福島県立美術館ブログ

創作プログラム「魔法陣!ソーシャルディスタンシング!!」開催しました!

当館は現在改修工事のため休館中です。
12月12日、福島市のこむこむさんで創作プログラム「魔法陣!ソーシャルディスタンシング!!」開催しました。
大きな紙の上でグルグル!体を動かして「魔法陣」を描いていきます。

講師は東北芸術工科大学講師のイシザワエリさんです。
アシスタントには、学生の富樫さんと長岡さんが来てくれました。

「みんなならどんな魔法を使いたいかな?」

「おいしい食べ物が出てくる魔法!」

「コロナがなくなる魔法!」…

さまざまな魔法が子ども達から出てきます。

「まずは魔法の杖をつくってみよう」

並べられた流木から、1本好きなものを選びます。

中には子ども達の身長よりもずっと長―い木も!

「魔法陣をどんな色にする?」

1人1本ペンを選び、カラフルなテープで木にくくりつけます。
ここまでできたら飾り付け!
机に並べられた色々な柄の布や毛糸、タッセル…
ここから好きなものを選んで貼り付けたり結んだりしてオリジナルの魔法の杖にしていきます。

 

毛糸やリボンをくるくる巻き付けて結んだり…

 

テープや布を巻いたり…

 

オリジナルの杖が完成!

みんなで高く掲げて、魔法使いになったみたいです!

完成した杖で、大きな紙に魔法陣を描いていきます。

 

全身を使って紙全体にぐるぐる!

 
大きな紙に寝転がりたくなっちゃいます。

 

次は水でといた絵具を魔法陣にたらしていきます。

 

刷毛に絵具をしみこませて飛ばしたり

 

手のひらでスタンプする子も!

 

最後の仕上げ!魔法陣でキラキラさせたいところに、ラメが入ったのりを塗り、パウダーをふりかけます!

 

 

魔法陣が完成しました!
最後に、イシザワさんから子どもたちにインタビュー。
どんな魔法を使いたいと思って魔法陣を描いたのか聞いていきます。

みんなそれぞれ、さまざまな魔法をこめた素敵な魔法陣と杖ができあがりました。
最後はみんなで集合写真!

イシザワさん、富樫さん、長岡さん 、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
ご協力いただいたこむこむスタッフのみなさま、ありがとうございました!

 

創作プログラム「ガラスフュージングを楽しもう」開催しました!

当館は現在改修工事のため休館中です。
10月25日(日)、福島市アクティブシニアセンター・アオウゼさんを会場に、創作プログラム「ガラスフュージングを楽しもう」開催しました。
講師に、ガラス作家の近岡令先生。アシスタントに近岡明美先生にお越しいただきました。

「フュージング」とは電気炉を使って板ガラスを溶かす技法です。
今回の講座では、ガラス板の中から好きな色を選んでカットし、透明なガラス板に自由に並べて、10cm角程度の小皿をつくります。
まずはガラス板の色選び。
複数の色のパターンから選んだり、自分なりに組み合わせを変えたりしてデザインを考えます。
(デザインは大きく四角形と多角形に分かれています)

デザインシートを参考にしながら、色ガラスの板を選んでいきます。
色が決まったところで、板ガラスをカットしていきます。
近岡先生から、ガラスカットの仕方についてレクチャーしていただきました。

ガラス板にガラスカッターで傷を付け、手やペンチを使って線のところでガラスを割ります。
ガラスカッターの持ち方や角度、切った時に出る音など、ガラス板をカットする時のコツを教えていただきました。

自分のデザインに合わせて油性ペンで下書きをし、ガラス板を切っていきます。


最初は恐る恐る切っていた方もだんだん慣れ、パキッとガラスが割れるのを楽しんでいました。
カットするうちに、元々のデザインに一工夫加えて、三角形や六角形を入れたりしている方もいました。

この間に、電気炉の中に入れていたガラスが溶けた様子をみなさんにご覧いただきました。
(アオウゼさんの七宝焼き用電気炉をお借りしました)

手前にある2層に重ねてある四角形のガラスが、熱で溶かすことで白い板の上にあるような丸い形になります。
ガラスの種類によっては、溶ける前と後で色の印象が異なるものもありました。

それぞれガラス板のカットが終わったところで、よごれのふき取りと接着作業へ。
ガラス板を配置し、フュージングのりを使って仮り留めしていきます。

仮留めが終わったところで終了。
作品は近岡先生の工房で焼成していただきました!

近岡先生より完成後の写真をいただきました。

みなさんとっても素敵な小皿が完成しました!
返却は本日からですので、ご自宅で飾ったり小物を置くなどして楽しんでいただければと思います。

今回の講座は、春の企画展「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」に合わせて4月に開催が予定されていました。
しかし、緊急事態宣言にともない開催できなくなった講座でした。
近岡先生たちのご厚意により開催を延期させていただき、無事10月に開催することができました。

近岡令先生、明美先生、そしてご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!
また、AOZスタッフのみなさま、ありがとうございました!

次回は12月にこむこむさんを会場に創作プログラムを開催します。

「リトルモンスターを作ろう!」開催しました。

10月17日(土)創作プログラム「リトルモンスターを作ろう!」を福島市子どもの夢を育む施設こむこむ「つくろうの部屋」で開催しました。

講師は画家の宮嶋結香さんです。

今日のワークショップでは、ボトルキャップフィギュアをベースに、コルク粘土で形を作り、木の実やボタンなど、身近にある素材を使って、自分だけの小さなオリジナルモンスターを作ります!

 

 

宮嶋さんから作り方を聞いて、フィギュアと粘土を受け取ったら制作開始です!

 

 

フィギュアにコルク粘土をつけて自由に形を作ります。

 

 

形ができてきたら、木の実、木の枝、ビーズやボタン、貝殻などをつけていきます。

 

 

いい感じです!この後、粘土の表面を乾燥させて色を塗ります。

 

 

 

 

 

真剣に丁寧に工夫しながら色を塗っていきます。まるで職人です。

 

最後は全員のオリジナルリトルモンスターの撮影会です。どの作品も魅力的です!

分解して要素を加えて創り上げることで表現の幅が広がりました。

 

宮嶋さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

共催 福島県立美術館 公益財団法人福島市振興公社

創作プログラム「三原色で描く水彩画」開催しました!

8月31日(月)より、当館は改修工事のため休館に入りしました。
そのため、普段は美術館の実習室で開催している創作プログラムを、福島市内の会場をお借りして開催しています。

9月13日(日)、福島市アクティブシニアセンターAOZさんで「三原色で描く水彩画~入門編~」を開催しました!


講師は画家で上越教育大学准教授の伊藤将和先生です。
伊藤先生は西会津町のご出身です。

色と色とを混ぜ合わせることで、多彩な色を作り出すことができます。
今回の講座では、色の三原色(マゼンダ赤・シアン青・イエロー黄)のみを使用して、水彩画を描きました。

まずは色の基本や描き方について、スライドで説明していただきました。
 

構図の取り方、明度、彩度、色相。人は色をどのように捉えているのか。
補色の関係…などなど、実験なども交えて丁寧にご説明いただきました。

では、実際に描いてみましょう!
まずは赤、青、黄色の絵具をパレットに出して混色をし、色相環を作ってみます。

ウォーミングアップが終わったところで、本日のモチーフ選び。
今回のモチーフはスイーツ。
ケーキやタルトなどの中から、描きたいものを1つ選びます。

 


鉛筆でモチーフの形をとっていきます。
構図が大体決まってきたところで、午前中は終了。

お昼休憩をはさみ、午後は自然な色調でモチーフの色を再現していきます。

今回の講座で使った絵具は、青、赤、黄色のみ。
何度も塗り重ねながら、モチーフの色に近づけていきます。
同じような赤でも、青みが強い赤もあれば、黄色みが強い赤、くすんだ赤もあります。
よーくモチーフを観察しながら、色を近づけます。
最後に影を描くと、立体感が増します。

ワークショップ中に、並行して伊藤先生もタルトを描いていました。
できあがった絵をご覧になりながら、みなさん伊藤先生に質問をしていました。

最後に、受講者全員の作品を持ち寄り鑑賞会。
お互いどのような絵が完成したのか、みてみます。
いくつかの作品については、伊藤先生からコメントをいただきました。

伊藤先生、ご参加いただいたみなさま、AOZスタッフのみなさま、ありがとうございました!


引き続き、来年春ころまでAOZさんやこむこむさんを会場にワークショップを開催します。
HPで募集案内を掲載しますので、ぜひご参加ください。

創作プログラム「建築廃材で小さなまちをつくろう―木製ブックスタンド制作」

8月22日(土)、当館実習室にて創作プログラム「建築廃材で小さなまちをつくろう―木製ブックスタンド制作」開催しました。
講師は相馬市出身の画家、門馬美喜さんです。

講師のふるさと相馬市をはじめ、福島県の復興に使われた様々なかたちの建築廃材。
これらの木材を自由に組み合わせて、ブックスタンドにひとりひとりが思い描く、行ってみたいまちを作ります。
午前、午後で2回開催しました。

まず、L字に組み合わされた木の板を1人1つ選びます。
紙ヤスリを使って、角を丸くしていきます。

 

木をしっかりと押さえながらヤスリをかけていきます。 
具体的に使う場所をイメージしながら作っている方もいました。

ヤスリがけが終わったら、上にのせる小さな木を選んでいきます。
たくさんの木片から、形や色合い、模様を見ながら探していました。
 

選んだ木片をL字の上にのせ、木工用ボンドで接着します。
それぞれが思い描く街や家をつくっていきます。

 

接着がだいたい終わったところで、柿渋を塗りました。
柿渋には防腐、防虫などの効果があります。
重ねて何度も塗ることで落ち着いた感じの色になります。
 

柿渋が乾燥したら、みつろうワックスをウエスですりこみ、完成です!
みんなでお互いの作品を見ていきました。
作品はこのような感じ。
小さな部屋のような空間を作ったり、木片の模様を波のように組み合わせたり、たくさんの木を並べてビルのようにしたり…
様々なまちの姿があらわれました!

門馬さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

9月より改修工事のため休館となりましたが、市内の施設を会場に、引き続き創作プログラムを実施します。
詳細は当館HPをご覧ください。

館長講座 延期分を開催しました

「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとした早川博明前館長による館長講座は2018年度より始まりました。

今年3月に最終回を予定しておりましたが、新型コロナウイルスの影響によりやむなく延期に。

それから約半年が経過し、8月29日(土)にようやくこの最終回を延期開催することができました。

 

事前申込制・間隔をあけて座って頂くなど、ウイルス感染防止策を行いながら、これまでとは違う形での開催となりましたが、

みなさん非常に熱心に、久しぶりの早川さんのお話に耳を傾けていました。

約2時間、あっという間の時間でした。

  

 

お話を終えたあと最後に、美術館友の会の方が素敵な花束を贈って下さいました。

とても和やかな雰囲気に胸が温かくなった場面でした。

 

館長講座「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」は一先ずこの最終回をもって一区切りです。

ご参加頂いたみなさま、有り難うございました!

そして早川さん、シリーズ講座おつかれさまでした!

2020年度第Ⅱ期常設展 終了

当館は本日9月1日~2021年春頃まで、改修工事により約半年間休館となります。

ご利用のお客様にはご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。

 

さて、これに伴い展示の方も企画展・常設展ともに8月30日(日)に閉幕しました。

展示室も工事の手が入る予定なので、リニューアル後は展示室の雰囲気が少し変わったように見えるかもしれません。

改修前の展示室でのラスト展示となったので、作品撤去作業を終えたときはどこか寂しさを感じました。

 

以下、直近まで開催していた常設展Ⅱ期(7/1~8/30)について展示風景を振り返ります。

 

まずは Aの部屋から

 

  

日本画のコーナーです。川端龍子《螢》や中島清之《胡瓜》など、夏らしい作品もあります。

中でも速水御舟の《女二題》は当館でも一推しの名品の一つですが、昨年ご寄贈頂いた下絵を初めて展示し、下絵と本画を見比べられるという面白さのある空間となりました。

 

部屋の奥は、没後10年となる伊砂利彦の特集展示コーナーです。

涼やかな画面に包み込まれると不思議な心地よさを覚えます。目の前に波の流れを感じられる素敵な展示空間でした。

 

続いては Bの部屋です。手前の片面では洋画を展示。

関根正二、岸田劉生、安井曾太郎など大正期の画家達の作品に始まり、丸山晩霞、石井柏亭らの水彩画、そして村井正誠、百瀬寿らの抽象絵画などを並べました。

時代が進むにつれて作品のサイズが大型になっていくのが分かります。

  

 

もう片面の壁では、現代の彫刻の特集展示を行いました。

  

工藤哲巳、橋本章、入江比呂らのミクストメディアによる作品や、安藤栄作、髙野正晃による生命感のある力強い木彫作品などを出品しました。

部屋の真ん中に鎮座するのは川島清の《Observation 42-地下の落下物》。特別な存在感を放ちます。

 

次は Cの部屋です。海外コレクションを展示しました。

フランス美術では、コロー、ピサロ、ルノワールを出品。いつ見ても心がぱっと晴れるような明るい印象の並びです。

 

 

アメリカ美術では、ベン・シャーンを2面に展示。

おなじみの《ラッキードラゴン》などのペインティングに加え、シャーンが撮影した写真の資料展示を行いました。

  

ほかの作家としては、ジョン・スローン、レジナルド・マーシュ、そしてワイエスの《松ぼっくり男爵》と《ガニング・ロックス》を出品。

表現の多様さを感じます。

 

最後は Dの部屋です。

左側では、福島を代表する版画家・斎藤清の1930~1950年代の初期作品を展示。

 

右壁面では、今期は福島の版画家達を特集しました。

  

 長谷川雄一さん(写真左)、安部直人さん(写真右)、山中現さん(写真下)の作品を取り上げました。

 技法や表現の差異から、それぞれの版との向き合い方の違いも感じられるようです。

 

次にオープンするのは約半年後となってしまいますが、その間当館の収蔵品を用いて、

小峰城歴史館で関根正二を中心としたコレクション展(9/12[土]~11/8[日])、喜多方市美術館で海外コレクション名作展(10/18[日]~11/17[火])

といった移動美術館展を開催しますのでそちらにも是非足をお運び下さい。

 

リニューアルオープンをお楽しみに!

「アートなおはなしかい」開催しました!

8月8日(土)、おとなりの図書館さんと一緒に「アートなおはなしかい」を開催しました。
今回のテーマは、「夏をさがそう!」

図書館の本や美術館の作品の中から、“夏”をさがします。
まずは図書館さんで絵本のよみきかせです。

最初に紹介されたのは、『トマトさん』(田中清代作、福音館書店)。
真っ赤に熟れた「トマトさん」といきもの達のある暑い夏の1日を描いた絵本でした。
トマトさんの表情の変化が面白く、たくさんのいきもの達も愛らしく描かれています。

次はとなりの美術館へ!

ちょっとしたクイズも入れながら、みんなで作品を楽しみます。
作品を鑑賞した後には、関連する本を紹介していただきました。


最初に鑑賞したのは、中島清之作《胡瓜》(1923年)。
生い茂る葉っぱの間に見えるキュウリの実をみんなで探しました。
暑いかな?寒いかな?ジメジメ?カラッとしてそう?
絵から気温や湿度まで感じられそうです。
最後に、キュウリの育て方がわかる本や、日本各地の伝統野菜についての本を紹介してもらいました。


大きなふきが摺られ、背後に滝、周りを飛び交うツバメが描かれた平福百穂作《ふき》(制作年不詳)。
ここでは、葉っぱの部分をどうやって作っているのか、みんなでクイズなどをしました。
この後、葉っぱの形から植物を探すことができる本や、人の背丈より大きい秋田蕗の写真が載っている本を紹介してもらいました。


波の動きを表した伊砂利彦作の《瀬》(1978年)はとても涼しそうな一枚。
「どんな音が聞こえてきそうかな?」みんなで想像しました。
鑑賞後、水に関する本を紹介してもらいました。

百瀬寿作《NE.Blue,Blue,Blue and Blue》(1993年)
「青」にもいろんな色があります。
みんなが好きな部分はどこかな?指差してみてもらいました。
色には様々な名前がついています。
最後に、色の詳しい名前と由来に関する本や、青が変化していく様子を描いた、美しい絵本を紹介してもらいました。

 

 

展示室での活動はここまで。
最後に、百穂の《ふき》をイメージしながら、葉っぱを使った工作をしました。
今回は美術館の庭園から採取した葉っぱを活用。(美術館の庭園には様々な種類の樹木があります)
水彩絵の具をスポンジにつけ、葉っぱの裏側にトントンと付けていきます。

 

まんべんなく付いたら、厚紙の上に葉っぱを置き、新聞紙を重ね、上からこすりつけます。
葉っぱをゆっくりはがすと…。模様がきれいに写ります。

好きな葉っぱを2枚選んでスタンプしていきました。
最後に、葉っぱの間や上に、いきものをステンシルして、葉っぱのカードが完成!

ご参加いただいたみなさま、図書館のスタッフのみなさま、ありがとうございました!

WORKSHOP MART開催しました

8月2日(日)、当館庭園にて「WORKSHOP MART~おうちを美術館にしよう~」開催しました!
連日雨が続いていましたがこの日は晴れ、暑いくらいのお天気でした。

今回は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、いつもと形式を変えての開催となりました。
これまでのようなワークショップ出店ではなく、持ち帰って家で楽しめるワークショップキットを準備しました。
家の中で制作し、完成した作品を飾っておうちの中を彩ります。

準備されたキットは8種類。
絵画、彫刻、グラフィック、テキスタイル、版画の各ジャンルに加え、過去に参加してくれた作家のワークショップ3種類が並びました。
 

 

 

一番上から
画家になってみよう!「静物画を描くキット」
彫刻家になってみよう!「《歩く花》のとなりを歩く彫刻をつくろう」
グラフィックデザイナーになってみよう!「レイアウト・レイヤーキット」
染色家になってみよう!「キッチンでもできるハーブ染めキット」
版画家になってみよう!「フロッタージュキット」

さっそく美術館の石畳を使って作品づくりをしている方もいました!

  

こちらは、過去に参加してくださった作家さんによるワークショップキット。
左から、
工房マートル(キャンドル作家)さんの「揺らめく色のワックスモビール」
佐藤恭子(綿花農家)さんの「サシェをつくろう 鼻で絵を見たことがありますか?」
Decca*chi (革コモノ作家)さんの「とったどー!大漁だぞー♪モビール」
8種類のキットは、すべて完成後におうちで飾れるよう、額縁が入っていたり、ひもでかけられるようになっていました。

みなさん、キットでどんな作品ができるのかスタッフの説明を聞きながら、選んでいました。


また、当日参加できるワークショップが1つだけありました。
「いつもの街角」
軽くて水に強い素材でできたクラッチバッグに、スタンプを押して、オリジナルバッグをつくりました。

 

こちらもたくさんの方にご参加いただきました。
キットを使っておうち時間を楽しみ、完成した作品で部屋を彩っていただけたらうれしいです!

ご参加いただいたみなさま、ワークショップキットを企画・制作していただいたみなさま、ありがとうございました。
また、当日暑い中スタッフとしてお手伝いいただいた方々、FRIDAY SCREENの坂内さん、鈴木さんありがとうございました。

「勝手に!大津絵ふきだしグランプリ」結果発表

「大津絵展」にあわせ、エントランスホールで開催していた「勝手に!大津絵ふきだしグランプリ」。

28日(日)で展覧会が終了しました!

たくさんのナイス!を獲得した「グランプリ」は…

 

「どこまでが額ですか?」

 18ナイス!を獲得しました!

 

他の作品も、「〇〇賞」で紹介していきます。

「館長賞」

当館の館長が選んだ一枚は…!

 

「福島の酒はんめーべ? もっと飲まんしょ!」

 

「担当学芸員賞」

今回の「大津絵展」を担当した学芸員が選んだのは…!

 

「きみといっしょにいたい」

 

「監視員賞」

日々、作品の安全を見守ってくれている監視員さん達の票を最も集めたのは…!

グランプリも獲得した 「どこまでが額ですか?」でした。

惜しくも一票差で2位だったのは、

 

「これからデートなんでよろしくお願いします」

みなさま、おめでとうございます!

今回ご紹介できなかったふきだしの中にも、楽しいものがたくさんありました!

ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!

「ミニ大津絵をつくろう!」

現在、当館企画展示室では「大津絵展」開催中です。

これにあわせて、13日(土)と14日(日)の2日間、エントランスホールに小さな体験コーナー「ミニ大津絵をつくろう!」を設けました。

江戸時代に東海道の大津周辺で旅人へのおみやげものとして親しまれた「大津絵」。

量産のため、版木押しや型紙で骨格をつくり、素早い筆づかいで色が塗られたものもありました。

今回は、和紙にスタンプされた黒い骨格を元に、色を塗ったり、表情を描き入れたりして、小さな大津絵をつくりました。

塗る前はこのような感じ。

 

左から《瓢箪鯰》、《大黒外法の相撲》、《鷲》、《鬼の念仏》の4種類。

顔の部分が抜けているので、表情を自由に描きこむことができます。

 

着彩の道具はポスカを準備。

基本の7色以外にも、使いたい色を自由に使って色を塗っていただきました。

 

みなさんとっても集中して塗ったり描きこんだりしていました。

完成したミニ大津絵の一部ご紹介。

 

元になっている黒い骨格は一緒ですが、色合いや表情によって全く異なる印象の作品が完成しました。

 

オリジナルのキャラクターを生み出す方もいて、発想に私たちスタッフもびっくり!

 

ご参加いただいた方からは、「たのしかった」、「塗り絵なんて久しぶりでおもしろかった」、「展覧会の思い出になった」などのご感想をいただきました!

短時間のワークショップでしたが、「大津絵」の魅力を感じていただけたらうれしいです。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

「もうひとつの江戸絵画 大津絵展」は6月28日(日)まで開催しています。

ぜひご来館ください。

ジャポニスム展 第六章

企画展「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」展より、全6章からなる展示の様子を引き続き、ご紹介していきます。

 

今回は最終回、第6章「アール・デコとジャポニスム」です。

 

アール・ヌーヴォーに続く様式のアール・デコは、20世紀前半の両大戦間期に流行をみせた装飾様式です。
植物モチーフは抽象的な形となり、シンプルかつモダンなスタイルが人気を得ました。
また、工業の進展に伴い、数多くの新しい素材の使用が可能となったのも特徴的な点です。

 

本章で展示されるアール・デコ様式の作品は、日本美術の影響がアール・ヌーヴォーを超えて存続したことを示しています。

それでは、作品をご紹介していきます。

 

アール・デコを代表する作家、ルネ・ラリックの《ナーイアス図飾皿》(1920年頃)。
ギリシャ神話に登場する川や泉の妖精ナーイアスが型押し技法で表されています。
無数の水泡が妖精の体の動きに合わせるように揺らめき、躍動感を感じさせます。
まるで今まさに妖精が水中から浮かび上がってきたかのような錯覚を覚えます。

 

 

スウェーデンのエドワルド・ハルド、オレフォスガラス工場による《網にかかった魚文鉢》(1924年)。
器の周りに、漁網と網にかかった魚がぐるりと一周描かれている面白いデザインです。
水中で魚たちが、徐々に狭まる網の中で戸惑う様子が伝わってきます。

 

 

フランスのガブリエル・アルジー=ルソー《蝶文鉢》(1915年頃)。
茶色がかった色合いの蝶が羽を大きく広げて、器の周りを取り囲むように配されています。
羽の斑紋や立体的な造形など、なかなかリアルな蝶の表現です。器の淡い紫色と羽の緑色の色合いによって、幻想的な雰囲気が醸し出されています。

 

 

ドーム兄弟《ガラス水差》(1910年頃)。
ドーム兄弟は、アール・ヌーヴォー期から活躍していましたが、時代の流れに合わせてアール・デコ様式を取り入れた作品も手掛けるようになり、モダンなセンスによる造形で名声を保持しました。
本作は、表面に艶消しの加工を施して劣化しているような風味をわざと出しています。
フォルムのユニークさと相まって、特殊な色合いと質感により、存在感を感じさせます。

 

 

こちらもドーム兄弟、《多層間金箔封入小鉢》(1925-1930年)。
典型的なお茶碗の形です。色ガラスペーストが全体に滲みとして広がり、不規則な形状の金箔がガラス層の間に挟み込まれることによって、高貴な輝きを放っています。
驚くほど美しい本作は、日本の造形美と漆工芸の世界を集約した名品と言えるでしょう。

 

 

ジャポニスムの影響は、様々な形で表現を変えながら、アール・ヌーヴォー、そしてアール・デコまで続いていたことが分かります。

 

 

 

「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」展の紹介は以上となります。

約100年以上前に起こった東西文化交流の熱を、その結果生み出された美しい名作群の魅力を少しでも感じて頂けたら幸いです。

本展は残念ながら中止となってしまいましたが、新型コロナウイルスが収束し、美術館で皆さまとまたお会いできる日を楽しみにしております。

ジャポニスム展 第五章

企画展「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」展より、全6章からなる展示の様子を引き続き、ご紹介していきます。

 

今回は第5章「もうひとつのアール・ヌーヴォー―ユーゲントシュティール」です。

 

19世紀末から20世紀初頭にかけて欧米で同時多発的に流行したアール・ヌーヴォー様式ですが、その表現は主にふたつの潮流から成っていました。

ひとつは、植物など有機的なモチーフを曲線美豊かに、アシンメトリーな配置で表すフロレアル・アール・ヌーヴォーというもので、フランスを中心に流行しました。

もう一方は、主にドイツ語圏でもてはやされた幾何学的アール・ヌーヴォー「ユーゲントシュティール」です。
直角や幾何学的なディティールが特徴で、左右対称に表すシンメトリー性や様式化された植物モチーフが好まれました。

 

本章のユーゲントシュティールの作品を見ると、3章で紹介した作品群とは明らかにデザインの特徴が異なることが分かります。

 

それでは、これから作品をご紹介していきます。

ベルリン王立磁器製作所による、(右):《花束文鉢》(1900-1905年)と、(左):《四つ葉クローバー文花器》(1900-1905年)。
1751年に設立されたベルリン王立磁器製作所は、ユーゲントシュティールの時代に最盛期を迎えました。
豊かなフォルムと装飾モチーフで有名となり、幾多の万博で成功を収めました。
両作品とも植物が様式化されており、洗練された優雅さを感じさせます。

 

 

こちらもベルリン王立磁器製作所、(右):《エナメル彩花器》(1910年頃)と、(左):《植物文花器》(1910年頃)。
鮮やかなエナメル彩と小さな金の連珠で装飾されたデザインが規則正しいリズムで配されています。
同製作所が誇る装飾図案の豊富さ、技術の高さが分かります。

 

 

ドイツのビレロイ&ボッホ製陶所による《樹文花器(一対)》(1903年)。
幾何学的に様式化された濃紺の樹木が立ち上がっています。スタイリッシュな造形で、ユーゲントシュティールの特徴を明確に示しています。

 

 

最後にご紹介するのは、フランスのウッツシュナイダー社の《洋蘭文ティーセット》(1910年頃)。
クリーム色の器は、いずれも両側面に豪華な洋蘭のモチーフが配され、金彩や緑色の水滴模様で装飾されています。
このようなティーセットでお茶会をしたらとても優雅なひと時となるでしょうね。

 

 

同じアール・ヌーヴォー様式といえども、ユーゲントシュティールでは幾何学的デザインやシンメトリー性が明確に示されているのが分かります。
同時代の流行でも国や文化圏によって、デザインの特徴が大きく異なる点が面白いと思います。

    

 

次回は最終章の第6章をご紹介します。

ジャポニスム展 第四章

企画展「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」展より、全6章からなる展示の様子を引き続き、ご紹介していきます。

 

今回は第4章「建築の中の装飾陶板―1900年パリ万博のビゴ・パビリオン」です。

 

古くから陶器は、壁や屋根の建築資材やカバータイルとして使われてきましたが、19世紀末になると、工場生産の導入によって大きなサイズの陶板の製造が可能となりました。様々な陶器が作られ、鉄筋コンクリート構造の建造物を飾ったのです。
建築を装飾するそれらの陶器にも、表現のコンセプトや釉薬の使い方において、日本美術の影響は見られます。

 

ここで紹介する作品群は、1900年パリ万博でお披露目された建築用陶器群、いわゆるビゴ・パビリオンの建築装飾の一部です。
建築家ジュール・ラヴィロットが設計・建設し、陶器群はビゴ社が製造しました。

 

このパビリオンは博覧会でグランプリを受賞した後、ブダペスト国立工芸美術館館長によって買い上げられ、ブダペストに移送されました。
しかし、地下室に地下室に仕舞い込まれたそれらの建築装飾は、世界大戦後の動乱と共に長い間忘れ去られてしまいました。
ところが、美術館改修工事の折に発見され、1996年に同館で行なわれた展覧会でようやく一部が展示されるに至りました。

国外においてこれほどまとまった形で展示するのは、本展が初めてだそうです!大変貴重だということが分かりますね。

 

それでは、作品をご紹介していきます。

デザイン:ポール・ジューヴ、ビゴ社製《牡牛図フリーズ装飾陶板》(1898-1900年)。
1900年パリ万博のメインエントランスは、巨大な動物のフリーズで飾られていたそうですが、
本作はメインエントランスの作品をビゴ・パビリオン用に小型化したものの一部です。
万博の雰囲気を今に伝える作品です。

 

 

デザイン:G.ニコレ、ビゴ社製《水中図フリーズタイル》(1898-1900年)。
こちらも生き物を描いた作品。大小さまざまな魚やヒラメが泳いでいます。
水草も描かれていて、よく見ると細かく表現されていることが分かります。

 

 

デザイン:アルフレッド=ジャン・アルー、ビゴ社製《蛙図フリーズタイル》(1898-1900年)。
蛙の脚がタイルをまたいでいますが、ここで分割するのは理由があります。
並べる際に、タイルごとに焼き上がりの色が異なっていても自然に見せられるためだそうです。工夫されているのが分かります。

 

 

デザイン:ピエール・ロシュ、ビゴ社製《自転車に乗る人物図フリーズタイル》(1898-1900年)。
自転車を全速力で漕ぐ人物の列が描かれています。丸い輪二つで自転車を表し、上半身から布がたなびくことで疾走感が表現されています。
19世紀に発展した産物のひとつが自転車。当時の自転車ブームを生き生きと伝えています。

 

 

         

(左):ビゴ社製《草花図壁面カバー装飾陶板》(1898-1900年)。
大型の豪華なタイルは、建造物の内装用に、玄関ホールの内壁カバータイルとして制作されました。
本作は、濃淡のある青い地に植物が2枚にわたって大きく表されています。玄関にこのような装飾があると、とても優雅な気持ちになるでしょうね。


(右):デザイン:ヤーノシュ・バッハ、ジョルナイ陶磁器製造所製《蔓花図フリーズタイル-建築用陶器》(1911年)。
ハンガリーのジョルナイ陶磁器製造所は、芸術的な装飾品ばかりでなく、数百種に上る建築用装飾陶器も製造しました。
フリーズ用タイルの一部である本作は、かつてブダペストのある高級賃貸住宅の窓枠を飾っていたそうです!

 

 

このように華やかで細かな装飾を施した陶器で建築物を彩るのは西洋的な文化ですが、
特に陶磁器の生産が盛んなハンガリーでは、自国を代表する文化の一つであるとも言えるでしょう。

実際、ブダペスト国立工芸美術館の屋根はジョルナイ陶磁器製造所によるタイルが使用されていて、素晴らしい美しさを誇っています。

 

次回は第5章をご紹介します。

ベッツィ・ワイエス夫人を偲んで

アメリカの画家アンドリュー・ワイエス(1917-2009)のベッツィ夫人が4月22日に98歳で亡くなられました。

ワイエスは当館のコレクションにとって、とても重要な画家の一人です。常設展示室の三番目の落ち着いた部屋の中央に掛けられた《松ぼっくり男爵》を、一度はご覧になった方も多いのではないかと思います。

親愛なる家族や親しい友人たち、そしていつも目にする日常の風景をとても大事に描き続きたワイエスにとって、ベッツィ夫人はインスピレーションの源であり、よき理解者であり、いつもそばにいる最愛の人でした。すでに天国に召されたワイエスの傍らで、おそらく微笑んでおられることでしょう。

 

ワイエスの孫娘、ビクトリアさんが制作した祖父母への追悼のビデオをご紹介いたします。

皆さまと共に、アンドリューとベッツィ夫妻の人生を振り返り、ご冥福をお祈りしたいと思います。

https://vimeo.com/410013185

 

ただいま、コロナウィルス感染防止のため休館をしておりますが、開館した折には、またワイエスの作品を見に来ていただければ嬉しいです。

 

 

ジャポニスム展 第三章

企画展「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」展より、全6章からなる展示の様子を前回に引き続き、ご紹介していきます。

 

今回は第3章「アール・ヌーヴォーの精華―ジャポニスムを源流として」。本展のメインの章になります!

 

アール・ヌーヴォー様式の源泉のひとつとなり、芸術のあらゆる領域へと広がりを見せたジャポニスム。
本章では、作品を特徴に基づいて4つのセクションに分類し、体系的にご紹介しています。

 

 

 

第一セクション:花のモチーフ

西洋美術においても、植物など自然の描写は昔から行われてきましたが、それらはほとんど物語画や人物画の背景であったり、教訓的な意味を担った静物画であったりしました。

一方、日本美術では、植物の造形美そのものが作品の主題として成り立ち、茎や蔓による曲線美や花の可憐さなど、表現は多様に富んでいました。
また、構図もアシンメトリー(非対称)で、細部の表現は精緻で洗練されたものでした。

このような日本美術の特徴が活かされたアール・ヌーヴォー様式の作品が並びます。

  

      エミール・ガレ《洋蘭文花器》1900年頃            エミール・ガレ《クレマチス文銀製台付花器》1900年頃 

 

 

   

     ジョルナイ磁器製造所《葡萄新芽文花器》1898-99年             ドーム兄弟《水辺風景図花器》1910年頃

 

 

第二セクション:表面の輝き

日本の品々のうちでも、蒔絵の漆芸品には大きな意義がありました。
表面に蒔かれた金や銀の粉の煌めきは、古くから黄金を特別視していた西洋の人々にとって特に魅力的に映りました。

ジャポニスムはアメリカでも流行しましたが、ルイス・カンフォート・ティファニーも日本工芸の金属的な輝きに魅せられたひとりです。
ティファニーが開発した虹色の光を放つファブリルガラスは、類いまれな華やかさと洗練さを備えたものですが、日本の金工芸の影響をも想起させます。

 

 

 

第三セクション:伝統的な装飾モチーフ

日本のデザイン表現の特徴のひとつに、植物や雲や波などの自然の装飾文様・モチーフを繰り返し反復させるという手法があります。

ヨーロッパの工芸界もこの日本美術の装飾表現を採用しましたが、反復するモチーフを正確に絵付けするのは非常に繊細な作業でした。

ジョルナイ陶磁器製造所は、玉虫色に輝くエオシン彩を用いたり多彩な色合いでもって描き出し、驚くほど美しく細密な装飾表現を実現させています。

   

成型 デザイン:シャーンドル・アパーティ・アブト            ジョルナイ陶磁器製造所《黄色のヤグルマギク文花器》1900年頃
ジョルナイ陶磁器製造所《花瓶》1903年

                                                  

                                                                            

          左:《花煙帯文花器》1898年、右:《天空風景文花器》1898年 ともにジョルナイ陶磁器製造所作

 

 

第四セクション:鳥と動物

動物のモチーフは、西洋美術においても古くから様々な形で描かれてきましたが、脇役的な立場で描写される場合が多く、主役として扱われることはあまりありませんでした。

一方の日本美術では、動物の描写が際立っており、作品の要として描き出されることが多くありました。
動物の特性を観察し、生き生きと面白く表現した浮世絵や根付けは、ヨーロッパ美術の動物表現にも影響を与えました。

   

 ルイス・カンフォート・ティファニー《孔雀文花器》1898年以前          エミール・ガレ《昆虫文花器》1889年以前

 

 

    

  シャーンドル・アパーティ・アブト、ジョルナイ陶磁器製造所     左:ロイヤルドルトン社《ヨークシャー豚像》1905年頃
 《狩りをする雌ライオン像》1908年                 右:チャールズ・ジョン・ノーク、ロイヤルドルトン社
                                  《スコッチテリア像》1904-10年

 

 

 

芸術家が日本美術の表現を吸収して理解し、自分なりの表現へと昇華させていった跡が作品から感じられますね。

現在ほど情報量の波に溢れていなかった時代に生じた東西交流が、このような形で美しい作品群に結晶したことを考えると感慨深いです。

 

 

 

次回は4章をご紹介します。

ジャポニスム展 第二章

企画展「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」展より、全6章からなる展示の様子を前回に引き続き、ご紹介していきます。

 

今回は第2章「日本工芸を源泉として―触感的なかたちと表面」です。

 

東洋の工芸では、作品の形状に自然の造形をそのまま「かたち」として取り入れることが多々あります。たとえば、瓢形の器や果実の形をした器などです。
このような発想は、古代ギリシャやローマ時代の造形を伝統的なフォルムとして参照してきたヨーロッパの人々にとって新鮮なものでありました。 

また、西洋文化では釉薬や顔料は、表面を均一に覆い、計算通りの完璧な仕上がりとなった場合に高く評価されました。
その一方、東洋では、作品の焼成中に起こる事態や偶発性も制作過程のひとつとしてとらえ、自由な創作の余地をはらんでいました。 

このような東洋の陶磁器の影響を受けて、多くのヨーロッパの作家が、東洋的なフォルムを採用したり、表面に特殊な色合いや質感を出そうと釉薬の様々な実験を行なったりし、成果を収めました。

 

 

 

それでは、2章の作品をいくつかご紹介していきます。

 

こちらは、スウェーデンのロールストランド磁器製造所作の《結晶釉花器》(1903年頃)です。
シンプルな色と形が、結晶釉の美しさを引き立てています。雪の結晶のようにも、咲き誇る桜の花びらのようにも見えてくるほど美しいです。
気品に満ちていて、日本人の感性に強く響くものがあります。

 

 

 

続くこちらも、ハンガリーのジョルナイ陶磁器製造所作の《結晶釉花器》(1902年)。
瑠璃色が美しく輝く作品です。縦方向に濃く流れる結晶の蔓とその周りを染める淡い色彩は、まるで青い藤の花を彷彿とさせます。

 

 

 

ハンガリーのイエネー・ファルカシュハージ=フィッシェルとヘレンド製陶所が制作した《瓢形花器》(1901年)です。
瓢箪の形は、東洋の工芸に特徴的な形です。また、このくすんだ色合いと不規則に浮かぶ茶色の斑紋が日本らしさを一層感じさせます。
ヘレンド製陶所はハンガリーの陶磁器ブランドとして、テーブルウェアなどで有名ですが、かつてはこのようなジャポニスムの作品も手掛けていたんですね。 

 

 

   

こちらは、スウェーデンのアウグスト・ヘルマン・ノイド作の《青春と老いを象徴する飾壺》(1896年)です。
不思議な球根型をした作品には、片面に、髪に花を挿した若い女性の肖像が、もう片面にはしわだらけの老婆の顔が配されており、「青春」と「老い」を象徴的に示しています。時の流れはまたたく間に移ろいゆき、生命は儚いというメッセージを伝えています。
釉薬の濃淡と浮彫で表情を細かく描き出す技術が素晴らしいです。 

 

 

 

最後にご紹介するのは、テプリツェ=ツルノヴァニ製陶所の《ラスター結晶釉花器》(1900年頃)です。
全体を紫や青、緑、黄色の金属光沢のある結晶ラスター彩が覆っています。
光の当たり具合によって色合いが変わりますが、日本工芸で使われる螺鈿(貝殻の内側の七色に光る層を装飾に用いる技法)と通じているようにも思われます。
魅惑的な色合い、結晶釉のきらめきと光沢感、それらを効果的に引き出す不思議な形状。いずれを見ても完成度の高い作品です。

 

 

1章で表された日本的なモチーフは影を潜めても、かたちと表面の質感から日本らしさが感じられます。
新しい技法による表現に果敢に挑戦した芸術家の努力を思い浮かべると素敵ですね。

 

   

   

 

次回は3章をご紹介します。

「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ展」第一章

当館は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月10日まで企画展・常設展含め全館臨時休館となりました。

企画展「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」についても残念ながら中止が決定となりました。再開を楽しみにされていた皆様には心よりお詫び申し上げます。何卒ご理解の程、お願い申し上げます。
観覧券の払い戻し対応については、本展公式HPよりご確認ください。
http://www.fct.co.jp/Japonisme_F/



中止を受けましたが、会場では美しい作品群がいまも展示されています。
ぜひ皆様にご覧になっていただきたいので、前回に引き続き、本展の紹介を行なっていきます。

 

本展は全6章で構成されています。

はじめの第1章は「自然への回帰―歴史主義からジャポニスムへ」

ヨーロッパの一般大衆が初めて日本文化に触れる機会を得たのは、1862年のロンドン万国博覧会と1867年のパリ万国博覧会でした。
海を渡りやってきた日本の珍しい品々は、古典的な芸術ルールに慣れていたヨーロッパの人々に衝撃を与え、多くの芸術家や工房が日本趣味に基づく作品の制作に着手しました。

ここでは、日本美術の影響がもっとも強く認められるジャポニスムの初期段階の作品を紹介しています。
日本的な装飾や直線的・平面的な表現、大胆な構図など、日本らしさが明確に表現されています。

 

しかし一方で、作品の仕上げ方は、設計通りの完璧な仕上がりが目指されており、日本美術の特徴のひとつである偶発性の美の追求は無視されています。
なめらかな表面と計算通りにデザインが精緻に反映されているのが優れた作品という、西洋の伝統的な意識は変わらずに示されていました。

 

それでは作品を何点かご紹介いたします。

  

こちらは、ハンガリーを代表する製陶所のジョルナイ陶磁器製造所が作成した《滝に植物蝶文スツール》(1896年)。
ユーリア・ジョルナイが日本の布地を見本にデザインしました。
蝶の後ろに縦に長く伸びているのが滝です。もともとの布地デザインでは滝は青色でしたが、黄金色に変わりました。(筍のようにも見えるような?)
背景の赤に色が映えて調和のとれた豪華で美しい装飾となっています。

 

 

  

続いては、マルク=ルイ・ソロン(伝)、ミントン社制作の《尾長猿文飾壺》(1877年頃)。
深い藍色の地をバックに、イチジクの木の枝を渡る尾長猿が精巧な絵付けで描かれています。また、幾何学文様が描かれた丸文が何か所かに配されています。
躍動感あふれる見事な造形と装飾のいずれにおいても日本美術の影響が表れている逸品です。

 

 

  

展示室でひときわ目を引くのが、アール・ヌーヴォーを代表する芸術家エミール・ガレの《菊花文花器》(1896年頃)。
日本美術でよくみられる帯状の霞や靄の上に、色鮮やかな菊の花々が描かれています。
植物学者としての側面ももっていたガレは、自邸の庭で2,500種以上の植物を栽培し、その中には日本由来の品種も相当ありました。
日本のことを「キクの国」と呼び、日本美術に強い興味を抱いていたガレの趣味が顕著に示されています。

 

 

  

                                

こちらは、フランスの陶芸家ジョゼフ=テオドール・デックによる《花鳥文花器》(1880年頃)です。
みずみずしい自然の描写、今まさに飛んできたかのような生命力に満ちた鳥の表現が素晴らしいです。
日本の花鳥画を思わせる作品ですが、黄色と目の覚めるようなスカイブルーの色の組み合わせは日本では中々生まれなかったのではないでしょうか。

また、作品左右の側面には、口に輪を咥えた獅子がいます。東西の表現が混ざったような造形に感じられます。
見れば見る程おもしろい作品です。

 

 

    

最後にご紹介するのは、フランスのフランソワ・ロラン、ロラン&フィス・ファイアンス製陶所作《花枝にとまる鳥図花器》(1872年頃)です。
灰色の地にダイナミックな筆使いで花鳥図が描かれています。正面には、花のもと枝にとまる鳥が一匹、裏面には、植物のあいだを二匹のトンボが飛んでいます。
日本の陶磁器や水墨画を参照して描いたのでしょうか。手本を見つめながら絵付けに励む作者の姿が想起されます。

 

 

ほかにも1章ではジャポニスムの影響がよく分かる作品群が展示されています。

当時西洋で巻き起こった日本ブームの熱が伝わってくるようです。

  

 

 

 

次回は第2章をご紹介します!

ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ

3月24日より開幕した企画展「ブダペスト国立工芸美術館名品展 ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」。

5月10日までの開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月19日から5月6日まで急遽臨時休館となりました。

観に行く予定だったけれども行けなかったという方もいらっしゃるかと思います。web上ではありますが本展についてこれから何回かにわたりご紹介していきたいと思います!

  

 

 

まずは、素晴らしい作品群をお貸出し頂いた「ブダペスト国立工芸美術館」についてご説明します。

同館の創設は1872年に遡ります。1896年に建築家エデン・レヒネルの設計によって建物が生まれ変わり、ハンガリアン・アールヌーヴォーを代表する記念碑的建築となりました。まさに建物自体が作品です。(ちなみに美術館の屋根には、ジョルナイ陶磁器製造所製のタイルが使われているんですよ!)

そして当時の館長イエネー・ラディシッチ氏の下で、若い世代の芸術家達を刺激するような名品・優品群が収集され、また同時に彼ら現代作家の作品も多く購入されました。その結果、国際的に名高い第一級のアール・ヌーヴォーコレクションが形成されるに至ったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会場展示室にて ブダペスト国立工芸美術館の外観・内観写真紹介コーナー

 

 

本展のテーマは「ジャポニスムからアール・ヌーヴォーへ」。

同館から本展には、日本趣味、いわゆるジャポニスムの影響が感じられる作品群がセレクトされ出品されています。

19世紀半ばに開国した日本から多くの文物が西洋に渡り、欧米では日本ブームが巻き起こりました。新しい表現を開拓したいと模索していた芸術家達にとって、目新しい日本の文物や美術作品はまさに天からの啓示のようなものでした。

浮世絵が印象派やゴッホなどのポスト印象派に影響を与えたことは広く知られているかと思いますが、このように日本の品々が欧米に影響を与えた文化現象のことを「ジャポニスム」というんですね。

 

ジャポニスムが瞬く間にもてはやされた後、19世紀末に流行を見せるのが「アール・ヌーヴォー」様式です。

アール・ヌーヴォーは表現としては、有機的な植物モチーフや流線的な表現が特徴です。その根底には、自然そのものの造形美に目を向け、芸術品に取り入れる日本美術の考え方・姿勢が影響源のひとつとして表れています。

 

 

本展に出品されている作品も、日本美術の造形的特徴やモチーフを率直に反映させたものから、さらに一歩踏み込み、作者のオリジナル性溢れる表現へと昇華させたものまで様々な形で日本美術のエッセンスが表現されています。

ジャポニスムからアール・ヌーヴォー期の宝石のように美しい工芸品を通して、西洋から見た日本、また私たちが考える「日本らしさ」「西洋らしさ」に思いを馳せることができる展覧会です。

 

次回からは、展示風景をご紹介していきます!

「アートカード★チャレンジ」展終了しました

掲載が遅くなりましたが、3月8日(日)「コレクション再発見2020」で開催していた「アートカード★チャレンジ」展が終了しました。

今回展示を考えてくれたのは、福島市立野田中学校の3年生117名の生徒さん達でした。

 2月29日(土)に予定されていた代表生徒によるギャラリートークが中止となりました。

また、会期中に、3年生全員で展覧会を観覧する予定でしたが、臨時休校となりみんなで一緒にご覧いただくことができませんでした。 

少しではありますが会場写真を掲載し、来場者の方々からいただいたメッセージを紹介したいと思います。

展覧会会場前の看板                     「アートカード★チャレンジ」展入り口

 

今回の活動は、第3学年の生徒、4クラス117名の美術科の授業で実施されました。

はじめにアートカードを用いたゲームで当館の収蔵作品に親しみました。その後、クラスごとに展示のテーマを考え、下記の4つのテーマが決まりました。

    1組…「孤独」       2組…「Face」
    3組…「Let’s think !」    4組…「Sky Sea」
最後に、各クラス4,5名で6つのグループに分かれ、テーマに合うと思う作品を1点ずつ選び、作品に対して感じたことや考えたことなどをまとめました。

それぞれのクラスの展示をご紹介します。(順番は会場内の順路、太字は生徒からのコメントなど)

 

2組「Face」

人の顔はそれぞれ個性をもっていて、表情の表現の仕方も違ってくるから、いろいろな顔があるという気持ちからこのテーマにしました。

 

選ばれた作品は、右から

ベン・シャーン《ラッキードラゴン》、国吉 康雄《婦人と子供》、脇田 和《窓》、

斎藤 清《凝視(花)》、玉川 信一《樹のある風景》、ピエール=オーギュスト・ルノワール《帽子を被る女》

ルノワール《帽子を被る女》には、生徒さんからこのようなコメントがありました。

「この顔を選んだ理由は、人物の顔の印象は優しいイメージを持っていますが、

背景は彼女の心情を表したかのような、薄暗い感じの色使いから、悲しさを連想させると思ったからです。」

 

4組「Sky Sea」

同じ青でも、空と海で違っていて、その違いや空の広さ、海の深さ、

自然の壮大さを数々の絵画で表現しているところを伝えたいと思い、「Sky Sea」というテーマにしました。

選ばれた作品は、右から

鎌田 正蔵 《小家族(A)》、カミーユ・コロー《ヴィル・ダブレー―林を抜けてコロー家へ向かう池沿いの道》、百瀬 寿《NE.Blue,Blue,Blue and Blue》

クロード・モネ《ジヴェルニーの草原》、福王寺 法林《バドガオンの月》、伊砂 利彦《瀬》

カミーユ・コロー《ヴィル・ダブレー》には、生徒さんからこのようなコメントがありました。

「この絵は、地面にある土や、暗い色などと対比させることによって、空の青さをとても強調しています。

全体的に黒が多いので、夜に近づいていることがわかります。

木々はいろいろな色を使ってあり、本物のように今にも動きそうな感じがします。」

 

1組「孤独」

人間関係の残酷さ、一筋の光に求めるもの、旅立ちの寂しさに、何か訴えかけるものを感じました。
その中に「孤独」というものが共通していたので、「孤独」というテーマにしました。

選ばれた作品は、右から

マックス・エルンスト『博物誌』《光の輪》、斎藤 清《会津の冬(51)》、野田 哲也 《日記1976年8月19日》、

アンドリュー・ワイエス《ガニング・ロックス》、山中 現 《第三夜》、速水 御舟《晩冬の桜》

速水 御舟《晩冬の桜》について、生徒さんからこのようなコメントがありました。

「みなさんの桜に対するイメージは何ですか?きっと春の満開の桜の様子を頭に浮かべると思います。

しかし、この絵のタイトルを読んでみてください。《晩冬の桜》と書かれています。

なぜ作者は冬の桜を描いたのでしょうか?

その桜は、すっかり葉が落ちていて、見どころがありません。背景も何一つ描かれていません。

でも、描いた理由があるはずです。

私たちは、この桜の心情を考えて描いたのでは、と推測しました。

春とは違って、人が寄り付かないことへの寂しさ、「孤独」さがあふれていると思います。

1組のテーマは「孤独」。この絵のイメージも「孤独」だと思います。」

 

3組「Let's think !」

このテーマにした理由は、いろいろな捉え方の出来る作品をあえて選択し、その作品について深く考えてほしいと思ったからです。

「Let's think (考えてみよう)」ということで、作品に思いを馳せてみてください。

また、私たちのキャプションも参考に、自分の捉え方を創作してみてください。

選ばれた作品は、右から

若松 光一郎《COMPOSITION・30.8.82》、橋本 章《武装する都市》、小林 浩《星辰軌道》、

マルク・シャガール《少年時代の思い出》、オノサト・トシノブ 《シルクNo.10》、吉井 忠《赤い風景》

若松 光一郎《COMPOSITION・30.8.82》について、生徒さんからはこのようなコメントがありました。

「音楽や楽器がたくさんあることで、この絵から何か音が聞こえそうだと感じました。

どんな音楽が聞こえてくるのか考えさせられる作品だと思います。また、夢の中のようにも思えます。

さまざまな向きでバラバラの文字のようなものが散りばめられていて、作者は何を伝えたいのか、見る人によって考えさせられる作品です。」

 

他にも、 展示室で生徒さんたちの活動の様子をパネルで紹介しました。

 

1:20の展示室模型に作品を並べてみながら、展示を考えました。

 

来場者からの感想やメッセージを一部ご紹介します。

~メッセージカードから~

  • 皆さんが「チャレンジ」したと知り、私自身もこれらの絵を見たらどう感じるだろう、ということを意識して鑑賞しました。ただなんとなく眺めるよりも作品に一層興味がわき、あれこれ思いめぐらせながら皆さんの考察を読むひとときがとても楽しく感じました。たまたま立ち寄った美術館でのすてきな出会い、ありがとうございました。
  • 中学3年生という多感な時期に、みなさんが絵をどう感じていらっしゃるのか、とても新鮮な気持ちで見せていただきました。これまで何度か見た作品もみなさんの解説のおかげで新しい視点をもつことができました。
  • 紹介のところにあったみなさんの写真にうつる顔がいきいきしていて、みていてとても楽しかったです。テーマにそって絵を選び、思いを語る。そんな授業私も受けてみたかったな~。素敵な時間をありがとうございました。先生のご指導も素晴らしいですね。
  • どのクラスも作品の選び方がとてもステキで、自分では考えつかないような発想が多く、面白く見ることができました。「この作品の意図は?作家の気持ちは?」と考えてみることの楽しさを改めて感じることができました。とってもステキな展示、ありがとうございました!
  • とても面白かったです。まずどうしてこの絵を選んだか、それが興味をひきました。そしてずっとながめているうちにメッセージ又は自分なりに伝わってくる事を感じ、それを文章にきちんとまとめられていてステキです。こういう見方もあるのか!ととても参考になりました。一人で鑑賞しましたが、皆さんたちと一緒にお話しながら、“ああ観える!こう観える!”と多角的に作品を見られたと思います。楽しかったです。ありがとうございました。
  • みなさんのコメントがどんな批評よりもシンプルな言葉でしかも、深い。新鮮。いつもみている作品に別の見方があるよとみなさんに教えてもらいました。ありがとう!
  • 皆さんがどきどきしながら、わくわくしながら話し合って選んだ姿が浮かびます。発表をお聞きしたかったです。しかし、芸術の深さや美しさを感じ取る心の授業に参加できて、皆さんはラッキーと思いますヨ。きっと何かが残るでしょう。3年生の皆さん、先生方、美術館の皆様に感謝致します。(保護者より)
  • アートカードチャレンジおつかれさまでした。あなた達の視点による作品の展示はとても新鮮なものにうつりました。あなた達のギャラリートークがあると知り、どのような話が聞けるのか、楽しみでした。中止となりとても残念です。でも、よい展示でした。ありがとう。
  • とても素晴らしい展示でした。テーマを決め、その作品から感じたコメントも付いていて、とてもみごたえがありました。学芸員さんとはまた違った視点がとても面白かったです。私も一緒にアートについて語り合いたいと思えるほどでした。ありがとうございました。
  • いろいろな絵を見て、考え、他の人たちにもどう伝えるか、良い経験をされたと思います。共通の絵を大人数で見ることにより、自分には感じなかったことも、聞くことにより共感するという機会もあったのではないでしょうか。きっと一人で見るより楽しい経験となり、後々豊かな鑑賞への足がかりになったことと思います。それがこちらにも伝わるような絵画展でした。ありがとうございました。
  • 通常の展示とちがい、題に対するイメージ、そこからつながる絵。そしてさらにそれに対するイメージと、とても楽しませていただきました。私はもうみなさんのおばあちゃんの歳なので感じ方、考え方がとても新鮮でした。ありがとう!
  • 知っている作品の気づかなかった魅力に気づいたり、知らない作品を知るきっかけをいただきました。選んだ作品や、選ばれなかったけれど気になった作品の背景にみなさんが興味を持って調べる手がかりになるとよいなと願っています。

 

~アンケートから~

  •   アートカードチャレンジはとてもおもしろい。同じ中学生が考えたと思うと、わたしも参加したいと思った。(郡山市・14才・女性)

  •   観ていておもしろかった。野田中の生徒達による説明も良かった。中学生としての捉え方が良いと思う。(福島市・44才・女性)

  •  中学生の絵に対する思いがわかり楽しかった。中学生にいろんな絵を見て、芸術に興味をもってもらえたらうれしいです。心の栄養になりますように。(伊達市・66才・男性)

 

野田中学校3年生のみなさん、ギャラリートークで発表予定だった4名の代表生徒さん、ありがとうございました!

今回は展示を全員でご覧いただくことができず、発表の機会もなくなってしまい、本当に残念でした。

美術科の中條先生、木島先生、約1年間にわたりお世話になりました。ありがとうございました!

そしてご来館いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

「冬に透ける街~水彩絵の具の光に透ける感覚を楽しもう~」開催しました。

2月15日(土)創作プログラム「冬に透ける街~水彩絵の具の光に透ける感覚を楽しもう~」を開催しました。

講師は画家で絵本作家の小原風子さんです。

今日のワークショップでは、クレヨンや水彩絵の具で半紙を彩り、実習室の大きな窓に貼って街や森を創ります。どんな風景が広がるのか楽しみです!

 

はじめにフロッタージュの実演です。

凸凹の上に半紙を置いて、クレヨンやパステルでこすり模様を写し取ります。

 

実習室の中にもおもしろい模様がたくさんありました。まるで宝探しです!

 

今度は、美術館の庭で宝探しです!

木の根や葉の複雑な形もおもしろい。人工物の規則正しさもおもしろい。いろいろな発見があります。

 

 

集めた模様をみんなで鑑賞して午前は終了です。たくさん集めました!

 

午後は、集めた形を水彩絵の具で彩り、実習室の窓をみんなで街や森にしていきます。

 

貼ったり、切ったり、ちぎったり、大きな窓が彩られていきます。背景の信夫山もいい演出をしてくれています。

 

できあがった街や森に、自分と自分の友達を住まわせます。かわいい。

 

室内の照明を消すと光に透ける街が浮かび上がりました。

 

外から見ると、ここでも信夫山がいい演出をしてくれています!

 

天候にも恵まれ、笑顔の絶えないワークショップでした。

風子さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

「Gallery F 2020 コレクション再発見」展開催中!

2月8日(土)より、当館1階企画展示室にて「Gallery F 2020 コレクション再発見」展がはじまりました。

4度目の開催となる今回は、「生誕100年 建畠覚造展 かたちの探求」、「アートカード★チャレンジ」ふたつの小さな企画をご覧いただけます。

 

「生誕100年 建畠覚造展 かたちの探求」

建畠覚造(1919‐2006)は、抽象彫刻の世界に大きな足跡をのこした作家です。

今回の企画では、当館が所蔵する8点に個人蔵1点を加えた9点の作品を展示しています。

 

中央に展示されている、《WAVING FIGURE47(大)》1987年は、幅が4mをこえる大きな作品です。

当館所蔵の建畠作品をまとめて全てご覧いただける機会です!

ぜひ建畠が探求し続けた独自のかたちの世界をご覧ください。

 

◆ギャラリートーク

「建畠覚造の思い出」※終了しました

2月8日(土)14:00~

酒井哲朗氏(当館名誉館長)

 

「建畠覚造と日本の現代彫刻」

2月22日(土)14:00~

三上満良氏(元宮城県美術館副館長)

※申し込み不要。チケットご購入の上、企画展示室入り口にお集まりください。

 

「アートカード★チャレンジ」

当館のアートカードを使って、福島市立野田中学校3年生の生徒たちが考えた小さな展覧会を、実際に当館の所蔵作品を展示して再現しました。

今回、生徒たちはクラスごとに4つのテーマを設定し、作品を選びました。

1組…孤独

2組…Face

3組…Let's think!

4組…Sky Sea

各テーマに合わせ、クラスで6点ずつ作品が選ばれました。

作品に添えられた子ども達のコメントもあわせて、お楽しみください。

 

◆福島市立野田中学校3年生代表生徒によるギャラリートーク

2月29日(土)14:00~

※申し込み不要。チケットご購入の上、企画展示室入り口にお集まりください。高校生以下は無料です。

 

〇会期:~3月8日(日)まで。

〇開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)

〇観覧料:一般280円、高校生以下無料 ※常設展示室もご覧いただけます

〇休館日:2月17日(月)、25日(火)、3月2日(月)

ぜひご来館ください。

トークイベント「宮崎進(みやざきしん)の作品を語る」を開催します

トークイベント「宮崎進の作品を語る」

2月9日(日)14:00~ 常設展示室B

講師:宮崎とみゑ氏(作家遺族)

   赤松祐樹氏(多摩美術大学美術学部非常勤講師)

   黒川創氏(作家)

司会:荒木康子(当館学芸員)

 

現在、常設展示室Bに宮崎進(1922-2018)の作品17点を展示しています。

 

展示をして間もなく、いい画家さんだけれど今まで知らなかった、という声を聞きました。

まずは宮崎進について簡単にご紹介しましょう。

 

宮崎進は、山口県徳山市に生まれました。13歳の頃、絵の手ほどきをしてくれた画家・前田米蔵と共に、芝居小屋の一座の巡業に同行しながら舞台美術を手伝う経験をしました。1939年に上京し、日本美術学校油絵科で学びます。42年に応召。45年の終戦を満州で迎え、その後4年間シベリアに抑留されました。

49年に帰国後、東京での生活の合間に北陸、東北、北海道などを放浪し、絵を描き続けます。67年《見世物芸人》(東京国立近代美術館蔵)で第10回安井曾太郎記念賞を受賞。その頃、旅芸人や祭りの作品を多く描いています。76年からは多摩美術大学で教鞭をとりました。

80年代に入ると、画面から具象的要素はだんだんと消え去ります。シベリアで馴染みのあったドンゴロス(麻布)が直接張り付けられ、画面は抽象的な方向に向かいました。

94-95年の「宮崎進展」(下関、笠間他を巡回)で、50年代に描いたシベリアをテーマにした作品を初めて発表します。やがて宮崎の中で拭いされないシベリアがより一層力強く表現されるようになっていきました。

2004年には第26回サンパウロビエンナーレ日本代表として出品。「シベリアの声」というタイトルで展示をしました。

亡くなるまで、描く意味を問い続けた美術家でした。

 

当館は、作家の遺志に基づき、2018年度、東北、福島の風景、旅芸人や祭りを描いた作品19点をご遺族からご寄贈いただきました。今回の展示は、それらを初めてご紹介する機会となります。

 

 

この展示と関連して、2月9日日曜日トークイベントを開催します。

 

お三方にお話しいただきます。

ご遺族の宮崎とみゑさんは、間近で宮崎の姿を見つめてこられました。

赤松祐樹さん(多摩美術大学非常勤講師)は、山口県の周南市美術博物館学芸員時代に「宮崎進展 生きる意味を求めて」展を担当したご経験があり、また現在も資料整理に携わっておられます。

黒川創さんは、晩年の宮崎とも親交があり、宮崎をモデルにした人物も登場する小説を2月に刊行予定だそうです。2019年度大佛次郎賞を『鶴見俊輔伝』で受賞された作家です。

 

1時間程度ですが、宮崎進にとって東北とは何だったのか、そしてシベリアとはなど、いろいろお話をお聞きしたいと思います。

常設展観覧券をお求めの上、展示室Bまでお出で下さい。

皆様のお越しをお待ちしております。

「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」はじまりました!

「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」が本日より企画展示室Bではじまりました!

今年度のワークショップに参加した子ども達の作品を全て展示しています。

子ども達の柔軟な発想と感性をお楽しみください。見ごたえあります!

 

1月25日(土)~2月2日(日)

観覧料:無料

開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)

休館日:1月27日(月)

「美術館への年賀状展」はじまりました!

新春恒例「美術館への年賀状展2020」が、12日(日)よりエントランスホールではじまりました!

県内の小・中・高校生から当館宛てにお送りいただいた年賀状をすべて展示しています。

 

今年の干支である「子」をモチーフにした作品や、鯛や獅子舞、鏡もちを描いたもの。

また、新年の抱負が書かれ、子ども達の決意を感じられるものもあります。

鉛筆や絵の具、貼り絵やスタンプと技法も様々!

年賀状展は1月31日まで展示しております。ぜひご来館ください。

 

●観覧料:無料
●開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
●休館日:14(火)、20(月)、27(月)

創作プログラム「組み木のおもちゃを作ろう!」開催しました

12月15日(日)、当館実習室にて創作プログラム「組み木のおもちゃを作ろう!」を開催しました。

講師は創作おもちゃ作家の古川英樹さんです。

今回は、親子で好きな動物やクリスマスにちなんだ組み木のおもちゃを作ります!

 

前半は「のぼり人形」づくり。

動物や人の形など、好きなデザインを考え紙に描きます。

 

親子で話し合いながら、古川さんにアドバイスをもらいながら、形を考えていっていました。

描き終えたらスプレーのりで木の板に貼り付けます。

ここからいよいよ糸のこを使った作業です。

まずは古川さんにお手本を見せていただきました。

手を置く場所や木の向きを変えるタイミングなどについてアドバイスをいただきました。

早速みなさん親子一組一台で糸のこの作業を進めます!

親子で協力しながら、線に沿って糸のこで切っていきます。

 

黙々と切断作業。

初めて糸のこを使った!というお子さんも多かったですが、みなさんとても上手に切れていました。

切断が終わったら、ひもを通すための穴をドリルで開けていきます。

この作業は少し難しいので、古川さんがサポート。

ハンドルの操作を子ども達がしました。

それぞれやすりがけをし、自由に色を塗って午前中は終了。

お昼休憩の後、ひもを通してそれぞれボールや果物などのパーツをつけて、のぼり人形が完成しました!

とってもかわいいのぼり人形たち。みんな早速動かしてみます。

最初はうまく上げられなかった子もいましたが、コツをつかむとスイスイとのぼらせていました。

午後は組み木のかざりを作ります。

古川さんからは組み木のデザインを考えるときのコツを教えていただきました。

好きな動物や2020年の干支であるねずみ。クリスマスツリーなど季節に合わせたものなどみなさん自由にデザインを考えます。

午前中に切るのが難しかった部分を改良している親子さんもいました。

デザインができたら糸のこで切断作業。

2回目のためか、みなさん切るのが早くなり、細かい部分まで切ることが出来ていました。

作りたい組み木のイメージに合わせ、場合によって混色をしながら丁寧に色を塗っていきます。

みなさん、ひとつひとつのパーツをじっくりきれいに塗っていました。

作品が完成!

最後にみんなで鑑賞会をして作品について紹介してもらいました。

みなさん素敵な作品が完成しました!

ぜひおうちに飾ったり、つり下げたりして楽しんでいただきたいです。

 

古川さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

創作プログラム「まんが絵巻をつくろう」

11月24日(日)、当館実習室にて創作プログラム「まんが絵巻をつくろう!」を開催しました。

講師は、アーティストの久松知子さんです。

まず、「絵巻」とはどんなものか?

「横長の巻物の絵。右から左へくり広げて楽しむもの」、歴史についても簡単に説明していただきました。

 

なんと今回のワークショップのために、久松さんが一人に一つずつ、ミニ絵巻を作ってきてくれました。

みなさんこれを見て実際に絵巻をくり広げながら説明を聞きます。

今回のワークショップでは、常設展第Ⅲ期で展示している小川芋銭の《細道絵日記》、

《於那羅合戦》などに登場するキャラクター達をコラージュし、台詞や絵を描き加えて、巻物にします。

小川芋銭とはどんな画家なのか、また、それぞれどのような内容の作品なのかもお話しいただきました。

 

いよいよ制作です!

まず、切り抜かれたモチーフをみなさん好きに選び、並べたり組み合わせたりしながらお話を考えていきます。

だいたいのお話が決まったら、のりで貼り付け、そこに絵を描き加えたり、台詞やお話を入れていきます。

可愛いオリジナルのキャラクターを描いている方もいらっしゃいました。

親子で相談したり、じっくり静かに構想を練るなどしながら、みなさん制作を進めていきました。

お昼休憩をはさみ、仕上げ。

作品がだいたいできあがってきたところで、表装をしていきます!

久松さんがひとつひとつ丁寧に作る手順を説明してくださいました。

赤か青の2種類の布から選び、カラフルなひもの中から好きな物を選び、みんなで巻物にします。

みなさん真剣に貼り合わせて、オリジナルの巻物が完成しました!

子ども達は喜んで何度も広げたり巻いたりを繰り返していました。

最後の仕上げ。

短冊にタイトルを書きこみ、貼り付けます。

みなさんとっても楽しい作品が完成しました!

 

パーツをみることで、より作品自体にも関心を高まり、「帰りに作品を見に行こう!」と話している方もいました。

美術館スタッフ自身も、作品の細部まで改めて見る機会になり、登場人物の表情や筆の流れなど、作品の魅力を再発見する時間でした。

 

久松さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

館長講座を開催しました

11月23日(土)、 館長講座を開催しました。

昨年度に引き続き「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとし、美術史の流れに沿って各時代様式の巨匠たちを紹介しています。

 第4回のテーマは「新古典派とロマン派(アングル、ドラクロワなど)」。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

次回の予定は下記のとおりです。

第5回 1月18日(土) 英独西の近代巨匠(ターナー、フリードリヒ、ゴヤ)

10時半~12時頃まで講義室にて開講します(聴講無料)

事前申し込みは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。

「木炭で自画像を描く」開催しました。

10月19日(土)創作プログラム「木炭で自画像を描く」を開催しました。

木炭デッサンの基本的な道具の使い方を身につけて、鉛筆とは違う描画の魅力を楽しみます。

講師は当館学芸員の大北孝です。

はじめに木炭の芯を抜き、使いやすくするために紙ヤスリで削ります。

今回使用するのは太さの違うヤナギ炭2種類です。

 

木炭の色幅を増やす練習です。美しい調子ができています。

 

調子をつくる練習が終わったらアタリをつけます。

皆さん姿勢が美しい!デッサンにおいて大切なことですね。

 

アタリをつけたら指を使って形をおこしていきます。

木炭はすぐに画面を変化させることができるので、私の描き方を実際に見ていただきました。

 

多めに木炭をのせて消しながら描いていきます。

形が見えてきたので練りゴムを使ってはっきりさせていきます。

 

皆さん集中して描き進めています。

 

完成が近づいてきました。コントラストがはっきりしていて力強いです。

 

一人一人の作品がとても魅力的です。

講師という立場で皆さんと時間を共有でき、とても楽しい一日でした。

参加していただきありがとうございました。

アートなおはなしかい開催しました!

10月26日(土)、おとなりの図書館さんと「アートなおはなしかい」を開催しました!

テーマは「色であそぼう!」

図書館でアートな本を紹介した後、美術館で作品鑑賞と色のにじみを楽しむブックカバーづくりをしました。

 

まずは図書館さんで、絵本をみんなで楽しみます。

ページをこすったり押したりすると、色が変化していくように感じられる絵本や、色の歴史や特徴についてまとめられた本など。

色の面白さを感じられる本をたくさんご紹介いただきました。

途中、色から感じるイメージを参加者に聞いてみます。

1人1枚ずつ色紙を持ち、あたたかい感じがする色とさむい感じがする色に分かれて貼っていきました。

緑色の折り紙を持ちながら、「どっちも感じる」と話していた子は真ん中に貼り付けていました。

 

 

よみきかせのあとは、連絡通路を通り美術館へ。

実習室でブックカバーづくりをしました。

配られた和紙に、油性ペンで自由に模様を描いていきます。

くねくね、ぐるぐる、てんてんと、カラフルな線で画面を埋めていきます。

ボウルに入れた透明な液体をスポイトでたらしていきます。

すると、描いた線がにじみんでいき、不思議な模様が広がっていきます。

線が重なっている部分は色が混ざって、描いたときとは違った色になります。

宇宙みたい!と話している子もいました。

作品を乾かしている間に常設展示室へ。

展示室を巡っていき、百瀬寿さんの作品をみんなで鑑賞しました。

 

 今回はアートキューブの中の「感覚キューブ」で作品を楽しみます。

嗅覚、聴覚、味覚などの感覚から想像し、いつもとはちょっと違う視点で作品をみていきました。

鑑賞後は実習室へ。

乾いた作品を、本のサイズに合わせて折っていくとブックカバーが完成します。

ご参加いただいたみなさま、図書館スタッフのみなさま、ありがとうございました!

 

創作プログラム「テンペラ絵具を作って描こう」③④

◆◆◆3日目◆◆◆

10月14日、「テンペラ絵具を作って描こう」3回目を迎えました。

イエローオーカーで一層薄く全体に色を塗り、乾燥。

明るい部分を白で描きおこしていきます。

 

だいたい白で描きおこしたところで、また一層ライトレッドをかけます。

乾燥後、また白で描きおこし、最後にテールベルトで一層全体にかけます。

これを繰り返すことにより、陰影がはっきりしていきます。

白で描きおこしていく作業は根気がいる作業で、みなさん集中して取り組んでいました。

 

下図と見比べ、小林先生にアドバイスをいただきながら、制作を進めていきました。

 

◆◆◆4日目◆◆◆

台風の影響のため日程を変更し、10月22日(火・祝)に開催しました。

いよいよ最終日。

固有色を作り、塗っていきます。

様々な色の顔料を組み合わせ、少量の水で練り、メディウムを加えて絵具を作ります。

微妙な色合いを出すのに、試しがきをしながら調整をしていました。

これまでに陰影を出す作業をしてきているので、固有色をのせるだけでかなり変化します。

髪の毛や肌の質感など、みなさん丁寧に塗っていました。

下地づくりから、卵を使ったメディウムづくり。

色づくりと、ひとつひとつの制作の過程を経て、じっくりテンペラ画を描いていきました。

4日間講師をつとめていただいた小林先生。そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

ワークショップマート開催しました!

9月16日(月・祝)、当館にてワークショップマートを開催しました!

3回目の今回はあいにくの雨。

初めて美術館のエントランスホールでの開催となりました。

 

今年のワークショップは、当館の収蔵作家をテーマに考えていただきました。

どのようなものがあったのか簡単にご紹介します。

 

◆FRIDAY SCREEN

 「いつもの街角」

紙でできたバックに、様々な模様のスタンプを押し、暮らしの中にある身近なものを作品に変身させました。

テーマにした作家はジョン・スローン

 

◆et craft

「漆をみがき出して作る光のペンダント」

 

銀色の下にピサロの作品の色使いやタッチを元にした模様が漆で描かれています。

模様を出しながら、漆をつるつるぴかぴかにみがきました。 

テーマにした作家はカミーユ・ピサロ

 

◆佐賀健

「ぼくらのガニング・ロックス」

ワイエスの作品のひとつ《ガニング・ロックス》をもとにしたワークショップ。

小さな板に板に描かれた、真っ黒な背景と目や口などがない横顔に、オリジナルの絵を描きました。

テーマにした作家はワンドリュー・ワイエス

 

◆Decca*chi

「ぶら下げよう♪お家ポケット」

家のかたちをモチーフにした革に絵を描き、首からぶら下げて使えるお家ポケットを作りました。

テーマにした作家は斎藤清

 

◆tenonaka

「自然光と影」

カップに石けんと植物を選んで詰め、自然を感じられる贈り物を作りました。

テーマにした作家はクロード・モネ

 

◆工房 マートル

「揺らめく色のワックスモビールをつくろう」

キャンドルのかけらを自由に削って、偶然に生まれた色の重なりをモビールで楽しみました。

テーマにした作家は加納光於

 

◆山ぐらし

「ふくしまの旗をつくろう」

タグをキャンバスに、様々な種類の生地を切ったり貼ったり重ねたりして福島市のペナントを作りました。

テーマにした作家は小関庄太郎

 

◆MOTO COFEE

「コーヒーで世界を変える」

一粒一粒に想いを馳せてコーヒー豆をブレンドしていきました。

テーマとなった作家はベン・シャーン

 

◆佐藤恭子

「サシェを作ろう~鼻で絵を見たことがありますか?~」

育てた綿花から織った布で作った袋に、綿花の種やハーブを摘めてサシェを作りました。

目だけではなく鼻でみる絵画で、美術館を楽しみます。

テーマにした作家は小川芋銭

 

◆山口やすひろ

「まねっこミュージアム~パントマイムで遊ぼう~」

音楽に合わせて展示室にある絵の中の人物のまねをしてみたり、絵の中に入って絵の奥を探検してみました。

 

開催日は敬老の日。この日は常設展示室が無料でした。

ワークショップにご参加いただいた方々もたくさん常設展をご覧になっていました。

各ワークショップのテーマになっていた作品も全て展示されています。

パントマイム時間の後には、当館学芸員によるミニギャラリートークも開催しました。

参加いただいたみなさま、ワークショップ、フード出店をしていただいたみなさま、ありがとうございました。

そして、今回も企画をしてくださったFRIDAY SCREENの坂内さん、鈴木さん、ありがとうございました!

 

創作プログラム「テンペラ絵具を作って描こう」②

◆◆◆2日目 10月6日◆◆◆

まずは前回塗った下地のやすりがけ。

きれいにまんべんなくやすりがけをして、下地の細かい凹凸をなくしていきます。

やすりがけが終わったところで、下絵を転写。

カーボン紙を重ね、前回トレーシングペーパーに写した輪郭線を転写します。 

下地に写し取った線を、面相筆でなぞって描いていきます。

面相筆を使い、細い線で輪郭を描いていきます。

細かい線が多いので、集中力が必要です。

 

最後に、これから使っていくテンペラのメディウムづくりをしました。

今回は卵黄メディウムと全卵メディウムを使います。

最初は全員で全卵メディウムを作りました。

新鮮な卵の黄身は、つまむことができます。

外の薄い皮は不要なので、中の部分だけを取り出します。

受講者の方同士、協力して進めていました。

 

びんに卵黄を入れてかき混ぜ、白身の部分も不純物を取り除いて入れます。

ここに防腐剤、サンシックンドリンシードオイル、ダンマルワニスを入れ、びんの蓋をしっかりとしめて振ります。

これを冷蔵庫に保管し、制作に使用します。

最後に画面をイエローオーカーで一層薄く塗って、2回目は終了しました。

創作プログラム「テンペラ絵具を作って描こう」①

9月29日、10月6日、14日、22日の4日間、当館実習室にて「テンペラ絵具を作って描こう」を開催しました!

講師は、画家で山形大学教授の小林俊介先生です。

初日はこれから制作を進めていく上でとても重要な下地作りです。

今回はシナベニヤに和紙を貼ったものをご準備いただきました。

下地に塗る材料を準備していきます。

山形大学の学生さんもお手伝いに来てくれました。

できるだけ均一に塗っていきます。

 

刷毛で慎重に塗っていきます。

横から見ると、均一に塗れているのか分かりやすいです。

 

乾燥を待つ間に下図を考えます。

模写の場合は、先生にご準備していただいた図版からコピーを取ります。

模写する絵にトレーシングペーパーを重ね、鉛筆で主要な線をたどっていきます。

自分で絵を考えてきた方や、写真を元にして描く方などもいました。

1日目はここで終了!

次回に向け、下地の乾燥をします。

 

第3回目 館長講座

9月21日(土)、今年度第3回目の館長講座を開催しました。

 

昨年度に引き続き「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとし、美術史の流れに沿って各時代様式の巨匠たちを紹介しています。

 

今回の講座内容は「ロココ (2) ホガーズ、レノルズ、カナレットなど」です。

上記の作家のほか、ゲーンズボロ、ティエポロ、グアルディについても取り上げました。

18世紀イギリス、イタリアの代表的な画家たちが織りなした軽やかで優美な絵画世界をご紹介しました。

 

 

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

 

次回以降の予定は下記のとおりです。

 

第4回 11月23日(土)   新古典派とロマン派(アングル、ドラクロワなど)

第5回 1月18日(土) 英独西の近代巨匠(ターナー、フリードリヒ、ゴヤ)

第6回 3月21日(土) 19世紀写実派(ミレー、コロー、クールベ)

 

次回の第4回目のみ、休館をはさむため第4土曜日の開催となります。ご注意下さい。

 

10時半~12時頃まで講義室にて開講します(聴講無料)

事前申し込みは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。

 

みなさまのご来場をお待ちしております。

やなぎみわ展最終日、無人公演の代わりにWSで創作するパフォーマンスを披露

やなぎみわ展も9月1日で最終日となります。

1日には、視覚に障がいがある人、ない人が一緒にワークショップを楽しみます。

《神話機械》を鑑賞し、そして最後には参加者みんなで新しいパフォーマンス「黄泉比良坂」を作り上げます。見える人、見えない人一緒に、やなぎみわが表現する神話の世界を視覚だけでなく五感で体感しようという企画です。

日時:2019年9月1日(日) ①10:30~12:00 ②14:00~15:30

場所:福島県立美術館講義室、企画展示室

講師:やなぎみわ氏(美術家・出品作家)、ヤンマー嶋村氏(ミュージシャン)、担当学芸員

上演は午前11:45分くらいから、午後は15:15分くらいから、2回、各回15分程度の公演を予定しています。

ただし開始時間は、ワークショップの進行により、前後する可能性があります。

 

当日は、これまで1日3回やってきた無人公演は実施いたしません。

無人公演は31日土曜日が最終となります。

 

 

創作プログラム「大地の絵具で絵を描こう」開催しました!

8月17日(土)、創作プログラム「大地の絵具で絵を描こう」を開催しました!

講師は、福島県田村市出身で現代美術家として活躍している佐藤香さんです。

はじめに、これまでに香さんが制作した作品を紹介してもらいました。

香さんは各地で行われているアートイベントで滞在制作を行っています。

描くのに使っているのは、その土地で集めた様々な色の土や炭、植物など。

土の色といえば、茶色が思い浮かびますが、茶色でも明るい茶色や赤っぽい茶色、焦げ茶などと少しずつ異なります。

いつもどのようにして作品を描いているのか紹介していただきました。

最後に今日の活動について説明します。

参加者のみなさんには、自宅の周りにある土や葉っぱなどを集めてきてもらいました。

さらに、美術館の周りの庭に土などを集めに行きます!

 

スコップで土を掘り、袋に入れていきます。

土の他にも、葉っぱや木の実、セミの抜け殻なども集められていました。

とても暑かったので外での活動は20分で終了!

みなさん集めた物を手に、エントランスホールへ向かいます。

 

集合したら、一人一人から拾ってきたものと、場所を教えてもらいました。

 

美術館の庭園は、同じ敷地内なのに場所によって土の色が違っていました。

普段は注目せずに歩いていたので、美術館スタッフにとっても発見でした!

 

いよいよ、集めた素材を使って大きな和紙に絵を描いていきます!

 

まず、香さんから土を使ってどのように絵具を作るのか説明がありました。

カップに土を入れ、水と木工用ボンドを入れ、筆でよくかき混ぜます。

これで絵具は完成です!

参加者のみなさんも作ってみました。

 

今回は香さんが今までに各地で集めた土も絵具に使わせていただきました!

土の種類によって、混ざりにくいものもあります。

みなさん水とボンドの配分を工夫しながら絵具を作っていました。

絵具ができたら、まずは小さな画用紙に試し描きしてみます。

土絵の具に慣れてきたところで、今度は大きな和紙に描いていきます。

  

細い筆で丁寧に。大きな刷毛で大胆に。葉っぱのかたちを写し取ったり。

 

みなさん自由にのびのびと描いていきます。 

お昼休憩をはさみ、制作を続けました。

 

完成したところで、最後は作品鑑賞会!

みんなで一つ一つの作品の周りに集まり、じっくりと見ます。

作者からは、どんなことをイメージして描いたのか、土の絵具を使ってみた感想などをお話ししてもらいました。

 

 

みなさん素敵な作品が完成しました!

佐藤香さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

「ロボット教室」開催しました。

8月3日(土)創作プログラム「ロボット教室」を開催しました。

 

当館で開催中の「やなぎみわ展 神話機械」では、京都、高松、前橋の大学、高専、そして福島工業高校の生徒が制作に携わったマシンが展示会場で動きます。

今日のワークショップは、それぞれのマシンの仕組みと動きを美術館で鑑賞することから始まりました。

左は高松でつくられた拍手をするように光ながら振動するマシンです。

右は前橋でつくられた胃カメラのように動くのたうちマシンです。

左は京都でつくられた言葉を話し、光を放ち、会場を動き回るメインマシンです。

右は福島工業高校の生徒が制作に携わった物を投げるマシンです。

 

美術館での鑑賞の後、福島工業高校の実習室へ徒歩で移動しました。

講師は福島工業高校の吉田健先生です。

マイコンを使った回路をつくる説明です。分からないことは工業高校の生徒が優しく教えてくれます。

 

これらをつなぎ合わせてパソコンでプログラムをつくりLEDを点灯させます。

 

回路とプログラムをつくって読み込ませます。とても真剣です!

 

数字を変えることで点滅する速度が変わったり、複数のLEDを点灯させることができました。

 

子ども達の飲み込みの早さには驚きです。今日の体験を応用して電子工作を楽しんでください。

吉田先生、高校生のみなさん、参加いただいたみなさま、本当に暑い中ありがとうございました!

触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ「神話と機械を見聞きする」

「やなぎみわ展 神話機械」関連事業として、触って、話して、見て楽しむ美術館賞ワークショップを開催します。

毎年1回開催している、見える人、見えない人一緒に作品鑑賞をするワークショップです。

今年は「やなぎみわ展」で行います。

福島県立福島工業高校も協働して制作された本展のための新作《神話機械》を鑑賞します。近年やなぎさんの創作は、視覚だけでなく五感を使う方向に向かっているように思います。作品鑑賞も見るだけでなくて、いろいろな方法がチャレンジできるのではないでしょうか。

普段は入れないマシンエリアに入って、マシンを触ったりしながら鑑賞。そして言葉や音を使って機械とコラボレーションし、五感で作品を体験します。

見える人も、いつもと少し違った鑑賞をしてみませんか。是非ご参加ください。

〇日時:9月1日(日) ①10:30~ ②14:00~ 同じ内容なので、どちらかお選びください。
〇会場:美術館企画展示室など
〇講師:やなぎみわ氏、当館学芸員
〇協力:半田こづえ氏(明治学院大学非常勤講師)
    真下弥生氏(ルーテル学院大学非常勤講師)
〇費用:無料
〇対象:各回中学生以上の視覚障がい者5名程度、晴眼者5名程度
〇要申込 総合受付、電話024-531-5511、美術館HPより

「美のおもちゃ箱―河野保雄コレクション展」ギャラリートーク

6月30日(日)、2階常設展示室にて「美のおもちゃ箱―河野保雄コレクション展」ギャラリートークを開催しました。

はじめに河野氏の生い立ちや、コレクションを始めたきっかけなどについてお話ししました。

 

展示室を巡りながら、いくつかの作品について、河野氏がどのような経緯で収集したのか。

そして、作品についてどのような話をしていたのかなどのエピソードを交えながらご紹介しました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

常設展特集「美のおもちゃ箱―河野保雄コレクション展」は9月1日(日)まで開催しています。

河野氏が集めた作品の数々を、ぜひじっくりお楽しみください。

 

常設第Ⅱ期 特集「美のおもちゃ箱―河野保雄コレクション展」がはじまりました

6月29日(土)より当館2階常設展示室にて、特集「美のおもちゃ箱―河野保雄コレクション展」がはじまりました。

 

福島市出身の実業家、河野保雄氏(1936-2013)は、音楽評論家であるとともに近代美術の収集家として知られています。

今回の特集展示では、河野氏より2013年度に当館に寄贈された作品・資料288点の全てをご紹介しています。

*会期中に展示替えがあります

 

~展示室A~

青木繁や岸田劉生、長谷川利行らの作品が並びます。

長谷川利行は、福島の洋画家である吉井忠から話を聞いたことで興味を持ち、収集に力を入れていました。

他にも野田英夫の《少女》や鳥海青児の《けし》、高橋忠彌作品などが並びます。

資料として、河野氏が描いた油絵も紹介しています。

 

~展示室B~

井上長三郎、山中春雄、麻生三郎、小山田二郎、そして鶴岡政男の作品が並びます。

鶴岡政男もまた、河野氏が好み、力を入れて収集していた画家の一人です。

今回は奥の壁一面を鶴岡作品でまとめました。

中央には佐藤玄々(朝山)の《青鳩》、梅原龍三郎の小さな彫刻などを展示しています。

 鶴岡政男や桂ゆきの彫刻。そしてこけしやだるま、獅子頭など・・・

ジャンルにとらわれない幅広さと自由さは、河野コレクションの魅力のひとつです。

 

 ~展示室C~

谷内六郎や中原淳一、竹久夢二や小村雪岱。

そして河野氏が少年期に魅了され、「宝石のような輝き」を感じたというガラス絵が並びます。

きらめく小さなガラス絵の数々はとても美しいです。

ぜひじっくりご覧ください。

 

~展示室D~

最後の部屋では、初山滋や武井武雄などの愛らしい作品や、藤森静雄、田中恭吉、川西英、谷中安規らの木版画。

そして長谷川潔や浜田知明らの銅版画を展示しています。

最後には吉井忠が描いた河野保雄氏の姿も。

前期は全部で261点の作品が並んでいます。

展示替えで少し作品をかえ、7月17日から後期展示です。

河野氏の「美のおもちゃ箱」の中から、お気に入りを探すような気持ちで、作品をお楽しみいただければ幸いです。

会期は9月1日(日)まで。

入場料は一般・大学生270円、高校生以下は無料です。

*企画展「やなぎみわ展」(7/6~9/1)観覧券で、常設展示もご覧いただけます。

 

7月28日(日)14時からは、特別講演会「生きている河野保雄コレクション」を開催します。

講師:早川博明(当館館長)

会場:当館講堂

申し込みは不要です。ぜひご来館ください。

創作プログラム「橋本章的カオスとベタ塗り」③

◆◆◆3日目:タブロー制作(後半)カオスペインティング◆◆◆

6月8日(土)、講座最終日

いよいよ最終回です!

前回の続きを進めていきます。

2階の常設展示室に全員で行き、 橋本章作品にある幾何学的なかたちや、ベタ塗りの部分に着目してもう一度作品を見てみました。

 

作品には積み木のブロックのようなかたちや星などが描き入れられています。

また、大きく塗りつぶすことによって「強調と省略」をしています。

 

実習室に戻り、制作に入ります。

前回まではアクリル絵具を用いていましたが、今回からは油絵の具を使います。

文字など主役脇役のシルエット以外のスペースを塗りつぶしたり、グラデーションを作ってみたり・・・

 

 

 完成した後は、作品にサインを書き入れます。

 そして、タイトルを考えました。

橋本章作品のタイトルには《ぴーひゃらこ》や《なまけもの》などというものもあり、ユニークです。

大町さんからは「橋本章さんが”むむむ!”と唸るような言葉で命名しましょう!」とアドバイスがありました。

ここまでできたら、最後は鑑賞会。

参加者がお互いに作品を鑑賞し合い、作品の隣にコメントを記入したふせんを貼っていきます。

 

大町さんによる生演奏会もしていただきました!

 

橋本章作品の魅力に触れながら作品を制作する、濃い3日間となりました!

大町亨さん、参加者のみなさま、ありがとうございました! 

 

創作プログラム「橋本章的カオスとベタ塗り」②

◆◆◆2日目:タブロー制作(前半)カオスペインティング◆◆◆

まずは前回の振り返り。

カオスドローイングの続きを終えた後、当館以外の会場の「橋本章展」展示風景をスライドでご紹介いただきました。

当館以外の会場でも、たくさんの橋本章作品を展示しています。

 

いよいよキャンバスへ描く活動に入っていきます!

まずはF10号のキャンバスにアクリル絵具で描いていきます。

 

使っていいのは面相筆のみ。模様、文字、数字、記号などですきまを埋めていきます。

 

途中で、手描き以外の要素も加えていきます。

まずは大町さんにやり方を実演していただきました。

油絵具と水の反発作用を活用してコラージュ用のパーツを作ったり、ペトロールを画面にまいて油絵具をたらしてみたり・・・。

手描きとはまた違った、面白い模様が画面にあらわれてきます。

今回の活動はここまで。

描いた部分を次回まで乾燥させておきます。

 

創作プログラム「橋本章的カオスとベタ塗り」開催しました

6月1日(土)、2日(日)、8日(土)の3日間、当館実習室にて「橋本章的カオスとベタ塗り」を開催しました!

講師は美術家の大町亨さんです。

このプログラムは、当館常設展で開催中の特集展示「生誕100年記念 橋本章展」に合わせたものです。

橋本章の展示は、当館の他にも伊達市梁川美術館、あだたら高原美術館 青-ao-、

川俣町羽山の森美術館、ギャラリー伊達の5会場で開催しています。

(開館時間や会期は異なりますので、それぞれご確認ください)

 

◆◆◆ 1日目:橋本章をめぐる話とドローイング ◆◆◆

 

実習室で3日間の活動の流れについて説明の後、橋本章作品が展示されている常設展示室に移動しました。

まずはじっくり作品をみてみます。

一通りみた後で、大町さんからお話を伺いました。

今回講師をお願いした大町さんは、美術教師であった橋本章に中学生の頃に教わっています。

教師として、画家として、橋本章がどのような人物であったのか、どのような人々に影響を与えたのか・・・。

思い出深いエピソードとともに紹介していただきました。

 

実習室に戻り、早速実習に入ります。

今回のプログラムは、「混沌をつくりだすこと」、「強調と省略」がポイントです。

まずは鉛筆によるドローイングです。

一つ目のテーマは「線の集積」

鉛筆を画面から離さずに“線”をひたすら描き続けます。

鉛筆を3本まとめて持って描いてみたり、ぐるぐると円を描くようにしてみたり・・・

みなさん黙々と鉛筆を動かしていきます。

最後に好きなバランスを感じるところを見つけ、四角に切り抜かれたマットを使い周りを消していきます。

 2つ目のドローイングのテーマは「記号の力」

文字や数字、記号などを主役にして描いていきます。

文字や数字、記号を枠いっぱいに大きく描き、輪郭に肉付けをしたり、トーンを変えてみたりしてみます。

文字や記号に性格や力を与える!という気持ちでと大町さんからのアドバイスを受けながら制作を進めました。

1日目はここで終了。

次回からはタブロー制作に入ります。

 

「イメージの手がかり~おもしろ紙コップを作る~」開催しました。

5月26日(日)創作プログラム「イメージの手がかり~おもしろ紙コップを作る~」を開催しました。

講師はベニヤ板造形作家の横山信人さんです。

日々の生活の中で無意識に使っているものには、使う人のことを考えた見えない工夫が隠れています。

今日は、その工夫を見つけながら紙皿でポンプを作って、紙コップを飛ばします!

 

はじめに紙コップを飛ばすためのポンプを作ります。

 

カッターナイフやハサミを使って切り込みを入れ、空気がもれないようにセロハンテープを丁寧に貼ります。

紙皿のふちの形、厚みや凹凸「なぜ?」がたくさんつまっています。

 

ポンプができたら、子どもたちがアイディアを発揮します。描いたり、つけたり、創ること、工夫することを楽しみます。

 

完成した作品、うまく飛びました!

 

楽しいだけでなく、普段当たり前だと思っていることに「なぜ?」を見つける大切さを確認する貴重な時間になりました。

 

ワークショップ終了後、横山さんの作品を視るだけでなく、特別に触らせていただきました。

みんな興味津津です。この好奇心が子どもたちの大きな成長につながります。

横山信人さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

 

来館記念スタンプが新しくなりました!

 

当館入口付近に設けているスタンプコーナー。

本日から新しく2つのスタンプが登場しました!

  

3番と4番が新しくできたスタンプです。

イラストは、郡山市在住のイラストレーターであるコーチはじめさんによるものです。

2017年度から教育機関への貸出をしているアートカードセット『ぽけっとアート』でもコーチさんにイラストをお願いしました。

 ←ぽけっとアート

2種類ともとっても可愛いスタンプです!

サイズが大きめなので、押すときは四隅を指で押しながらの方がうまくいくかと思います。

全部で4種類のスタンプがあります。

ご来館の際には、ぜひ記念に押していってください。

 

館長講座開催しました

5月18日(土)、当館講義室にて今年度初回の館長講座を開催しました。

2019年度も、昨年度に引き続き「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち」をテーマとしています。

 

第1回は「バロック(3)プッサン、ロラン、ラ・トゥール」

それぞれの作家や作品について、どのような時代背景で描かれたのか、込められた意図などについて交えながらご紹介しました。

参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

今年度の予定は下記のとおりです。


第2回 7月20日(土) ロココ(1)ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール
第3回 9月21日(土)    ロココ(2)ホガーズ、レイノルズ、カナレットなど
第4回 11月23日(土)   新古典派とロマン派(アングル、ドラクロワなど)
第5回 1月18日(土) 英独西の近代巨匠(ターナー、フリードリヒ、ゴヤ)
第6回 3月21日(土) 19世紀写実派(ミレー、コロー、クールベ)

 

10時半~12時頃まで講義室にて開講します(聴講無料)

事前申し込みは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。

みなさまのご参加をお待ちしております。

若冲ぬりえに挑戦!

3月26日から開幕した「東日本大震災復興祈念 伊藤若冲展」は、5月6日に終了しました。

たくさんのご来館、ありがとうございました!

 

会期中、エントランスホールでは「若冲ぬりえ」のコーナーを設けていました。

ぬりえは下記の3作品を元にしていました。

《百犬図》(部分) 個人蔵

《果蔬涅槃図》(部分) 京都国立博物館蔵

《伏見人形七布袋図》国立歴史民俗博物館蔵

 

小さなお子さんから大人の方まで、連日たくさんの方々にぬりえのコーナーで楽しんでいただきました。

ぬりえをすることで、作品をもう一度じっくり見たり、描き方に注目したり…。

若冲作品の魅力を改めて感じる機会になればと思います。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

2019年度常設展第Ⅰ期

3月26日(火)より企画展で伊藤若冲展が開幕しましたが、同日より常設展も2019年度第Ⅰ期展示が始まりました!
早速ご紹介していきます。

 

まず第1室目では、当館自慢の日本画の名品を展示しております。若冲展では水墨の作品が比較的多いですが、こちらでは鮮やかな着色の画面をお楽しみ頂けます。展示期間の季節とあわせ、春や初夏のさわやかな空気が感じられる作品が多いです。

小茂田青樹『薫房』や山口華楊『畑』、池田遙邨『大漁』など、見ているだけで自然の生き生きとしたエネルギーを感じられます。

  

また、風景画の他、人物画も展示されています。橋本関雪の『倪雲林』はかなり巨大です。速水御舟『女二題』、安田靫彦『茶室』、根上富治『笛』など、しっとりとした美しさには息を呑んでしまいます。

  

 

続いて第2室では、「生誕100年 橋本章特集展示」を行っております。
橋本章(1919-2003)は、第二次世界大戦後の福島を舞台に、鮮烈な活動を展開した造形作家です。橋本は、妻の故郷である福島県伊達地方で教師の職を得ながら、創作活動を展開し、地元の画家や人々を巻き込んでさまざまな美術運動を展開しました。
画家の生誕100年にあたる本年、橋本作品を所蔵する美術館・ギャラリーが、同時多発で展覧会を開催することになり、当館での展示もその連携事業の中の一つとして位置づけられています。
素描から特大サイズのタブロー、オブジェなど、多岐にわたる作家の創作活動をご紹介しております。

   

   

 

次の第3室目は、海外作品のコレクション展示です。
印象派をはじめとするフランス美術の名品紹介では、コロー、モネ、ピサロやルノワールを展示しています。印象派のきらめく風景作品はこの季節に相応しく感じますね。また、彼らの他、サーカスを題材としたルオーの多色刷りの版画もご覧頂けます。

  

 

そして、アメリカ美術の紹介では、当館の目玉作家であるベン・シャーンとアンドリュー・ワイエスを展示しています。
《ラッキードラゴン》をはじめ、シャーンの作品には作家の強い意志が込められています。
ワイエスでは、人気の《松ぼっくり男爵》が今期は出品されています。緻密な水彩表現の極地をご堪能頂きたいです。

  

 


最後の部屋は、版画のコーナーです。
まず左壁面にあるのは、福島県を代表する版画家の斎藤清の木版作品です。眼光鋭い猫ちゃんや妙に迫力のある赤ん坊、霊峰とその麓に集う牛達などユニークな作品が並びます。

  

 もう片方の壁では、追悼展示として、昨年ご逝去なさいました浜田知明と秀島由己男の版画を並べています。小さな画面の中に深遠な世界が広がっています。


現在開催中の常設展第Ⅰ期は6月23日(日)まで!
若冲展チケットの半券でもご鑑賞頂けますので、是非ともご鑑賞ください。

館長講座第6回目

3月9日、本年度最後の館長講座が開講されました。

今回のテーマは「バロック(2) レンブラント、フェルメール」です。

 

会場の講義室が満員に達するほど多くのお客様にご来場頂けました。

ちなみに、3年前の2016年、当館では企画展「フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」が開催され、10万人を超える動員数を記録しています。

そんな恐るべき人気を誇る両巨匠の画業と彼らの作品の魅力について迫りました。

ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました!

 

本年度の講座「古典に帰れ―西洋美術の巨匠たち―」は、実は次年度も同様のテーマで続きます。

次回5月以降の予定は以下の通りです。

 

第1回 5月18日(土) バロック(3)プッサン、ロラン、ラ・トゥール
第2回 7月20日(土) ロココ(1)ヴァトー、ブーシェ、フラゴナール
第3回 9月21日(土)    ロココ(2)ホガーズ、レイノルズ、カナレットなど
第4回 11月23日(土)   新古典派とロマン派(アングル、ドラクロワなど)
第5回 1月18日(土) 英独西の近代巨匠(ターナー、フリードリヒ、ゴヤ)
第6回 3月21日(土) 19世紀写実派(ミレー、コロー、クールベ)

時間および会場は変更無く、10時半~12時頃まで講義室にて開講します(聴講無料)

事前申し込みは不要ですので、当日、直接会場にお越し下さい。

 

皆様のご参加をお待ちしております。

「すきなもので自分の顔をかいてみよう!」開催しました

3月3日(日)創作プログラム「すきなもので自分の顔をかいてみよう!」を開催しました。

講師は画家であり女子美術大学助手の坂内直美さんです。

F10号のキャンバスに、好きな食べ物、好きな色など、自分の好きなものをかき集めて、色々な画材で自画像を描きます。

クレヨン、色鉛筆、油性ペン、木炭、アクリル絵の具、油絵の具など色々な画材があります。

スパンコール、モール、ビーズも今日は画材です。

 

坂内さんの参考作品です。抽象・具象問わず自分の描きたい方法で作品を制作します。

 

坂内さんのアドバイスを聞きながら構想を練ります。

 

色々な画材で、思い思いに作品を仕上げていきます。

 

色面と線描の対比が絶妙です!

 

わくわくする絵の具の使い方を教えてもらいました!

 

最後は全員の作品を並べて鑑賞会です。

どの作品も魅力的です!

 

自分の作品について一人一人発表をしていただきました。

坂内直美さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

「アートカード★チャレンジ」展 ギャラリートーク開催しました

2月24日(日)、当館企画展示室「アートカード★チャレンジ」展会場でギャラリートークを開催しました。

今年で3回目の開催となった展覧会。

テーマや作品、展示の順番などを福島県立福島東高校の生徒さんたちに考えてもらいました。

展覧会タイトルは「愛のかたちと家族のかたち」。

今回は、活動の中心となってくれていた美術部の生徒さん達によるギャラリートークを開催しました。

まずはじめに、今回の展覧会が完成するまでにどのような活動を行ったのか、順を追ってパネルの前で説明しました。

今回の活動では、はじめに美術の授業を選択している2年生の生徒43名がアートカードを使いながら、それぞれ展覧会のテーマを考えました。

その後、美術部の生徒5名が、提出された43名分の展覧会のテーマを整理、検討しひとつのテーマ「家族」に絞りました。

 

決定したテーマに沿い、アートカードになっている作品以外の所蔵品にも選択の範囲を広げ、作品選定をしました。

多くの人に楽しんでほしいという想いから、

「母のぬくもり子の想い」「楽しかった思い出」「忘れられない風景」「色いろな家族」、4つの小テーマ(セクション)を考えました。

 

 各セクションの内容を説明し、いくつかの作品について、自身が作品から感じとったことや、観覧者に特に注目してほしい部分を紹介しました。

 

描かれている人物の表情や視線の先、描かれた時代などにも着目しながら、作品についてお話しします。

 

最後に、来場者の方から感想をお聞きしました。

ここで高校生への質問もいただきました。

今回の展覧会で、自分が感じたことや考えたこと、普段の制作についてなどしっかり答えていました。

美術部のみなさん、顧問の真柴先生、ご来場いただいたみなさま、ありがとうございました!

展覧会は3月10日(日)まで。

観覧料は無料です、ぜひご来館ください。

「アートカード★チャレンジ」観覧に東高の生徒さんが来てくれました

2月22日(金)、午前と午後の二回に分かれて、福島東高校の生徒さん達が来館しました。

現在開催中の「ギャラリーF 2019 コレクション再発見展」のひとつ「アートカード★チャレンジ」は、福島東高校のみなさんに展示のアイデアを出してもらいました。

今日来館してくれた、美術を選択している2年生のみなさんは、アートカードを使いながら、1人ずつ展覧会の企画書を考えました。

43名分の企画書の中から美術部の生徒さん達に選ばれたテーマは「家族」。

46点の作品が4つのテーマに分かれて展示されています。

みなさんじっくり一点一点を見ていました。

 

24日(日)は、今回中心になって活動した東高校の美術部の生徒さん達によるギャラリートークを開催します。

展覧会を考えていくまでの流れや、生徒さん達自身が作品からどのようなことを感じとったのかなどを、作品を前にお話しします。

1階の企画展示室にて14:00から。

事前の申し込みは不要です。参加をご希望の方は展示室入口にお集まりください。

 

「福陽美術会100年」ギャラリートークを開催しました

現在当館では1階企画展示室で「Gallery F 2019 コレクション再発見」展を開催中です。

2月10日(土)は「福陽美術会100年」展について、担当学芸員によるギャラリートークを開催しました!

会場をめぐりながら、福陽美術会結成の経緯や活動内容、そして所属していた作家たちについて紹介しました。

それぞれの作家の画風や、魅力などに触れながら、約1時間来場者のみなさまと福島の日本画100年をたどっていきました。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

 

次回の「福陽美術会100年」関連イベントは下記のとおりです。

ギャラリー対談

「東北の日本画家群像-秋田と福島を中心に-」

・日時:3月2日(土)14:00~15:30

・会場:企画展示室(申し込み不要、聴講無料)

・講師:山本丈志氏(秋田県文化振興課学芸員)×堀宜雄(当館学芸員)

 

また、もうひとつの企画「アートカード★チャレンジ」では、下記の関連イベントを開催します。

福島東高校生徒によるギャラリートーク

・日時:2月24日(日)14:00~

・会場:企画展示室 (申し込み不要、聴講無料)

 

ぜひご来館ください!

「Gallery F 2019 コレクション再発見」展はじまりました!

本日より、1階企画展示室にて「Gallery F 2019 コレクション再発見」展がはじまりました。

当館のコレクションを様々な角度から紹介するこの企画は、今回で3回目を迎えました。

今回は「アートカード★チャレンジ」、「福陽美術会100年」ふたつの企画を開催しています。

それぞれ簡単にご紹介します。

 

◆◆◆◆◆

まず、入ってすぐの部屋の「アートカード★チャレンジ」展。

当館では2017年度からアートカード『ぽけっとアート』の貸出をはじめました。

この展覧会では、福島県立福島東高等学校の生徒達が、アートカードを使って考えたテーマと作品を元に、それを実際に当館のコレクションを並べて再現しています。

テーマは「愛のかたちと家族のかたち」

このテーマを、さらに4つのセクションに分けて作品を選びました。

 

展示する順番や位置も、模型を使って考えました。

今回はアートカードの作品だけでなく、他のコレクションにも範囲を広げて選んでいます。

展示されている作品は全部で46点。

高校生たちはどのようなセクションを設け、どのような作品を選んだのでしょうか?

それぞれのセクションにつけられた、美術部の生徒さんのコメントもご覧いただきながら、ぜひお楽しみください。

 

会場内では、生徒たちが展覧会を考えるまでの活動風景もパネルで紹介しています。

エントランスホールには、『ぽけっとアート』体験コーナーもあります。

 

2月24日(日)は、福島東高校美術部の生徒さん達によるギャラリートークを開催します。 

ぜひご来場ください!

 

◆◆◆◆◆

通路を通って先に進むと、「福陽美術会100年」の会場に入ります。

この展覧会では、福島県出身の日本画家によって結成された美術団体である「福陽美術会」の活動を振り返ります。

1919年4月に東京で結成された福陽美術会。

福陽美術会創設の先頭に立ち、自ら会長となった勝田蕉琴(かつたしょうきん・棚倉町生まれ)。

荻生天泉(おぎゅうてんせん・二本松市生まれ)や太田秋民(福島市生まれ)。

 

坂内青嵐(ばんないせいらん・会津美里町生まれ)や湯田玉水(南会津町生まれ)。

 

酒井三良(三島町生まれ)や角田磐谷(つのだばんこく・石川町生まれ)、大山忠作(二本松市生まれ)・・・など

  

官展系の作家を中心に、大正新南画など会派を越えて福島県の作家が結集しました。

会場では寄せ書きや資料なども展示しています。

展示点数は資料を含め約70点。

福島の日本画100年を振り返ることができる展覧会です。

10日(日)、14時からは会場内で「福陽美術会100年」のギャラリートークを開催します。

申し込みは不要です。

ご希望の方は企画展示室会場入り口にお集まりください。

 

◆◆◆◆◆

「Gallery F 2019 コレクション再発見」展は、3月10日(日)まで開催しています。

観覧料は無料です。ぜひご来館ください。

館長講座開催しました

1月19日(土)当館講義室にて、館長講座「古典に帰れ-西洋美術の巨匠たち-」を開講しました。

第5回目の今回のテーマは、「バロック(1)カラヴァッジオ、ルーベンス、ヴェラスケス」。

作品が描かれた背景や、描かれた人物のポーズや筋肉の表現、人物同士の関係性など・・・

様々な視点から、ひとつひとつの作品についてじっくりとお話しました。

 

次回は3月に開催します!

 

第6回 3月9日(土) バロック(2)レンブラント、フェルメール

※3月のみ臨時休館にともない第2週(3月9日)の開催となります。

時間:10:30~12:00

場所:美術館講義室(聴講無料)

*各回の進行具合で内容が変更になる可能性もございます。

*本年度は事前申込を不要としていますので、聴講ご希望の方は直接会場までお越しください。 

ご参加をお待ちしております!

 

2018コレクション展第Ⅳ期

美術館では年明け1月8日より、常設展第Ⅳ期を開催しております。本年度最後の常設展です。

 

一室目は、現代の日本画にフォーカスを当てた内容です。ガラスケースの中には、福田豊四郎、仲山計介、佐藤多持の屏風が並びます。豊かな色彩や幾何学的な構図の面白さを感じられるでしょう。

 

 

向かい合う壁では、朝倉摂の作品を素描も含めて展示しています。スケッチだけ見ていても、画力の高さが充分に分かります。

   

 

奥に進むと、神秘的な世界を描いた星野眞吾、そして上野泰郎の大作が2点あります。人体のスケッチも併せて展示していますので、そちらもご覧下さい。

  

 

そして、この部屋で一番大きいのが横山操の作品。圧倒的な存在感を放っています。

 

 

続いて二室目では、近代の洋画を展示しています。

大正期の作品では、万鉄五郎、岸田劉生、恩地孝四郎、関根正二、木村荘八など。 

 

 

昭和に入ると大型の作品が増えてきます。元永定正、山口長男など具体の作品、杉全直、脇田和が一面に並びます。

 

 

そのほか、福島にゆかりのある作家として、鎌田正蔵、土橋醇、若松光一郎、田口安男の力作を展示しています。

 

広い空間で一望すると、作品が持っている美しさをとてもよく感じられますね。

 

三室目は、海外の作品展示です。アメリカ美術では、ベン・シャーンとジョン・スローンを展示しています。

 

今期のベン・シャーンは、19世紀末にフランスで起きたドレフュス事件を題材にしたシリーズとポスター画をご覧頂けます。

 

 

フランス美術では、ドーミエの風刺画が一面に並びます。人の特徴を的確かつユーモラスに表現する手腕には驚きです。

  

 

 そのほか、石原コレクションからロダンの彫刻を3品展示しています。ロダン独特の人体表現ですが、生命感溢れる美しさが感じられます。

 

 

最後の部屋は、斎藤清の木版画と日和崎尊夫の木口木版を展示しています。

今期の斎藤清の内容は、季節に合わせて「会津の冬」シリーズです。描かれているのは豪雪の様子ですが、画面からはどこか温かみが伝わってきます。

 

 

もう一方では、木口木版の魅力をテーマに、日和崎尊夫と柄澤齊(後期展示)を取り上げました。

木口木版とは、ハンコなどの印材に用いるつげや椿などの硬い木の木口(木を輪切りにした面)を版材に用いる版画技法です。

前期展示の日和崎尊夫は、詩画集『卵』を展示しました。至近距離で見ても確認しきれないほどの細密な線で版が彫られています。詩と併せて鑑賞することで、作品の幻想的な世界に浸れます。

 

 

現在開催中の常設展Ⅳ期は3月10日まで。

温かい美術館の中で作品を見てほっと一息つくのも、素敵な冬の過ごし方でしょう。

みなさまのご来館をお待ちしております。

「美術館への年賀状展2019」がはじまりました!

毎年恒例の「美術館への年賀状展2019」が、12日(土)より当館エントランスホールではじまりました!

県内の小・中・高校生から当館宛てにお送りいただいた年賀状をすべて展示しています。

今年は469通の年賀状をいただきました!

当館が開館した1984年より、休館の年を除き毎年開催しており、今回で32回目を迎えました。
毎年、小さな画面に書かれた子ども達の新年の抱負や願い、丁寧に描かれたイラストや切り絵などの力作を見ながら、新しい年へのパワーをもらっているように感じます。


●観覧料:無料
●開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
●休館日:15日(火)、21日(月)、28日(月)
年賀状展は1月31日まで展示しております。

企画展示室Bでは、学校連携共同ワークショップ参加校の作品展も開催中です。

子ども達の作品を楽しみに、ぜひご来館ください!

 

創作プログラム「自分だけの布をデザインしてプリントしよう」開催しました

12月16日(日)、当館実習室にて創作プログラム「自分だけの布をデザインしてプリントしよう」開催しました!

講師はテキスタイル作家であり、アートユニットFRIDAY SCREENとしても活躍されている坂内まゆ子さんです。

北欧では寒い冬、家の中で楽しく過ごすために明るくカラフルなデザインの布をインテリアに取り入れます。

福島もこれからどんどん寒さが増していく時期です。

今回はシルクスクリーンを簡易的にした技法で、親子で考えたデザインを布にプリントしていきます!

完成した布はそのまま飾ったり、小物用の生地として使うことができます!

 

まずは、坂内さんからシルクスクリーン版の作り方について説明。

木枠に張った目の細かい布(テトロン) に、自分がつくりたい形に切った紙を置き、版をつくっていきます。   

坂内さんの説明を聞いた後、デザインを親子で話し合いながら考えていきます。

紙にイメージを簡単にスケッチし、難しそうなところを坂内さんに相談します。

今回は基本的に2つの版をつくり、2色でデザインを考えてもらいました。

 

デザインができたら、今度は版をつくります。

カッターやハサミを使って、紙を切り抜いていきます。

版ができたら、今度は刷りの作業です!

イメージに合わせてインクの色を選びます。

坂内さんから刷りの流れやスキージの使い方などについて、説明をいただきました。

布の上で模様を刷りたい部分に紙を置き、その上に木枠を重ねます。

その上からスキージを使ってインクをのせていきます。

 

スキージの扱いに慣れてくると、みなさんどんどん刷っていきます。

一人が木枠をおさえ、もう一人がスキージで刷る。

この作業を繰り返しながら、親子で協力して刷っていきます。

 

 1版目が終わったら、今度は2版目。

全体のバランスを考えながら、刷っていきます。

 

インクが乾いたら、最後にアイロンをあてて定着させます。

熱を加えることによって、布を洗濯しても落ちなくなります。

 

部屋を彩る素敵な布が完成しました!

オリジナルの布はそのまま飾っても、バッグや小物入れ、クッションカバーをつくることもできます。

つくるのも楽しいですか、この後どのように使うか考えるのも楽しみです。

講師をつとめていただいた坂内まゆ子さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!

 

2018移動美術館展、楢葉町で開催中

只今、楢葉町コミュニティセンター 大会議室にて、当館移動美術館展を開催中です。

1999年度より開催している「移動美術館」は、毎年1回、福島県内の施設にコレクションの一部を貸出、展示するものです。ふだん県立美術館を訪れる機会の少ない方々にも、気軽に美術作品に親しんでいただける機会として、好評を得ています。

 

本年度は「絵画と彫刻の精華」とテーマを題し、絵画作品のみならず日本・海外の彫刻作品を多めに展示させて頂いております。

 

 

絵画では楢葉町出身の日本画家、永山十志夫の大作3点が目玉に置かれ、鈴木新夫や宮川教助など浜通にゆかりのある作家の作品が出品されています。

 彫刻では、中央にロダン3点が並び、絵画作品の周りにマンズーや佐藤忠良、赤堀信平らのブロンズが配されています。

   

  

 

観覧無料、会期は12日(木)まで。期間中無休です。

残りわずかの期間ですが、少しでも多くのお客様が当館コレクションをご鑑賞頂いて心の休息を実感して頂けますことを願っております。

 

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」④

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」

11月25日(日)、全4回の講座も最終回を迎えました。

 

彫りが終わった方から着色と塗装に入っていきます。

午前中は、彫刻刀を使った細かい彫りの作業やヤスリがけなどをします。

 

みなさん黙々と制作を進めていました。

終わった方から、着色をしていきます。

今回は、オイルステインととのこを混ぜ(色が濃い場合はペイント薄め液で薄めて)、刷毛で塗っていきました。

着色されると、作品の雰囲気もだいぶ変わっていきます。

乾燥したら、ウエスにワックスをつけ作品にすりこんでいきます。

しっかりすりこんでいくと、徐々にツヤが出てきます。

 

みなさんの作品ができたところで、作品を持ち寄り、鑑賞会をしました。

 

ひとりひとり、どんなイメージで作ったのか、こだわった部分や難しかったところなど、自由にお話していただきました。

自分が木彫を作ってみたことで、玄々の作品の見え方が変わったとお話しになっていた方もいました。

 約一ヶ月の間、ほぼ毎週末一緒に制作してきたみなさん。

和やかな雰囲気で鑑賞会が進みました。

 

最後に、作品を持ち黒沼さんを囲んで集合写真!

約一ヶ月間講師をしていただいた黒沼さん、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

玄々展、会期終了まであと少しです。

12月16日までですので、ぜひご来館ください。

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」②③

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」

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2日目・・・11月11日(日)

前回の続きを進めていきます。

講座開始前にいらして、制作を始めている方もいました!

2回目、ということでみなさん鑿などの道具の扱いにも慣れ、どんどん彫っていきます。

 

途中、どのように進めたらよいか迷う部分や難しい部分について、黒沼さんからアドバイスをいただきました。

それぞれがつくる動物のイメージやかたちに合わせ、一人一人丁寧にアドバイスをいただきました。

だんだん顔や胴体、脚などのかたちが見えてきました!

 

◆◆◆◆◆ 

3日目・・・11月18日(日)

 いよいよ制作も後半に入りました!

みなさん協力し合いながら制作を進めています。

  

彫刻刀を使った細かい彫りに入る方も出てきました。

途中、黒沼さんがこの講座のために作ってくださった猿の作品を見ながら、制作過程についてお話を伺いました。

第1回から、講座の進度に合わせ、徐々に制作を進めてくださっていた猿も完成しました。

毛並みや表情、手の動きなどが繊細に表現されています。

次回はいよいよ最終回です!

館長講座第4回目

11月17日(土)、館長講座「古典に帰れ ─西洋美術の巨匠たち─」の第4回目が開講されました。

今回はイタリア・ルネサンス、ヴェネツィア派の作家を取り上げました。

具体的にはジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレットです。

 

本題に入る前に、当時のヴェネツィアの社会状況や歴史を振り返るところから始まります。

時代の様子を予め頭に入れた上で作品を鑑賞すると、より理解が深まりますね。

 

みなさんとても真剣にメモを取りながら聞いてらっしゃるのが印象的でした。

 

次回(1月)の第5回目の講座からバロックに入ります。次回見ていく作家はカラヴァッジオ、ルーベンス、ヴェラスケスです。

日時は以下の通りです。

日にち:1月19日(土)

時間:10:30~12:00

場所:美術館講義室(聴講無料)

*各回の進行具合で内容が変更になる可能性もございます。

*本年度は事前申込を不要としていますので、聴講ご希望の方は直接会場までお越しください。

 

ご参加をお待ちしております!

創作プログラム「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」①

当館実習室にて、「木彫の鑑賞と制作~佐藤玄々の動物彫刻をたよりに~」を開催しました!

現在開催中の「佐藤玄々(朝山)展」に合わせた講座です。

講師は、彫刻家で現在郡山女子短期大学部で講師をされている黒沼令さんです。

 

 

11月4日、11日、18日、25日の4日間にわたる創作プログラムの様子をご紹介します。

 

◆◆◆◆◆

1日目・・・11月4日(日)

講座の大体の流れについてお話いただき、早速「佐藤玄々展」の会場へ。

展示会場をゆっくりめぐりながら、自身がつくるもののイメージをふくらませていきます。

 

実習室に戻り、自分がつくりたい動物のスケッチをします。

みなさん写真や本などの資料をもとに、進めていきます。

 

だいたい決まったら、正面と横から見たかたちを、木の面にうつしていきます。

今回使った木は、桂の木です。

ここまでかけたら、不要になる部分をのこぎりで落としていきます。

この作業で、みなさん「暑い!」と汗をかきながら進めていました。

切り落として消えてしまった線は、その都度書き足していきます。

だいたい落としたら、次は鑿でさらに削っていきます。

みなさん真剣に、それぞれ作品に向き合っていきます。

1日目が終了しました!

 

2018コレクション展第Ⅲ期 開催中

現在開催中の「佐藤玄々展」にあわせて、常設展では今年度第三期目を開催しています。

今回も中身の濃い展示です。

 

まず一室目。ここでは河野保雄コレクション、安齋勇雄コレクションの特集展示を行っております。二人は共に福島市に生まれ、福島商業高等学校で学んだ経済人であり、コレクターです。

劉生、村上華岳、青木繁、松本竣介などの優品もお持ちの方でした。

   

 

また、一方では荻原朔太郎による詩集『月に吠える』の挿絵(田中恭吉、恩地孝四郎)をまとめて展示しています。(安齋コレクション)

コレクターの作品を見る「眼」の確かさをご実感頂けると嬉しいです。

 

 

二室目は、大山忠作と室井東志生の特集展示、そして玄々展にちなんで福島の彫刻家の作品を並べています。

日本画はいずれも大作です。存在感に圧倒されてしまいます。そして、室井東志生の3作品『悠(柳家小さん像)』、『白煌(楊貴妃に扮する玉三郎像)』、『洸』は昨年度新たに収蔵されたものです!

     

 

もう一方の彫刻作品においても、今回は人物像を中心に出品しています。木の質感を大事にして彫り出しているのが、鑿の跡から感じられます。

 

 

続いて三室目は、海外の名品展示です。ワイエス、ベン・シャーン、そしてエルンストを多めに出しました。

ラッキードラゴンとヤノベさんのコラボレーションは今期も継続展示です。

   

 

フランス美術の壁面ではモネ、ピサロ、ゴーギャンが並びます。モネは巡回展から帰ってきて、久しぶりのお目見えです。

 

 

最後の四室目は、版画のコーナーです。今期は片側が斎藤清のパリシリーズ、もう一方が秀島由己男、そして今年亡くなられた浜田知明氏を追悼しての特集展示です。小型ながらじっと見ていると作品の深い世界に吸い込まれそうです。

    

 

   

 

今期の常設展は12月24日(月・祝)まで!お見逃しないよう是非お越し下さい。

佐藤玄々展 触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ開催

11月3日、「触って、話して、見て楽しむ美術鑑賞ワークショップ」を開催しました。

毎年1回、視覚障がい者の方々を中心に、視覚以外の様々な感覚や言葉を通じて作品を鑑賞するワークショップを開催しています。今年は現在開催中の「佐藤玄々展」に際して、玄々の作品を皆で鑑賞しました。その様子をご紹介します。

 

今年、講師をして下さったのは筑波大学助教授で彫刻を教えていらっしゃる宮坂慎司さん。宮坂さんは、彫刻家でもあり佐藤玄々の専門家、また視覚障がい者の方々との鑑賞ワークショップの経験も豊富にお持ちの先生です。

筑波大学宮坂研究室の伊藤奏太さん、中田ちひろさん、これまでも関わって下さってきた半田こづえさん(明治学院大学非常勤講師)、真下弥生さん(ルーテル学院大学非常勤講師)、福島点字図書館の高橋粛子さんにもご協力いただきました。有り難うございました。

 

今年は午前と午後合わせて、8名の視覚障がい者の方がご参加下さいました。

まずは自己紹介から。

そして、ウォーミングアップとして、つがいの鳥をかたどった宮坂さんの小さな彫刻を触りました。同じ形で、石膏でできたものとブロンズでできたものを2種類。肌触りや温度、重さの違いから、印象の不思議な違いを感じ取りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

木彫の材料である木を触りました。宮坂さんが実際にクスノキを彫って下さり、その音、木の匂いを感じました。すごくいい匂いなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だんだんと彫刻に迫っていきます。宮坂研究室の学生さんが制作された木彫の人物像の小品を二つ。次は少し難しい作品。これはいったい何か当ててもらいました。「雲」です。知ってはいるけれど触ったことのないもの。難しいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玄々の晩年のお弟子さんの手元にあったという彫刻刀を2本。おそらく玄々の使っていたものとかなり近い道具だと思われるとのこと。とても美しい彫刻刀です。それらを触りながら、玄々の制作風景を思い浮かべました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、いよいよ展示室に移動し、作品の触察です。

皆でまずは入口から展示室をゆっくりと巡って出口に到着。最後に置かれている《麝香猫》(ブロンズ)から鑑賞です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麝香猫とはなかなかすぐにはわからなかったのですが、丸く滑らかな背中の曲線を確かめるとともに、胸毛や髭のふさふさした毛の繊細な表現を感じ取りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《神狗》(ブロンズ)の部屋に移動。

1mくらいある大きな狗を、手を伸ばしながら体一杯使って鑑賞しました。大きく開いた口、牙、舌、そして大きくて飛びだした目。踏ん張った足や爪、背中の毛や胸毛。大きく巻いた尻尾。一方、繊細な胸の飾り。そのスケールの大きさと力強さに感動です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《巣鶏》(木彫)の部屋に移動。

展覧会には出品されていないのですが、《哺牛》(ブロンズ)と《鼠》(ブロンズ)を触察したあと、固定ケースの中に展示されていた《巣鶏》を取り出して、今回唯一となる木彫の触察です。学芸員でもなかなかこんな機会はありません。なんと贅沢なひととき。

これまでのブロンズ作品に比べ、羽根の部分が粗い彫りだったので雌鳥が二羽の雛を抱えている姿と把握するのには少し時間がかかりました。しかし、先生等からの言葉の助けを得て少しずつ全体像がわかってきます。そして脇の雛の小さな頭を見つけ、また彫刻を置いてしまうと見えない足が、きちんと裏に彫り込まれていることを確認しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感動のうちに展示室を出て、実習室に戻り、感想を共有します。

今まで触ったことのない動物が彫刻で触れてよかった。

木という素材であんなに細かいところまで表現できて凄かった。

曲線がきれいだった。

触察をして、見えていた時代には実は見えていなかったのだと感じた。(途中失明の方)

触れてみて、作者の思いが想像できた。

 

私たちにも毎年新しい発見があります。

楽しい1日でした。

宮坂先生、ご協力いただいた皆さまに感謝いたします。本当に有り難うございました。

~巨大ドット絵制作ワークショップ~

10月10日、巨大ドット絵制作ワークショップの完成披露セレモニーを美術館エントランスにて行いました。

同ワークショップは、福島大学人間発達文化学類芸術文化クラスの2年生と福島大学附属小学校5年生、そして県立美術館が連携して行った事業です。

 

9月26日から4日間にわたり、附属小の児童と福大生が協力して作り上げました。

当館所蔵のカミーユ・ピサロ作《エラニーの菜園》をモデルに、円形のカラーシールを貼り付けて制作しました。カラーシールは全部で6色、様々な大きさのシールを用意しました。中には大学生が手作りした巨大シールも!実はとても手間がかかっています。

        

大勢が参加した26・27日の制作日の様子です。

この日はまず、常設展示室で展示中のピサロの本物の《エラニーの菜園》をみんなで鑑賞しました。その後は大学生からこれからの制作方法について説明があります。

近くで見ると原色が小さく並べられているように見えるけれども、離れてみるとそれらが混ざって違う色に見える・・・という、点描による並置混色の技法を分かりやすく教えました。つまり、この技法をドットシールで実践していくという訳です。

     

 

元の絵のコピーと見比べながら、みんなで話し合って協力しながらシールを貼っていきます。俯瞰して確認するのが困難な現場でしたが、それでも非常に上手に仕上がりました。

よく注意して見ると、子供達の遊び心溢れる隠し絵が各所にあるのが分かります。とてもカラフルで見ているとこちらもワクワクしてきます。

        

 

10日のセレモニーでは、附属小5年生(計3クラス)の中から数名の児童が代表して、活動を通して学んだことや感想を発表しました。そして、大学生から各クラスにオリジナルの賞状が贈呈されました。

活動に参加して頂いた附属小の子供達・保護者様、福島大学の学生さん、そのほか協力して頂いた皆様方、誠にありがとうございました! 

 

創作プログラム「土に触れる こころに触れる」開催しました

10月7日(日)、当館実習室にて創作プログラム「土に触れる こころに触れる」開催しました。

 

前日に引き続き、講師は陶芸家の安藤郁子先生です。

まずは参加者全員で自己紹介。

順にひとりひとりお名前と、なぜこのワークショップへの参加を決めたのかなどお話しいただきました。

 

参加者同士について知り合ったところで、次は粘土板の上にテニスボールくらいのサイズの粘土のかたまりをいくつか準備します。

準備が出来たら、安藤さんからひとりひとりにアイマスクが配られました。

 

目隠しをして見えなくなったところで、参加者ひとりひとりにあるものが手渡されました。

これを、手でじっくり触りながら(時には匂いをかぎながら)、つくっていきます。

そのままそっくりにつくるというのではなく、ものの特徴や、ものから受けた印象、そこから広げたイメージなどをかたちにしていきます。

 

だいたい手が止まったところで、安藤先生から声がかかります。

アイマスクをとり、自分がつくったかたちを見てみます。

それぞれ、さわったものからどんなことを感じたのか、どのように表そうとしたのかを聞きます。

 

次に、聞こえてくる音からイメージを膨らませ、かたちにしていきます。

これも、アイマスクをつけてつくっていきました。

 安藤先生が受講者のまわりを巡りながら、音を出していきました。

2つ目のテーマについても、みなさんに一言ずつお話ししていただきます。

 

ここで、アイマスクを完全にはずします。

今度は、先生から渡された5つの言葉から、粘土でかたちを生み出していきます。

 言葉は「怒り、平穏、希望、孤独、喜び」

自分が取り組みやすい言葉から、つくっていきます。

みなさん黙々と粘土に向き合っていきます。

 

この5つの言葉以外にも、「自由課題」があったため、それは自由に考えてつくっていきました。

 

みなさんの手がだいたい止まったところで、先生から声がかかります。

また、それぞれ自分が生み出したかたちについてお話をしていただきます。

 

自分自身の心とゆっくり向き合いながら、土とじっくり対話をする。

そんな時間になったのではないかと思います。

 

最後に、安藤先生に焼成していただく作品をそれぞれ選びました。

焼き上がると、また違った魅力が生まれてきそうです。

 

前日の子ども達向け、そしておとな向けと講師をしていただいた安藤郁子先生、参加者のみなさま、ありがとうございました!

 

創作プログラム「土とあそぼう!」開催しました

10月6日(土)、創作プログラム「土とあそぼう!」開催しました。

講師は、陶芸家の安藤郁子先生です。

会場は当館実習室。床いっぱいにひかれたブルーシートの上にはたくさんの粘土。

来た子から順に、裸足になってもらい早速粘土にさわります。

まずは粘土をうすくして、地面をつくろう!

安藤先生のよびかけで、粘土のかたまりを移動し、足で踏みながら地面をつくっていきます。

どんどん地面が拡がっていきます。

地面ができたら、塔をつくろう!

どこまで高くできるか挑戦します。

 

どんな風につくっていくといいか、試行錯誤しながらそれぞれ土を積んでいきます。

 

 

だんだん大きくなっていき、別々につくっていた塔が一緒になっていきます。

ついに身長をこえました!手を伸ばさないと届かない高さに!

高くなると、バランスを取るのが難しくなってきます。

少し離れて確認し、協力しながら斜めになっているのを直したり、弱い部分に粘土を足していきます。

反対側では、もうひとつの塔が積み上げられていきます。

同じくらいの大きさに丸めた粘土が、バランスを保ちながら積み重なっていきます。

途中で倒れそうになるのを、支えながら、補強しながらどんどん積み上げていきました。

だいぶ高くなり、面白いかたちの塔ができてきました。

 

最後はつくった塔と一緒に記念撮影!

みんな手も足も粘土だらけです。

身体全体をつかって粘土とふれあう時間になりました。

今回はこのワークショップのために、大量の粘土を持ってきていただきました。

安藤先生、そして参加いただいたみなさんありがとうございました!

 

ワークショップマート開催しました!

9月17日(月・祝)、当館の庭園にてワークショップマート開催しました!

今年で2回目、たくさんのお客様にご来館いただきました。

雨が降ることもなく、予定どおり屋外での開催となりました。

今年のワークショップも、当館の収蔵作品をテーマに考えていただきました。

どのようなものがあったのか簡単にご紹介します。

 

◆FRIDAY SCREEN

「静物画とハンカチーフ」

ハンカチにプリントされた額の中に、果物や花瓶のスタンプを押し、自分だけの静物画を作りました。

作品は、恩地孝四朗《静物(レモン)》1920年

 

◆bel*fonte(ベルフォンテ)

「横顔へんてこブローチ・マグネットを作ろう」

 

 コルクボードを横顔の型で切り抜き、尾瀬で駆除された鹿の革や会津木綿を貼りつけ、横顔ブローチを作りました。

作品は、柚木沙弥郎の《人びと》1984年

 

◆Decca*chi(デッカチ)

「とったどー!大漁だぞー♪モビール」

魚の形になっている革に、カラフルな革のハギレを貼ったり自由に描いたりしてモビールを作りました。

作品は池田遙邨《大漁》1932年

 

◆木幡メリヤス

「自分にささげるアイスクリーム」

ニットに使われているカラフルな糸をほぐして、オリジナルのアイスクリームを作りました。

作品は、伊砂利彦《海に逝きし人々にささげる鎮魂歌》1992年

 

◆et craft (エトクラフト) 

「何が出るかな?漆をみがき出してみよう!」

金色の下に作品をモチーフにした絵が漆で描かれています。

模様を出しながら、漆をつるつるぴかぴかにみがきました。 

作品は田淵安一《花林朱径》1985年

 

◆佐藤恭子

「サシェを作ろう。~鼻で絵を見たことがありますか?~」

育てた綿花から織った布で作った袋に、綿花の種やハーブを摘めてサシェを作りました。

今までとはちょっと違った、目だけではなく鼻でみる絵画で、美術館を楽しみます。

選ばれた作家は、斎藤清、アンドリュー・ワイエス

 

◆MOTO COFFEE

「取り戻した朝の一杯のために」

冒険の後の朝に飲むコーヒーはどんなコーヒーでしょう?

そんな想像をしながらコーヒー豆のブレンドをするワークショップ。 

作品はヤノベケンジ《ラッキードラゴン構想模型》2008年*寄託

 

◆cafe&gin mono

「クラフトジンの素を作ろう」

プレゼントしたい人や自分の好みを考えながら、たくさんあるスパイスや植物の中からぴったりの組み合わせを選びました。

作品は、村上善男《卍町に釘打ち(四)》1983年

 

◆tenonaka(テノナカ)

「並ぶ石けん」

石けんを3つ選び、型抜きしてガーランドを作りました。

作品は田淵安一《花林朱径》

 

◆佐賀建

「Stone Painting」

石を選んで観察し、マスキングテープを貼って色を塗りました。

選んだ作家は、アンドリュー・ワイエス

 

 

今年の開催日は敬老の日。

この日は常設展示室が無料でした。

ご参加いただいた、たくさんの方々が常設展をご覧になりました。

ワークショップのテーマになっていた作品も全て展示されています。

 

 

参加いただいたみなさま、ワークショップ、フード出店をしていただいたみなさま、ありがとうございました!

そして、今回も企画をしてくださったFRIDAY SCREENの坂内さん、鈴木さん、ありがとうございました!!

企画展「土に挑む―走泥社の作家たち―」展はじまりました!

15日(土)より、1階企画展示室にて「土に挑む―走泥社の作家たち―」展が開幕しました。

この展覧会では、戦後、日本陶芸界に新風を巻き起こした前衛陶芸家集団、「走泥社(そうでいしゃ)」の作家作品を紹介しています。

走泥社は、1948年に京都の若手陶芸家たちによって結成されました。

今回取り上げているのは、結成時のメンバーであり中心として活躍した、八木一夫(1918-1979)、山田光(1923-2001)、鈴木治(1926-2001)の3名。

 

三者はそれぞれ陶芸家やろくろ職人の父のもとで、やきものにかかわりの深い環境に育ちました。

戦後、美術界の動きや海外の作品などに影響を受けた彼らは、やきものによる新しい表現を模索し、やがて器としての機能を持たない作品をつくりだすようになります。

この展覧会では、40点の作品により、彼らの多彩な創作活動の一端をご覧いただきます。

 八木一夫

 

山田光

 

鈴木治

 

今回は、当館所蔵作品の他、個人蔵の作品と、多治見市にある岐阜県現代陶芸美術館さんから作品をお借りしました。

当館で開催するやきものの企画展は、約10年ぶりとなります。

彼らのエネルギーに満ちた作品をぜひご覧ください。

 

館長講座第3回目

9月15日(土)、館長講座「古典に帰れ ─西洋美術の巨匠たち─」の第3回目が行われました。

今回は、ルネサンスの三人の巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロについてお話ししました。

あまりにも有名な作品ばかりなので、説明していると時間があっという間に過ぎていきます。

 

雨であいにくのお天気だったにも関わらず、今回も講義室が埋まるほど大勢の方にご参加して頂けました。皆様ありがとうございました!

 

次回(11月)の第4回目の講座では、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、デューラーについて取り上げます。

日時の詳細は以下の通りです。

日にち:11月17日(土)

時間:10:30~12:00

場所:美術館講義室(聴講無料)

*各回の進行具合で内容が変更になる可能性もございます。

*本年度は事前申込を不要としていますので、聴講ご希望の方は直接会場までお越しください。

 

皆様のご参加をお待ちしております!

美術館でみつけた「いい感じ!」を描こう。開催しました!

8月4日(土)、創作プログラム「美術館で見つけた『いい感じ!』を描こう。」を開催しました。

講師はイラストレーターでありエッセイストの浅生ハルミンさんです!

最初にハルミンさんから、今日の活動の流れについてお話を聞きました。

今日は、美術館の周辺や、実習室の中をじろじろ見て、「いい感じ!」と思ったものを、よく観察しながら絵に描いてみます。

 

次に、当館の簡単なマップを見ながら、活動範囲や注意が必要な場所を確認します。

水を飲み、暑さ対策をし、虫除けスプレーをかけ、準備万端!

美術館の庭園に「いい感じ!」を探しにでかけます。

普段はこんなに下をじろじろ見ることはないので、色々な発見があります。

 

 

ひととおり探し終えたら実習室に戻り、絵を描きます。

水彩絵具や色鉛筆、クーピーなど画材を自由に選び、画用紙に「いい感じ!」と思った物をじっくりと観察しながら描いていきます。

 

 

 

途中ハルミンさんからコメントなどもいただきながら、どんどん描き進めていきます。

 

お昼休憩をはさみ、午後は発表会の準備です。

それぞれが見つけてきた「いい感じ!」と思った物を、布の上に並べていきます。

カラフルな葉っぱや沢山のどんぐり、羽や松ぼっくり、蝉の抜け殻や竹の皮など、様々なものが並べられていきます。

実習室にある小さなおもちゃを見つけてくれた人もいました。

最後は1人ずつ、作品について発表してもらいました。

まずは見つけたものを紹介しながら、大きなマップにどこで拾ったのか印をつけます。

そして、描いた絵について、どんな部分を描こうと思ったのか、難しかったところなどをお話してもらいました。

 

 

みなさんが見つけたたくさんの「いい感じ!」が込められた作品が完成しました!

ハルミンさん、そして参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

今年も開催!ワークショップマート

昨年の秋に開催して好評を博した、ワークショップマートを今年も開催いたします!

美術館前の庭園に、様々なキッチンカーやワークショップのお店が並びます。ひとつひとつのワークショップは、現在の第Ⅱ期常設展で展示中のコレクションがテーマになっています。

 

去年の様子

        

ブローチ、ハンカチ作りやサシェ作り、オリジナル石けんや自分だけのブレンドコーヒーなども作れちゃいます。どれもこれもワクワクする内容ばかりです。

対象はお子様から大人の方まで幅広い年代の方々にお楽しみ頂けます。

 

日時は以下の通りです。

日 付:2018年9月17日(月)敬老の日

会 場:福島県立美術館庭園エリア

対 象:子どもから大人まで

材料費:各店¥500〜1,000

入 場:無 料(申込み不要)

問合せ:024-531-5511(福島県立美術館)

※雨天時、美術館内エントランスホールで開催

 

この日はなんと常設展が無料です!(*企画展は要観覧券)

ワークショップにご参加の後は、モチーフとなった本物の作品を是非、展示室でご覧下さい。

アートなおはなしかい開催しました!

7月21日(土)、おとなりの図書館さんと一緒に、アートなおはなしかいを開催しました!

今回は当館で開催中の企画展「イラストレーター安西水丸」に合わせた内容です。

 

テーマは「がたんごとん で でかけよう」

水丸さんが作った『がたんごとん がたんごとん』の絵本を元に、図書館さんではよみきかせを、美術館では展示室の作品をみた後、みんなで工作をしました。

 

まずは図書館さんでの活動です。

はじめに『がたんごとん がたんごとん』、『がたんごとん がたんごとん ざぶんざぶん』を読んでいただきました。

今回は鉄道に関する本が中心です!

こんなに大きなサイズの絵本も!これは『しゅっぱつしんこう!』という絵本です。

 他にも、運転席から見る景色を知ることができる本や、カードづくりの本など、楽しい本をたくさん紹介していただきました!

 

よみきかせのあとは、ちょっと暗い通路(連絡通路)を通り美術館へ。

エントランスに到着すると、子ども達から「天井たかーい!」という声も聞こえました。

初めて美術館に来る子も多かったようです。

エントランスホールで簡単なクイズをした後、みんなで展示室へ。

展示室で、先ほど図書館さんで読んでもらった絵本『がたん ごとん がたん ごとん ざぶん ざぶん』の原画と出会います。

絵に近づいてよーくみてみると・・・水丸さんがどうやって絵本の絵をつくっていたのか分かります。予想外の作り方に子ども達もびっくり!

(まだご覧になっていない方は、ぜひ会場でご覧ください)

 

 

さらに、展示されているラフと、実際に絵本になった絵の原画を見比べてみます。

「あ、◯◯がいない」「◯◯◯はいるよ」などと、色んな発見があります。

ふだん見ている絵本も、原画を見ることでまた違った楽しみ方をすることができます。

 

次は工作。実習室に行き、オリジナルの「がたんごとんカード」を作ります!

まずは、汽車に乗ってどこへ行きたいかな?

汽車が走っている場所を想像してみます。

場所を決めたら画用紙を切ってカードの台紙に貼っていきます。

列車が走る地面ができたら、その上に汽車をのせて貼ります。

(今回は汽車は切ったものを準備しました)

「この汽車、何か足りない感じがしない?」

スタッフからの問いかけに、「顔!」とすぐに答えがでてきます。

目の大きさや形、眉毛の角度や口の形で、顔から受ける印象が異なります。

うれしい、おこっている、かなしい・・・ちょっとした違いで、いろいろな表情を描くことができます。

まずは、汽車に顔をかいてあげよう!

白いペンを使って、顔を描いてあげます。

 ここまでできたら、汽車に乗るお友だちを作ります!

だれを乗せてあげようかな?

みんなそれぞれ乗せたいお友だちを考え、画用紙を切り抜いていきます。

ハサミを使うのが苦手な子は、スタッフが切って準備していた動物やくだものに顔をつけ、乗せてあげます。

汽車はぽけっとのようになっているので、お友だちの乗り降りが可能です。

好きな動物や、好きな食べ物など、思い思いに作り列車に乗せていきます。

地面に桜が散る中を走ったり、お花が咲いている横を通ったり、海の上を進んだり・・・

みんなそれぞれ工夫をこらした、楽しいがたんごとんカードが完成しました!

絵本の中の汽車が、いろいろな場所を、たくさんのお友だちと旅するカードになりました。

参加いただいたみなさま、図書館スタッフのみなさま、ありがとうございました!

10日(金)、やなぎみわ氏のレクチャーを開催します

来週8月10日(金)、現代美術家のやなぎみわ氏によるレクチャー「芸術の森 〜囁き声と呼び声〜」を開催いたします。

 

一度見たら忘れられない印象的な美術作品と演劇の制作を積極的に手がける作家が、現在の考えをお話し下さいます。

メインの聴講対象は、福島の高校生(及び若者)ですが、高校生以外の一般の方でも聴講可能です。日時は以下の通りです。

開催日:8月10日(金)
時間:10:30~11:30
会場:当館講堂
*聴講無料、事前申込不要

概要はこちらのチラシをご覧下さい。やなぎみわレクチャー・チラシ.pdf

 

第一線で活躍するアーティストの声を聞ける貴重な機会となっております。

皆様のご来場をお待ちしております。

館長講座第2回目

7月21日(土)、本年度の館長講座第2回目が行われました。

今年と来年のテーマは「古典に帰れ ─西洋美術の巨匠たち─」。2年間かけて、初期ルネサンスからロマン派までの西洋美術史の流れを辿ります。

 

第2回目では、ピエロ・デラ・フランチェスカ、マンテーニャ、ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチを取り上げました。

 

 

各作家の代表作品をスライドに映して、描かれた場面の意味や、描き方に関してどこが革新的な点なのか、分かりやすくお話ししていきます。

近代以降の絵画とは異なり、古典作品は内容を理解するのに知識を必要としますが、それだけに「意味を読み解く」楽しさがありますね。

 

次回の講座もルネサンス期を扱い、ラファエロ、ミケランジェロ、ティツィアーノ等について解説します。

日時の詳細は以下の通りです。

日にち:9月15日(土)

時間:10:30~12:00

場所:美術館講義室(定員約40名、聴講無料)

 

*本年度は事前申込を不要としていますので、聴講ご希望の方は直接会場までお越しください。

 

みなさまのご参加をお待ちしております!

嵐山光三郎氏×南伸坊氏「安西水丸さんのこと」

14日、嵐山光三郎氏と南伸坊氏による講演会「安西水丸さんのこと」が開催されました。250席の会場は満席です。

安西水丸さんと公私ともに親しくおつきあいのあったお二人に、水丸さんとの思い出、お人柄、関係のあった人々のことなど、たくさんお話しいただきました。

まさしく現代の文化を創り出されてきたお二人の楽しく、そして深いお話に、皆さん聴き入っていました。

 

 

写真は、講演会での一コマ。水丸さんのはじめての個展に出品されたという貴重な作品を嵐山先生がお持ちくださいました。

その裏には、当時南先生が書かれた展覧会評の記事が貼られており、それを読みあげています。

このように終始楽しい雰囲気で講演会は進みました。

 

水丸さんは、はじめ会社に勤めデザインの仕事に携わっていましたが、29歳のとき入社した平凡社で嵐山氏に出会います。

嵐山氏のすすめで漫画雑誌『ガロ』に漫画を掲載しますが、このとき『ガロ』の編集を務めていたのが南氏でした。

水丸さんのデビューにはこのお二人が深く関わっていたのです。

この時代『ガロ』には多くの才能が集まりましたが、そうした人々のことも交えながら、

時代をリードしていく文化が生まれる過程を、当事者であるお二人にお話しいただくという、なんとも贅沢な時間でした。

楽しいお二人のお話に会場からはたびたび笑い声もおき、あっという間の1時間半でした。

 

嵐山先生、南先生、ありがとうございました!

 

14日講演会「安西水丸さんのこと」について

明日14日(土)14:00~15:30、嵐山光三郎氏と南伸坊氏による講演会「安西水丸さんのこと」を福島県立美術館講堂で開催します。

開場は13:00です。お電話で予約された方は、講堂前の受付にてお名前を仰っていただきますようお願い申し上げます。

おかげさまで満席となり、当日は混雑が予想されます。なるべくはやくに受付のうえ、講演会が始まる15分前には会場へお入りくださいますようご協力をお願い申し上げます。

また、駐車場には限りがございます。できるだけ公共交通機関をご利用くださいますようお願い申し上げます。

なお、申し込みの受付は終了し、当日のキャンセル待ちの受付もございません。ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

「イラストレーター 安西水丸」展 始まりました!

「イラストレーター 安西水丸」展が始まりました!

 

安西水丸(1942-2004)は、1970年代より多方面で活躍したイラストレーターです。

村上春樹氏とのお仕事や、名作『がたんごとんがたんごとん』や『ピッキーとポッキー』などの絵本がよく知られています。

また、絵を描くだけでなく、小説やエッセイも手掛けました。

今回の展覧会では、そうした水丸さんの生涯のお仕事の全貌をイラストレーションの作品を中心にご紹介しています。

 

入り口の壁には水丸さんの言葉が。 生涯にわたり「その人にしか描けない」「魅力のある絵」を目指しました。

 

皆さん、真剣に、そして楽しげにご覧になっています。

 

当館の重要な収蔵作家のひとりに、アメリカの作家・ベン・シャーンがいますが、水丸さんも大きな影響を受けています。

そうした学生時代の作品や、少年時代に描いた絵(とてもお上手です!)なども展示しています。

また、水丸さんの制作方法についても、実際にお使いになっていたパントーンの切り抜きや映像とともにご紹介しています。

 

公私ともに深いおつきあいのあった、嵐山光三郎氏、村上春樹氏、和田誠氏ら3氏とのお仕事についてのコーナーもあります。

 

 

そして、最後には、あの本のあのシーンが大きくなって登場です! ぜひ一緒に写真を撮ってくださいね。

 

 グッズもたいへん充実しています。どれもこれもかわいいです。

なお、図録をお買い上げの方、先着100名にポスターをプレゼントしています。

 

ぜひお越しくださいませ。

2018コレクション展Ⅱ 開催中

いよいよ夏がやって参りました。暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

美術館では、先週ポーラ美術館展が終了し、来週末からは安西水丸展が始まります。

その合間の先日、常設展の展示替えをしました。 展示を簡単にご紹介いたしましょう。

 

展示室に入ると、その涼しさ、また夏の日本画の美しさにほっとします。

池田遙邨《大漁》、酒井三良《水郷の一日》、速水御舟《女二題》、安田靫彦《茶室》などを展示しています。

暑さに参っていた心がすうっと静まります。

 

奥には伊砂利彦と柚木沙弥郎の型絵染。

伊砂利彦の作品からは自然の音や音楽がきこえてくるようです。柚木沙弥郎の作品からもリズムを感じます。

 

展示室Bでは、今年亡くなられた保田春彦氏を追悼して《季節の残像》シリーズを展示しています。

まるで家々の間を散歩するように巡りながらご覧いただけます。

洋画は、田渕安一、針生鎮郎、橋本章、深沢軍司、村上善男、高橋幸之、高橋克之、玉川信一、佐藤幸代など。

 また、いつもの関根正二も展示しています。今回は《神の祈り》など。

 

展示室Cはベン・シャーンとヤノベケンジのコラボレーション。

第五福竜丸事件に取材したベン・シャーンの《ラッキードラゴン》と、ヤノベケンジの《ラッキードラゴン構想模型》。

舟の上では、東日本大震災後の2011年8月に開催したワークショップ「トらやんの空飛ぶ方舟大作戦」の映像が流れます。

今回はさらに一般財団法人ふくしま自然エネルギー基金より《サンチャイルド1/10模型》をお借りし展示しています。

サンチャイルドはベン・シャーンのラッキードラゴンのほうを向きつつ、上を向いて未来を見つめています。

 

東日本大震災に際し、ヤノベさんからは大きな力をいただきました。今度はヤノベさんの地元大阪へ福島からエールを送ります。

大阪北部地震で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

最後の展示室Dは版画の展示。

斎藤清は1950年前後の女性像。《凝視(花)》に至る試行錯誤をみてとることができます。

 

前川千帆は《野外小品》より。勢いよく彫刻刀でかたちを彫りだしていきます。

 

コレクション展Ⅱは10月14日まで。途中一部展示替えを行います。

ぜひご覧ください。

ポーラ美術館展 5万人達成!

今月22日、「ポーラ美術館コレクション展」の来場者が5万人を達成しました!

5万人目となったのは、福島市よりお越しの大槻丈夫さん、郁子さんご夫妻。

テレビユー福島の信国一朗 代表取締役社長と福島県立美術館の早川博明館長から 記念品としてキビタンぬいぐるみと図録が贈られました!

大槻さんご夫妻は「偶然、5万人目になりびっくりしました。セザンヌやピカソなどどの作品も素晴らしく、中でもルノワールのレースの帽子の少女は一番印象に残りました。」とご感想を述べて下さりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本展もいよいよ今週末でおしまいです。多くのお客様のご来場をお待ちしております。

 

*明日23日(土)は夜間開館日です。

(20:00まで開館、最終入館は19:30/常設展は17:00まで)

是非ご利用ください!

ポーラ美術館展 4万人達成!

今月15日、「ポーラ美術館コレクション展」の来場者が4万人を達成しました!

4万人目のお客様は、福島市よりお越しの安田宏美さんと娘さんの結理奈さん、 結理奈さんの祖母の菅野敏子さん。3世代でのご来場です。

当館の早川博明館長から、記念品としてキビタンぬいぐるみや図録が贈られました。おめでとうございます!

鑑賞を終えて、安田さんは「もともと絵が好きということもあり 主人がチケットを購入してくれました。今日は母と娘で鑑賞に来ました。まさか自分が4万人目だなんてビックリです。」とご感想を述べて下さりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本展もあとちょうど1週間で閉幕です・・・。

まだご覧になっていない方、もう一度名作に会いたい方、心のエネルギーをチャージしたい方、お早めにご来場下さい!

 

*最終日前日の6月23日(土)は夜間開館となっております。

(20:00まで開館、最終入館は19:30/常設展は17:00まで)

作品をゆっくり堪能できる機会ですので、是非ご利用ください。

ポーラ美術館展 ギャラリートークを開催しました

6月15日(金)、当館企画展示室にて担当学芸員によるギャラリートークを開催しました!

展示室を巡りながら、作品の前で作者や作品が描かれた背景などについて紹介しました。

 

今回もたくさんの方々にご参加いただきました。ありがとうございました。

6月16日(土)、市内にあるアオウゼにて「まちなか美術講座」を行います。
展覧会出品作家・作品を中心に、19世紀後半から20世紀前半までのフランスの美術や文化についてお話しいたします。

第 5 回 6/16(土)

「前衛の舞台:モンマルトルとモンパルナス」

時間:14:00~15:30 

会場:アオウゼ 大活動室

※ 聴講無料です。事前登録の必要はありません。
※ 各回定員50名です。満席の場合は入場を制限させていただく場合があります。

ポーラ美術館展、会期終了が迫ってきました。 ご来場をお待ちしております!

創作プログラム「てんてん絵画体験!」開催しました

6月10日(日)の午前と午後、実習室にて「てんてん絵画体験!」開催しました。

現在当館で開催中の「ポーラ美術館コレクション モネ、ルノワールからピカソまで」に合わせたワークショップです。

果物やお花、動物など描きたいものをモチーフに、スポンジスタンプや綿棒を使って、"てんてん"で絵を描いていきました。

今回は、白い画用紙ではなく色つきのボードを準備しました。

 

まずは描きたいものの背景に合う色のボードを一人1枚選び、自分の席に持っていきます。

ボードに描きたいものをどのくらいの大きさで描くか決め、輪郭線を描きます。

輪郭線ができたら、少し大きめのスポンジスタンプを使って、色をつけていきます。

この時、輪郭線をはみ出すことは気にしません。

 

全体に色がついたら、今度は描きたいものの色をじっくりと観察します。

例えば、リンゴは赤だけでなく、ヘタのまわりが黄緑になっていたり、表面に点々が見えたりと、よく見ると赤一色ではありません。

この色を見つけて、少し小さなスポンジスタンプや綿棒を使って”てんてん”を打っていきます。

色にこだわって混色を繰り返したり、葉っぱや果物の表面を細かい点で表現したり・・・

細かい作業ですが、みなさん真剣に取り組んでいました。

作品が完成したら、サインと日付を書きます。

こうすることで、だれがいつこの作品を描いたのか、作品を見るとすぐに分かります。

 

最後は鑑賞会!

みんなどんな「てんてん絵画」を描いたのか紹介してもらいました。

 

線を描いたり、色を塗るのではなく、”てんてん”だけで描いているので、いつもとはちょっと違った雰囲気の絵ができました。

 

最後に、ポーラ美術館展で展示されている、印象派の作家が描いた絵について少し紹介しました。

100年以上前に描かれたたくさんの作品が今回展示されています。

参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

ポーラ美術館コレクション展 3万人達成!

本日、「ポーラ美術館コレクション展」の来場者が3万人を達成しました!

3万人目となったのは、鮫川村よりお越しの鈴木香・眞理子ご夫妻。 ラジオ福島丹治睦夫常務取締役総務局長から記念品としてワイドFM対応ラジオと図録などを贈呈しました。

おめでとうございます!

鑑賞を終えて、鈴木さんは「ゆっくり観たいと思い、平日に来館しました。 奥行きが深く色彩が豊か。音声ガイドを使って目と耳で堪能しました。」と感想を述べられました。

 

本展の会期は残り約2週間ほど。

終了が迫ってまいりましたが、これから行われるイベントなど、下記の通りございます。是非ご見学・ご参加ください。

●「てんてん絵画体験!」ワークショップ:6月10日(日)①10:00~12:00 ②14:00~16:00 ※受講は締め切りました。ご見学のみ可能です。

●担当学芸員によるギャラリートーク:6月15日(金)14:00~ 

●簡単にできる!缶バッジ作りワークショップ:6月15日(金)14:30~

ギャラリートークと缶バッジについては、事前申込不要です。

 

会場の混雑を避けたい!という方には、6月23日の夜間開館(20:00まで開館、最終入館は19:30、常設展は17:00まで)のご来場がオススメです。

 

皆様のお越しをお待ちしております。

創作プログラム「美術館の庭で油絵を描こう」開催しました

5月20日(日)、26日(土)、27日(日)、「美術館の庭で油絵を描こう」開催しました。

講師は喜多方市美術館館長で、画家の後藤學先生です。

 

今回は10号サイズのキャンバスに、油絵の具を使って風景を描きます。

1日目、どのような手順で描いていくのか後藤さんから説明を聞き、道具を持って外へ。

美術館の敷地の中から描きたい場所を選び、イーゼルを立てます。

スケッチをしたり、キャンバスに下がきをして、構図を決めていきます。

 

一人ひとりが選んだ場所を巡りながら、アドバイスをいただきました。

 

 

◆◆◆◆◆

2日目

はじめに後藤さんの作品を見ながら、どのように絵を描いているのかお話を伺いました。

また、受講者の方が制作をしている中で生まれた疑問などにお答えいただきました。

前回と同じく、イーゼルを持って外へ行き、続きを描きます。

だんだん陰影がついてきました。

 

 

◆◆◆◆◆

3日目

いよいよ最終日!

みなさん慣れた様子で準備をし、制作に取り組みます。

木々や建物に固有色がついて、色が鮮やかになって来ました。

 

最後はみなさんの作品をイーゼルに立てて並べ、鑑賞会をしました。

美術館のまわりを描いていますが、みなさんそれぞれ違った切り取り方、描き方をしており、多彩です。

好天に恵まれて3日間を終えることができました。

講師をしていただいた後藤さん、受講者のみなさま、3日間ありがとうございました!

ポーラ美術館展 2万人達成!

ただいま開催中の「ポーラ美術館コレクション モネからルノワール、ピカソまで」展。

25日には来館者2万人を達成しました。

 

 

当日は担当学芸員によるギャラリートークも行われました。

モネやルノワールと同じ時代を生きた批評家たちの言葉を交えながら、いくつかの作品の魅力に迫りました。

 

今では名の知られた彼らも、当時は辛辣な批判を受けていました。

それまでの伝統を打ち破って、新しいものを生み出そうとするとき、

そのあまりに革新的な表現方法が受け入れられるのには、時間がかかるのですね。

 

 

次回のギャラリートークは6月1日(金) お楽しみに!

 

 

会期も残すところあと一か月を切り、いよいよ盛り上がってきました!

この機会に、ぜひ美術館へ足をお運びください。

 

なお、美術館駐車場は数に限りがありますので、こちらにお越しの際は、

公共交通機関のご利用をおすすめいたします。

 

 

2018年度館長講座が始まりました!

本年度の館長講座「古典に帰れ ─西洋美術の巨匠たち─」の第一回目が5月19日(土)に行われました。

 

本講座は、ルネサンス以降の各美術様式を代表する巨匠たちの主要な傑作に焦点をあて、その芸術のエッセンスと創造の秘密に迫るものです。

西洋美術は古代ギリシア・ローマ以来、2000年以上の歴史と豊かな伝統が築かれています。特にルネサンス以降、数多くの天才的芸術家が古典文化を範としつつ独創的な表現を創出して、新しい時代様式を創造しました。彼らの傑作によって今日、豊穣な西洋芸術の宝物が世界中の人々に深い感動をあたえ続けているのです。

 

第一回目は、「ルネサンス(1)先駆者ジョットと初期ルネサンス」です。

ジョットからフィリッポ・リッピまで、代表作品をお見せしながら、彼らの革新性についてお話ししました。

 

次回の内容もルネサンスの続きで、第一回目でご紹介しきれなかった巨匠達の姿に迫ります。詳細は以下の通りです。

日時:7月21日(土)

時間:10:30~12:00

場所:美術館講義室(聴講無料)

 

本年度は事前申込を不要としていますので、聴講ご希望の方は直接会場までお越しください。

みなさんのご参加をお待ちしております!

缶バッジづくりのワークショップを開催しました!

5月11日(金)のギャラリートーク終了後、当館エントランスホールにて、「名画で缶バッジをつくろう!」開催しました。

 

 

現在当館で開催中の展覧会「ポーラ美術館コレクション モネ、ルノワールからピカソまで」に合わせたワークショップです。

今回は、3つの作品の中から一つ好きな作品を選んでいただき、色を塗ってオリジナル缶バッジを作りました。

 

このワークショップは、会期中に何度か開催します。

次回は25日(金)、14:00から開催するギャラリートーク終了後、14:30ころからエントランスホールで開始する予定です。

参加費は100円で、バッジかマグネットを選んでいただきます。

ギャラリートークと合わせ、ぜひご参加ください!

 

創作プログラム「バードウォッチング&巣箱をつくろう!」開催しました

5月5日(土)のこどもの日、親子向けの創作プログラム「バードウォッチング&巣箱をつくろう!」開催しました。

講師は「すずめ社鳥」とも呼ばれている、株式会社鳥の杉浦裕志さんです。

 

鳥に関することはなんでもおまかせ!

ということで今回は当館の庭を活用して、バードウォッチングと巣箱づくりをしました。

 

まずは参加者全員で自己紹介。名前と一緒に誕生月も教えてもらいます。

次に、今回巣箱をつくるシジュウカラについて紹介。

先ほど教えてもらった誕生月順に、みんなで並びます。

スライドにうつるシジュウカラの画像を見ながら、彼らが1年間どのように過ごしていくのかを知ります。

シジュウカラは、福島市の鳥で、ネクタイのような模様があるのが特徴です。

巣をつくる、子育てをする、子ども達が巣立つ・・・

自分が生まれた月には、鳥たちがどのように過ごしているのか、杉浦さんのお話を聞きながら思いを巡らせます。

そして、音声を聞きながらどんな鳴き声なのか知りました。

 

雨が降ったり止んだりする中、ちょうど晴れ間が見えたので、バードウォッチングをするためみんなで外へ出ました。

杉浦さんのアドバイスを元に、みんなで鳥の姿を探します。

 

鳴き声を聞きながら、探していると、なんとシジュウカラの姿が!

この写真だと分かりにくいですが、見上げている木の天辺にとまっている鳥がシジュウカラです。

 

見つけた鳥の名前やどんな特徴があるのかなどを杉浦さんに聞きながら、庭園をぐるりと巡りました。

この後、それぞれ芝生にシートをひいて寝転がりながらバードウォッチングする予定でしたが、また雨が降ってきたためここで終了。

みんなで館内に戻りました。

 

お昼の休憩をはさみ、午後からは巣箱づくり!

杉浦さんが準備してくれた巣箱の材料を組み立てていきます。

はじめに鳥たちがどうやって巣箱に入ってくるのか、そして巣箱をどのように利用しているのか杉浦さんのお話を聞きます。

スズメの剥製を使いながら説明してもらいました。

板と板をテープで仮どめし、親子で協力しながら釘を打っていきます。

大体組み立てたら、扉の開け閉めをするための蝶番をつけます。

 

ここまでできたら、後は装飾!

重くなりすぎないように、鳥たちが入りにくくならないようにというアドバイスを聞きながら進めていきます。

色を塗ったり・・・

 

 貝殻や流木をつけたり・・・

 

 

みんな自由に装飾して、素敵な巣箱が完成しました!

最後に、完成した巣箱を持って、みんなで庭へ行きました。

杉浦さんに巣箱を設置する場所や、高さなどについて教えてもらいます。

写真ではみんなに見えるように低めに設置していますが、実際はもっと高い所につけます。

できた巣箱を持って、記念撮影!

講師の杉浦さん、参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

 

ポーラ美術館展 1万人達成!!

5月10日(木)、ポーラ美術館コレクション展の来場者が1万人を突破しました!

1万人目の方は、山形県からお越しの菅野ご夫妻。実行委員会を構成しているテレビユー福島の信国一朗社長から二人に図録などの記念品をお贈りしました。おめでとうございます!

菅野ご夫妻とTUF信国社長

 

また、翌日の11日には担当学芸員によるギャラリートーク第1回目を開催しました。

展覧会の概要と作品数点に焦点を絞り、解説いたしました。

みなさん熱心に話に耳を傾けています。ご参加いただきまして、ありがとうございました!

 

ギャラリートークはあと3回、下記の日程で開催予定です。

日時:5月25日、6月1日、6月15日(いずれも金曜)  14時から開始

場所:企画展示室(要・観覧券)

 

珠玉の作品達にみなさま是非会いに来てください!

ポーラ美術館コレクション展開幕!本日入場者5千人を達成しました!

「ポーラ美術館コレクション―モネ、ルノワールからピカソまで」展が4月28日に開幕しました。本展は、箱根にあるポーラ美術館が誇るフランス近代美術のコレクションから計20名の作家の作品72点を紹介する内容となっております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして本日、入場者が早くも5千人を突破しました!記念すべき5千人目のお客様は、喜多方市からお越しの平方さんご一家です。当館の鶴見副館長から記念品を贈呈しました。鑑賞を終えたのち、平方さんは「実際に見る作品はどれも素晴らしくて、ぜひ知り合いにも薦めたいです。」と笑顔でお話していました。

 平方さんご一家と鶴見副館長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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このように感動のお言葉を頂けた展示作品たちが一体どのようなものなのか、気になりますね。展示室を少し覗いてみましょう。

↓↓↓

本展は美術史の流れに沿う形で3章構成により作品を紹介しております。

1章では、近代絵画の扉を開いたマネから始まり、モネやルノワールなど印象派の画家たちの作品を展示しております。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ モネはなんと8点出品。このコーナーだけでも充分見応えがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本展目玉の《レースの帽子の少女》。これを含めルノワールの作品8点に関しては写真撮影ができます。よい記念になりますね。撮影に関する注意事項は当館で必ずご確認下さい。

 

続いて2章は、はじめにゴーガンやセザンヌなどポスト印象派の作品が並びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑ セザンヌは5点出品されます。素晴らしい作品ばかりです。こちらのコーナーもお見逃し無く!

そのほか、フォーヴィスムを代表するマティスや、ボナール、デュフィなど鮮明な色彩表現を特徴とした作家たちの作品が一堂に会しております。当時の華やかなパリの様子や雰囲気が伝わってくる素敵な空間です。

 

最後の3章は、ブラックとピカソの作品12点を展示しております。特にピカソはキュビスムを生み出した時代から晩年の作品まで、画風の変遷をたどれる内容となっております。

 

以上、ここでは一部のみのご紹介のみのご紹介しかできませんが、他にも展覧会を一層楽しめる各種イベントやお得なサービス等を多数揃えております。詳細は本展公式ホームページでご確認ください。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2018コレクション展Ⅰ

今日の美術館はまぶしいほどの青空です。新緑の爽やかな季節、庭園ではピクニックをする人の姿もちらほら見られるようになってきました。

 

いよいよ長谷川利行展も今週末までとなりました。お越しの際は2階の常設展にもぜひお立ち寄りください。

常設展示室で開催中のコレクション展Ⅰについて、簡単にご紹介いたしましょう。

まずは展示室Aの日本画。

緑青による点々が楽しい長野草風《麦踏》(左から2番目)や、緑の濃淡が美しい小茂田青樹《薫房》(右端の屏風)など、春から初夏にかけての日本画が並んでいます。

 

もうすぐ端午の節句ですが、美術館にも立派な鍾馗様が登場です。

 小川芋銭の《鍾馗図》。見上げる大きさです。こんな立派な鍾馗様がいればどんな魔物も近づけません。

 

洋画は、関根正二などの作品ほか、「日本人画家が魅せられたヨーロッパ」というテーマで、画家たちが滞欧中に描いたヨーロッパの風景の作品を展示しています。

 

展示室Bは、利行展にあわせて、池袋モンパルナスの作家たちの作品。

麻生三郎、井上長三郎、鈴木新夫、中谷泰、寺田政明、糸園和三郎、鶴岡政男、吉井忠、須田国太郎、三岸好太郎など。

長谷川利行の作品も展示していますので、お見逃しなく。

 

今年は福島市出身の吉井忠の生誕110年となります。各時代の代表作を展示しています。

 

展示室Cはフランスを中心とする海外の作品。

5月28日から始まるポーラ美術館展では、モネやルノワール、ピカソなどの名品が展示されますが、当館所蔵の作品もあわせてご覧ください。

 ゴーギャン、ルノワール、ピカソ、シャガール、ルオーなど。 

そのほか、写真には出ていませんが、いつもご要望をたくさんいただくアメリカの作家・ワイエスの作品も展示しています。

 

最後の展示室Dは、斎藤隆《貌》。

先日斎藤隆さんご自身による講座が開催されました。その様子についてもブログでご報告していますので、ぜひご覧ください。

 

これからの季節、美術館庭園は散策に最適です。ぜひお越しくださいませ。

 

  

創作プログラム「自画像を描く~自分をみつめる~」開催しました

4月14日(土)、当館実習室にて「自画像を描く~自分をみつめる~」を開催しました。

講師は画家で、当館収蔵作家でもある齋藤隆さんです。

 

現在、当館常設展示室の一室に、齋藤隆さんの作品《貌》を7点展示しています。

まずは展示室に齋藤さんの作品を見に行きます。

作家ご本人から、作品を目の前にお話しいただきます。

どのような想いで自画像を描いているのか、また、使っている画材や道具など・・・。

みなさん真剣に齋藤さんの話に聞き入ります。

最後には受講者からの質問もありました。

 

 

実習室に戻り、制作をはじめます。

この時、齋藤さんから事前にいただいていた「自画像私観」を配布し、みなさんに読んでいただきました。

今回使用した紙は、ザラザラしたものとツルツルしたものの2種類。

どちらか好きな方の紙を選び、席へ持っていきます。

材料は紙と鉛筆のみ。

それぞれ鏡を前に、じっくり自分の顔と向き合います。

 

途中、齋藤さんから一人ひとりアドバイスをいただきます。

描いては消して、描いては消して・・・を繰り返しながら、自画像が少しずつ描かれていきました。

 

「・・・画面に心を開き自分自身を探す、そして知る・・・」齋藤さんの自画像私観に書かれていた一文です。

静かに自分と向き合い、じっくりと描く・・・そんな密度の濃い一日となりました。

齋藤隆さん、受講者のみなさんありがとうございました。

創作プログラム「ペタコロサッサ★★油絵ってたのしいね!」開催しました!

4月1日(日)、当館実習室にて「ペタコロサッサ★★油絵ってたのしいね!」開催しました。

講師は福島出身の画家、油井瑞樹さんです。

現在当館で開催中の長谷川利行展に合わせた油絵のワークショップです。

今回の対象は子ども達!みんなはじめて油絵の具を使います。 

まずは油絵とはどんなものなのか、油井さんからお話。

普段よく使っている水彩絵の具とはどんなところが違うのか?

油絵の具は乾くのが遅いこと、そして塗り重ねができるためやり直しがきくことなどを説明します。

 

それでは実際に油絵の具を出してみましょう!

紙パレットの上に、あめ玉2個分の油絵の具を、白以外の全色だしていきます。

 

今回のタイトルは「ペタコロサッサ」

まずは“ペタ”

ペインティングナイフを使って、ペタペタとキャンバスにうすく色を塗っていきます。

(1日で描くので、絵の具には速乾メディウムを混ぜています。)

 

 

パレットに出した全部の色を塗ります。

ペインティングナイフをはじめて持つ子ども達。

最初は少しぎこちなかったですが、「バターを塗るように」という油井さんのアドバイスでどんどん色をのせていきます。

全部の色を塗って、白い部分が残らないようにキャンバスをカラフルな絵の具で覆いました。

 

次は“コロ”

ここまで使っていなかった白い絵の具が登場。

白やピンク、水色、薄い緑色など明るい色の絵の具をたくさんつくります。

ローラーを使って絵の具をのばし、先ほどのキャンバスの上でコロコロ転がします。

 

キャンバス全体が明るい色に覆われていきます。

 

次に、描くために準備してきたモチーフや写真などを元に、紙に色鉛筆でスケッチします。

このスケッチを元に、先ほど画面を覆った絵の具をペインティングナイフでひっいて下描きをしていきます。

 

ひっかくことで、一番最初に塗った地の部分が見えてきました。 

下描きを終えたら、最後は“サッサ”

パレットで描きたいものの色の絵具を作り、筆でサッサ~と描いていきます。

油井さんからのアドバイスをもらいながら、どんどん描いていきます。

  

じっくり1日のワークショップでしたが、集中して制作に取り組んでいました。

 

”ペタコロサッサ”で作品が完成しました!

みんなにとって、油絵の具で描いた作品の第一号です!

裏にはタイトルや日付け、サインなどを記入しました。

 

 

油井瑞樹さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!

ギャラリーF 小学生によるギャラリートーク開催!

2月17日(土)、当館企画展示室にて桜の聖母学院小学校5年生によるギャラリートークを行いました!

今回で2回目となった「実践 福島県立美術館アートカード」。

今年度から貸出を開始した当館アートカード『ぽけっとアート』を使い、子ども達に展覧会を考えてもらいました。

桜の聖母学院小学校のみなさんは、「みて、かんじて、あじわう展覧会」というタイトルの展覧会をつくってくれました。

 

展覧会を考える際は、はがきサイズのアートカードでしか、ほとんどの作品を見ていません。

ギャラリートーク本番の日、子ども達は自分たちが考えた展覧会の会場と選んだ作品を初めて見ました。

カードで見た時には、実際の大きさや質感までは分かりません。

作品を実際に見ると、予想よりも大きかったり、小さかったり・・・。

ツルツルしていたり、ザラザラ、デコボコとしていたり・・・。

 

 

実際に見た感想なども踏まえて、発表の原稿を付け足したりします。

ひととおり見た後は、実際に使うマイクや道具を使いながらリハーサル。

先生からのアドバイスをもらいながら、練習を進めていました。

 

いよいよギャラリートーク本番です!

保護者の方もふくめ、たくさんの方々が集まりました。

展覧会ができるまでにどんな活動をしたのか、ゲームなどの実演も交えてお話ししてくれました。

作品について話しているときは、となりにいるお友達がカードをお客さんに見せたりと、協力しながら発表を進めていきます。

 

今回の展覧会は、以下4つのグループに分かれて作品を選んでいます。

◆聴覚グループ・・・〇〇の音、声、曲などが聞こえてきそうな作品

◆触覚グループ・・・(さわったら)〇〇そうな作品 

◆嗅覚・味覚グループ・・・〇〇のにおい、かおり、味がしそうな作品

◆気持ちグループ・・・〇〇な気持ちがする作品


それぞれ、選んだ作品の近くに立ち、どのようなことを作品から感じたのか発表します。

 

最後に、保護者の方や来場者の方からの感想もいただきました。

終わった後、子ども達から「緊張した~」という声も聞こえましたが、みなさんとても落ち着いてお話していました。

桜の聖母5年生のみなさん、図画工作科担当の奥山先生、担任の高橋先生、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

「湧水画-わきみずが」ワークショップ開催しました!

2月11日(日)、当館実習室にて創作プログラム「湧水画-わきみずが」を開催しました!

講師は会津若松市出身で、現在美術家として活躍している古川弓子さんです。

今回のワークショップでは、福島県の湧き水を使って水彩画を描き、最後にそれぞれ大切な人に郵送します。

まずは「湧き水」ってどんなもの?というお話から。

今回のワークショップの元になる湧き水は、どのような場所にあるものなのか?

そしてまわりにはどんな景色が広がっていたのか、スライドで写真と映像を流しながら紹介いただきます。

今回くんできた水は、当館のすぐ裏にある信夫山(しのぶやま)にある「たんたら清水」というものです。

岩の間からしたたる水の音が、「たんたら たんたら」と聞こえるということからこの名前が付けられたそうです。

どんな日照りにも枯れることなく、産児の浴水にも使われたといわれています。

水についてお話しした後は、ふだん使っている絵具がどのようにして作られているのか。

そして最後に、野口英世に宛てた母シカの手紙を紹介いただきながら、「言葉の力」についてお話いただきました。

今回は、普通のはがきサイズの2倍くらいある画用紙に絵を描いてもらいます。

透明なガラスのボウルに入れられた湧き水を使って、それぞれ創作をはじめました。

 

みなさん集中して制作に取り組みます。

途中で古川さんから水彩絵具でできる表現をいくつか見せていただきます。

水を多めに含んだ刷毛を使って描くことで、色と色が混ざり合い不思議な世界がひろがります。

子ども達もびっくり!

 

 古川さんに教えてもらった方法を使ったり、さらに自分なりの工夫を加えてみたりしながら、どんどん絵を描いていきます。

 

古川さんも参加者のみなさんと一緒に、作品制作。

それぞれ好きな色の絵具を、古川さんに作っていただきました。

色が鮮やかで、キラキラとした絵具。この絵具を使いどこの部分を描くか考えます。

最後はそれぞれ描いた作品の中から3,4枚選んで持ち寄り、みんなで講評会です。

どんなイメージで何を描いたのか、誰に送ろうと考えているのかなど、自由にお話します。

  

 

大切な人の住所を裏面に記入し、切手を貼ります。

最後はみんなで美術館のそばにあるポストに投函に行きました!

みなさんのお手紙が、大切なだれかに向けて投函されました!

参加した方だけでなく、お手紙が届いた方も楽しめるワークショップとなりました。

 

 

古川弓子さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

小川千甕と門間春雄」ギャラリートーク開催しました!

2月10日(土)、当館学芸員によるギャラリートークを開催しました。
ギャラリーF2018を開催中の企画展示室で、「小川千甕と門間春雄」をテーマに展示室をめぐります。

この展覧会では、京都生まれで福島にゆかりの深い画家、小川千甕(1882-1971)と、福島市瀬上のアララギ派歌人・門間春雄(1889-1919)をご紹介しています。

 

ギャラリートークの時だけ特別に!展示ケースの中にある画帖をご覧いただきました。
普段の展示では、開いているページしかご覧いただけませんが、今回は学芸員がページを開きながら、どのような場面が描かれているかということについてもご紹介しました。

ギャラリートークにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!