カテゴリ:企画展

広重展一万人&展示替え&地震!

毎日寒いですね。それでも広重展はアツイです。

11/21 休館日に展示替えをしました。今回は通期展示の作品4点と資料等をのぞき、作品が総入れ替え!


それから、一部のお客様から「パネル解説低すぎ」「展示室が暗い」という声がありましたので。照度はかえずに、ライトの角度をすこし上向きにして、部屋を明るく見えるようにしました!



パネルも若干上めにしましたので、前期より見やすくなったかもしれません。

ところが!
翌朝地震がありました。広重展は何も異常はありませんでしたが、福島市は震度4。
(もっと大きい感じがしましたよね)
2階常設展の彫刻をのせた免震台が作動しました。



こうしたことは、ないにこしたことはありませんが、実際に作動するところを見たのは今回が初めて(東日本大震災の時は免震台が設置されてなかった)。
もうこれ以上大きな地震はないといいなあ。

そうこうしているうちに、11/25には広重ビビッド展の入場者が1万人をこえました。折り返しをすぎて、平日でも混み合う時間帯が増えています。
お天気の悪い日の方が狙い目だったりして。


お天気が悪くても、熱心に鑑賞くださるお客様が思いのほか多くいらっしゃるのには本当に頭が下がります。

HY

広重展特設ショップ

広重ビビッド展では、特設のミュージアムショップもあります。






広重、北斎、国芳の作品をつかった展覧会グッズがいっぱい!


ショップの方にうかがったところ、
「一番の売れ筋は、クリアファイルですね」とのこと。



ねこグッズ…。

こっちはルービックキューブみたいなふしぎな浮世絵キューブ。

こちらのショップも広重ビビッド展と同じ9:30〜17:00の営業です。
残念ながら通信販売はできませんが、ショップのみのご利用は入場券がなくても大丈夫!! 人気商品は売り切れのおそれもありますので、お早めにどうぞ!
(※一部、展覧会出品作でないグッズも含まれています※)

以上、グッズ情報でした。(HY)

5千人&ギャラリートーク

雨にもかかわらず、広重ビビッド展はたくさんのお客様にいらしていただいております。

初日からの入場者が5000人となり、ちょうど5000人目の入場者のお客様に、館長から記念品が手渡されました。


この日はギャラリートーク。

こちらも盛況で、話し手が緊張して「亀戸梅屋鋪」を「梅井戸カメやしき」と言い間違えたのを笑わずに最後まで清聴いただいたのには、とても感謝です。





展覧会も前期はあと10日あまり。
とはいえ、後期もみどころ満載なので、ぜひご期待ください。

展示替 前期:〜11/20(日) 後期:11/22(火)〜12/11(日)

まだ紅葉はのこっています。
明日は晴れるといいなあ。
HY

県立図書館の広重コーナー

もう初冬ですね。
吾妻山もいつの間にか白化粧しています。

美術館の隣には県立図書館があり、美術館の展覧会にあわせて、参考になる本をピックアップしてくれています。






展覧会にあわせて、ちょっと足をのばしてみると、また新たな発見がありますよ!
芸術の秋と読書の秋を満喫できちゃうのです。(HY)

広重ビビッド開幕!

いよいよ待望の浮世絵展、「原安三郎コレクション 広重ビビッド」展がはじまりました!

東京、大阪などでも話題となった、浮世絵風景版画珠玉のコレクション、東北初上陸です。
「初摺り(しょずり)」とよばれる美しい状態の版画が約250点(前後期あわせて)。
なかでも注目は、初公開となる<六十余州名所図会><江戸名所百景>の歌川広重最晩年のシリーズです。
前期(10/29〜11/20)、後期(11/22〜12/11)で、ほぼ総入れ替えの展示替えありますが、それでも展示室には約140点が展示されています。
これを見逃すと10年は見ることができないであろう美麗な名品の数々…。北斎、国芳の名作とあわせ、ぜひ実物にふれてみませんか?

くわしくは、こちらまで↓
展示替リストは、こちら。

ギャラリートーク 14:00〜15:00 ①11/11(金)、②12/3(土)

講演会 14:00〜15:30 「名所江戸百景の今と昔」市川信也氏(那珂川町馬頭広重美術館長)

などのイベントもあります。(HY)


ゴーリー展ギャラリートークを開催しました!

猛暑となった86()、濱中利信さんによるギャラリートークを開催しました!

濱中さんは、日本におけるゴーリー研究とコレクションの第一人者であり、今回の「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展にご出品いただいています。

 


展示室をめぐりながら、ゴーリー作品の特徴やポイントとなるキャラクター、コレクションにいたる裏話まで・・・と幅広くお話しいただきました。




ゴーリーの代表作のひとつである『うろんな客』。そこに登場する鼻の長い謎のいきもののぬいぐるみ。これは濱中さんのコレクションのひとつです。

このぬいぐるみは、ファンが勝手に制作し、箱までつくったもの。しかし完成後心配になり、ゴーリーに確認したところ、販売を認め、その上サインまでしてくれたそうです。
50体ほどあり、マフラーの裏にそのシリアルナンバーとゴーリーのサインが入っています。(展示ではマフラーの裏を見ることができません)
作品から怖い人というイメージを抱かれることが多いゴーリーですが、実際は気さくな方だったようです。

 

また、ゴーリー作品によく現れるものについても濱中さんからご紹介がありました。顔の長い人、コートを着た人、ブラックドール・・・。
「ブラックドールとはなにか?というのを考えるのも面白いかもしれません。私のなかでは、映画監督ヒッチコックの“マクガフィン”のようなものではないかと考えています。なんでもないけど、ちょっと気になるもの、注意をそちらに引かせるもの。そういうものではないでしょうか?」
ゴーリーの世界に引き込まれていくのも、このような仕掛けが様々なところに散りばめてあるからなのかもしれません。

 


『キャッテゴーリー』は、150までの数字と一緒にほのぼのとした猫たちの姿が描かれています。濱中さんはその中の4点の原画をお持ちです。No.1926345252番?

「実は50枚じゃなかったらしいんです。最初の計画だと100枚つくる予定だったみたいですね。どういう訳か頓挫してしまい、50枚分だけで出版されたようです。」
51番を持っているコレクターの方もいるとのこと。これから別の番号の猫たちが見つかるかも・・・?
これもゴーリーの謎のひとつになるのかもしれません。

 

濱中さんが今回の展示の中で「個人的に一番の目玉」とお話していたのは絵封筒。
展示している絵封筒は、ゴーリーが母親に宛てたもの。
濱中さんは、これをもらった人はうれしいとしつつも、中には「これをお母さんに送ったら心配しちゃいますよね?」というものも・・・。
お客様からも笑い声があがります。

 

他にも海外のコレクター仲間との交流や、これから手に入れたいものなど、コレクターの濱中さんならではのお話をたっぷりと伺い、約1時間、ゴーリーの魅力にじっくりと浸ることができました。

 

ギャラリートーク終了後には、濱中さんのサインと、今は発売されていないゴーリーのスタンプを押していただく時間が設けられました。

 

午前・午後と2回にわたりお話しいただいた濱中さま、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

 

 

 

講演会「エドワード・ゴーリーを見る/読む/訳す楽しみ」

展覧会がオープンして三日目の718日、ゴーリー本のほとんどを訳されている柴田元幸先生にご講演をいただきました。ゴーリーのTシャツにスニーカーという出で立ちと気さくなお人柄。とても和やかな雰囲気の中で時間が過ぎていきました。

その時の様子を、ご紹介しましょう。

 

お話しは、ゴーリーが仕事を始めたばかりの1950年代から始まりました。

タブルデイ出版のブックデザイナーになったゴーリーは、人文系の良書を揃えた人気ペーパーバック・シリーズ、アンカー・ブックスの装幀を手がけました。例えばH.G.Wellsの『The War of the Worlds』、Thomas SzaszThe Age of Madness』など。柴田先生も、学生時代、ゴーリーの装幀とは知らずに手に取ったとおっしゃっていました。

 

そののち、1950年代、60年代前半にはゴーリーの代表作が出そろいます。

中でも一番有名なのは『ギャシュリークラムのちびっ子たち』。アルファベットブックですが、子どもたちが次々と悲惨な目にあうお話。「絵本とはこういうものだ」という固定観念に飽き飽きしていた人たちに解放感を与えました。ご自分にとってもそういう本だったそうです。


『うろんな客』も人気の絵本。先生は、ゴーリーファンの方が手作りされたぬいぐるみの「うろん君」を持ってきて下さいました。かわいい、愛すべき「うろん君」でした。

このお話のある一つの解釈を、先生は本の後書きの中で紹介しています。「うろん君」は子供という存在そのものであると。しかしそうではない読み解きもあるのではないか。例えば、本の扉に描かれた、風にマフラーをたなびかせて外から窓の中をじっとのぞき込む「うろん君」。自分には入り込めない暖かい団らんの風景を、寒い外からじっと見つめているのかもしれません。「マッチ売りの少女」のように。であれば、ここから始まるお話は「うろん君」の空想の物語だということになります。
でもこれも一つの解釈。いい物語は読む人によっていろいろな読み方が可能なのです、と柴田先生はおっしゃいました。

 

1973年、『アンフィゴーリー』という本が出版されます。これまでなかなか広く読まれることのなかったゴーリーの本が15冊まとめられ1冊の本になりました。ゴーリーは次第にファンを増やしていきました。

そして80年代、アメリカのテレビ番組「ミステリー!」のタイトルアニメを手がけたのがゴーリー。これはとても人気の番組で、多くのアメリカ人は、ゴーリーのことを「あのミステリー!の人」として知っているそうです。これはYouTubeでも見られるので、是非チェックして下さい。

 

その後、まだ翻訳が出版されていない本を朗読して下さいました。

アメリカで一番人気があるという『The Curious Sofa 奇妙なソファ』。

先生お気に入りの『ジャンブリーズ』(これはすでに出版)。

ゴーリーを売れない時代からずっと支持してきたアンドレアス・ブラウンが一番好きな『The Remembered Visit 思い出した訪問』。

今年出版されるという『僕たちが越してきた日からそいつはそこにいた』。

最後にライブ翻訳『Jack the Giant Killer 巨人殺しジャック』。

 

講演後には大サイン会になりました。1時間近く、皆さんに丁寧にサインをしていただきました。

 

朗読をお聞きするのも楽しかったですし、たっぷりとゴーリーの世界に浸ることができた、とても幸せな時間でした。

 

本当に有り難うございました!

明日、フォーラム福島連携企画

明日、7月23日(土)13:00から、福島市内映画館のフォーラム福島との連携企画として、映画会を開催します。
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福島県立美術館「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展 連携企画 「國民の創生」特別映画上映

●日時:7月23日(土)13:00~
●前売券1,000円(150名限定)
県立美術館で開催する「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展(7/16-8/28)では、モノクロームの緻密な線描と不思議な世界観で人気を集めるアメリカの作家、エドワード・ゴーリー(1925-2000)をご紹介します。日本で絵本作家として知られるゴーリーは、サイレント映画への造詣が深く、彼の作品の中には本映画の主演女優、リリアン・ギッシュに捧げられたものもあります。ゴーリーが魅了され、時に創作のヒントにもなったD.W.グリフィスの映画の世界を、ぜひごゆっくりお楽しみください。
(福島県立美術館学芸員 白木ゆう美)
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・監督:D・W・グリフィス  ・出演:リリアン・ギッシュ/ジョゼフ・ヘナべリ
[1915年/アメリカ/1h55]
・上映協力:国立近代美術館フィルムセンター
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http://www.forum-movie.net/fukushima/

(フォーラム福島HPより掲載)

フィルムでの上映です。なかなか映画館では見られない映画ですので、是非皆さまご来場下さい。




エドワード・ゴーリー展始まりました。

エドワード・ゴーリー展始まりました。

 

先週土曜日に、「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展がオープンしました。

 

エドワード・ゴーリーは、アメリカの絵本作家(1925-2000)。絵本といっても、子供というよりはどちらかというと大人向けのシュールで不思議な世界観を持った絵本です。

ちょっとマニアックな雰囲気はありますが、ゴーリー独特の謎めいた絵画世界に魅了されたファンは世界中に数多くいて、各国語に翻訳されています。

 

この展覧会は、そんなゴーリーの世界を150点を超える原画、スケッチ、そして書籍、ポスター等の印刷物などを合わせて370点あまりでご紹介する日本で初めての回顧展です。

 

なんといっても、細かく繊細な黒い線が魅力。本物の線はやっぱり違います!本当に!

少しテカリのある黒いインクの線には深みがあって、それは印刷とは全く違った力強さです。そのエッジの効いた線が生み出す不可思議な空間は、私たちをどこか別の世界へと連れて行くのです。

 


これこそ、本物の魅力。ゴーリーを本で知っていた人も是非ご来場下さい。

お待ちしております!

第2回オオカミ展ギャラリートーク開催!

6月25日㈯ オオカミ展、第2回目のギャラリートークを開催しました!

本日も、多くのお客様にお越し頂きました!ありがとうございます。

オオカミ展もいよいよ終盤。7月3日㈰までとなっております。ぜひご来館ください!

団体様ご来館!

6月23日㈭ 外は雨。あいにくのお天気ですが、オオカミ展は団体のお客様がご来館で、にぎわいました。
ありがとうございます。


オオカミ展ギャラリートーク開催

6月11日午後2時より、よみがえるオオカミ展のギャラリートークを開催しました!

展覧会担当が、山津見(やまつみ)神社の天井絵を復元することになった経緯や、天井絵の復元技法、
天井絵(オオカミの姿)の魅力、そして作者とその関連作家(佐藤朝山)などについて約1時間ほど
お話しました。

ご来館頂いた皆様方ありがとうございました!
たくさんの方々が熱心に耳をかたむけてくださいました。

2回目のギャラリートークは、6月25日(土)午後2時より企画展示室内で開催いたします。
(観覧券のご購入をお願いいたします。)
ご来館お待ちしております!

オオカミ天井絵をめぐるフォーラム

初日午後はフォーラム「山津見神社のオオカミ天井絵をめぐって」を開催しました。

こちらもたくさんの方が参加してくださいました。


加藤久美氏、サイモン・ワーン氏には、「山の神のみえない力」として
オオカミの絶滅とその信仰についてご紹介いただき、
山津見神社の旧天井絵を撮影した状況や、
この復元プロジェクトに至る経緯をお話いただきました。


荒井経氏には、「オオカミ絵の復元から継承へ」として、
具体的な復元のプロセスと方法、技法、
文化財保存の観点から、どのような復元を意図したかをご説明いただきました。
また、会場に同席された、復元を担当された20名の方々をご紹介いただきました。


石黒伸一朗氏には、「山津見神社と南東北のオオカミ信仰」として、
山津見神社の由緒や旧天井について詳しくご報告いただき、さらに
福島県や宮城県のオオカミのお札や石碑などをご紹介いただきました。


佐藤俊雄氏には、「飯舘の山の神様」として、まず飯舘村の現況をご説明いただき、
新しく発見された江戸期の飯舘村の地誌などをもとに、
地域の山の神、オオカミ信仰についてお話いただきました。







飯舘の山津見神社をめぐる信仰や文化がどのようなものであったのか、
あらためて掘り起こすとともに、
それを今後どのように継承していくのか、
様々な視点からの、心のこもった提示がありました。

すばらしいフォーラムでした。

ご登壇くださった先生方、また当日ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

よみがえるオオカミ展スタート!

焼失してしまった、飯舘村山津見神社のオオカミ天井絵が、このほど復元されました。
この展覧会で全242枚をお披露目いたします。

28日初日には、開会式が行われました。飯舘村の方はじめ、多くの方に来ていただきました。



和歌山大学の加藤久美氏と、サイモン・ワーン氏が天井絵を一枚一枚、撮影記録していました。
2013年4月の火災の数ヶ月前のことでした。

加藤氏、ワーン氏が復元プロジェクトが立ち上げ、飯舘の支援にかかわるNPOふくしま再生の会などが協力しました。

復元事業を受託したのが、東京藝術大学大学院の荒井経氏と保存修復日本画研究室でした。
以前当館でワークショップをやっていただいた、荒井先生です。

多くの関係者の尽力で完成にこぎつけました。

開会式には、復元を担当した東京藝術大学大学院の皆さんもかけつけてくださいました。


展示室では、焼失してしまった天井絵を、写真によって一部再現しました。




展覧会終了後、天井絵は山津見神社の拝殿に設置されます。

フェルメール展無事終了しました

「フェルメールとレンブラント」展は5月8日無事閉幕いたしました。

総入場者数は10万人を超え、最終的には10,4159人の方に足をお運びいただきました。ご来館いただいたみなさん、ありがとうございました。

約一年前に実行委員会が立ち上がり、駐車場の場所や来館者の待機列など、様々な難問にぶつかりながら、みんなで知恵を出し合って取り組んできました。

ご満足いただけなかった部分も多々あったと思いますが、私たちも皆様から頂いたアンケート結果をしっかり読ませていただき、今後に活かしていきたいと思います。

今後の県立美術館の活動にご期待ください!

小林氏の講演会を開催しました

フェルメールとレンブラント展関連講演会第三弾は、
4月30日、福島市にあるAOZ(アオウゼ)にて開催されました。

今回は数々の「フェルメール本」で知られる小林賴子氏(目白大学教授)をお招きし、
「澄みわたる窓辺―フェルメールの女のいる空間」と題してお話しいただきました。

画家フェルメールについてはいまだ多くの謎に包まれ、
ちまたではさまざまな憶測を呼んでいますが、

小林先生の本は、30数点といわれる彼の現存作品についての
客観的かつ丹念な分析に基づいています。

その点が、世にあふれるフェルメール本とは一線を画するところです。

今回のご講演においても、《水差しを持つ女》が描かれた歴史的背景や、
構図、技法の革新性について、熱っぽくも、どこか冷静なお話をいただきました。

先生のお話を聞いて、もう一度《水差しを持つ女》を見てみたいと思ったのは、
私だけではないでしょう。

ちなみに、今回の展覧会は、頭に「東日本大震災復興事業」を冠しています。

小林先生には、そうした趣旨にご賛同いただき、聴講された方々へのプレゼントとして
ご著書をいただきました。

講演会後は急きょ、プレゼントの抽選会を開催し、会場は大いに盛り上がりました。

田村氏の講演会が開催されました。

「フェルメールとレンブラント」展の記念講演会第二弾が4月23日に福島市のコラッセふくしまで開催されました。

今回は、「プルーストが描いたフェルメール」と題して、

フランス文学者の田村奈保子氏(福島大学教授)にお話しいただきました。



講演会の内容は、世界的文豪マルセル・プルーストがオランダ絵画、あるいはフェルメールをどのように評価し、

またそうした絵画がプルーストの芸術観にどのような影響を及ぼしたかというものでした。

フェルメール作品を別の視点からとらえた、大変興味深いご講演でした。


次回の講演会は4月30日(土)、場所をA・O・Z(アオウゼ)に移して開催します。
(コラッセふくしまではありませんので、ご注意ください)

日時 4月30日(土)
場所 A・O・Z(アオウゼ)多目的ホール(福島市曽根田町1-18MAXふくしま4階)
講師 小林 賴子氏(目白大学教授)
演題 澄みわたる窓辺―フェルメールの女のいる空間
開場 13:30
開演 14:00
定員200名 ※参加無料、先着順

美術館からA・O・Z(アオウゼ)までは、約1キロほどあります。

徒歩だと15分程度でしょうか。


公共交通機関は次の2つがあります。

飯坂電車をご利用の場合…
「美術館図書館前駅」から「曽根田駅」で下車後、徒歩1分

市内循環バス「ももりん号1コース」をご利用の場合…
「県立美術館入口」から「MAXふくしま」下車後、徒歩3分


講演会当日は美術館は夜7時まで開館しますので(最終入館6時30分)、

講演会終了後もごゆっくり展覧会をご観賞いただけます。

ぜひこの機会に講演会と美術館へ足をお運びください。

4月16日の混雑状況

フェルメールとレンブラント展は会期後2回目の週末を迎えました。
おかげさまで毎日多くの方々にご来館いただいております。

さて、気になる混雑状況は…

美術館駐車場 満車
展示室内   やや混雑気味 (4月16日(土)15:00現在)

  
ただいま1時間待ちです    美術館敷地内の駐車場

  
風景画のセクション         フェルメール作品の前

ごらんのとおり、美術館駐車場は満車の状態が続いております。


美術館の駐車場は100台分しかございませんので、これから来館されるお客様には、

市内駐車場をご利用いただき、バスや電車でご来館いただくのをお勧めします。


福島駅から福島県立美術館までは福島交通飯坂線のご利用が便利です。

展覧会当日入館券と、飯坂線福島~美術館図書館前間のフリー乗車券をセットにした、

お得な乗車券は福島交通飯坂線福島駅と美術館図書館前駅で絶賛発売中です。


詳しくは 展覧会特設ホームページをご覧ください!

宮下氏講演会開催されました!

さる4月10日、福島市にあるコラッセふくしまにて
「フェルメールとレンブラント」展の記念講演会「光と影のオランダ絵画」が開催されました。講師は、イタリア・バロックの研究で知られる宮下規久朗氏(神戸大学教授)。

フェルメールとレンブラントはもちろん、17世紀オランダ黄金時代の巨匠たちひとりひとりについて、細かく、また平易なお言葉で見どころをお話しいただきました。会場も笑いに包まれ、たのしい時間となりました。





次回の講演会は4月23日(土)、コラッセふくしまにて開催します。
講師 田村奈保子氏(福島大学教授)
演題 プルーストが描いたフェルメール
13:30開場 14:00開演
定員300名 ※参加無料、先着順

田村氏には、世界の名著『失われた時を求めて』で知られるマルセル・プルーストの眼を通して、フェルメールの魅力についてご講演いただきます。

コラッセふくしまはJR福島駅西口より徒歩3分の場所にあります。

講演会当日は美術館は夜7時まで開館しますので(最終入館6時30分)、
講演会終了後もごゆっくり展覧会を観賞していただけます。

ぜひこの機会に講演会と美術館へ足をお運びください。

いよいよ始まりました!

一年間の休館を経て「東日本大震災復興事業フェルメールとレンブラント:17世紀オランダ黄金時代の巨匠たち」展が6日無事開幕し、一般公開にさきがけて開会式が行われました。

 



















主催者挨拶 福島県知事・内堀雅雄氏


17世紀、オランダは海洋貿易によって経済的に大きく発展し、黄金時代を迎えました。こうして芸術文化も隆盛をきわめ、肖像画や風俗画、風景画など、様々なジャンルの絵画が発達しました。今回の注目作品はなんといってもフェルメール《水差しを持つ女》とレンブラントの《ベローナ》。ぜひ美術館に足をお運びいただき、黄金時代のオランダ絵画をご堪能ください。


 

フェルメール《水差しを持つ女》     レンブラント《ベローナ》



展覧会オリジナルグッズをそろえたショップも注目です。今回は野外に特設テントが登場し、福島のお土産や軽食もご用意しております。レストランではサンドイッチや展覧会に合わせた特別ランチもあります。ぜひご利用ください。

 

 
今回の展覧会図録           特設テントでは福島のおみやげも販売中


気になる混雑状況は

初日は約1000名のお客様にご来館いただきました。今のところ展示室内はそれほど込み合ってはおりませんが、週末は混雑が予想されます。


美術館の駐車場は100台分しかございませんので、お客様にはご不便をおかけいたしますが、市内駐車場をご利用いただき、バスや電車を利用してご来館いただきますようお願いいたします。


福島駅から福島県立美術館までは福島交通飯坂線のご利用が便利です。展覧会当日入館券と、飯坂線福島~美術館図書館前間のフリー乗車券をセットにした、お得な乗車券は福島交通飯坂線福島駅と美術館図書館前駅で絶賛発売中です。


詳しくは 展覧会特設ホームページをご覧ください!



千甕展ギャラリートーク2回目開催&明日は友の会バザー!

本日、現在開催中の「小川千甕展」のギャラリートークを行いました。

おかげさまでたくさんの方にお越しいただき、担当学芸員も力が入ります。
見どころ、千甕の生涯について、あつく語りました。





この展覧会は、この後、東京、京都へも巡回しますが、作品のなかには福島展のみ展示のものもあります。
こちらの漫画絵巻は、福島県の檜原湖・猪苗代湖の旅の様子を描いたもの。
千甕さんの愉快な人柄が伝わってきて、ついくすくすと笑ってしまいます。
福島展のみの展示ですのでお見逃しなく!

明日は友の会によるバザーも開催されます。

美術に関する書籍や図録、グッズ、骨董まで、興味引かれるさまざまなものが並びます。
ぜひ皆様お誘いあわせのうえ、ご来館ください!

K.T.

千甕展グッズ、入荷しました

千甕展グッズがかわいいのでご紹介します。



入荷が遅れていたグッズが出そろいました。お待たせしました。
 

マグネット、エコバッグ、一筆せん、クリアファイルに絵はがき。


おしゃれなはずです、千甕は若い頃、陶磁器デザイナーだったのです。



ひそかに私は千甕作品の魅力の一端は「女子力の高さ」だと思っています。
(千甕自身はクールな紳士だったのですけれども)

グッズ売り場だけでもご利用いただけます。

図録も絶賛販売中です。今回は求龍堂から書籍として出版しましたので、
遠方の方は書店でも入手できます。

M.K

小川千甕展記念トークイベント

去る10月26日、記念イベント、「小川千甕の魅力を語る」が開催されました。

豪華ゲストは前川公秀氏、山田敦雄氏、野地耕一郎氏。

前川氏は千甕と師・浅井忠とのかかわりを、


山田氏はヨーロッパ遊学中の千甕を、


野地氏は日本画家としての千甕を、


それぞれ熱を込めてお話くださいました。

その後は千甕についての自由トーク。


お3人によって多彩な活動が色々な角度から照射され、
千甕という一人の画家の姿がおぼろげながら、
像を結んできました。

千甕とはどういう画家だったのか。

まだまだ謎は尽きません。

どうぞ皆さんも、実際にその目で作品をご覧になって、
考えてみてください。

M.K

千甕展ギャラリートーク開催

本日、千甕展のギャラリートークを行いました。
仏画、洋画、漫画、日本画、南画と、さまざまなことに手を染めた、まさしく縦横無尽な画家・小川千甕。
その幅広い画業を、今回の展覧会を企画した担当学芸員がわかりやすく説明します。



千甕の絵の雰囲気そのままに、ほのぼのと、時にはお客様と対話しながら進みました。

ギャラリートークは来月にももう一度、11/15(土)14時から行います。

また、そのほかにもイベントとしては、今月10/26(日)14時から講演会があります。
前川公秀氏(DIC川村記念美術館顧問)、山田敦雄氏(目黒区美術館学芸員)、
野地耕一郎氏(泉屋博古館分館長)らが千甕についてさまざまな視点からお話しくださいます。

観れば観るほどその魅力に引き込まれる千甕の絵。
とてもよかった、と監視員に声をかけてお帰りになられるお客様がとても多いです。
ぜひ足をお運びください。

K.T.

小川千甕展はじまりました!

画家・小川千甕のほぼはじめての回顧展です。

 

こんな実力者が紹介されずにいたのが不思議です。
作品がたくさん残っているのはありがたいことでした。

浅井忠の弟子だっただけあり、こんなに上手いのです。


そしてこんなふうに面白いのです。


ヨーロッパ遊学中、安井曾太郎とルノワールに会いに行ったりしました。

旅を愛し、ほのぼのとした田園風景を描きました。


描かれる人や自然はいつも優しくて、こちらを歓迎してくれます。


なぜ当館でご紹介するかというと、福島を何度も何度も訪れたゆかりの画家だからです。
福島、坂下、喜多方、白河、須賀川、棚倉、国見。
とくに大正期の美術愛好団体「喜多方美術倶楽部」の人たちが千甕を支援しました。

おすすめはユーモアたっぷりの絵巻《二人旅の巻》。
喜多方の岩田圭一郎と桧原、猪苗代へのスケッチ旅行を描いたものです。
千甕は漫画家でもありました。(福島限定展示)


晩年になればなるほど縦横無尽。


千甕は「せんよう」と読むのが正式ですが、
若い頃に挿絵を描いた本に「ちかめ」とルビを振られ、
そのほうが人気があったので、まあいいか、
と自分でも「ちかめ」とサインしたりしています。

初日には、千甕のご遺族がかけつけてくださいました。



10月26日(日)には、前川公秀氏、山田敦雄氏、野地耕一郎氏という
豪華ゲストをお招きし、「小川千甕の魅力を語る」トークイベントを開催します。

この展覧会は、東京六本木の泉屋博古館分館(2015年3月7日~5月10日)、
京都市の京都文化博物館(2015年12月8日~2016年1月31日)に巡回します。

M.K

コレクション・クッキング、髙野正晃さんWS開催

8月7日、「コレクション・クッキング」の出品作家、髙野正晃さんが福島文化笹谷幼稚園でワークショップ「ぼくらのねんどじま」を開催して下さいました。楽しかったですよ。

その時の様子をFacebookにアップしましたのでご覧下さい。

http://www.facebook.com/collectioncooking

A.Y.

コレクション・クッキング展

暑中お見舞い申し上げます。
毎日暑い日が続いておりますが、みなさんお元気でしょうか。

さて、30周年記念の「コレクション・クッキング 近くを視ること/遠くに想いを馳せること-対話と創造」展がオープンし、2週間が経ちました。

展覧会の様子は、オープン前からFacebookで随時情報をアップしています。
是非チェックして下さい。
http://www.facebook.com/collectioncooking

ところで、「コレクション・クッキング」って料理の展覧会ですか?と聞かれることがあります。いえいえ、違います。
どのようにしたらコレクション(美術作品)を美味しく味わうことができるのか、いろいろな方とその料理の方法を考えてみようという企画です。展覧会の他にもワークショップなど複数の企画を含んだ通年プロジェクト。
本展は、そのメインとなる企画です。
3,300点を超える当館のコレクション作品と4組の福島県作家のコラボレーション展。
作り手・作家の視点からコレクションを料理していただきます。

料理人は、古川弓子(1975年会津若松市生)、three(1986年福島市生3人のユニット)、三瓶光夫(1974年須賀川市生)、髙野正晃(1965年いわき市生)。それぞれ異なった視点から、作品を選び、展示空間を作りました。


古川弓子


three


三瓶光夫


髙野正晃

それぞれの作家とコレクション作品との間で交わされた対話に耳をかたむけてみませんか?
涼しい美術館でゆっくりとした時間を過ごし、リフレッシュして下さい。
皆様のお越しをお待ちしております。

A.Y.

コレクション・クッキング

前回「瀬戸正人展」の予告をしましたが、さらに次の企画のご紹介をしましょう。



タイトルは「コレクション・クッキング」。
料理の展覧会ですか?と聞かれるのですが、料理の展覧会ではありません。
美術作品を料理する、つまり味わい方、楽しみ方をみんなで考え、骨の髄まで美味しくいただきましょう、というわけです。
福島県立美術館は今年30周年を迎えます。これまでに縁あって美術館に収蔵された作品は3,300点を超えました。これらの作品をいろいろな方々と共に、いろいろな方法で楽しみたいと思います。実は展覧会だけではありません。常設展や館長講座、ワークショップ、そして近隣の施設との連携企画など、1年を通していろいろなことにチャレンジし、コレクションを味わい尽くそうというプロジェクトなのです。

そのメインの企画が展覧会「近くを視ること/遠くに想いを馳せること-対話と創造」です。
福島県出身の4人の作家たち、古川弓子(1975年、会津若松市生まれ)、three(1986年、福島市生まれ)、三瓶光夫(1974年、須賀川市生まれ)、高野正晃(1965年、いわき市生まれ)が、それぞれコレクションの中から作品を選び、自身の作品とコラボレーションします。今、作家さんたちの制作も追い込みに入っているようです。
コレクションがどのように料理され、どんな空間が生まれるでしょうか。展覧会を通して、コレクションの新たな魅力を作家、来館者の皆様と共有したいと考えています。

どうぞご期待下さい!

今回は展覧会だけでなく、いろいろな企画があります。そしていろいろな方々と一緒に活動をしていきます。若い方々も含め、広く発信をしていきたいと考え、コレクション・クッキングのFacebookを立ち上げました。情報はこちらで発信をしてきます。
Facebook:Collection Cooking(コレクション・クッキング 福島県立美術館)

是非チェックして下さい!
そして「いいね!」をクリックするのをお忘れなく。

A.Y.

ミニツアー、やっています!

「ちひろ美術館コレクション 世界をめぐる絵本の旅」展も、あと二週間ちょっと。
6月1日まで好評開催中です。

毎週金曜日 11:00からは、展覧会のおはなしをしながら世界旅行、という「ミニツアー」を開催しています。

きょうで3回目のミニツアーも、お客さんでいっぱい!
40名をこえるギャラリーに、担当学芸員が身ぶり、手ぶりに、実体験をまじえたお話で息をつかせず、あっというまの35分でした!

 

 


23日、30日も 11:00から、約30分。
企画展チケットがあれば、どなたでも参加できます。

HY

「ちひろ美術館コレクション 世界をめぐる絵本の旅」開幕!

いよいよ大型連休ものこりわずか。
4月26日に開幕した企画展「ちひろ美術館コレクション 世界をめぐる絵本の旅」展は、さまざまなイベントで好評をいただいております。6月1日まで。連休中は、5/6まで開館(5/7休館)、あとは月曜日が休館日です(5/12・19・26)。



 
4月25日開会式、内覧会。

 
4月26日には、いわさきちひろさんの長男で、ちひろ美術館生みの親、松本猛さんによる講演会(現在はちひろ美術館常任顧問、絵本学会会長をされています)。



 
5月3日、福島県立図書館スタッフによるおはなし会。


5月5日には、ちひろカレンダーをチケット購入先着100名様にプレゼント。

これからも、さまざまなイベントがありますので、ぜひご参加ください。
■無料のイベント
おはなし会 5/17・5/24 14:00~14:30
映画会「いわさきちひろ~27歳の旅立ち~」(2012年/海南友子監督/96分) 5/25 14:00~15:40 
■企画展チケットがあれば…
5/10 14:00~15:00 ゲストトーク 上島史子さん(ちひろ美術館学芸部長)
5/9・16・23・30 (金) 11:00~11:30 ミニツアー(学芸員によるギャラリーツアー)
■図書館でも… 5/11 親子ふれあい読書フェスティバルが予定されています。
http://www.library.fks.ed.jp/ehon-tomodachi1.pdf

新緑の美術館にぜひお越し下さい。

HY

追悼コンサート

三寒四温、ぽかぽかだったり、肌寒い雨だったり、春のお天気は気まぐれです。
3月2日、河野保雄コレクションの全貌展関連のコンサートが、肌寒いなか開催されました。
音楽評論家だった河野保雄さんが、生前楽しみにしていた、作曲家・湯浅讓二さんとの音楽とふるさとをめぐる対談。
これが未完におわったため、湯浅讓二さんが追悼コンサート「おやすみなさい」をやりましょう!と仰って実現しました。



会場はエントランスホール。残響音が長くて、ふつうの話し声は聞きづらいと言われるのですが、歌声にはぴったり!
「合唱には最高の会場だよ」とほめていただいたのには、こちらもびっくり。



リハーサルにも熱が入ります。

湯浅讓二さんのごあいさつで、コンサートが始まりました。



「朝早い新幹線に乗らなくちゃ!と勢い込んでガラス扉にぶつかっちゃって…」
赤いお鼻の湯浅先生。

 

 

合唱は、女声合唱団「暁」と混声合唱団「空(くう)」のみなさん、指揮は西川竜太さん、東京から駆けつけて下さいました!

2時間ちかい熱唱!河野さんも満足だったことでしょう。



最後に、この日発行された河野保雄追悼『夢の花』が、来場者の皆さんに配られました。
河野さんのご遺族と湯浅さんの心からの贈り物でした!




HY

河野保雄コレクションの全貌展スタート!

各地で大雪になった先週末。
いよいよ「近代洋画にみる夢 河野保雄コレクションの全貌」展がオープンしました!



駅前の看板も雪化粧。

 

 

展覧会開会の前日、開会式も開かれました。
昨年おしくも急逝された、福島市のコレクター、河野保雄(1936-2013)さんのコレクションの全貌を、400点あまりの作品で振り返ろうというもの。
市内に百点美術館(名品を100点集めたい、という希望で命名された名前)を開き、市民の憩いの場でした。
現在そのコレクションは、府中市美術館に200点、宮城県美術館に7点、福島県立美術館に300点ほどが収蔵、寄託されています。
青木繁、関根正二、岸田劉生といった近代洋画の巨匠、個性派から、長谷川利行、麻生三郎、鶴岡政男、桂ゆきなど、さらに竹久夢二、初山滋、はてはこけしまで、バラエティと奥行きを兼ね備えた一大コレクションといえるでしょう。

作品は、ほぼ「集めた順」に並んでいるのも、ユニークな展示といえるでしょう。
 

毎週土曜のギャラリートークもあり、目も耳も離せません!







3/23日まで。
2/16の日曜美術館アートシーンでもちょっこし紹介されるので、見てね!

(HY)

シシリア展

10月も気がつけばもう終わりに近づきましたが、「ホセ・マリア・シシリア展 ー福島・冬の花ー」を開催中です。

スペインの現代作家の、福島では初となる本格的な展覧会です。
アクシデント、瞬間、はかなさ、記憶、忘却…

3.11 東日本大震災をめぐる表現の可能性です。

12月1日まで。

11月10日(日)14:00~ 講演会があります。入場無料。
「美術においてスペイン的なものとは?」雪山行二氏(富山県立近代美術館長)

ぜひ、おでかけください。

HY

 

 

満員御礼

「若冲が来てくれました」展、とうとう最終日となりました。
予想を超えるたくさんのお客様が全国から駆けつけてくださり、最終的な入場者は、
15万5千592人でした!

閉館間際まで快くサインに応じてくださったプライスさんご夫妻も、本当におよろこびでいらっしゃいました。

当方はこれだけのお客様を迎えた経験がなく、いろいろと不手際がありましたが、みなさまの暖かい声援がどれだけはげみになったかわかりません。
本当にありがとうございました。

ご来館のみなさま、ご支援下さったすべての皆様に改めてお礼を申し上げます!!

2013年の夏が、みなさんにとってよい思い出となりますように…。
ありがとうございました。




HY

連休。

いよいよ3連休第一弾です。
混むとわかっていても、お客様はいらしていただけるのですねー
ありがたいことです。

今日の入場者数は5,578人!

チケット購入でも1時間以上待ち。

駐車場は1時間待っても美術館が見えないので、あきらめて別の駐車場に行かれる方が多数!



正直なところ、15:30で駐車できなければ、展覧会を見ることができないかも (T _ T)
別の所に駐めてタクシーでかけつける方がまだ安全!!!
最初から自家用車はやめたほうが…

今のところ入場制限はしていませんが、いずれ…それもでてくるでしょう。5千人以上なんですから。

何時だからすいているという時間はなくなりました。

HY

10万人目のお客さま

連日盛況の若冲展。

本日、10万人目のお客さまをお迎えすることができました!

午前中の混雑は相変わらずです。

午後3時以降が比較的すいています。

ここ数日の一日入館者数は4500人くらいです。

電車・バス・タクシーが便利です。




HY

裏技情報

「若冲が来てくれました」展の混雑緩和のための、[裏技]をご紹介します!

前の日にチケットのみ購入すれば、翌日並ばずに会場にお入りいただけるのです!(翌日でなくても会期中なら大丈夫)

前日のチケット購入は16:30まで。

15:00~16:30が比較的すいているゴールデンタイムなので、午後3時から4時半までに並ばずにチケットを買い、翌日以降すぐにご覧いただく、という時間差攻撃⁉がおすすめです。

この展覧会は、9:00~13:00は並ばないと駐車場もチケット購入もままなりません。
午前中の混雑は、待ち時間が1時間以上、人によっては2時間!

→公共交通機関の利用
→午後3時以降
が混雑をさける裏技なのです。

ぜひトライしてみてください!

HY

いよいよ混雑ピークへ

とうとう、チケット購入も、駐車場も1時間以上待ちになってきました。

交通渋滞や交通事故の危険があり、自家用車のご利用は極力お控え下さい。

チケット購入の列は数百人待ち。待ち時間の平均は1時間程度。
待たずに買えるのは午後4時以降。

一人でも多くの方に気持ちよく観賞いただけるよう、皆様のご理解とご協力のほどをよろしくお願い申し上げます。

 

HY

駐車場&レストラン 混みぐあい

「若冲が来てくれました」展も、いよいよのこり2週間ちょっと。
9月23日の最終日まで、これからますます混雑が予想されます。

駐車場は、開館時間から満車。
30分待っても入れないこともあり、渋滞が過熱しています。
バスやタクシーの遅延も招きますので、
自家用車でのご来場は極力お控え下さい。
待たずに駐車できることは、今後ほぼないと思います。

レストランも、あっという間に着席待ち。
1時間以上待つケースがほとんど。
着席からお食事までも時間がかかるせいか、思うように回転していかないようです。
近場の飲食店は小さいので、福島駅近辺の飲食店をおすすめしています。
たとえば…そばはいかが。

写真は、9月7日土曜日の開館前、8:50の状況です。
開館時間にはもっと列が長くなり、200人以上、待ち時間1時間前後でした。




HY

7万人!

暑さが戻ってきた9月の初日。
「若冲が来てくれました」展はますますヒートアップしております。

本日で展覧会の観覧者数は7万人を超えました。7日間で2万、一日平均3千人とアップしています。
ありがとうございました。

これからますます来場者が増える一方だと思いますので、混みぐあいを参考にされて、少しでも混乱が少なくなりますようご協力をお願いします。

混みぐあい、近況



駐車場はあっという間に満車になります。
9/1には開館時間に満車となりました。
30分以上待った方もいて、今後ますます混雑が予想されますので、
公共交通機関のご利用をお願いします。

駅近辺等の駐車場をご利用いただく方が、結果的に身軽に早く見られることうけあいです。

チケット購入でも30分待ちということがありました。

チケットで時間がかかるせいか、会場が混み合って入場制限をすることは、今のところしていません。
ただ、それも時間の問題かもしれず、1日5千人を超える来場があるような場合は、今後入場制限等があるやもしれません。

ご理解ご協力をお願いします。

レストラン…
ご予約もほとんど受けられず、連日混み合い、お待ちになる方も多くいらっしゃいます。
美術館の近くは住宅街なので、あまり大きな飲食店はありません。
福島駅近辺の飲食店で食事をされてご来館されることも、選択の一つにされてはいかがでしょうか?

全般的に、午前中の方が混んでいます。午後3時半以降がおすすめです。

9月1日の入場者は3,601人でした。

HY

5万人!

さて、暑さもすこしやわらいでまいりましたが、「若冲が来てくれました プライスコレクション展」は、連日たくさんのお客様で熱い毎日です。
8月24日には、ついに5万人目のお客様をお迎えいたしました!




現在はますます混雑していますが、会場内は入場制限を行うほどの混雑ではありませんので、余裕をもってお出かけ下さい。

~混みぐあい続報~

駐車場は、連日満車です。30分ちかくお待ちいただいたり、待機場所もないので、駅前周辺の駐車場をご案内しています。
公共交通機関での来館をよろしくお願いいたします。

◆交通案内◆ JR福島駅東口から(新幹線口とは反対側です)

◎電車 福島交通飯坂線で、福島駅から2駅目
    乗車時間4分、下車後徒歩2分。
    →平日時刻表休日時刻表

◎バス 福島交通バス、福島駅東口9番のりば 「市内循環(ももりん)2コース」
    乗車時間約7分、下車後徒歩約3分。
 ゆき 2コース→時刻表
 かえり1コース←時刻表

◎タクシー 西口・東口とも約5分

乗用車でのご来館はなるべくお控えください!

HY

レストランの混みぐあい

美術館にはフレンチのレストラン、「ミュゼ・ドゥ・カナール」があります。
こちらは、「若冲がきてくれました」展がはじまってから、連日混み合っています。

ランチタイム  11:30~14:30
ティータイム  14:30~17:00 (16:30 ラストオーダー)
ディナータイム 18:00~20:30 (要予約)

座席は46席ありますが、ランチタイム、ティータイムともお待ちいただかないと座れないことも多いようです。

予約はこちら 電話 024(531)1741

ランチセット 1,350円
ランチコース 1,890円~
ケーキセット(ソフトドリンク付) 950円
ディナーコース 3,675円~ *ご予算に応じてご用意します。

ゆったりディナーも楽しみたいですね(夜は要予約)。




HY

会場混みぐあい

いよいよお盆休みに入りました。
皆様からのお問い合わせで、「どのくらい混んでいますか?」と聞かれます。

駐車場の方は、午前10時頃から午後3時半頃まで満車が続いています。
公共交通機関をご利用いただいた方が、結果的に待たずに見られるかもしれません。

展示室は、入場制限をするほどの混雑ではありませんので、まだ多少余裕がある?かもしれません。

8月末から9月には団体鑑賞のご予約がたくさん入っていますので、”ぼちぼち混んでいる”いまの時期にご来場されてはいかがでしょうか?

※この状態はあくまで、8月上旬~14日までの状況です。
 これから混み合うことも予想されますので、その点はご理解ください。

HY



 



「若冲が来てくれました」展 8月7日

「若冲が来てくれました」展がオープンして10日が過ぎました。お陰様で、予想を超える多くの方々にご来館いただき、会場は賑わっております。
プライスご夫妻は折に触れ美術館においで下さり、閉館まで、最後のお一人までサインに応じて下さっています。昨日も来て下さいました。本当に有り難うございます。

さて、今日のスナップ。午後1時過ぎ。

 
《鳥獣花木図》の周りは相変わらずお客様が多いですね。



この作品にはじつはこんなキャプションが着いています。

こどもたちに楽しんでもらえるように、解説もわかりやすく書かれています。これは大人が読んでももちろん楽しめますよ。こうした工夫もこの展覧会の見どころの一つ。気軽に足をお運び下さい。

今日は午前中が結構混み合っていました。たいてい、午後が来館者のピークになることが多いのですが、今回は午前中が多い感じです。皆さん涼しい内に、ということでしょうか。

再度お願いです。美術館駐車場が満車になることが予想されますので、土日に限らず、できるだけ公共交通機関をご利用下さいませ。
福島交通飯坂線というローカル線も風情があっていいものです。福島駅から二つ目の「美術館図書館前」駅でお降り下さい。
ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

A.Y.

「若冲が来てくれました プライスコレクション」展オープンしました!

お待ちかねの「若冲展」が昨日、7月27日に開幕しました!

まずは、それに先立ち26日に行われた開会式の様子をご紹介しましょう。



悦子、ジョー・プライスご夫妻、本展の監修者である辻惟雄氏(東京大学名誉教授、MIHO MUSEUM館長)など多くの方々にご出席いただき、賑々しく行われました。



FTVジュニアオーケストラのメンバーによるミニ・コンサートも雰囲気を盛り上げてくれました。
本展は多くの子どもたちにも見てもらいたいという、プライスさんたってのご希望もあって、開会式に市内の小中学生をご招待。浪江町立浪江小学校6年生の紺野ななさん、福島市立松陵中学校2年生安齋由月さん、桜の聖母学院高等学校2年齋藤由佳さんがテープカットをしてくれました。

 

一足早く、みなで作品を堪能。さあ、いよいよオープンです。

27日は、開館前から入口に行列ができるほど。朝6時から並んで下さった方もいらしたとか。多くの方々が関心を寄せて下さり、期待をして下さっていたことを実感しました。本当にありがとうございます。
しかし、心配していた混乱もなく、スムーズにオープン。いい滑り出しです。
午後はプライスご夫妻、辻惟雄氏そして田沢裕賀氏(東京博物館絵画・彫刻室長)によるオープニング対談が行われました。開館直後から、午後1時開場のために行列ができはじめました。前代未聞です。



結局会場は、追加で出した椅子もすべてふさがり、最後はドアを開放して外から聞いていただくということになってしまいました。しかし諦めて帰られた方もいて、皆様のご希望に添うことができずに本当に申し訳ございませんでした。
この模様はあらためてご報告しますね。
実は私は会場に入れなくて、聞けなかったのでした。



対談後は、プライスご夫妻によるサイン会。これもまた長い列ができるという超人気。ご夫妻はご高齢にもかかわらず、本当にお元気です。それにしても長い1日が無事に終わりました。これからが本番です。
本展では、子どもたちにも楽しんでもらえるように、作品名、作品解説はわかりやすくかみ砕いた言葉で書かれています。そして高校生以下無料、子ども向けのワークショップも充実しています。是非夏休み、ご家族で涼しい美術館に遊びに来て下さい。

これからもブログでプライス展の最新情報をアップしていきますね。
最後にお願いです。今日(日曜日)もそうですが、駐車場が一杯になっております。週末はできるだけ公共交通機関をご利用下さい。よろしくお願いいたします。

A.Y.