カテゴリ:教育普及

ワークショップ絵本完成しました!

87()に開催した、親と子の美術教室「みんなで絵本をつくろう!!」の絵本が印刷製本され、当館に届きました!


絵本のタイトルは「どんなこえでなくのかな?」

参加者のみなさんの作品が各4ページずつ入り、一冊の絵本になっています。























さらに、最後の方には、ワークショップ中の参加者の様子や集合写真などが入っています。



思い出に残る、素敵な絵本ができあがりました!

 

28()まで、1階企画展示室ショップ付近にある「読書コーナー」に展示しています。

ご来館の際はぜひご覧ください。

 

親と子の美術教室「みんなで絵本をつくろう!!」

87()、当館実習室にて、親と子の美術教室「みんなで絵本をつくろう!!」を開催しました。


講師は絵本作家の加藤志異さん。

アシスタントに西田伸昌さんをお迎えしました。

 

まずは加藤さんが文を書いている絵本のよみきかせ。不思議なおはなしにみんな興味津々です。

次に参加者とスタッフみんなで自己紹介。加藤さんから「お名前と、好きな妖怪をひとつ言って下さい。」とお題が出されます。和気あいあいと自己紹介が進みました。

 

さて、今回のワークショップで加藤さんからだされたテーマは、

「どんなこえでなくのかな?」

参加者のみなさんに自由に動物やおばけ、ロボットなどを描いてもらい、どんな風に鳴くのかを考えてもらいます。例えば、巨大な怪獣が「ギャパギャパギャパ!!」と鳴いたり、河童が「ヤーポーヤーポー」と鳴いたり・・・。

 

テーマに合わせ、子ども達はお母さんやお父さんに相談しながら、好きな動物やオリジナルのキャラクターなどを描き、鳴き声を考えます。







下描きができたら、加藤さんからアドバイスをもらい、今度は本番の紙に描きます!

色鉛筆などを使ってきれいに絵を完成させていきました。



 

描き終えて、時間のある参加者の方々は企画展示室へ。今回のワークショップは、企画展「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展に合わせたものでした。

ゴーリーの絵本は、絵だけではなくテキストも魅力的です。彼は「絵をやる前にテキストが全部できていないとだめだ」とインタビューでも語っているほど、ことばへのこだわりを持ち、遊び心を作品の随所に含ませています。

 

みなさんが戻ってきたら、発表会。ひとりひとり自分が描いたページを見せながら、発表します。
子ども達の手によって生みだされたキャラクターたちが、様々な鳴き声で現れます。



 

発表会が終わると、加藤さんによる絵本のよみきかせ。子ども達は真剣におはなしに聞き入ります。





最後に、加藤さんから「みなさんの夢を書いてください」と紙を渡され、ひとりひとり自分の夢を書きました。
その紙を元に、加藤さんによる「夢の演説」が繰り広げられ、大盛り上がりの中、ワークショップは終了しました。

 

みなさんが描いた絵本は、後日印刷製本され、参加者の方々に送り届けられます。完成した絵本を見るのが楽しみです!

加藤さん、西田さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

わんぱくミュージアム「ものの表面採集をして、描いてみよう」

731日(日)の10001500、当館エントランスホールにて、わんぱくミュージアム「ものの表面採集をして、描いてみよう」を開催しました!

講師は多摩美術大学教授、美術家の海老塚耕一先生。

小学生から高校生まで幅広く参加者が集まりました。

まずは海老塚先生から、「フロッタージュ」という技法について簡単な説明がありました。参加者のみなさんは「フロッタージュ」という言葉は聞いたことがないようでしたが、「コインの模様とか鉛筆でこすりとったことない?」と聞かれると、ピンときた子もいたようでした。

その「フロッタージュ」を使っている作品を見に行こう!ということで、2階の常設展示室へ。4つに分かれた展示室の最後に、その作品は展示されています。



マックス・エルンスト(18911976)の『博物誌』(1926)現在34点のうち、13点が展示されています。そこで当館学芸員から作品について説明を聞き、作品をじっくり鑑賞しました。



「この作品はどんなものをこすっているか分かる?」という問いかけには、参加者のみなさんから「木」「布」「葉っぱ」などと、作品から思い浮かぶものが出されます。さらに、エルンストの作品は、タイトルもおもしろい。《予防接種を受けたパン》というタイトルに子ども達から「え~!」という声が上がります。

 

鑑賞が終わったら、いよいよ表面採集!まずはみんなで大きな紙にエントランスホールの床のでこぼこをうつしとります。小学生から高校生、そしてスタッフが入り交じり、大きな紙がエントランスホールの床の表面で埋められていきます。






次は自分で探してみよう!表面採集図鑑と鉛筆、クレヨンを手に、美術館の外や中でエントランスのスロープのデコボコ、傘立て、庭にある岩、木、石畳、壁・・・いろいろなものの表面を採集していきます。







お昼をはさみ、午後からは表面採集したものを元に、ひとりひとりの作品づくり。
紙に描きたいものの輪郭線を描き、中をフロッタージュで埋めていき、
色とりどりの作品ができあがりました!



最後に完成した作品をみんなで囲み、最後に鑑賞会。



普段何気なくみているものも、少し視点を変えてみてみると、作品づくりのおもしろい素材になる。そんなわくわくした一日になりました!

今回の企画は、たくさんの方々にご協力をいただきました。

講師をしてくださった海老塚先生、一般社団法人CWAJのみなさま、多摩美術大学のみなさま参加して下さったみなさま、ありがとうございました!

今回のワークショップでつくった作品は、「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展の会期中、エントランスホールにて展示しています。ぜひ会場に来て、みなさんの作品をご覧下さい!

受講者募集中です!

わんぱくミュージアム「ものの表面採集をして、描いてみよう」
の参加者を募集しています!

日時:7月31日(日)10:00~15:00 ※お昼休憩をはさみます
対象:小学生~高校生 40名程度
講師:海老塚耕一氏(美術家、多摩美術大学教授)
会場:美術館エントランスホール
参加費:無料
美術館の外や中にある壁や床、植物や道具などさまざまなものの表面(デコボコ)を集めて、不思議な絵を描いてみましょう!

★海老塚先生からのメッセージ★
 ものはとってもおしゃべりなんだ。いろいろなものにふれたなら、それはそれは、たくさんのことばをきくことができるんだ。
 そんなもののおしゃべりを聞いて、集めて描いたら、どんなにすてきな世界が生まれるだろう、ね、そう思わない?

申し込みは、電話(024-531-5511)もしくはHPの申し込みフォーム、美術館総合受付にて、受け付けております。
ぜひお申し込みください!※HPは29日、それ以外のお申し込みは30日まで受け付けます。




実技講座 ~大堀相馬焼をつくる 2日目絵付け〜

7月2日㈯は、「実技講座 大堀相馬焼をつくる」の2日目「絵付け」を行いました。
 
講師:半谷さんの窯で素焼きをしていただいた受講者それぞれの器に絵付けをしました。

絵付けに先立ち、半谷さんから筆の使い方や絵の具ののせ方など、絵付けのコツを学びました。

受講生の皆さんは、大堀相馬焼の代表的なデザイン「走り駒」や、前もって考えてこられた模様など、
思い思いのデザインを器に描いていきました。





絵付けの後は、釉薬(ゆうやく)をかけて、本焼きをしてもらいます。
完成が楽しみですね。