福島県立美術館ブログ

受講者募集中です!

わんぱくミュージアム「ものの表面採集をして、描いてみよう」
の参加者を募集しています!

日時:7月31日(日)10:00~15:00 ※お昼休憩をはさみます
対象:小学生~高校生 40名程度
講師:海老塚耕一氏(美術家、多摩美術大学教授)
会場:美術館エントランスホール
参加費:無料
美術館の外や中にある壁や床、植物や道具などさまざまなものの表面(デコボコ)を集めて、不思議な絵を描いてみましょう!

★海老塚先生からのメッセージ★
 ものはとってもおしゃべりなんだ。いろいろなものにふれたなら、それはそれは、たくさんのことばをきくことができるんだ。
 そんなもののおしゃべりを聞いて、集めて描いたら、どんなにすてきな世界が生まれるだろう、ね、そう思わない?

申し込みは、電話(024-531-5511)もしくはHPの申し込みフォーム、美術館総合受付にて、受け付けております。
ぜひお申し込みください!※HPは29日、それ以外のお申し込みは30日まで受け付けます。




新収蔵・石原コレクション

学生の皆さんは夏休みですね。
昨日から、美術館の外では、スマホをかざす学生さんの姿が多くみられるようになりました。
スマホはポケットのなかにしまってから、ぜひ美術館のなかへもお越しください。
2階常設展は高校生以下無料です!

2階常設展示室で開催中のコレクション展Ⅱについて、
今回は、新収蔵の石原コレクションについてご紹介します。

石原コレクションは、横浜市の会社経営者、故・石原巌氏が蒐集されたコレクションです。
福島県に深いゆかりのあった石原氏のご意志を受けて、このたび94点もの作品をご寄贈いただきました。
今回はそのうちの一部、ロダンをはじめとする彫刻と、シャルル・デスピオなどの素描を展示しています。



来期はさらに展示スペースをひろげて、引き続き石原コレクションの名品の数々をご紹介していく予定です。
どうぞお楽しみに。

明日、フォーラム福島連携企画

明日、7月23日(土)13:00から、福島市内映画館のフォーラム福島との連携企画として、映画会を開催します。
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福島県立美術館「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展 連携企画 「國民の創生」特別映画上映

●日時:7月23日(土)13:00~
●前売券1,000円(150名限定)
県立美術館で開催する「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展(7/16-8/28)では、モノクロームの緻密な線描と不思議な世界観で人気を集めるアメリカの作家、エドワード・ゴーリー(1925-2000)をご紹介します。日本で絵本作家として知られるゴーリーは、サイレント映画への造詣が深く、彼の作品の中には本映画の主演女優、リリアン・ギッシュに捧げられたものもあります。ゴーリーが魅了され、時に創作のヒントにもなったD.W.グリフィスの映画の世界を、ぜひごゆっくりお楽しみください。
(福島県立美術館学芸員 白木ゆう美)
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・監督:D・W・グリフィス  ・出演:リリアン・ギッシュ/ジョゼフ・ヘナべリ
[1915年/アメリカ/1h55]
・上映協力:国立近代美術館フィルムセンター
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http://www.forum-movie.net/fukushima/

(フォーラム福島HPより掲載)

フィルムでの上映です。なかなか映画館では見られない映画ですので、是非皆さまご来場下さい。




エドワード・ゴーリー展始まりました。

エドワード・ゴーリー展始まりました。

 

先週土曜日に、「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展がオープンしました。

 

エドワード・ゴーリーは、アメリカの絵本作家(1925-2000)。絵本といっても、子供というよりはどちらかというと大人向けのシュールで不思議な世界観を持った絵本です。

ちょっとマニアックな雰囲気はありますが、ゴーリー独特の謎めいた絵画世界に魅了されたファンは世界中に数多くいて、各国語に翻訳されています。

 

この展覧会は、そんなゴーリーの世界を150点を超える原画、スケッチ、そして書籍、ポスター等の印刷物などを合わせて370点あまりでご紹介する日本で初めての回顧展です。

 

なんといっても、細かく繊細な黒い線が魅力。本物の線はやっぱり違います!本当に!

少しテカリのある黒いインクの線には深みがあって、それは印刷とは全く違った力強さです。そのエッジの効いた線が生み出す不可思議な空間は、私たちをどこか別の世界へと連れて行くのです。

 


これこそ、本物の魅力。ゴーリーを本で知っていた人も是非ご来場下さい。

お待ちしております!

館長講座「みちのくの美―その源流を巡る旅」

本日開催された館長講座。

会場は、聴講者の皆さんでいっぱいになりました。


第二回目の今日は秋田編。

秋田蘭画の佐竹署山や小田野直武、そして日本画の平福穂庵・百穂親子、

寺崎廣業、福田豊四郎など、新しい美術の表現を追求した秋田出身の

芸術家たちにスポットを当てました。






次回は9月17日(土)「岩手編」です(聴講無料)。

皆さんのご参加をお待ちしております。

荻生天泉特集

コレクション展は、一週間ほどのお休みの期間に展示替えをしました。
第II期は、特集が二つあります。

その1、没後70年・荻生天泉特集 (展示室A ;斎藤清の展示とシェア)
その2、石原巌コレクション (展示室B;「草木のある風景」の展示とシェア)

今回は荻生天泉特集をご紹介!
福島県二本松市出身の日本画家、荻生天泉(1882-1946)は、橋本雅邦に師事し、東京美術学校に学んで文展、帝展で活躍しました。
没後70年の今年、天泉の作品と、明治末〜大正時代の画家たちをあわせて展示し、その画業を振り返ります。

荻生天泉 《待宵》1925年 第3回日本画会展出品/ 《書聖》(藤原行成) 1935年 日本画会昭和10年展出品 県立図書館蔵/《花卉虫鳥類写生図巻》1921年 など。

7月9日〜10月10日まで展示しています。



実技講座 ~大堀相馬焼をつくる 2日目絵付け〜

7月2日㈯は、「実技講座 大堀相馬焼をつくる」の2日目「絵付け」を行いました。
 
講師:半谷さんの窯で素焼きをしていただいた受講者それぞれの器に絵付けをしました。

絵付けに先立ち、半谷さんから筆の使い方や絵の具ののせ方など、絵付けのコツを学びました。

受講生の皆さんは、大堀相馬焼の代表的なデザイン「走り駒」や、前もって考えてこられた模様など、
思い思いのデザインを器に描いていきました。





絵付けの後は、釉薬(ゆうやく)をかけて、本焼きをしてもらいます。
完成が楽しみですね。

第2回オオカミ展ギャラリートーク開催!

6月25日㈯ オオカミ展、第2回目のギャラリートークを開催しました!

本日も、多くのお客様にお越し頂きました!ありがとうございます。

オオカミ展もいよいよ終盤。7月3日㈰までとなっております。ぜひご来館ください!

団体様ご来館!

6月23日㈭ 外は雨。あいにくのお天気ですが、オオカミ展は団体のお客様がご来館で、にぎわいました。
ありがとうございます。


実技講座 ~大堀相馬焼をつくる 開催しました。

6月18日㈯「よみがえるオオカミ」展の関連事業として実技講座「大堀相馬焼をつくる」を開催しました。

講師は、大堀相馬焼 半谷窯:窯元 半谷菊枝さんです。大堀相馬焼は、浪江町大堀地区(山津見神社と
同じ地域:相馬地方)に、320年もの間受け継がれてきた焼き物です。半谷さんは、平成23年の東日本大
震災で大堀の地を失いましたが、その火を絶やすことなく、吾妻山麓荒井の地で再起されております。

講座では、1キロの粘土を使い、手びねりで器などを作りました。

受講者の方々は、半谷さんに粘土の積み上げ方や繋ぎ方を教わりながら、思い思いの器を作りました。

講座の最後に、大堀相馬焼の特徴の一つである意匠「走り駒」(疾駆する馬)を半谷さんに描いて頂きました。

なめらかな筆さばきと躍動感のある馬の姿に皆さんから拍手がわき起こりました。
次回は、7月2日㈯。半谷さんに素焼きをして頂いたそれぞれの器に絵付けをします。