カテゴリ:教育普及

「親子で作ろう! シルバーアクセサリー」開催!


本日は、指と胸元でキラリとあなたを演出する指輪とネックレスのご紹介です。(テレビショッピング風)笑・・・。
は冗談ですが、GW5月3日(水・祝)に創作プログラム《親子で作ろう!シルバーアクセサリー》を開催しました。

今年度最初の創作プログラムは、現在開催中の展覧会「ミューズ まなざしの先の女性たち」展に
19世紀から20世紀に活躍した作家、ルネ・ラリック(フランスのガラス工芸家・ジュエリー作家)の作品をはじめ、
様々な宝飾作品が展示されることにちなんで開催いたしました。


講師を務めてくださったのは、ジュエリー作家・PMCギルドジャパン認定講師の竹田智美さんです。

今回は焼くと銀になる不思議な粘土「純銀粘土」を使います。
竹田さんからは、純銀粘土のこと・制作の流れと注意・作品例などについて説明を頂きました。

全体のザックリとした流れは、デザインを考える→粘土成形→乾燥→研磨→焼成→研磨で完成です。




デザイン考え中。指輪にするか?ネックレスにするか?


粘土の成形は手際よくスピーディーに。
途中で乾燥してしまうとヒビが入り、仕上がりに影響してしまいます。




でも粘土は意外に扱いが難しいのです。(慣れるまでは)受講された皆さん、悪戦苦闘です。


今回は、特別にアシスタントの方が4人も来て下さいました。(心強い)


成形が終わり乾燥(約20分)の後は研磨の作業に入ります。
粘土は乾燥の後はカチカチになりますが、力を入れて握るとパリンと割れてしまうので、
慎重に研磨しなくてはなりません。


繊細な作業が続きます・・・でも皆さん楽しそうです。

次は焼成です。本日は美術館の七宝焼き用の電気炉を使います。
800度〜840度ぐらいで、約20分から30分ぐらい焼きます。




焼くと1割2割小さくなるので、それを見込んで粘土を成形するのがこつだそうです。


焼成されると、粘土は純銀(金属)になります。(不思議ですねぇ)


後はひたすらヤスリがけ。スポンジ研磨剤→磨きベラ→シルバークロスで磨きます。


磨くと磨くだけ輝きだします!(「おおっ!」と皆さんから歓声があがります)

そしていよいよ完成です!

羽の形をしたネックレス。

模様をあしらった指輪。

かわいい猫と鳥のアクセサリー。

羽の形をしたキーホルダーに、おしゃれな指輪。

ばらの花の指輪などなど。
キラキラ輝く素敵な作品が完成して・・・。


みなさんの笑顔もキラキラ輝きました!

GWの素敵な思い出をお持ち帰りです。
おしまい。

美術館では年間を通じて、大人の方、お子さん、ご家族の方々が気軽に参加頂ける
楽しい創作プログラムをたくさん実施しております。

情報は、当ホームページ、美術館ニュース、展覧会チラシまたはポスターなどをご覧ください。
ご応募は、美術館総合受付、電話、ホームページで受付しております。

ぜひ、展覧会とあわせて美術館創作プログラムをお楽しみください!
皆さまのお越しをお待ちしております!









「コラージュでつくるブックカバー」開催しました


3
12()、当館実習室にて「コラージュでつくるブックカバー」を開催しました。

講師は、キャッサバコラージュデザインの佐藤洋美さんです。
ハンドメイドの時計である「Time lag」の制作、HPやチラシなどのグラフィックデザインなど様々なお仕事をされています。




今回は、紙の表情を知りながら、包装紙や古い雑誌を使ってブックカバーをつくります。
まずは台紙となる紙が一人1枚ずつ配られます。
参加者のみなさんには事前にブックカバーをかけたい本を持参してもらっていました。
持ってきた本のサイズに合わせて、紙を折ります。折り目を外側にすると、しおりを収納できるポケットにもなります。




次に洋美さんが準備してくださった様々な種類の紙から、ブックカバーに使いたい紙を自由に選びます。
みなさん使いたい紙の質感や色の感じ、模様などの組み合わせを考えながら選んでいました。




紙を選び終えると、洋美さんからのアドバイスを受けながら、はさみで切り抜いたり、折ったり、くしゃくしゃにしてみたり、破ってみたり・・・と、質感を楽しみながら配置を考えました。
組み合わせができたら、のりで丁寧に台紙に貼っていきます。


 
完成後、みなさんの作品をひとつのテーブルにのせ、お互いの作品を楽しみました。






  紙を折って立体的にしたり


 ブックカバーの内側にしおりを収納するポケットを作ってみたり・・・
みなさん様々な工夫を凝らして制作に取り組んでいました。

 
今回のワークショップには、「色んな肌触りを楽しめるブックカバーで、読書の時間がより心地よいものになりますように。」という洋美さんの想いが込められています。
参加者のみなさんそれぞれにとって、読書をする度にあたたかい気持ちになるようなブックカバーが完成したのではないかと思います。




洋美さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

館長講座「みちのくの美-その源流を巡る旅」第6回 福島編

311()、当館講義室にて館長講座を開催しました。

今年度は、「みちのくの美-その源流を巡る旅」というテーマで、青森から福島に至る東北地方の近代美術を中心にご紹介しています。最終回は「福島編」です。

 

福島県では、美術の分野でどのような作家が活躍し、どのような作品が生み出されたのか、各作家とその作品について画像を映しながらお話しました。


今回は、広い福島県を6つの地域に分けて、それぞれの地域でどのような作家が活躍したのかお話しました。
まずは中通り。県北地域は、東北にゆかりのある画家の高橋由一、福島市出身の吉井忠、桑折町と霊山にゆかりのある橋本章、そして二本松市出身の大山忠作を紹介しました。
県中地域は、郡山市と三春町ゆかりの鎌田正蔵、郡山出身の彫刻家、三木宗策、佐藤静司、ガラス工芸作家として知られる佐藤潤四郎。須賀川市は亜欧堂田善、須田珙中。棚倉町の勝田蕉琴。
県南地域は白河市出身の画家、関根正二を紹介しました。

 

続いて浜通り。相双地域からは、彫刻家の佐藤玄々(朝山)と画家の太田正弘。
いわき地域からは、画家の若松光一郎と田口安男。彫刻家の北郷悟を紹介しました。

 

最後は会津地域。三島町出身の画家である酒井三良。水彩画家として活躍した渡部菊二、春日部たすく。そして会津の冬シリーズで知られる版画家の斎藤清を取り上げました。
今回は、21名の福島出身・ゆかりの作家と、その作品44点を紹介しました。


今年度の館長講座は最終回となりました。
1年にわたりご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 
次回は5月からとなります。

29年度のテーマは、

「~パリの異邦人~エコール・ド・パリの画家たち」


29年度は、隔月第2土曜日の開催となります。
1回は513()10301200です。

現在、受講申し込みを受け付けております。
こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

 

館長講座 第5回 宮城編と次回日程変更のお知らせ

121()、当館講義室にて館長講座を開催しました。

今年度は、「みちのくの美-その源流を巡る旅」ということで、青森から福島に至る東北地方の近代美術を中心にご紹介しています。
第5回は「宮城編」です。


 























宮城県では、美術の分野でどのような作家が活躍し、どのような作品が生み出されたのか、各作家とその作品について画像を映し出しながらお話しました。

今回は、画家の太田聴雨、荘司福、高橋由一、佐々木正芳。
そして彫刻家の高橋英吉、佐藤忠良、昆野恒・・・計7名の作家を取り上げました。

最後に、仙台市で24年かけて取り組まれた“彫刻のある街づくり”についても紹介しました。

 

次回は今年度最終回の「福島編」です。

開催日が変更になりました。

318()311()

時間は10:3012:00まで、場所は講義室で変更ありません。

すでに予定を立てられていた皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、
何卒ご理解とご協力をお願いいたします。

「美術館への年賀状展」開催中!

112()より、当館エントランスホールにて「美術館への年賀状展」を開催しています。



1984年の開館以来、休館をはさみ30回目の開催となりました。

県内の子ども達から届いた手作り年賀状を全て展示しています。


























2017
年の干支である「酉」をモチーフにしたもの、富士山(初日の出)やお正月ならではのコマや鏡餅などを描いたものや、新年の抱負を書いたものなど、多彩な年賀状をいただきました。

送ってくださったみなさま、ありがとうございました!

131()まで展示しています。ぜひご覧ください!