福島県立美術館ブログ
千甕展グッズ、入荷しました
千甕展グッズがかわいいのでご紹介します。
入荷が遅れていたグッズが出そろいました。お待たせしました。
マグネット、エコバッグ、一筆せん、クリアファイルに絵はがき。
おしゃれなはずです、千甕は若い頃、陶磁器デザイナーだったのです。
ひそかに私は千甕作品の魅力の一端は「女子力の高さ」だと思っています。
(千甕自身はクールな紳士だったのですけれども)
グッズ売り場だけでもご利用いただけます。
図録も絶賛販売中です。今回は求龍堂から書籍として出版しましたので、
遠方の方は書店でも入手できます。
M.K
小川千甕展は11月7日まで、高校生以下無料です!
ふくしま教育週間(11/1-7)は、高校生以下が無料となります。
それ以降も小川千甕展会期中は、授業などで利用する場合は、高校生以下無料になります。
紅葉の美しい県立美術館、散歩がてらお越しください。
M.K
小川千甕展記念トークイベント
去る10月26日、記念イベント、「小川千甕の魅力を語る」が開催されました。
豪華ゲストは前川公秀氏、山田敦雄氏、野地耕一郎氏。
前川氏は千甕と師・浅井忠とのかかわりを、
山田氏はヨーロッパ遊学中の千甕を、
野地氏は日本画家としての千甕を、
それぞれ熱を込めてお話くださいました。
その後は千甕についての自由トーク。
お3人によって多彩な活動が色々な角度から照射され、
千甕という一人の画家の姿がおぼろげながら、
像を結んできました。
千甕とはどういう画家だったのか。
まだまだ謎は尽きません。
どうぞ皆さんも、実際にその目で作品をご覧になって、
考えてみてください。
M.K
千甕展ギャラリートーク開催
本日、千甕展のギャラリートークを行いました。
仏画、洋画、漫画、日本画、南画と、さまざまなことに手を染めた、まさしく縦横無尽な画家・小川千甕。
その幅広い画業を、今回の展覧会を企画した担当学芸員がわかりやすく説明します。
千甕の絵の雰囲気そのままに、ほのぼのと、時にはお客様と対話しながら進みました。
ギャラリートークは来月にももう一度、11/15(土)14時から行います。
また、そのほかにもイベントとしては、今月10/26(日)14時から講演会があります。
前川公秀氏(DIC川村記念美術館顧問)、山田敦雄氏(目黒区美術館学芸員)、
野地耕一郎氏(泉屋博古館分館長)らが千甕についてさまざまな視点からお話しくださいます。
観れば観るほどその魅力に引き込まれる千甕の絵。
とてもよかった、と監視員に声をかけてお帰りになられるお客様がとても多いです。
ぜひ足をお運びください。
K.T.
小川千甕展はじまりました!
画家・小川千甕のほぼはじめての回顧展です。
こんな実力者が紹介されずにいたのが不思議です。
作品がたくさん残っているのはありがたいことでした。
浅井忠の弟子だっただけあり、こんなに上手いのです。
そしてこんなふうに面白いのです。
ヨーロッパ遊学中、安井曾太郎とルノワールに会いに行ったりしました。
旅を愛し、ほのぼのとした田園風景を描きました。
描かれる人や自然はいつも優しくて、こちらを歓迎してくれます。
なぜ当館でご紹介するかというと、福島を何度も何度も訪れたゆかりの画家だからです。
福島、坂下、喜多方、白河、須賀川、棚倉、国見。
とくに大正期の美術愛好団体「喜多方美術倶楽部」の人たちが千甕を支援しました。
おすすめはユーモアたっぷりの絵巻《二人旅の巻》。
喜多方の岩田圭一郎と桧原、猪苗代へのスケッチ旅行を描いたものです。
千甕は漫画家でもありました。(福島限定展示)
晩年になればなるほど縦横無尽。
千甕は「せんよう」と読むのが正式ですが、
若い頃に挿絵を描いた本に「ちかめ」とルビを振られ、
そのほうが人気があったので、まあいいか、
と自分でも「ちかめ」とサインしたりしています。
初日には、千甕のご遺族がかけつけてくださいました。
10月26日(日)には、前川公秀氏、山田敦雄氏、野地耕一郎氏という
豪華ゲストをお招きし、「小川千甕の魅力を語る」トークイベントを開催します。
この展覧会は、東京六本木の泉屋博古館分館(2015年3月7日~5月10日)、
京都市の京都文化博物館(2015年12月8日~2016年1月31日)に巡回します。
M.K