カテゴリ:イベント
館長講座を開催しました
11月23日(土)、 館長講座を開催しました。
昨年度に引き続き「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとし、美術史の流れに沿って各時代様式の巨匠たちを紹介しています。
第4回のテーマは「新古典派とロマン派(アングル、ドラクロワなど)」。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回の予定は下記のとおりです。
第5回 1月18日(土) 英独西の近代巨匠(ターナー、フリードリヒ、ゴヤ)
10時半~12時頃まで講義室にて開講します(聴講無料)
事前申し込みは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。
ワークショップマート開催しました!
9月16日(月・祝)、当館にてワークショップマートを開催しました!
3回目の今回はあいにくの雨。
初めて美術館のエントランスホールでの開催となりました。
今年のワークショップは、当館の収蔵作家をテーマに考えていただきました。
どのようなものがあったのか簡単にご紹介します。
◆FRIDAY SCREEN
「いつもの街角」
紙でできたバックに、様々な模様のスタンプを押し、暮らしの中にある身近なものを作品に変身させました。
テーマにした作家はジョン・スローン
◆et craft
「漆をみがき出して作る光のペンダント」
銀色の下にピサロの作品の色使いやタッチを元にした模様が漆で描かれています。
模様を出しながら、漆をつるつるぴかぴかにみがきました。
テーマにした作家はカミーユ・ピサロ
◆佐賀健
「ぼくらのガニング・ロックス」
ワイエスの作品のひとつ《ガニング・ロックス》をもとにしたワークショップ。
小さな板に板に描かれた、真っ黒な背景と目や口などがない横顔に、オリジナルの絵を描きました。
テーマにした作家はワンドリュー・ワイエス
◆Decca*chi
「ぶら下げよう♪お家ポケット」
家のかたちをモチーフにした革に絵を描き、首からぶら下げて使えるお家ポケットを作りました。
テーマにした作家は斎藤清
◆tenonaka
「自然光と影」
カップに石けんと植物を選んで詰め、自然を感じられる贈り物を作りました。
テーマにした作家はクロード・モネ
◆工房 マートル
「揺らめく色のワックスモビールをつくろう」
キャンドルのかけらを自由に削って、偶然に生まれた色の重なりをモビールで楽しみました。
テーマにした作家は加納光於
◆山ぐらし
「ふくしまの旗をつくろう」
タグをキャンバスに、様々な種類の生地を切ったり貼ったり重ねたりして福島市のペナントを作りました。
テーマにした作家は小関庄太郎
◆MOTO COFEE
「コーヒーで世界を変える」
一粒一粒に想いを馳せてコーヒー豆をブレンドしていきました。
テーマとなった作家はベン・シャーン
◆佐藤恭子
「サシェを作ろう~鼻で絵を見たことがありますか?~」
育てた綿花から織った布で作った袋に、綿花の種やハーブを摘めてサシェを作りました。
目だけではなく鼻でみる絵画で、美術館を楽しみます。
テーマにした作家は小川芋銭
◆山口やすひろ
「まねっこミュージアム~パントマイムで遊ぼう~」
音楽に合わせて展示室にある絵の中の人物のまねをしてみたり、絵の中に入って絵の奥を探検してみました。
開催日は敬老の日。この日は常設展示室が無料でした。
ワークショップにご参加いただいた方々もたくさん常設展をご覧になっていました。
各ワークショップのテーマになっていた作品も全て展示されています。
パントマイム時間の後には、当館学芸員によるミニギャラリートークも開催しました。
参加いただいたみなさま、ワークショップ、フード出店をしていただいたみなさま、ありがとうございました。
そして、今回も企画をしてくださったFRIDAY SCREENの坂内さん、鈴木さん、ありがとうございました!
第3回目 館長講座
9月21日(土)、今年度第3回目の館長講座を開催しました。
昨年度に引き続き「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとし、美術史の流れに沿って各時代様式の巨匠たちを紹介しています。
今回の講座内容は「ロココ (2) ホガーズ、レノルズ、カナレットなど」です。
上記の作家のほか、ゲーンズボロ、ティエポロ、グアルディについても取り上げました。
18世紀イギリス、イタリアの代表的な画家たちが織りなした軽やかで優美な絵画世界をご紹介しました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
次回以降の予定は下記のとおりです。
第4回 11月23日(土) 新古典派とロマン派(アングル、ドラクロワなど)
第5回 1月18日(土) 英独西の近代巨匠(ターナー、フリードリヒ、ゴヤ)
第6回 3月21日(土) 19世紀写実派(ミレー、コロー、クールベ)
次回の第4回目のみ、休館をはさむため第4土曜日の開催となります。ご注意下さい。
10時半~12時頃まで講義室にて開講します(聴講無料)
事前申し込みは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。
みなさまのご来場をお待ちしております。
やなぎみわ展最終日、無人公演の代わりにWSで創作するパフォーマンスを披露
やなぎみわ展も9月1日で最終日となります。
1日には、視覚に障がいがある人、ない人が一緒にワークショップを楽しみます。
《神話機械》を鑑賞し、そして最後には参加者みんなで新しいパフォーマンス「黄泉比良坂」を作り上げます。見える人、見えない人一緒に、やなぎみわが表現する神話の世界を視覚だけでなく五感で体感しようという企画です。
日時:2019年9月1日(日) ①10:30~12:00 ②14:00~15:30
場所:福島県立美術館講義室、企画展示室
講師:やなぎみわ氏(美術家・出品作家)、ヤンマー嶋村氏(ミュージシャン)、担当学芸員
上演は午前11:45分くらいから、午後は15:15分くらいから、2回、各回15分程度の公演を予定しています。
ただし開始時間は、ワークショップの進行により、前後する可能性があります。
当日は、これまで1日3回やってきた無人公演は実施いたしません。
無人公演は31日土曜日が最終となります。
館長講座開催しました
5月18日(土)、当館講義室にて今年度初回の館長講座を開催しました。
2019年度も、昨年度に引き続き「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとしています。
第1回は「バロック(3)プッサン、ロラン、ラ・トゥール」
それぞれの作家や作品について、どのような時代背景で描かれたのか、込められた意図などについて交えながらご紹介しました。
参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
今年度の予定は下記のとおりです。
第2回 7月20日(土) ロココ(1)ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール
第3回 9月21日(土) ロココ(2)ホガーズ、レイノルズ、カナレットなど
第4回 11月23日(土) 新古典派とロマン派(アングル、ドラクロワなど)
第5回 1月18日(土) 英独西の近代巨匠(ターナー、フリードリヒ、ゴヤ)
第6回 3月21日(土) 19世紀写実派(ミレー、コロー、クールベ)
10時半~12時頃まで講義室にて開講します(聴講無料)
事前申し込みは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。
みなさまのご参加をお待ちしております。
ワークショップマート開催しました!
9月17日(月・祝)、当館の庭園にてワークショップマート開催しました!
今年で2回目、たくさんのお客様にご来館いただきました。
雨が降ることもなく、予定どおり屋外での開催となりました。
今年のワークショップも、当館の収蔵作品をテーマに考えていただきました。
どのようなものがあったのか簡単にご紹介します。
◆FRIDAY SCREEN
「静物画とハンカチーフ」
ハンカチにプリントされた額の中に、果物や花瓶のスタンプを押し、自分だけの静物画を作りました。
作品は、恩地孝四朗《静物(レモン)》1920年
◆bel*fonte(ベルフォンテ)
「横顔へんてこブローチ・マグネットを作ろう」
コルクボードを横顔の型で切り抜き、尾瀬で駆除された鹿の革や会津木綿を貼りつけ、横顔ブローチを作りました。
作品は、柚木沙弥郎の《人びと》1984年
◆Decca*chi(デッカチ)
「とったどー!大漁だぞー♪モビール」
魚の形になっている革に、カラフルな革のハギレを貼ったり自由に描いたりしてモビールを作りました。
作品は池田遙邨《大漁》1932年
◆木幡メリヤス
「自分にささげるアイスクリーム」
ニットに使われているカラフルな糸をほぐして、オリジナルのアイスクリームを作りました。
作品は、伊砂利彦《海に逝きし人々にささげる鎮魂歌》1992年
◆et craft (エトクラフト)
「何が出るかな?漆をみがき出してみよう!」
金色の下に作品をモチーフにした絵が漆で描かれています。
模様を出しながら、漆をつるつるぴかぴかにみがきました。
作品は田淵安一《花林朱径》1985年
◆佐藤恭子
「サシェを作ろう。~鼻で絵を見たことがありますか?~」
育てた綿花から織った布で作った袋に、綿花の種やハーブを摘めてサシェを作りました。
今までとはちょっと違った、目だけではなく鼻でみる絵画で、美術館を楽しみます。
選ばれた作家は、斎藤清、アンドリュー・ワイエス
◆MOTO COFFEE
「取り戻した朝の一杯のために」
冒険の後の朝に飲むコーヒーはどんなコーヒーでしょう?
そんな想像をしながらコーヒー豆のブレンドをするワークショップ。
作品はヤノベケンジ《ラッキードラゴン構想模型》2008年*寄託
◆cafe&gin mono
「クラフトジンの素を作ろう」
プレゼントしたい人や自分の好みを考えながら、たくさんあるスパイスや植物の中からぴったりの組み合わせを選びました。
作品は、村上善男《卍町に釘打ち(四)》1983年
◆tenonaka(テノナカ)
「並ぶ石けん」
石けんを3つ選び、型抜きしてガーランドを作りました。
作品は田淵安一《花林朱径》
◆佐賀建
「Stone Painting」
石を選んで観察し、マスキングテープを貼って色を塗りました。
選んだ作家は、アンドリュー・ワイエス
今年の開催日は敬老の日。
この日は常設展示室が無料でした。
ご参加いただいた、たくさんの方々が常設展をご覧になりました。
ワークショップのテーマになっていた作品も全て展示されています。
参加いただいたみなさま、ワークショップ、フード出店をしていただいたみなさま、ありがとうございました!
そして、今回も企画をしてくださったFRIDAY SCREENの坂内さん、鈴木さん、ありがとうございました!!
広重展講演会
那珂川町馬頭広重美術館長の市川信也さんをお迎えして、
「名所江戸百景の今と昔」についてご講演をいただきました。
今から160年ほど前の江戸を描いたこのシリーズは、現在地を求めてもとてもわからないほど様変わりしている東京という都市の姿をまざまざと浮かび上がらせるものでもありました。
昔はどこからでも富士山が望めた江戸、水運が物流の中心であった東洋のベニス。
幕府の定火消同心だった広重は、高さ16mの定火消櫓に登って江戸の街を見渡したことがあったそうです。それで、鳥の視点から描いたような浮世絵も生まれたんですね!
さらに、この名所江戸百景は直前に安政大地震が起こって、かなり地震や火災で街は被害を受けていたことなど、単なる名所絵というだけではない、さまざまなことを講演会で知ることができました。
ちなみに、名所江戸百景は、
①地震前のかつてあった風景
②地震後このようになってほしい風景
のいずれかが描かれているのだと、広重研究者の間では言われているそうです。
震災後の福島で、風景と人間の営みを考えさせられる、ほんとうによい機会にもなりました。
(HY)
二本松市での移動展オープン・館長ギャラリートーク
二本松市の合併10周年を記念し、二本松市出身の作家を中心に、福島県ゆかりの作家17名、大山忠作美術館の所蔵する下絵2点を含み、44点の作品を展示しています。
この展覧会は二本松市市民交流センター内3階にて、2つの会場で展示しています。
第1会場は大山忠作美術館。
今回は、当館が所蔵する大山忠作の作品7点と、大山忠作美術館が所蔵する下絵2点を展示しています。また、同じく二本松市出身の荻生天泉、石川良風。そして福島ゆかりの日本画家の作品を紹介しています。
さらに角田磐谷が福島の名所を描いた「新福島八景十勝」、この時期にはぴったりの斎藤清の「会津の冬」シリーズなどが並びます。
第2会場は市民ギャラリー。
二本松市出身の古川盛雄の作品を含め、蛇の鼻や安達太良山など、福島県民にとってなじみ深い景色が描かれた洋画が並びます。また、橋本高昇、朝秀、堅太郎の二本松市ゆかりの作家たちの彫刻作品が展示されています。
展示室正面の3体の作品が並ぶ様子には、静粛な空気が漂っています。
23日(土)には、当館館長、早川博明によるギャラリートークを開催しました!
当館が開館してまもなく開催された「大山忠作展~画業40年の歩み~」は、当時学芸員であった早川館長もかかわった展覧会。その際のエピソードなども交え、会場の作品1点1点について、画風の変化やモチーフ、作家の人物像など様々な視点からご紹介しました。
ギャラリートークにご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
2月6日(土)13:30~は、当館学芸員によるギャラリートークを開催いたします。
当館の改修工事等による休館のため、昨年5月に会津若松から始まった移動美術展。
福島市、須賀川市と会場を移し、今回の二本松市は、今年度の最終会場です。
雪が降り、寒い中ではありますが、ぜひ二本松市の移動展にご来場ください!
S.Y
松明あかしの日のギャラリートーク
ご来場いただいております。
入館者数、これまでの移動展の記録を塗り替える勢いです!
去る11月14日(土)、坂本学芸員による
ギャラリートークを開催いたしました。
海外作品から日本近代美術まで、
それぞれの絵のみどころを紹介しながら、
美術史の流れもわかりやすく解説しました。
雨の中にかかわらず、大勢お集まりいただき、
みなさん、熱心に聞き入ってくださいました。
松明あかしの日でしたので、無料入館日。夜8時までの開館でした。
松明あかし、すごい迫力でした!
いよいよ展覧会もあと一週間です。
お見逃しなく。
(すみません、今日は月曜で休館日なのでお間違いのないように)
M.K
須賀川市立博物館での名品展、オープンしました!
博物館は、この地方を統治した二階堂氏の中世の舘、「保土原舘」にあります。
素晴らしい紅葉の中、ゆったりと山を登ると、
須賀川市立博物館。
昭和45年に福島県内で最も早く開館した公立博物館です。私たちの大先輩です。
須賀川出身の亜欧堂田善の銅版画コレクションは全国でもよく知られています。
須賀川市立博物館さんと共同で企画した今回の移動展は、
県立美術館の代表的な作品によって構成されています。
休館中だから可能なのですが、もう二度とこんな展覧会は無理かもしれません。
モネ。ワイエス。ベン・シャーン。関根正二。岸田劉生。速水御舟。斎藤清。吉井忠。河野保雄コレクション。
県のコレクションは、文化度の高い須賀川の方のお眼鏡にかないますでしょうか?
オープン2日目の昨日、早川県立美術館長のギャラリートークが開催されました。
70人を超える方にご来場いただきました!
モネを購入したときの裏話とか、斎藤清さんとの思い出話とか、
館長ならではの、貴重なトークでした。
10月31日(土)には小学生のためのワークショップ、11月14日(土)には、学芸員によるギャラリートークがあります。
11月14日は博物館ちかくで行われる伝統行事「松明あかし」の日でもあります。
これは出品作の一つ、小関庄太郎さんの《須賀川松明あかし》。
この日は入館が無料になります。
(ただし午後は交通規制がありますので、お車でお越しの方はお問い合わせください。)
秋の須賀川、是非おでかけください。
(MK)