福島県立美術館ブログ
よみがえるオオカミ展スタート!
焼失してしまった、飯舘村山津見神社のオオカミ天井絵が、このほど復元されました。
この展覧会で全242枚をお披露目いたします。
28日初日には、開会式が行われました。飯舘村の方はじめ、多くの方に来ていただきました。
和歌山大学の加藤久美氏と、サイモン・ワーン氏が天井絵を一枚一枚、撮影記録していました。
2013年4月の火災の数ヶ月前のことでした。
加藤氏、ワーン氏が復元プロジェクトが立ち上げ、飯舘の支援にかかわるNPOふくしま再生の会などが協力しました。
復元事業を受託したのが、東京藝術大学大学院の荒井経氏と保存修復日本画研究室でした。
以前当館でワークショップをやっていただいた、荒井先生です。
多くの関係者の尽力で完成にこぎつけました。
開会式には、復元を担当した東京藝術大学大学院の皆さんもかけつけてくださいました。
展示室では、焼失してしまった天井絵を、写真によって一部再現しました。
展覧会終了後、天井絵は山津見神社の拝殿に設置されます。
この展覧会で全242枚をお披露目いたします。
28日初日には、開会式が行われました。飯舘村の方はじめ、多くの方に来ていただきました。
和歌山大学の加藤久美氏と、サイモン・ワーン氏が天井絵を一枚一枚、撮影記録していました。
2013年4月の火災の数ヶ月前のことでした。
加藤氏、ワーン氏が復元プロジェクトが立ち上げ、飯舘の支援にかかわるNPOふくしま再生の会などが協力しました。
復元事業を受託したのが、東京藝術大学大学院の荒井経氏と保存修復日本画研究室でした。
以前当館でワークショップをやっていただいた、荒井先生です。
多くの関係者の尽力で完成にこぎつけました。
開会式には、復元を担当した東京藝術大学大学院の皆さんもかけつけてくださいました。
展示室では、焼失してしまった天井絵を、写真によって一部再現しました。
展覧会終了後、天井絵は山津見神社の拝殿に設置されます。
館長講座がはじまりました
本年度の館長講座「みちのくの美―その源流を巡る旅」がいよいよはじまりました。
今年3月北海道新幹線が開通し、東北と北海道との距離はぐっと縮まったように思います。
新幹線ではなく、各駅停車に乗るような気分で東北地方の美術を巡ってみよう、
それが今回の講座のテーマです。
第一回目は「青森編」。
言わずと知れた日本を代表する版画家・棟方志功(むなかた・しこう)や、
幻想的な作品を多く残した日本画家の工藤甲人(くどう・こうじん)、
そして、どこかにくめない眼差しを向ける少女の絵で知られる奈良美智(なら・よしとも)の魅力に迫りました。
次回の第2回秋田編の詳細は、以下のとおりです。
日時 7月16日(土)10:30~12:00
講師 早川博明(当館館長)
会場 美術館講義室(聴講無料)
※お申込み・お問い合わせは県立美術館「館長講座」係まで(電話 024-531-5511)
今年3月北海道新幹線が開通し、東北と北海道との距離はぐっと縮まったように思います。
新幹線ではなく、各駅停車に乗るような気分で東北地方の美術を巡ってみよう、
それが今回の講座のテーマです。
第一回目は「青森編」。
言わずと知れた日本を代表する版画家・棟方志功(むなかた・しこう)や、
幻想的な作品を多く残した日本画家の工藤甲人(くどう・こうじん)、
そして、どこかにくめない眼差しを向ける少女の絵で知られる奈良美智(なら・よしとも)の魅力に迫りました。
次回の第2回秋田編の詳細は、以下のとおりです。
日時 7月16日(土)10:30~12:00
講師 早川博明(当館館長)
会場 美術館講義室(聴講無料)
※お申込み・お問い合わせは県立美術館「館長講座」係まで(電話 024-531-5511)
フェルメール展無事終了しました
「フェルメールとレンブラント」展は5月8日無事閉幕いたしました。
総入場者数は10万人を超え、最終的には10,4159人の方に足をお運びいただきました。ご来館いただいたみなさん、ありがとうございました。
約一年前に実行委員会が立ち上がり、駐車場の場所や来館者の待機列など、様々な難問にぶつかりながら、みんなで知恵を出し合って取り組んできました。
ご満足いただけなかった部分も多々あったと思いますが、私たちも皆様から頂いたアンケート結果をしっかり読ませていただき、今後に活かしていきたいと思います。
今後の県立美術館の活動にご期待ください!
総入場者数は10万人を超え、最終的には10,4159人の方に足をお運びいただきました。ご来館いただいたみなさん、ありがとうございました。
約一年前に実行委員会が立ち上がり、駐車場の場所や来館者の待機列など、様々な難問にぶつかりながら、みんなで知恵を出し合って取り組んできました。
ご満足いただけなかった部分も多々あったと思いますが、私たちも皆様から頂いたアンケート結果をしっかり読ませていただき、今後に活かしていきたいと思います。
今後の県立美術館の活動にご期待ください!
小林氏の講演会を開催しました
フェルメールとレンブラント展関連講演会第三弾は、
4月30日、福島市にあるAOZ(アオウゼ)にて開催されました。
今回は数々の「フェルメール本」で知られる小林賴子氏(目白大学教授)をお招きし、
「澄みわたる窓辺―フェルメールの女のいる空間」と題してお話しいただきました。
画家フェルメールについてはいまだ多くの謎に包まれ、
ちまたではさまざまな憶測を呼んでいますが、
小林先生の本は、30数点といわれる彼の現存作品についての
客観的かつ丹念な分析に基づいています。
その点が、世にあふれるフェルメール本とは一線を画するところです。
今回のご講演においても、《水差しを持つ女》が描かれた歴史的背景や、
構図、技法の革新性について、熱っぽくも、どこか冷静なお話をいただきました。
先生のお話を聞いて、もう一度《水差しを持つ女》を見てみたいと思ったのは、
私だけではないでしょう。
ちなみに、今回の展覧会は、頭に「東日本大震災復興事業」を冠しています。
小林先生には、そうした趣旨にご賛同いただき、聴講された方々へのプレゼントとして
ご著書をいただきました。
講演会後は急きょ、プレゼントの抽選会を開催し、会場は大いに盛り上がりました。
4月30日、福島市にあるAOZ(アオウゼ)にて開催されました。
今回は数々の「フェルメール本」で知られる小林賴子氏(目白大学教授)をお招きし、
「澄みわたる窓辺―フェルメールの女のいる空間」と題してお話しいただきました。
画家フェルメールについてはいまだ多くの謎に包まれ、
ちまたではさまざまな憶測を呼んでいますが、
小林先生の本は、30数点といわれる彼の現存作品についての
客観的かつ丹念な分析に基づいています。
その点が、世にあふれるフェルメール本とは一線を画するところです。
今回のご講演においても、《水差しを持つ女》が描かれた歴史的背景や、
構図、技法の革新性について、熱っぽくも、どこか冷静なお話をいただきました。
先生のお話を聞いて、もう一度《水差しを持つ女》を見てみたいと思ったのは、
私だけではないでしょう。
ちなみに、今回の展覧会は、頭に「東日本大震災復興事業」を冠しています。
小林先生には、そうした趣旨にご賛同いただき、聴講された方々へのプレゼントとして
ご著書をいただきました。
講演会後は急きょ、プレゼントの抽選会を開催し、会場は大いに盛り上がりました。
田村氏の講演会が開催されました。
「フェルメールとレンブラント」展の記念講演会第二弾が4月23日に福島市のコラッセふくしまで開催されました。
今回は、「プルーストが描いたフェルメール」と題して、
フランス文学者の田村奈保子氏(福島大学教授)にお話しいただきました。
講演会の内容は、世界的文豪マルセル・プルーストがオランダ絵画、あるいはフェルメールをどのように評価し、
またそうした絵画がプルーストの芸術観にどのような影響を及ぼしたかというものでした。
フェルメール作品を別の視点からとらえた、大変興味深いご講演でした。
次回の講演会は4月30日(土)、場所をA・O・Z(アオウゼ)に移して開催します。
(コラッセふくしまではありませんので、ご注意ください)
日時 4月30日(土)
場所 A・O・Z(アオウゼ)多目的ホール(福島市曽根田町1-18MAXふくしま4階)
講師 小林 賴子氏(目白大学教授)
演題 澄みわたる窓辺―フェルメールの女のいる空間
開場 13:30
開演 14:00
定員200名 ※参加無料、先着順
美術館からA・O・Z(アオウゼ)までは、約1キロほどあります。
徒歩だと15分程度でしょうか。
公共交通機関は次の2つがあります。
飯坂電車をご利用の場合…
「美術館図書館前駅」から「曽根田駅」で下車後、徒歩1分
市内循環バス「ももりん号1コース」をご利用の場合…
「県立美術館入口」から「MAXふくしま」下車後、徒歩3分
講演会当日は美術館は夜7時まで開館しますので(最終入館6時30分)、
講演会終了後もごゆっくり展覧会をご観賞いただけます。
ぜひこの機会に講演会と美術館へ足をお運びください。
今回は、「プルーストが描いたフェルメール」と題して、
フランス文学者の田村奈保子氏(福島大学教授)にお話しいただきました。
講演会の内容は、世界的文豪マルセル・プルーストがオランダ絵画、あるいはフェルメールをどのように評価し、
またそうした絵画がプルーストの芸術観にどのような影響を及ぼしたかというものでした。
フェルメール作品を別の視点からとらえた、大変興味深いご講演でした。
次回の講演会は4月30日(土)、場所をA・O・Z(アオウゼ)に移して開催します。
(コラッセふくしまではありませんので、ご注意ください)
日時 4月30日(土)
場所 A・O・Z(アオウゼ)多目的ホール(福島市曽根田町1-18MAXふくしま4階)
講師 小林 賴子氏(目白大学教授)
演題 澄みわたる窓辺―フェルメールの女のいる空間
開場 13:30
開演 14:00
定員200名 ※参加無料、先着順
美術館からA・O・Z(アオウゼ)までは、約1キロほどあります。
徒歩だと15分程度でしょうか。
公共交通機関は次の2つがあります。
飯坂電車をご利用の場合…
「美術館図書館前駅」から「曽根田駅」で下車後、徒歩1分
市内循環バス「ももりん号1コース」をご利用の場合…
「県立美術館入口」から「MAXふくしま」下車後、徒歩3分
講演会当日は美術館は夜7時まで開館しますので(最終入館6時30分)、
講演会終了後もごゆっくり展覧会をご観賞いただけます。
ぜひこの機会に講演会と美術館へ足をお運びください。