カテゴリ:企画展

斎藤清展のみどころ紹介1

今日から、展示の内容をちょっとご紹介しましょう。

作品が231点ある他に、様々な資料類によって、斎藤さんの全貌がご理解いただけるようになっています。

まず、初期作品に使われた版木。独学で版画をはじめた斎藤さんの版木は、初期には一枚だけで、絵を描くように絵具を載せて摺られていました。
「凝視(花)」などは、キリでがりがりと版木を削って木目を浮き出しています。

雪の厚みをグラデーションであらわす「ぼかし」、ごまのような模様ができる「ごまずり」などの技法についてもご紹介しています。

グッズ売り場です。

「斎藤清からのメッセージ」展、グッズ売り場をのぞいてみましょう。
ねこのトートバッグ、カードセットがおすすめです。カレンダーや額絵、もちろん絵葉書も充実しています。



そして深く斎藤清を知りたい方のために。231点の図版に加えて資料を掲載、論文3本と詳細な年譜、文献を網羅した展覧会図録。

今ならお買い上げの方に展覧会のポスターをプレゼント!
このポスター、なかなかおしゃれだと評判です。

斎藤清のすべてを知りたい方へ

「斎藤清からのメッセージ」展、展示点数はなんと231点。
最大規模の回顧展です。

出世作の「ミルク」(1949年)、国際展で一躍注目を集めた「凝視(花)」(1950年)など有名どころから、こんな珍しい屏風まで。

そして京都、奈良の古寺や古仏をテーマにした1960年代の作品
それからライフワークである故郷・会津の風景画
とくに1970-97年制作された「会津の冬」全115点をはじめて一堂に展示しています。

360度、どこを見ても白と黒の世界。行けども行けども雪。
何故斎藤はここまで執拗に会津を描いたのか。雪景色を通して何を見ていたのか。

展示室で追体験できます。

撮影スポットができました!

ねこといっしょに写真をパチリッ!
企画展「斎藤清からのメッセージ」展に展示されている作品「凝視(猫)」のねこが撮影スポットに登場です!
展覧会観覧の記念に猫と写真はいかがですか?

斎藤清からのメッセージ展オープンしました!

「生誕110年・没後20年 斎藤清からのメッセージ」展がついにオープンしました!

当館の斎藤清コレクションは、1980年に作家本人より、それまで大事に手元に置いておいた主要作品のほとんどが寄贈されたことに始まります。
その後も新作ができるたびにエディションナンバー1の作品をご寄贈いただき、最終的には約500点もの質の高いコレクションが形成されました。

今回の展覧会はこうした作品群に斎藤清が込めた思いを、あらためて振り返ってみようというものです。

7日行われた開会式の様子です。


初日からたくさんの人にお越しいただきました。


今回の展覧会では、これぞという名品や、当館でしか見られない作品が多数展示されています。
また、1970年からの《会津の冬》シリーズ全115点をすべて展示しているのも見どころです。

画集ではわからない、作品の持つ質感などを、実際に足を運んでご覧いただければと思います。

「斎藤清からのメッセージ展」ただいま準備中

10月7日(土)に開幕する「斎藤清からのメッセージ展」。
ただいま展示作業真っ最中です。

今日は、展覧会準備中の展示室を少しだけ覗いてみましょう!

先ずは脚立にのぼって、ぱしゃり!



すこしだけ高い位置からの眺めなのに、いつもよりも違って見えますね。
メインビジュアルの《凝視(猫)》が見えます。
床には展示前の資料類が並べられています。これを机に乗せれば完了です。




作品はすべて壁に吊りおわりました。作業もあと少しです。
ただいま美術品展示のエキスパートの日本通運の皆さんがキャプションを付けています。

キャプションの上端に赤いラインの光が走っているのが見えますか?
このラインに合わせてキャプションを取り付けていきます。結構大変な作業です。

今回の目玉はなんといっても、代表作《会津の冬」シリーズ全115点が展示されることです。
展示室はこんな感じです。



作業中の展示室。いかがでしたか。
開幕まであと2日。この秋イチオシの展覧会に乞うご期待!




ラルティーグ展、ギャラリートークを開催しました!

9月8日(金)、現在開催中の「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」のギャラリートークを開催しました!


ラルティーグが日本でどのように取り上げられてきたのかという話からはじまり、彼が幼少期から晩年までに撮った写真について、会場を一緒に巡りながらご紹介しました。
ラルティーグが写真を撮っていた頃、美術界ではどのような動きがあったのか、当時のフランスの流行や影響などについても触れてお話しました。
途中、熱心な方から様々な質問が飛び交いながら、ギャラリートークは進んでいきました。


ラルティーグの魅力をじっくり味わうことができた1時間でした。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

ラルティーグ展の会期も残すところ1日となりました。
ぜひご来館ください!

ラルティーグ展、ギャラリートーク開催しました!


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29()、現在開催中の「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」のギャラリートークを開催しました!




幼少期のカメラとの出会いから、何気なく撮っているかのようにも見えるラルティーグの写真が撮影されるまでの背景。
撮影された人々のファッションがどのようなものに影響を与えたのかという裏話まで・・・。

カメラの機能や技法についての説明も交えながら、ラルティーグの魅力についてたっぷりお話ししました。



ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

ラルティーグ展、次回のイベントは下記のとおりです。

 

ゲストトーク

「ラルティーグ:アマチュアから写真史の巨匠へ」

講師●金子隆一氏(写真史家)

日時●86() 14:0015:30

場所●企画展示室 *企画展観覧料が必要です

内容●東京都写真美術館で長年写真展を企画した金子氏に、写真史におけるプロとアマ、写真集の魅力について作品を前にお話しいただきます。あわせて、福島の写真家・小関庄太郎についても振り返ります。

 

こちらもぜひご参加ください!

 

ラルティーグ展オープン

毎日暑かったり、どしゃ降りがきたり、やや不安定なお天気が続いていますね。
さて、2017年度の夏の企画展は、写真展です。
「ジャック=アンリ・ラルティーグ 幸せの瞬間をつかまえて」
長ったらしくて舌をかみそうなんて言わず、ラルティーグというフランスの写真家の世界をのぞいてみましょう!

ラルティーグは、1894年パリ郊外に生まれ、1986年に92歳で没するまで、アマチュア写真家として20世紀を見つめ続けました。
彼は、何と6歳でカメラと出会い、8歳からマイ・カメラで写真を撮り始めたんです。
早熟!っていうかどういうお家ですか、ソレ⁉


パパが撮影したラルティーグが、お出迎え。


ジャンプするネコ、階段を跳びおりる女性、プールでバック転するおじさんなど、古き良きフランスの奇妙な出来事が満載です!
163点の写真に、アルバムや日記などの資料が展示されていて、100年前にタイムスリップ!


100年前のカラー写真もあります。


ボクと肩を組んで写真を撮ってネ!
待ってるヨ!

展覧会は9月10日まで。会期中イベントも盛りだくさん。
月曜はお休みです(8/21県民の日は開館です!)。

ギャラリートーク

広重ビビッド展の2回目のギャラリートークが開かれました。

今回は、広重展担当の紺野学芸員です!


これを楽しみに待っていたお客様もたくさんいらっしゃいました。


紺野学芸員によれば、広重の視線を作品を通して追体験できるのが楽しいとのこと。
たとえば、《名所江戸百景 深川洲崎十万坪》では、大空を飛ぶ鷲の視線から絵を見ますが、これは、広重が火消しの仕事で高い火の見櫓に登ったことがあるからだそうです。なるほど!
(上の写真は《六十余州名所図会 阿波鳴門の風波》ですネ)

身振り手振りで約一時間、あっという間にギャラリートークが終わりましたが、さらに質問のある方もいて、約30分の質問ぜめ!


熱心なお客様がとても多く、改めて広重人気のすさまじさを実感した次第です。

会期もあとわずか。もう一度作品をじっくり見ると、また新たな発見があるかも!

紺野さん、お疲れさまでした。
聞き終わったお客様の晴れ晴れした表情がとても印象的でした。
HY

広重展一万人&展示替え&地震!

毎日寒いですね。それでも広重展はアツイです。

11/21 休館日に展示替えをしました。今回は通期展示の作品4点と資料等をのぞき、作品が総入れ替え!


それから、一部のお客様から「パネル解説低すぎ」「展示室が暗い」という声がありましたので。照度はかえずに、ライトの角度をすこし上向きにして、部屋を明るく見えるようにしました!



パネルも若干上めにしましたので、前期より見やすくなったかもしれません。

ところが!
翌朝地震がありました。広重展は何も異常はありませんでしたが、福島市は震度4。
(もっと大きい感じがしましたよね)
2階常設展の彫刻をのせた免震台が作動しました。



こうしたことは、ないにこしたことはありませんが、実際に作動するところを見たのは今回が初めて(東日本大震災の時は免震台が設置されてなかった)。
もうこれ以上大きな地震はないといいなあ。

そうこうしているうちに、11/25には広重ビビッド展の入場者が1万人をこえました。折り返しをすぎて、平日でも混み合う時間帯が増えています。
お天気の悪い日の方が狙い目だったりして。


お天気が悪くても、熱心に鑑賞くださるお客様が思いのほか多くいらっしゃるのには本当に頭が下がります。

HY

広重展特設ショップ

広重ビビッド展では、特設のミュージアムショップもあります。






広重、北斎、国芳の作品をつかった展覧会グッズがいっぱい!


ショップの方にうかがったところ、
「一番の売れ筋は、クリアファイルですね」とのこと。



ねこグッズ…。

こっちはルービックキューブみたいなふしぎな浮世絵キューブ。

こちらのショップも広重ビビッド展と同じ9:30〜17:00の営業です。
残念ながら通信販売はできませんが、ショップのみのご利用は入場券がなくても大丈夫!! 人気商品は売り切れのおそれもありますので、お早めにどうぞ!
(※一部、展覧会出品作でないグッズも含まれています※)

以上、グッズ情報でした。(HY)

5千人&ギャラリートーク

雨にもかかわらず、広重ビビッド展はたくさんのお客様にいらしていただいております。

初日からの入場者が5000人となり、ちょうど5000人目の入場者のお客様に、館長から記念品が手渡されました。


この日はギャラリートーク。

こちらも盛況で、話し手が緊張して「亀戸梅屋鋪」を「梅井戸カメやしき」と言い間違えたのを笑わずに最後まで清聴いただいたのには、とても感謝です。





展覧会も前期はあと10日あまり。
とはいえ、後期もみどころ満載なので、ぜひご期待ください。

展示替 前期:〜11/20(日) 後期:11/22(火)〜12/11(日)

まだ紅葉はのこっています。
明日は晴れるといいなあ。
HY

県立図書館の広重コーナー

もう初冬ですね。
吾妻山もいつの間にか白化粧しています。

美術館の隣には県立図書館があり、美術館の展覧会にあわせて、参考になる本をピックアップしてくれています。






展覧会にあわせて、ちょっと足をのばしてみると、また新たな発見がありますよ!
芸術の秋と読書の秋を満喫できちゃうのです。(HY)

広重ビビッド開幕!

いよいよ待望の浮世絵展、「原安三郎コレクション 広重ビビッド」展がはじまりました!

東京、大阪などでも話題となった、浮世絵風景版画珠玉のコレクション、東北初上陸です。
「初摺り(しょずり)」とよばれる美しい状態の版画が約250点(前後期あわせて)。
なかでも注目は、初公開となる<六十余州名所図会><江戸名所百景>の歌川広重最晩年のシリーズです。
前期(10/29〜11/20)、後期(11/22〜12/11)で、ほぼ総入れ替えの展示替えありますが、それでも展示室には約140点が展示されています。
これを見逃すと10年は見ることができないであろう美麗な名品の数々…。北斎、国芳の名作とあわせ、ぜひ実物にふれてみませんか?

くわしくは、こちらまで↓
展示替リストは、こちら。

ギャラリートーク 14:00〜15:00 ①11/11(金)、②12/3(土)

講演会 14:00〜15:30 「名所江戸百景の今と昔」市川信也氏(那珂川町馬頭広重美術館長)

などのイベントもあります。(HY)


ゴーリー展ギャラリートークを開催しました!

猛暑となった86()、濱中利信さんによるギャラリートークを開催しました!

濱中さんは、日本におけるゴーリー研究とコレクションの第一人者であり、今回の「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展にご出品いただいています。

 


展示室をめぐりながら、ゴーリー作品の特徴やポイントとなるキャラクター、コレクションにいたる裏話まで・・・と幅広くお話しいただきました。




ゴーリーの代表作のひとつである『うろんな客』。そこに登場する鼻の長い謎のいきもののぬいぐるみ。これは濱中さんのコレクションのひとつです。

このぬいぐるみは、ファンが勝手に制作し、箱までつくったもの。しかし完成後心配になり、ゴーリーに確認したところ、販売を認め、その上サインまでしてくれたそうです。
50体ほどあり、マフラーの裏にそのシリアルナンバーとゴーリーのサインが入っています。(展示ではマフラーの裏を見ることができません)
作品から怖い人というイメージを抱かれることが多いゴーリーですが、実際は気さくな方だったようです。

 

また、ゴーリー作品によく現れるものについても濱中さんからご紹介がありました。顔の長い人、コートを着た人、ブラックドール・・・。
「ブラックドールとはなにか?というのを考えるのも面白いかもしれません。私のなかでは、映画監督ヒッチコックの“マクガフィン”のようなものではないかと考えています。なんでもないけど、ちょっと気になるもの、注意をそちらに引かせるもの。そういうものではないでしょうか?」
ゴーリーの世界に引き込まれていくのも、このような仕掛けが様々なところに散りばめてあるからなのかもしれません。

 


『キャッテゴーリー』は、150までの数字と一緒にほのぼのとした猫たちの姿が描かれています。濱中さんはその中の4点の原画をお持ちです。No.1926345252番?

「実は50枚じゃなかったらしいんです。最初の計画だと100枚つくる予定だったみたいですね。どういう訳か頓挫してしまい、50枚分だけで出版されたようです。」
51番を持っているコレクターの方もいるとのこと。これから別の番号の猫たちが見つかるかも・・・?
これもゴーリーの謎のひとつになるのかもしれません。

 

濱中さんが今回の展示の中で「個人的に一番の目玉」とお話していたのは絵封筒。
展示している絵封筒は、ゴーリーが母親に宛てたもの。
濱中さんは、これをもらった人はうれしいとしつつも、中には「これをお母さんに送ったら心配しちゃいますよね?」というものも・・・。
お客様からも笑い声があがります。

 

他にも海外のコレクター仲間との交流や、これから手に入れたいものなど、コレクターの濱中さんならではのお話をたっぷりと伺い、約1時間、ゴーリーの魅力にじっくりと浸ることができました。

 

ギャラリートーク終了後には、濱中さんのサインと、今は発売されていないゴーリーのスタンプを押していただく時間が設けられました。

 

午前・午後と2回にわたりお話しいただいた濱中さま、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

 

 

講演会「エドワード・ゴーリーを見る/読む/訳す楽しみ」

展覧会がオープンして三日目の718日、ゴーリー本のほとんどを訳されている柴田元幸先生にご講演をいただきました。ゴーリーのTシャツにスニーカーという出で立ちと気さくなお人柄。とても和やかな雰囲気の中で時間が過ぎていきました。

その時の様子を、ご紹介しましょう。

 

お話しは、ゴーリーが仕事を始めたばかりの1950年代から始まりました。

タブルデイ出版のブックデザイナーになったゴーリーは、人文系の良書を揃えた人気ペーパーバック・シリーズ、アンカー・ブックスの装幀を手がけました。例えばH.G.Wellsの『The War of the Worlds』、Thomas SzaszThe Age of Madness』など。柴田先生も、学生時代、ゴーリーの装幀とは知らずに手に取ったとおっしゃっていました。

 

そののち、1950年代、60年代前半にはゴーリーの代表作が出そろいます。

中でも一番有名なのは『ギャシュリークラムのちびっ子たち』。アルファベットブックですが、子どもたちが次々と悲惨な目にあうお話。「絵本とはこういうものだ」という固定観念に飽き飽きしていた人たちに解放感を与えました。ご自分にとってもそういう本だったそうです。


『うろんな客』も人気の絵本。先生は、ゴーリーファンの方が手作りされたぬいぐるみの「うろん君」を持ってきて下さいました。かわいい、愛すべき「うろん君」でした。

このお話のある一つの解釈を、先生は本の後書きの中で紹介しています。「うろん君」は子供という存在そのものであると。しかしそうではない読み解きもあるのではないか。例えば、本の扉に描かれた、風にマフラーをたなびかせて外から窓の中をじっとのぞき込む「うろん君」。自分には入り込めない暖かい団らんの風景を、寒い外からじっと見つめているのかもしれません。「マッチ売りの少女」のように。であれば、ここから始まるお話は「うろん君」の空想の物語だということになります。
でもこれも一つの解釈。いい物語は読む人によっていろいろな読み方が可能なのです、と柴田先生はおっしゃいました。

 

1973年、『アンフィゴーリー』という本が出版されます。これまでなかなか広く読まれることのなかったゴーリーの本が15冊まとめられ1冊の本になりました。ゴーリーは次第にファンを増やしていきました。

そして80年代、アメリカのテレビ番組「ミステリー!」のタイトルアニメを手がけたのがゴーリー。これはとても人気の番組で、多くのアメリカ人は、ゴーリーのことを「あのミステリー!の人」として知っているそうです。これはYouTubeでも見られるので、是非チェックして下さい。

 

その後、まだ翻訳が出版されていない本を朗読して下さいました。

アメリカで一番人気があるという『The Curious Sofa 奇妙なソファ』。

先生お気に入りの『ジャンブリーズ』(これはすでに出版)。

ゴーリーを売れない時代からずっと支持してきたアンドレアス・ブラウンが一番好きな『The Remembered Visit 思い出した訪問』。

今年出版されるという『僕たちが越してきた日からそいつはそこにいた』。

最後にライブ翻訳『Jack the Giant Killer 巨人殺しジャック』。

 

講演後には大サイン会になりました。1時間近く、皆さんに丁寧にサインをしていただきました。

 

朗読をお聞きするのも楽しかったですし、たっぷりとゴーリーの世界に浸ることができた、とても幸せな時間でした。

 

本当に有り難うございました!

明日、フォーラム福島連携企画

明日、7月23日(土)13:00から、福島市内映画館のフォーラム福島との連携企画として、映画会を開催します。
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福島県立美術館「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展 連携企画 「國民の創生」特別映画上映

●日時:7月23日(土)13:00~
●前売券1,000円(150名限定)
県立美術館で開催する「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展(7/16-8/28)では、モノクロームの緻密な線描と不思議な世界観で人気を集めるアメリカの作家、エドワード・ゴーリー(1925-2000)をご紹介します。日本で絵本作家として知られるゴーリーは、サイレント映画への造詣が深く、彼の作品の中には本映画の主演女優、リリアン・ギッシュに捧げられたものもあります。ゴーリーが魅了され、時に創作のヒントにもなったD.W.グリフィスの映画の世界を、ぜひごゆっくりお楽しみください。
(福島県立美術館学芸員 白木ゆう美)
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・監督:D・W・グリフィス  ・出演:リリアン・ギッシュ/ジョゼフ・ヘナべリ
[1915年/アメリカ/1h55]
・上映協力:国立近代美術館フィルムセンター
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http://www.forum-movie.net/fukushima/

(フォーラム福島HPより掲載)

フィルムでの上映です。なかなか映画館では見られない映画ですので、是非皆さまご来場下さい。




エドワード・ゴーリー展始まりました。

エドワード・ゴーリー展始まりました。

 

先週土曜日に、「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展がオープンしました。

 

エドワード・ゴーリーは、アメリカの絵本作家(1925-2000)。絵本といっても、子供というよりはどちらかというと大人向けのシュールで不思議な世界観を持った絵本です。

ちょっとマニアックな雰囲気はありますが、ゴーリー独特の謎めいた絵画世界に魅了されたファンは世界中に数多くいて、各国語に翻訳されています。

 

この展覧会は、そんなゴーリーの世界を150点を超える原画、スケッチ、そして書籍、ポスター等の印刷物などを合わせて370点あまりでご紹介する日本で初めての回顧展です。

 

なんといっても、細かく繊細な黒い線が魅力。本物の線はやっぱり違います!本当に!

少しテカリのある黒いインクの線には深みがあって、それは印刷とは全く違った力強さです。そのエッジの効いた線が生み出す不可思議な空間は、私たちをどこか別の世界へと連れて行くのです。

 


これこそ、本物の魅力。ゴーリーを本で知っていた人も是非ご来場下さい。

お待ちしております!

第2回オオカミ展ギャラリートーク開催!

6月25日㈯ オオカミ展、第2回目のギャラリートークを開催しました!

本日も、多くのお客様にお越し頂きました!ありがとうございます。

オオカミ展もいよいよ終盤。7月3日㈰までとなっております。ぜひご来館ください!