福島県立美術館ブログ

『ふくしま総文 美術・工芸部門』 閉幕。

『ふくしま総文 美術・工芸部門』は、8月7日[日]で5日間の会期を無事終了することができました。総来場者数4,331名…大変多くの方々に脚を運んでいただきました。ご来場ありがとうございました。

震災、余震、放射能災害など…不安要素の多い中での開催となってしまいましたが、全国の高校生の作品から創造的なエネルギーを感じ、熱いパワーをもらえたように思います。

出品者はじめ、大会に関わってくださった全ての皆さん…本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。

今日から2日間で作品の搬出・撤収作業。
福島県内の高校生、高校教員、輸送・展示業者、学芸員で作業にあたっています。



今日は平面作品の搬出、立体作品の梱包作業を中心に。
明日は開館日…エントランスホールは通常の状態に復帰しました。



展示係の皆さん、タイトスケジュールですが…最後まで事故のないように気をつけてがんばりましょう!

(橋)

『ふくしま総文 美術・工芸部門』 開催中です。

今日の福島市は晴天…夏の空が戻ってきました。



暑い1日でしたが、富岡町やいわき市など甚大な震災に見舞われた地域の方々はじめ、福島県内外から多くの方に足を運んでいただきました。今日までの3日間で3,132名の来場者がありました。

会期も今日で折り返しです。
最終日8月7日[日]まで、残すところ2日となりました。

全国の高校生の若いエネルギーに満ちあふれた作品の数々…どうぞお見逃しのないように。
ご来場をお待ちしています。

(橋)

『ふくしま総文 美術・工芸部門』 本日開幕しました!



初日は全国から1,211名もの大勢の方々にご来場頂きました。
アーティストの原石たちの作品にじっくりと熱心にまなざしを向けていました。




今日のアンケートからいくつかご紹介します。

『様々な作品様式があり、見ていて楽しめるのは勿論のこと、どの作品からも作者の「力強さ」のようなものが感じられました。大会の参加者の一人として非常に良い刺激を貰えたと思います。』
◆埼玉県 男性 大会参加生徒

『全国のたくさんの作品が見れて、とてもおもしろかったです。とても良い作品ばかり集まっていて、人それぞれ発想や構図が違い、すごいなぁ…と思いました。』
◆三重県 女性 大会参加生徒

『みんな上手すぎて怖い。根性で描き上げたような作品が数多く見られ、自分ももっと頑張らなければ、と思った。一つ一つの作品に大変強い思いが込められているようで、密度の濃い展覧会だと思う。すごい刺激的でドキドキした。何回でも行きたいと思った。
 これだけの力のある作品がそろうと、少し自分に自信が持てなくなるが、逆に燃えてきたりもするので、良い破壊力があって素晴らしいと思う。
 福島は復興頑張って下さい!』
◆大阪府 女性 大会参加生徒

『高校生の皆さんのあふれるパワーに圧倒されました。自分にも力をもらえたような気がします。ありがとうございました。これからも、すばらしい作品づくりに励まれますよう、がんばって下さい。』
◆福島県 30代 男性

会期は8月7日[日]までの開催となります。ぜひご覧下さい。

(橋)

第35回全国高等学校総合文化祭 福島大会 美術・工芸部門、明日より開幕!

『ふくしま総文』美術・工芸部門いよいよ明日、開幕です。

全国から選抜された47都道府県の代表作品410点が福島県立美術館に集結!
7月29日未明の震度5弱の余震にも作品の破損などの被害はなく、本日すべての展示作業が完了しました。



初日8月3日[水]は19:00(最終入館は18:30)まで開館時間を延長して、みなさまのお越しをお待ちしています。



美術・工芸部門は、当館ともう1つの会場「福島市国体記念体育館」の2会場で開催します。
8月3日[水]「部門開会式」「アトラクション」箭内道彦氏による「作品講評&講演会」、8月4日[木]「交流会」などの大会行事とあわせて、8月3日[水]~8月5日[金]9:30~17:00(最終日13:00まで)の期間、「福島県高等学校美術選抜展」が同会場サブアリーナで開催されますので、福島県内の高校生の力作70点も、この機会にあわせてご覧ください。

(橋)

第35回全国高等学校総合文化祭美術・工芸部門の展示作業はじまる。

総文は「高校文化部のインターハイ」とも言われる全国大会で、昨年は宮崎県、一昨年は三重県というように年1回各都道府県を巡りながら開催されています。

今年は福島県開催。
東日本大震災、原発事故と悲劇が続き…開催自体が危ぶまれていましたが、47都道府県すべてから出品申し込みがありました。
全国から選抜された絵画・立体・彫刻・デザイン・映像部門の代表作品が集結…総数は、なんと410点!



余震、放射能災害のいまだ続くこの時期に「福島」に集結した作品なので、なおさら充実した展示にするべく1点1点を大切に、福島県内の高校生20名、高校教員7名、輸送・展示業者10名、学芸員3名が力をあわせて展示作業にあたっています。



本日は展示作業3日目。
平面作品は壁に掛けられ…立体作品は梱包が解かれて陳列まで完了しました。

早くも10代の熱い熱いエネルギーが展示室に渦巻いています!


開催は…
【期日】平成23年8月3日[水]-8月7日[日]
【時間】9:30~17:00[最終入館は閉館の30分前まで]
    ※8月3日[水]は~19:00まで延長開館します。
【場所】福島県立美術館1階企画展示室、エントランスホール
    ※会期中無休、入場無料です。

詳しくは…
http://www.fukushimasoubun.gr.fks.ed.jp *リンクは終了しました

しなやかな感性と創造力で時代をとらえた全国の高校生の作品を是非ご鑑賞ください。

(橋)

トらやんの方舟プロジェクト

ちょっと長くなりましたが、「トらやんと福島の物語」を読んで頂き有り難うございました。

さて本題です。

どのようにしたらこのプロジェクトに参加できるかって?
簡単です。
お気に入りのぬいぐるみや人形を、直接美術館に持ってきていただき、常設展示室Bの監視員にその旨声をかけて下さい。もちろん美術館に郵送して下さっても構いません。
人形の大きさは20cm角以内、あまり重いものはご遠慮下さい。船が沈没します。
郵送の場合は、下記のフォームに記入して同封して下さいね。
http://www.art-museum.fks.ed.jp/image/entry.pdf *リンクは終了しました。

しかし、ここまで読んで疑問を持たれた方も多いと思います。
「この人形たちはその後どうなるの?」
そうなんです。このプロジェクトの最後をどのように締めくくったらいいでしょう?
そのアイディアも合わせて募集しています。もちろんぬいぐるみ達はご返却可能です。
この希望の船の行く先を、一緒に考えてみませんか。

アイディアも次第に集まりつつあります。
そしてみなさんの思いを、8月28日(日)13:30~のワークショップで実現したいと考えています。
この日にヤノベさんを美術館にお招きして何か一緒にやろう、ということだけは決まっていますが、その内容はまだ未定です。
皆さんの思いをかたちにしましょう。

いずれ内容が決まったら、あらためてお知らせいたしますね。

皆さんのご参加を心からお待ちしています!

(荒)

トらやんと福島の物語(2)

4月下旬、ヤノベさんが福島に来て下さって、再び《ラッキードラゴン構想模型》は福島県立美術館に展示されたのでした。

実はこの作品には、ヤノベさんがこれまで生み出してきたたくさんのキャラクターたちが乗っているんです。楽しい作品なんです。
これを見てある学芸員が言いました。
「私のぬいぐるみもここに乗せたぁ~い!」
そこに居合わせたみんなが一瞬「え~っ!」、でもすぐに「私も!」。
ヤノベさん「ええん、ちゃいますか。」
こうして「トらやんの方舟プロジェクト」が産声をあげたのでした。

みんなでお気に入りのぬいぐるみをこの船に乗せて、新たな大地に出発しよう!
被害者の船「ラッキードラゴン」が未来へ向けてみんなで船出をする希望の船へと変身。

みなさんもこのプロジェクトに参加しませんか?
美術館では、乗船させるぬいぐるみや人形を募集してま~す!

(荒)

トらやんと福島の物語(1)

今、福島県立美術館の常設展示室では美術家ヤノベケンジさんの《ラッキードラゴン構想模型》を展示しています。
実は昨年夏の「胸さわぎの夏休み」という展覧会に出品していただき、そのままお預かりしていた作品なんです。
何故この作品が福島県立美術館にあるかって?

ラッキードラゴンってご存知ですか?1954年に太平洋のビキニ環礁で行われたアメリカの水爆実験で被曝をしてしまった焼津の漁船「第五福竜丸」のことを、英語でラッキードラゴンと言います。
福島県立美術館は、アメリカの画家・ベン・シャーン(1898-1969)が1960年に描いた《ラッキードラゴン》という絵を持っています。もちろんこれは第五福竜丸事件をテーマにした作品です。
ヤノベさんの《ラッキードラゴン構想模型》もこの事件に関連した作品です。ベン・シャーンが描いてから50年後に制作された新しい《ラッキードラゴン》。

昨年の展覧会ではこの二つのコラボレーションが実現し、その後ヤノベさんから私たちにこの作品が託されたのでした。

それから一年もたたないうちに、この震災が私たちを襲いました。
我が福島は津波だけでなく、未曾有の放射能災害に見舞われてしまったのです。
なんということでしょう!

今こそ《ラッキードラゴン構想模型》が活躍するべき時です。4月26日の美術館再オープンに向けて、この作品は再び展示されることになったのでした。

つづく

(荒)

ブログはじめました!

 ブログはじめました!学芸員が交代で、色々な情報をお知らせします(不定期更新)。展覧会やワークショップなどの裏話もあるかも・・どうぞご利用くださいね。
 さて、7月23日(土)から、コレクション展II「なごみのひとときを」がはじまります。今回はその中から、おすすめ作品をご紹介します。

 (1)「大正の〈なごみ系〉日本画」からは、小川芋銭の《於那羅合戦》。おならの強さを競う大会という、なんとも力の抜ける絵巻。
 (2)「海外の作品」からは、ドーミエの《当世代議士鑑》。150年前の風刺画ですが、今でもいるいる、こんな政治家。
 (3)「空・宙・天—そら」はバラエティ豊かな遊園地のような展示室。初公開の奈良美智《神風ファイター》(寄託)もあります。
 (4)「斎藤清・歴史秘話ヒストリア」では、愛嬢への思いあふれる文章とともに紹介する《直子》など。泣けます。
 (5)「デッサンの魅力」は、今年亡くなった彫刻家・佐藤忠良の《ジャコビン》(寄託)などを中心に。関根正二の《自画像》とも、にらめっこしてみてください。

震災から4ヶ月、疲れがどっと出るころ。休みが取れたら、美術館のソファでぼーっと絵を眺めてみてはいかがでしょう。館内は涼しくて放射線量も低いです!

(増)