり、多様な色合いになりました。



 


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日目はここで終了!

今回制作した回転木版画の作品を参考に、次回までに本制作の図案を考えてくることになりました。

 

4000人です!

斎藤清からのメッセージ展、本日観覧者4000人になりました。4000人目は福島市内から来られた方。記念品を副館長からプレゼントいたしました。ありがとうございます。

ギャラリートークを開催しました。

「斎藤清からのメッセージ展」今日は担当学芸員によるギャラリートークを開催しました。
肌寒い天気にもかかわらず、大勢の方にご参加いただきました。

初期作品を中心に、技法の解説、画風の変遷などをご説明しました。

斎藤清展3000人!

ご好評いただいております斎藤清からのメッセージ展では、本日3000人目のお客をお迎えいたしました!



郡山市からお越しいただきました石山様と菅野様です。館長より展覧会図録と斎藤清カレンダーをプレゼント。

明日からの3連休は、美術館はイベントが目白押し!
ワークショップほか、4日の2時からはギャラリートークを行います。

今月7日までは県の教育週間。高校生以下は無料となります。
ぜひご家族でお越しくださいませ。