カテゴリ:イベント

芸術鑑賞講座を開催しました

12月10日(土)、早川博明氏(前当館館長)による今年度最後の「芸術鑑賞講座ー名画との対話」第4回目を開催しました。

今回ご紹介した西洋美術の巨匠は「フェルメール」です。

 

前回のレンブラントと同じく、17世紀オランダで活動したフェルメール。
現存する作品は多くてもわずか30数点ほどのみです。
その希少性と高い人気から、フェルメールは所蔵館の目玉の一つとして扱われており、美術展でもフェルメールはその展覧会の「顔」として特別な輝きを放っています。

光の微妙な加減を描き出し、落ち着きと謎めいた雰囲気を演出する技巧もさることながら、一目でこれはフェルメールだ!と分かる独自のスタイルを確立させたのはよく考えると凄いことですよね。現在の高い名声と人気も踏まえて、まさに唯一無二の画家と言えるでしょう。

 

 

ご参加いただいたみなさま、早川さん、ありがとうございました!

 

今年度の鑑賞講座はこれで終了ですが、2023年度も早川さんによる鑑賞講座は引き続き行う予定です。

日時および講座内容のテーマはまだ告知できませんが、初回が6月以降になる予定ですので、春にはホームページや美術館ニュースで鑑賞講座の年間予定をお知らせいたします。

 

来年もぜひご聴講にいらしてください。お楽しみに!

芸術鑑賞講座を開催しました

10月8日(土)、早川博明氏(前当館館長)による「芸術鑑賞講座ー名画との対話」第3回目を開催しました。

 

今回ご紹介した作家は「レンブラント」です。

17世紀オランダ絵画を代表する巨匠のひとりで、作品では集団肖像画を描いた「夜警」で特に知られています。

レンブラントは、自画像を生涯にわたって描き続けたことでも有名です。
彼の肖像画や自画像からなかなか目が離せないのは、描写の技術はさることながら、モデルがこちらに何か訴えかけているように思えるほど、人物の内面性と存在感をリアルに描き出しているからでしょう。

 

早川さんのご解説を受けながら、レンブラントが残した数々の名作をみなさんでじっくり鑑賞しました。
  

ご参加いただいたみなさま、早川さん、ありがとうございました!

 

今年度の鑑賞講座は、以下の次回で最終回になります。

第4回目(最終回)
日時:12月10日(土) 10:30~12:00
テーマ:「バロックの巨匠たち(4)-フェルメール」
会場:当館講堂

受講申込みは不要ですので、開催日に直接講堂までご来場ください(聴講無料)。

 

宮城県美術館でも11/27まで「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が開催していますね。
フェルメールについてもっと詳しく知りたい!という方は、12月の本講座にもぜひご参加になってみてください。

 

ご来場をお待ちしております!

芸術鑑賞講座を開催しました

8月13日(土)、当館前館長・早川博明氏による「芸術鑑賞講座ー名画との対話」第2回目を開催しました。

 

今回ご紹介した作家は、ベラスケスです。

17世紀バロック期にスペインで宮廷画家として活躍した人物で、庶民から王侯貴族まで幅広い人々をモデルに描いた肖像画や、宗教画など数多くの名作を生み出しました。
後世の芸術家にも多大な影響とインスピレーションを今もなお与え続けている、西洋美術史の偉大な巨匠の一人です。

構図の斬新さや、大雑把な筆遣いながらも離れて見るときらびやかに見えるテクニックなど、ベラスケスの凄さを作品画像を通して鑑賞しました。

モデルとして描かれた王族の運命はその後明るくはなかったかもしれませんが、絵の中で生き生きと輝いている姿を見ると、ベラスケスが宮廷画家として王族にとても大切にされていたことが納得できます。

 

  

ご参加いただいたみなさま、早川さん、ありがとうございました!

 

次回第3回目の講座は、
日時:10月8日(土) 10:30~12:00
テーマ:「バロックの巨匠たち(3)-レンブラント」
です。

会場は講堂、受講申込みは不要ですので、開催日に直接当館講堂までご来場ください(聴講無料)。

 

次回以降の予定については下記のページに載せております。
芸術鑑賞講座

 

ご来場を心よりお待ちしております。

芸術鑑賞講座を開催しました

今年も当館前館長の早川博明氏を講師に、全4回講座の「芸術鑑賞講座ー名画との対話」を開催いたします。

西洋美術史のバロック時代の巨匠たちを各回1人ずつ取り上げ、名画に秘められた絵画表現の意味と魅力を解説します。

 

6月11日(土)に第1回めの講座が行われました。今回ご紹介したのはルーベンスです。

ルーベンスは「王の画家にして画家の王」という異名を取るほど、当時のヨーロッパで名声を響かせた天才画家です。
代表作《マリー・ド・メディシスの生涯》などの歴史画や、神話画、祭壇画ではドラマチックな表現の力量がふんだんに表れており、一方で肖像画や家族を描いた絵では、人物の生命力が伝わってくる生き生きとした感じが、色づかいや肌の表現によって巧みに再現されています。

宮廷や当時の権力者から沢山の注文を受け、画家として大成功をおさめた彼の多才な手腕ぶりを、作品をお見せしながら解説しました。

 

  

ご参加いただいたみなさま、早川さん、ありがとうございました!

次回第2回めの開講予定は、
日時:8月13日(土) 10:30~12:00
テーマ:「バロックの巨匠たち(2)-ベラスケス」
です。

今年は会場を講堂にし、受講の事前申込みは不要ですので、開催日に直接当館講堂までご来場ください(聴講無料)。

次回以降の予定については下記のページに載せております。
https://art-museum.fcs.ed.jp/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%A5%AD/%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E4%BA%8B%E6%A5%AD/%E9%A4%A8%E9%95%B7%E8%AC%9B%E5%BA%A7

 

ご来場をお待ちしております!

「アートミーツクッキー」開催しました

10月30日(土)、当館庭園&常設展示室にて「アートミーツクッキー」を開催しました!

お天気に恵まれて絶好のイベント日和でした。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アートとクッキーが出あう」って、どういうこと??? みなさん、はじめは不思議そうに、でも興味津々に参加してくださいました。

 

まず、ポストカードを購入します。それから、常設展を鑑賞し、ポストカードに書かれている質問の答えを自分の言葉で記入します。庭にいるイラストレーターさんにカードを渡し、答えをもとにオリジナルのイラストを描いてもらいます。最後にポストカードの穴にぴったりはまるクッキーをもらったら完成です!

 

●▲■●▲■●▲■

 

今回ご協力いただいたイラストレーターのお三方です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大河原健太さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

tomomi takashioさん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福田美里さん。

 

参加者のみなさんと和気あいあいとお話ししながら、一枚一枚ていねいに描いてくださいました。手を抜かない作家魂は、さすがです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ポストカードの答えと好きな色の「むらさき」から、とってもすてきなオリジナルのイラストになりました!常設展示室で「とけいのおと」がきこえてくるような作品を見つけたようですね。どの作品かしら?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらのファミリーは、ポストカードの穴は●でした。みどりの山、ダイナミックですね!

 

外が暗くなってからは、エントランスホールへ移動。幻想的な雰囲気の中、描いてもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

じっくりと作品を鑑賞して、おうちに帰っても自分だけのイラストとクッキーが楽しめる、とってもおいしいイベントでした!

 

▲■●▲■●▲■●

 

ご参加いただいたみなさま、ほぼお休みなしで筆を動かしていたイラストレーターの大河原さん、takashioさん、福田さん、ありがとうございました。優しいお味のほっこりするクッキーをつくってくださったぷてぃpetitさん、ありがとうございました。

 

また、当日お手伝いいただいた方々、素敵なイベントを企画してくださったFRIDAY SCREENの坂内さん、鈴木さんありがとうございました!