福島県立美術館ブログ
ポーラ美術館展 2万人達成!
ただいま開催中の「ポーラ美術館コレクション モネからルノワール、ピカソまで」展。
25日には来館者2万人を達成しました。
当日は担当学芸員によるギャラリートークも行われました。
モネやルノワールと同じ時代を生きた批評家たちの言葉を交えながら、いくつかの作品の魅力に迫りました。
今では名の知られた彼らも、当時は辛辣な批判を受けていました。
それまでの伝統を打ち破って、新しいものを生み出そうとするとき、
そのあまりに革新的な表現方法が受け入れられるのには、時間がかかるのですね。
次回のギャラリートークは6月1日(金) お楽しみに!
会期も残すところあと一か月を切り、いよいよ盛り上がってきました!
この機会に、ぜひ美術館へ足をお運びください。
なお、美術館駐車場は数に限りがありますので、こちらにお越しの際は、
公共交通機関のご利用をおすすめいたします。
2018年度館長講座が始まりました!
本年度の館長講座「古典に帰れ ─西洋美術の巨匠たち─」の第一回目が5月19日(土)に行われました。
本講座は、ルネサンス以降の各美術様式を代表する巨匠たちの主要な傑作に焦点をあて、その芸術のエッセンスと創造の秘密に迫るものです。
西洋美術は古代ギリシア・ローマ以来、2000年以上の歴史と豊かな伝統が築かれています。特にルネサンス以降、数多くの天才的芸術家が古典文化を範としつつ独創的な表現を創出して、新しい時代様式を創造しました。彼らの傑作によって今日、豊穣な西洋芸術の宝物が世界中の人々に深い感動をあたえ続けているのです。
第一回目は、「ルネサンス(1)先駆者ジョットと初期ルネサンス」です。
ジョットからフィリッポ・リッピまで、代表作品をお見せしながら、彼らの革新性についてお話ししました。
次回の内容もルネサンスの続きで、第一回目でご紹介しきれなかった巨匠達の姿に迫ります。詳細は以下の通りです。
日時:7月21日(土)
時間:10:30~12:00
場所:美術館講義室(聴講無料)
本年度は事前申込を不要としていますので、聴講ご希望の方は直接会場までお越しください。
みなさんのご参加をお待ちしております!
缶バッジづくりのワークショップを開催しました!
5月11日(金)のギャラリートーク終了後、当館エントランスホールにて、「名画で缶バッジをつくろう!」開催しました。
現在当館で開催中の展覧会「ポーラ美術館コレクション モネ、ルノワールからピカソまで」に合わせたワークショップです。
今回は、3つの作品の中から一つ好きな作品を選んでいただき、色を塗ってオリジナル缶バッジを作りました。
このワークショップは、会期中に何度か開催します。
次回は25日(金)、14:00から開催するギャラリートーク終了後、14:30ころからエントランスホールで開始する予定です。
参加費は100円で、バッジかマグネットを選んでいただきます。
ギャラリートークと合わせ、ぜひご参加ください!
創作プログラム「バードウォッチング&巣箱をつくろう!」開催しました
5月5日(土)のこどもの日、親子向けの創作プログラム「バードウォッチング&巣箱をつくろう!」開催しました。
講師は「すずめ社鳥」とも呼ばれている、株式会社鳥の杉浦裕志さんです。
鳥に関することはなんでもおまかせ!
ということで今回は当館の庭を活用して、バードウォッチングと巣箱づくりをしました。
まずは参加者全員で自己紹介。名前と一緒に誕生月も教えてもらいます。
次に、今回巣箱をつくるシジュウカラについて紹介。
先ほど教えてもらった誕生月順に、みんなで並びます。
スライドにうつるシジュウカラの画像を見ながら、彼らが1年間どのように過ごしていくのかを知ります。
シジュウカラは、福島市の鳥で、ネクタイのような模様があるのが特徴です。
巣をつくる、子育てをする、子ども達が巣立つ・・・
自分が生まれた月には、鳥たちがどのように過ごしているのか、杉浦さんのお話を聞きながら思いを巡らせます。
そして、音声を聞きながらどんな鳴き声なのか知りました。
雨が降ったり止んだりする中、ちょうど晴れ間が見えたので、バードウォッチングをするためみんなで外へ出ました。
杉浦さんのアドバイスを元に、みんなで鳥の姿を探します。
鳴き声を聞きながら、探していると、なんとシジュウカラの姿が!
この写真だと分かりにくいですが、見上げている木の天辺にとまっている鳥がシジュウカラです。
見つけた鳥の名前やどんな特徴があるのかなどを杉浦さんに聞きながら、庭園をぐるりと巡りました。
この後、それぞれ芝生にシートをひいて寝転がりながらバードウォッチングする予定でしたが、また雨が降ってきたためここで終了。
みんなで館内に戻りました。
お昼の休憩をはさみ、午後からは巣箱づくり!
杉浦さんが準備してくれた巣箱の材料を組み立てていきます。
はじめに鳥たちがどうやって巣箱に入ってくるのか、そして巣箱をどのように利用しているのか杉浦さんのお話を聞きます。
スズメの剥製を使いながら説明してもらいました。
板と板をテープで仮どめし、親子で協力しながら釘を打っていきます。
大体組み立てたら、扉の開け閉めをするための蝶番をつけます。
ここまでできたら、後は装飾!
重くなりすぎないように、鳥たちが入りにくくならないようにというアドバイスを聞きながら進めていきます。
色を塗ったり・・・
貝殻や流木をつけたり・・・
みんな自由に装飾して、素敵な巣箱が完成しました!
最後に、完成した巣箱を持って、みんなで庭へ行きました。
杉浦さんに巣箱を設置する場所や、高さなどについて教えてもらいます。
写真ではみんなに見えるように低めに設置していますが、実際はもっと高い所につけます。
できた巣箱を持って、記念撮影!
講師の杉浦さん、参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
ポーラ美術館展 1万人達成!!
5月10日(木)、ポーラ美術館コレクション展の来場者が1万人を突破しました!
1万人目の方は、山形県からお越しの菅野ご夫妻。実行委員会を構成しているテレビユー福島の信国一朗社長から二人に図録などの記念品をお贈りしました。おめでとうございます!
また、翌日の11日には担当学芸員によるギャラリートーク第1回目を開催しました。
展覧会の概要と作品数点に焦点を絞り、解説いたしました。
みなさん熱心に話に耳を傾けています。ご参加いただきまして、ありがとうございました!
ギャラリートークはあと3回、下記の日程で開催予定です。
日時:5月25日、6月1日、6月15日(いずれも金曜) 14時から開始
場所:企画展示室(要・観覧券)
珠玉の作品達にみなさま是非会いに来てください!
ポーラ美術館コレクション展開幕!本日入場者5千人を達成しました!
「ポーラ美術館コレクション―モネ、ルノワールからピカソまで」展が4月28日に開幕しました。本展は、箱根にあるポーラ美術館が誇るフランス近代美術のコレクションから計20名の作家の作品72点を紹介する内容となっております。
そして本日、入場者が早くも5千人を突破しました!記念すべき5千人目のお客様は、喜多方市からお越しの平方さんご一家です。当館の鶴見副館長から記念品を贈呈しました。鑑賞を終えたのち、平方さんは「実際に見る作品はどれも素晴らしくて、ぜひ知り合いにも薦めたいです。」と笑顔でお話していました。
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このように感動のお言葉を頂けた展示作品たちが一体どのようなものなのか、気になりますね。展示室を少し覗いてみましょう。
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本展は美術史の流れに沿う形で3章構成により作品を紹介しております。
1章では、近代絵画の扉を開いたマネから始まり、モネやルノワールなど印象派の画家たちの作品を展示しております。
↑ モネはなんと8点出品。このコーナーだけでも充分見応えがあります。
本展目玉の《レースの帽子の少女》。これを含めルノワールの作品8点に関しては写真撮影ができます。よい記念になりますね。撮影に関する注意事項は当館で必ずご確認下さい。
続いて2章は、はじめにゴーガンやセザンヌなどポスト印象派の作品が並びます。
↑ セザンヌは5点出品されます。素晴らしい作品ばかりです。こちらのコーナーもお見逃し無く!
そのほか、フォーヴィスムを代表するマティスや、ボナール、デュフィなど鮮明な色彩表現を特徴とした作家たちの作品が一堂に会しております。当時の華やかなパリの様子や雰囲気が伝わってくる素敵な空間です。
最後の3章は、ブラックとピカソの作品12点を展示しております。特にピカソはキュビスムを生み出した時代から晩年の作品まで、画風の変遷をたどれる内容となっております。
以上、ここでは一部のみのご紹介のみのご紹介しかできませんが、他にも展覧会を一層楽しめる各種イベントやお得なサービス等を多数揃えております。詳細は本展公式ホームページでご確認ください。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
2018コレクション展Ⅰ
今日の美術館はまぶしいほどの青空です。新緑の爽やかな季節、庭園ではピクニックをする人の姿もちらほら見られるようになってきました。
いよいよ長谷川利行展も今週末までとなりました。お越しの際は2階の常設展にもぜひお立ち寄りください。
常設展示室で開催中のコレクション展Ⅰについて、簡単にご紹介いたしましょう。
まずは展示室Aの日本画。
緑青による点々が楽しい長野草風《麦踏》(左から2番目)や、緑の濃淡が美しい小茂田青樹《薫房》(右端の屏風)など、春から初夏にかけての日本画が並んでいます。
もうすぐ端午の節句ですが、美術館にも立派な鍾馗様が登場です。
小川芋銭の《鍾馗図》。見上げる大きさです。こんな立派な鍾馗様がいればどんな魔物も近づけません。
洋画は、関根正二などの作品ほか、「日本人画家が魅せられたヨーロッパ」というテーマで、画家たちが滞欧中に描いたヨーロッパの風景の作品を展示しています。
展示室Bは、利行展にあわせて、池袋モンパルナスの作家たちの作品。
麻生三郎、井上長三郎、鈴木新夫、中谷泰、寺田政明、糸園和三郎、鶴岡政男、吉井忠、須田国太郎、三岸好太郎など。
長谷川利行の作品も展示していますので、お見逃しなく。
今年は福島市出身の吉井忠の生誕110年となります。各時代の代表作を展示しています。
展示室Cはフランスを中心とする海外の作品。
5月28日から始まるポーラ美術館展では、モネやルノワール、ピカソなどの名品が展示されますが、当館所蔵の作品もあわせてご覧ください。
ゴーギャン、ルノワール、ピカソ、シャガール、ルオーなど。
そのほか、写真には出ていませんが、いつもご要望をたくさんいただくアメリカの作家・ワイエスの作品も展示しています。
最後の展示室Dは、斎藤隆《貌》。
先日斎藤隆さんご自身による講座が開催されました。その様子についてもブログでご報告していますので、ぜひご覧ください。
これからの季節、美術館庭園は散策に最適です。ぜひお越しくださいませ。
創作プログラム「自画像を描く~自分をみつめる~」開催しました
4月14日(土)、当館実習室にて「自画像を描く~自分をみつめる~」を開催しました。
講師は画家で、当館収蔵作家でもある齋藤隆さんです。
現在、当館常設展示室の一室に、齋藤隆さんの作品《貌》を7点展示しています。
まずは展示室に齋藤さんの作品を見に行きます。
作家ご本人から、作品を目の前にお話しいただきます。
どのような想いで自画像を描いているのか、また、使っている画材や道具など・・・。
みなさん真剣に齋藤さんの話に聞き入ります。
最後には受講者からの質問もありました。
実習室に戻り、制作をはじめます。
この時、齋藤さんから事前にいただいていた「自画像私観」を配布し、みなさんに読んでいただきました。
今回使用した紙は、ザラザラしたものとツルツルしたものの2種類。
どちらか好きな方の紙を選び、席へ持っていきます。
材料は紙と鉛筆のみ。
それぞれ鏡を前に、じっくり自分の顔と向き合います。
途中、齋藤さんから一人ひとりアドバイスをいただきます。
描いては消して、描いては消して・・・を繰り返しながら、自画像が少しずつ描かれていきました。
「・・・画面に心を開き自分自身を探す、そして知る・・・」齋藤さんの自画像私観に書かれていた一文です。
静かに自分と向き合い、じっくりと描く・・・そんな密度の濃い一日となりました。
齋藤隆さん、受講者のみなさんありがとうございました。
創作プログラム「ペタコロサッサ★★油絵ってたのしいね!」開催しました!
4月1日(日)、当館実習室にて「ペタコロサッサ★★油絵ってたのしいね!」開催しました。
講師は福島出身の画家、油井瑞樹さんです。
現在当館で開催中の長谷川利行展に合わせた油絵のワークショップです。
今回の対象は子ども達!みんなはじめて油絵の具を使います。
まずは油絵とはどんなものなのか、油井さんからお話。
普段よく使っている水彩絵の具とはどんなところが違うのか?
油絵の具は乾くのが遅いこと、そして塗り重ねができるためやり直しがきくことなどを説明します。
それでは実際に油絵の具を出してみましょう!
紙パレットの上に、あめ玉2個分の油絵の具を、白以外の全色だしていきます。
今回のタイトルは「ペタコロサッサ」
まずは“ペタ”
ペインティングナイフを使って、ペタペタとキャンバスにうすく色を塗っていきます。
(1日で描くので、絵の具には速乾メディウムを混ぜています。)
パレットに出した全部の色を塗ります。
ペインティングナイフをはじめて持つ子ども達。
最初は少しぎこちなかったですが、「バターを塗るように」という油井さんのアドバイスでどんどん色をのせていきます。
全部の色を塗って、白い部分が残らないようにキャンバスをカラフルな絵の具で覆いました。
次は“コロ”
ここまで使っていなかった白い絵の具が登場。
白やピンク、水色、薄い緑色など明るい色の絵の具をたくさんつくります。
ローラーを使って絵の具をのばし、先ほどのキャンバスの上でコロコロ転がします。
キャンバス全体が明るい色に覆われていきます。
次に、描くために準備してきたモチーフや写真などを元に、紙に色鉛筆でスケッチします。
このスケッチを元に、先ほど画面を覆った絵の具をペインティングナイフでひっいて下描きをしていきます。
ひっかくことで、一番最初に塗った地の部分が見えてきました。
下描きを終えたら、最後は“サッサ”
パレットで描きたいものの色の絵具を作り、筆でサッサ~と描いていきます。
油井さんからのアドバイスをもらいながら、どんどん描いていきます。
じっくり1日のワークショップでしたが、集中して制作に取り組んでいました。
”ペタコロサッサ”で作品が完成しました!
みんなにとって、油絵の具で描いた作品の第一号です!
裏にはタイトルや日付け、サインなどを記入しました。
油井瑞樹さん、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
ギャラリーF 小学生によるギャラリートーク開催!
2月17日(土)、当館企画展示室にて桜の聖母学院小学校5年生によるギャラリートークを行いました!
今回で2回目となった「実践 福島県立美術館アートカード」。
今年度から貸出を開始した当館アートカード『ぽけっとアート』を使い、子ども達に展覧会を考えてもらいました。
桜の聖母学院小学校のみなさんは、「みて、かんじて、あじわう展覧会」というタイトルの展覧会をつくってくれました。
展覧会を考える際は、はがきサイズのアートカードでしか、ほとんどの作品を見ていません。
ギャラリートーク本番の日、子ども達は自分たちが考えた展覧会の会場と選んだ作品を初めて見ました。
カードで見た時には、実際の大きさや質感までは分かりません。
作品を実際に見ると、予想よりも大きかったり、小さかったり・・・。
ツルツルしていたり、ザラザラ、デコボコとしていたり・・・。
実際に見た感想なども踏まえて、発表の原稿を付け足したりします。
ひととおり見た後は、実際に使うマイクや道具を使いながらリハーサル。
先生からのアドバイスをもらいながら、練習を進めていました。
いよいよギャラリートーク本番です!
保護者の方もふくめ、たくさんの方々が集まりました。
展覧会ができるまでにどんな活動をしたのか、ゲームなどの実演も交えてお話ししてくれました。
作品について話しているときは、となりにいるお友達がカードをお客さんに見せたりと、協力しながら発表を進めていきます。
今回の展覧会は、以下4つのグループに分かれて作品を選んでいます。
◆聴覚グループ・・・〇〇の音、声、曲などが聞こえてきそうな作品
◆触覚グループ・・・(さわったら)〇〇そうな作品
◆嗅覚・味覚グループ・・・〇〇のにおい、かおり、味がしそうな作品
◆気持ちグループ・・・〇〇な気持ちがする作品
それぞれ、選んだ作品の近くに立ち、どのようなことを作品から感じたのか発表します。
最後に、保護者の方や来場者の方からの感想もいただきました。
終わった後、子ども達から「緊張した~」という声も聞こえましたが、みなさんとても落ち着いてお話していました。
桜の聖母5年生のみなさん、図画工作科担当の奥山先生、担任の高橋先生、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
「湧水画-わきみずが」ワークショップ開催しました!
2月11日(日)、当館実習室にて創作プログラム「湧水画-わきみずが」を開催しました!
講師は会津若松市出身で、現在美術家として活躍している古川弓子さんです。
今回のワークショップでは、福島県の湧き水を使って水彩画を描き、最後にそれぞれ大切な人に郵送します。
まずは「湧き水」ってどんなもの?というお話から。
今回のワークショップの元になる湧き水は、どのような場所にあるものなのか?
そしてまわりにはどんな景色が広がっていたのか、スライドで写真と映像を流しながら紹介いただきます。
今回くんできた水は、当館のすぐ裏にある信夫山(しのぶやま)にある「たんたら清水」というものです。
岩の間からしたたる水の音が、「たんたら たんたら」と聞こえるということからこの名前が付けられたそうです。
どんな日照りにも枯れることなく、産児の浴水にも使われたといわれています。
水についてお話しした後は、ふだん使っている絵具がどのようにして作られているのか。
そして最後に、野口英世に宛てた母シカの手紙を紹介いただきながら、「言葉の力」についてお話いただきました。
今回は、普通のはがきサイズの2倍くらいある画用紙に絵を描いてもらいます。
透明なガラスのボウルに入れられた湧き水を使って、それぞれ創作をはじめました。
みなさん集中して制作に取り組みます。
途中で古川さんから水彩絵具でできる表現をいくつか見せていただきます。
水を多めに含んだ刷毛を使って描くことで、色と色が混ざり合い不思議な世界がひろがります。
子ども達もびっくり!
古川さんに教えてもらった方法を使ったり、さらに自分なりの工夫を加えてみたりしながら、どんどん絵を描いていきます。
古川さんも参加者のみなさんと一緒に、作品制作。
それぞれ好きな色の絵具を、古川さんに作っていただきました。
色が鮮やかで、キラキラとした絵具。この絵具を使いどこの部分を描くか考えます。
最後はそれぞれ描いた作品の中から3,4枚選んで持ち寄り、みんなで講評会です。
どんなイメージで何を描いたのか、誰に送ろうと考えているのかなど、自由にお話します。
大切な人の住所を裏面に記入し、切手を貼ります。
最後はみんなで美術館のそばにあるポストに投函に行きました!
みなさんのお手紙が、大切なだれかに向けて投函されました!
参加した方だけでなく、お手紙が届いた方も楽しめるワークショップとなりました。
古川弓子さん、参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
小川千甕と門間春雄」ギャラリートーク開催しました!
2月10日(土)、当館学芸員によるギャラリートークを開催しました。
ギャラリーF2018を開催中の企画展示室で、「小川千甕と門間春雄」をテーマに展示室をめぐります。
この展覧会では、京都生まれで福島にゆかりの深い画家、小川千甕(1882-1971)と、福島市瀬上のアララギ派歌人・門間春雄(1889-1919)をご紹介しています。
ギャラリートークの時だけ特別に!展示ケースの中にある画帖をご覧いただきました。
普段の展示では、開いているページしかご覧いただけませんが、今回は学芸員がページを開きながら、どのような場面が描かれているかということについてもご紹介しました。
ギャラリートークにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
スペシャル・ギャラリートークを開催しました!
2月3日(土)、「Gallery F2018 コレクション再発見」展初日、関連イベントとしてスペシャル・ギャラリートークを開催しました。
講師は、喜多方市美術館の後藤學館長です。
今回は「生誕110年 渡部菊二」に合わせ、会津若松市出身の水彩画家、渡部菊二の魅力についてご紹介いただきました。
2007年の生誕100年の際は、喜多方市美術館で回顧展が開催されました。
菊二の独特の色彩感覚や、作品の構図などについても詳しくお話しいただきました。
今回当館の展示では、菊二の他にも会津出身、ゆかりの水彩画家を紹介しています。
後藤館長、そしてご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
「Gallery F 2018 コレクション再発見」はじまりました!
本日より「Gallery F 2018 コレクション再発見」がはじまりました!
展覧会のポスターやチラシ、看板などは明るい黄色で統一されていて、とっても目立ちます。
「Gallery F コレクション再発見」とは・・・
福島県立美術館は、1984年に開館して以来、約3800点の作品をコレクションしてきました。
その中から、今まで紹介できなかった作品や新収蔵品を取り上げたり、テーマを絞って掘り下げたり、小さいからこそチャレンジしコレクションの多様な魅力をご紹介しようという企画です。昨年から始まったこの企画は、今年度3つのGalleryFをオープンいたします。
1940年に春日部たすくらとともに水彩連盟を結成。明快な色彩と斬新な構図で新しい水彩画の方向を模索しました。
また、持ち前の繊細な線描と優れたデザイン感覚で本の装幀や挿絵も手がけています。
本展では生誕110年を記念し、当館所蔵の水彩画20点を中心に、近年新たに発見された挿絵原画などをご紹介し、菊二の画業を振り返ります。
2、小川千甕と門間春雄-福島の文芸と美術-
小川千甕(1882-1971、京都市生まれ)は福島県にゆかりの深い画家です。
福島市瀬上のアララギ派歌人・門間春雄(1889-1919)や、会津若松、喜多方の文芸愛好家たちが、千甕たち画家を支援し、当地から多くの作品が生まれました。
この展覧会では、新規に寄贈された小川千甕の水彩・日本画作品、新規寄託となった門間春雄関係の書簡、「喜多方美術倶楽部」関係資料によって、大正時代の福島を舞台にした、文芸と美術のネットワークをご紹介しています。
アートカードの様々な遊びを通して、多くの子ども達が美術作品に関心を深めていくことを目的とし、2017年度から教育機関への貸出をはじめました。
本展では、このアートカードを使って、桜の聖母学院小学校5年生の児童たちが考えた小さな展覧会「みて、かんじて、あじわう展覧会」を開催しています。
あわせて、子ども達がテーマを元に作品を選び、展覧会が完成していくまでの授業風景などをパネルで紹介しています。
今回は一度に3つの展覧会を楽しむことができます。
会期は3月4日(日)まで。観覧料は無料です。
ぜひお越しください!
館長講座第5回目「スーティンとザッキン」
今回のテーマは「スーティンとザッキン」です。
様々な逸話を織り交ぜながら、それぞれの代表作品などについてお話し下さいました。
次回は「ユトリロとマリー・ローランサン」です。開講日時は以下の通りです。
日時:3月10日(土)
時間:10:30~12:00
場所:美術館講義室(聴講無料)
※今年度の受講ですが、定員に達したため申し込み受付は終了しました。ご了承願います。
次回の講座はいよいよ本年度最終回です!
「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」開催中!
現在、当館1階企画展示室にて、「学校連携共同ワークショップ参加校作品展」を開催しています。
福島県出身のアーティストを講師に招き、県内12カ所の幼稚園から高校で、ワークショップを開催しました。
子ども達の作品を全て展示しています。
明日までの展示となっております。
観覧料は無料です。
ぜひご来館ください!
また、今年は2月6日(火)~12日(月・祝)に、いわき市暮らしの伝承郷 企画展示室でも展示いたします。
お近くの方は、ぜひいわき会場にお越しください。
「美術館への年賀状展」はじまりました!
毎年恒例の「美術館への年賀状展」が、12日(金)よりはじまりました!
当館が開館した1984年より、休館の年を除き毎年開催しており、31回目を迎えました。
今年は427通もの年賀状をいただきました!
いただいた年賀状すべてを、現在エントランスホールにて展示しています。
●観覧料:無料
●開館時間:9:30~17:00(最終入館は16:30まで)
●休館日:月曜日
1月31日まで展示しておりますので、ぜひご来館ください!
コレクション展Ⅳオープンしました!
美術館もあらたにコレクション展Ⅳがオープンしました。
まず第一室目。酒井三良と日本画の名品を展示しています。
また、あらたにご寄贈いただいた朝倉摂の日本画を展示しています。本画とともにスケッチもご覧いただけます。
第2室は、いわきの洋画として、若松光一郎と田口安男の絵画をご紹介しています。
田口安男はこのたびご寄贈いただいたスケッチや作品をまとめて展示しています。
第3室はワイエスとベン・シャーン。ベン・シャーンは《ラッキー・ドラゴン》や《リルケ「マルテの手記」より》などを展示しています。
そのほかモネやルノアールも展示しています。
第4室は、「それぞれの黒あるいは闇」と題して、鏑木昌弥、秀島由己男、平野充の作品を展示しています。
技法はそれぞれまったく異なるのですが、黒のなかにあらわれるさまざまな表現に新鮮な驚きがあります。
ホールでは年賀状展も始まっています!
本年も美術館をどうぞよろしくお願いいたします。
「トンテンカンテン!軽銀でつくるキャンドルトレー」開催しました!
12月23日(土)、当館実習室にて「トンテンカンテン!軽銀でつくるキャンドルトレー」を開催しました。
講師は金属工芸作家として活躍している牧野広大さんです。
現在、山形県の朝日町にある工房で制作活動をしています。
今回は軽銀(アルミ)の板を金槌でトンテンカンテン叩いて、キャンドルトレーを作ります。
はじめに牧野さんから制作の流れについて説明していただきました。
道具の使い方や扱うときに注意する点、なぜこの作業をする必要があるのかなどのお話も含め、丁寧に説明していただきます。
みなさん牧野さんが作業する姿を見ながら、真剣に聞き入りました。
説明が終わると、いよいよ自分の作品づくりです。
まずは自分が作りたい形を考え、紙にスケッチします。
次に、アルミの板に作りたい形の輪郭線を油性ペンで書きます。
大きく切る部分は専用のはさみを使って切り、細かい部分は糸のこで丁寧に切っていきます。
大きなハサミは扱うのが大変です。親子で協力しながら切っていました。
形が複雑な方は、糸のこを使ってじっくりと切る作業に取り組みます。
切った後は切断面にヤスリをかけ、きれいにします。
手で触ってつるつるに感じられたら次の工程に進みます。
切断したアルミの板に油性ペンでぐるりと印を付け、耐火レンガの上で火にかけます。
全体にまんべんなく火をかけ、油性ペンの印が消えたら、シンクの上に置き冷ましておきます。
手で触れるくらいの熱さになったら、いよいよ叩く作業です!
金槌を使って、思い思いの形に曲げていきます。
キャンドルをのせるときに安定するよう、平らな部分を作るのがポイントです。
金槌の種類によって、打った跡が異なるため、自分がどのような模様を付けたいか考えながら金槌を選びます。
みなさん夢中になって作業に取り組んでいます。
廊下までトンテンカンテンと金槌で叩く音が響きました。
途中、釘を使って模様を入れてみたり、光を通すための穴を開けたりと工夫を凝らし、それぞれが思い描いた形を作り上げていきました。
最後に作品を沸騰させた液体に浸し、水洗いをして完成です!
完成後、子ども達は叩く作業が楽しかったのか、アルミの切れ端を使って他にもたくさん作品を作っていました。
みなさん素敵なキャンドルトレーが完成しました!
キャンドルはもちろんですが、お香を焚くとお話していた方もいて、アクセサリー入れなど様々な使い方で作品を楽しんでいただけそうです。
牧野さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
受講者募集中です!
12月23日(土)、寒い冬にぴったりのワークショップを開催します!
「トンテンカンテン軽銀でつくるキャンドルトレー」
軽銀(アルミ)の板を金槌でトンテンカンテン叩いてキャンドルト
ハサミや糸鋸で切ったり、火をかけ冷まし
・日時:12月23日(土)10:30~15:30 ※お昼をはさみます
・講師:牧野広大氏(金属工芸作家)
・費用:材料費として1作品1200円必要です
・対象:小学3年生以上の親子、または一般の方10名程度 ※先着順
・申込締切:12月19日(火)
キャンドルトレーとしてだけでなく、アクセサリーなどの小物入れにも使うことが可能です!
締切は来週火曜日です。
HPの申し込みフォームでも受け付けております。
ぜひお申し込みください。
アートなおはなしかいを開催しました!
12月9日(土)、おとなりの図書館さんと一緒に「アートなおはなしかい」を開催しました。
今回のテーマは、「図書館と美術館で冬をみつけよう」です。
まずは図書館の研修室で、「冬」に関連する素敵な絵本のよみきかせをしてもらいました。
冬といえばどんなことが楽しみかな?
もう少しでクリスマス。
まずはクリスマスをテーマに、床下で見つけた小さな箱のサンタの物語『クリスマスのふしぎなはこ』(文:長谷川摂子 / 絵: 斉藤俊行 )や、海外ではどのようにクリスマスを過ごすのかといった本まで、幅広く紹介していただきました。
冬といえば、真っ白な雪。『ふゆのあさ』(作・絵: 村上康成)は、雪が積もった朝のわくわくした気持ちがたくさんつまった絵本でした。
他にも、雪国の暮らしやお正月の行事の由来などをまとめた本も。冬に関連する本をたくさん楽しむことができました!
雪の結晶をみんなは見たことがあるかな?
折り紙を折り、はさみで何カ所か切っていきます。
みんなで「ゆき」を歌いながら、完成を応援します!
歌い終わり、折り紙を広げると、きれいな雪の結晶の切り絵が完成しました。
さて、おはなしかいの後は2館をつなぐ連絡通路を通って美術館へ。
初めてこの通路を通ったという方もいました。図書館さんと美術館がつながっていることは、あまり知られていないかもしれません。
エントランスホールに到着。館内でのやくそくごとを確認した後、まずは2階の常設展示室で作品を一緒に鑑賞しました。
最初に鑑賞したのは斎藤清さんの《秋の只見》(1980年)です。
横幅は約376cmもあり、斎藤さんの作品の中で一番大きな作品です。
版画作品が広く知られていますが、この作品は日本画です。
みんなで作品の前に座り、「何が描かれているかな?」「どんな音が聞こえてきそう?」「季節はいつかな?」スタッフからの問いかけを考えながら、じっくりと作品を鑑賞します。
最後に作者の斎藤清さんについて、簡単に紹介しました。
次は1階の企画展示室へ。12月10日まで開催していた「斎藤清からのメッセージ」展の一室で、<会津の冬シリーズ>をみんなでみていきます。
季節は“秋”の風景から真っ白な”冬”の風景へと変化しました。
部屋一面に展示された会津の冬をみながらゆっくり歩いた後、一つの作品の前に座り、鑑賞します。
作品の中に、何色が見つけられるかな?
斎藤さんの会津の風景には、雪のこんもりと積もった家々が並ぶ風景や、そこで暮らす人々の姿が描かれています。
白や黒、灰色やこげ茶色といった色の中に、橙色の柿が実った木や赤いポスト。青いのれんや色とりどりの洗濯物など、鮮やかな色が使われ、人々が暮らす気配やあたたかみを感じさせます。
他の作品からも、冬の風景の中にある色を探してみよう!
みんなで、モノクロの風景の中にある鮮やかな色をみつけ、指をさしながらみていました。
最後は実習室で工作です。今回作るのはクリスマスカード。冬の風景を、切り絵で表現してみましょう!
黒か灰色の土台を選び、冬の風景のカードをつくります。
ポイントは、斎藤さんの作品でみんなで探した、冬の風景の中の鮮やかな色。
この部分を自由に工夫をこらしてつくっていきます。
今回は時間が短いため、雪や木のかたちに切った紙も少し準備してみました。
並べ方をじっくり考えながら組み合わせて貼りつける子もいれば、家や雪の形を自分で考え、好きなかたちに切って貼る子も。
用意した和紙をちぎって貼り、柔らかい風合いを表現したカードもあり、それぞれ素敵な冬のカードが完成しました!
参加いただいたみなさま、図書館スタッフのみなさまありがとうございました!
最終日
多くの方に来ていただきました。ありがとうございました。
斎藤清の作品は、今後も常設展示室でご覧いただけます。
9000人、外国人の団体様
本日観覧者数9000人となりました。
館長から記念品をプレゼント。
そして、本日は市内在住の外国人の方が団体で来て
くださいました。
いよいよ明日、最終日です。
8000人、ギャラリートーク、県立図書館展示
8000人目の方に館長から図録とカレンダーをプレゼントいたしました。
今日は最後のギャラリートークを開催いたしました。
多くの方にご参加いただきました。
それから、お隣の県立図書館で、
斎藤清関連の図書コーナーを作っていただいています。
(~12/6)
50年代の画集など、貴重な画集や図録がお手にとってご覧いただけます。
もちろん貸出もOKです。
展覧会のあとは、県立図書館へもお寄りください。
ミニ・ギャラリートーク開催しました
7000人です!
副館長から記念品のプレゼントがありました。
明日11/30(木)は、ミニギャラリートークを14:00-14:30に
開催いたします。
是非ご参加ください。
会期も残りあとわずかとなりました。お見逃しなく!
斎藤清展講演会
館長は、当館準備室時代より勤務し、斎藤清さんともおつきあいがありました。
斎藤清さんご本人より作品をご寄贈いただいた経緯や、当館と斎藤清作品の歩み、斎藤清の創造力のひみつ等について、
貴重な写真等を交え、お話をしました。
みればみるほど、知れば知るほどに、惹きつけられる斎藤清作品です。
展覧会もいよいよあと2週間。ぜひご覧ください。
6000人目です。明日は講演会
6000人目の方に、副館長から図録とカレンダーのプレゼントがありました。
今日はいい夫婦の日だそうで、6000人目もご夫婦でのご来館でした。
さて、明日11月23日(木・祝)は、当館館長・早川博明の講演会です。
演題は「斎藤清の創造力と美」
14:00~ 美術館講堂(聴講無料)です。
早川館長は、県立美術館が開館する前(ざっと40年近く前)から斎藤清さんと
おつきあいがあります。斎藤清の芸術について、
また当館と斎藤さんとの深い関係について、
スライドで作品を見ながら、回想を交えてご紹介します。
是非ご聴講ください。
ミニ・ギャラリートーク
30分の縮小版で展示室を御案内いたします。
次回は11月30日(木)14:00~ 、
1時間じっくりギャラリートークは12月2日(土)14:00~
ご参加ください。
館長講座第4回目「藤田嗣治」
今回は「藤田嗣治」についてお話しになりました。
みなさん熱心に講話に耳を傾けています。波乱に富んだ人生を辿っていくと、あっという間に時間が過ぎていきました。
次回は「スーティンとザッキン」です。開講日時は以下の通りです。
日時:1月13日(土)
時間:10:30~12:00
場所:美術館講義室(聴講無料)
※今年度の受講ですが、定員に達したため申し込み受付は終了しました。ご了承願います。
また今月23日(木)(祝日)には、斎藤清展の関連イベントとして、館長講演会「斎藤清の創造力と美」が行われます。
会場は美術館講堂、時間は14時から15時半の予定です。
聴講無料で事前申し込みも不要なので、みなさま是非お越し下さい。
斎藤清からのメッセージ展、5000人です!
創作プログラム「なりきり!清先生!」開催しました
まずはスライドを見ながら、今回みんながなりきる版画家の斎藤清さんについて知ります。
「会津の冬シリーズ」がよく知られていますが、動物をモチーフにした作品も制作しています。
今回当館のポスターにも使われている《凝視(猫)》もそのひとつです。
紹介の後はいよいよ制作!
まずは好きな動物をスケッチします。
今回の版画は糸のこで切る作業もあります。
ポイントはなるべく単純な形にすること。
丸や四角を組み合わせたり、脚やしっぽは細くなりすぎないようにしたり・・・
下絵が描き終わったら板に写し取り、輪郭を電動糸のこで切断していきます。
6年生の子達は慣れた手つきで切っていきます。
はじめて糸のこを使う子達は、スタッフと一緒にゆっくりと。
最後にはサポートなしで、自分で板を動かして切断していました。すごい!
次は彫っていく作業です。動物の輪郭ができたので、目や鼻、口など顔のパーツや、毛並みなどを彫っていきます。
今回はじめて彫刻刀を使う子達には、持ち方を一緒に確認。
彫刻刀の種類によって、どんな彫りあとになるか説明します。
はじめての彫刻刀で緊張!まずは色をつけた練習用の板を、彫刻刀を使って彫ってみます。
慣れてきたら本番。みんな真剣に板に彫っていきます。
糸のこでうまく切れなかった部分も、彫刻刀で削ることで輪郭をきれいにできます。
お昼休みをはさみ、再開。
みんな集中していて、休み時間にも彫っている子達もいました。
最後に輪郭に紙ヤスリをかけてきれいにして、猫や犬、鳥、ヘビなど、それぞれ好きな動物の版が完成しました!
版ができたら刷りです!
まずは刷り方の説明をします。
インクをローラーでのばし、版につけていきます。
版木全体にまんべんなくつけることが大事です。
今回は何度もインクを水で洗って刷ることができるよう、水性の版画絵具を使いました。
インクの色は、黄色、赤、青の3色。メディウムを混ぜることで透けた感じも出すことができます。
色が重なると緑や紫、オレンジなどの色が生まれます。
筆でインクをつけて、塗り分けの工夫をする子も!
インクをつけたら、版木の上に紙を置き、バレンで端の方までしっかりおさえます。
紙をとってみると・・・きれいに刷れました!
試し刷りを何枚かした後は本番の1枚。
自分で作った動物の版を刷った後はまわりに装飾をしていきます。
ローラーでインクをつけ紙にこすりつけると、葉っぱの葉脈が浮かび上がります。
ボードを切って、お花を作ったり、スポンジで湖を作るアイデアも!
最後は大きな紙にみんなで刷ってみよう!
大きなロール紙に動物たちが集合します。
大きな紙に、版を足で踏んで刷ってもらいました。
まんべんなく、とんとんと足踏みして刷っていきます。
絵を描き、板を彫って版をつくり、刷るところまで・・・。
版画づくしの1日で、みんな小さな版画家さんになりました!
参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
みんなでつくった作品は、斎藤清展会期中、エントランスホールに展示しています。
ぜひご覧ください!
創作プログラム「多色木版画の制作」4回目
10月29日(日)、「多色木版画の制作~木目と色彩のハーモニー~」4回目を開催しました。
4回連続で開催してきたワークショップ。今回が最終日です。作った版を、刷る作業に入ります。
太田先生からの刷りの手順について説明を聞いた後、みなさんそれぞれ刷りの作業に入りました。
ローラーにつけたインクをそれぞれの版にのせ、どんどん刷っていきます。
版を重ねて置く時にずれないよう、みなさん緊張感がただよいます。
プレス機のハンドルをまわし、版と紙を通します。
版木をとった瞬間が一番たのしみな時間です。
刷ってみるまでどうなるか分からないところも版画の魅力のひとつです。
イメージと違った時には、彫り足りなかった部分やのせるインクの量を修正してみます。
最後は鑑賞会!
それぞれ刷った中から数枚選んでもらい、作品について紹介していただきました。
どんな風景をモチーフにしたのか、難しかったところはどの部分か、そしてこだわった点など・・・。
みなさんそれぞれ描いているものが全く異なり、バリエーションに富んだ作品が完成しました!
最後に鉛筆でサインとタイトル、エディションを記入します。
みなさん素敵な作品ができ、「額はどうしようかな」という声も聞こえました。
刷った色合いによって印象が全く異なるので、「季節ごとに変えるのもいいかな」という感想も。
ぜひ額装してご自宅に飾っていただきたいです!
4日間にわたり講師をしてくださった太田先生、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!
創作プログラム「多色木版画の制作」2、3日目
10月14日(土)に2回目、21日(土)に3回目のワークショップを開催しました。
いよいよ本制作!
それぞれが持ち寄ったアイデアスケッチを元に、版下の制作をします。
今回、太田先生には作品をたくさんお持ちいただきました。
ご自身の作品がどのようにして作られているのか、というお話も交えながら版下の作り方を説明します。
本制作の多色木版は、色ごとに版を作るため、1つの作品に3つから5つの版をつくります。
まずは色彩計画。太田先生から色の重なりによって、何色の表現ができるのか説明がありました。
使うインクの基本色は、黄色、赤、青ですが、重なりによって橙、緑、紫、茶(全色が重なった色)、そして白(何も色がつかない、紙の色)の計8色で表現できます。
さらに黒のインクを加えることもできます。
前回作った回転木版画は、色の重なりによってどのような色の組み合わせができるのかイメージする参考になります。
アイデアスケッチを元に、どの部分を何色にしたいか、色彩計画を立てながら、スケッチにメモをしていきます。
次は色彩計画を描いた原画を、板に写していきます。
トレーシングペーパーとカーボン紙を使って板に写したり、やまとのりを板に塗って原画を貼りつけ、作業します。
色彩計画に沿って、彫る部分と彫らない部分、切り落とす部分と残す部分を○×で書き込み、版を作っていきます。
早い方は午後から彫る作業に入りました。
◆◆◆◆◆
1週間あけて、21日(土)の3回目は製版の作業です。
みなさん集中して、それぞれの版を彫刻刀で彫ったり、糸のこで切ったりしていきます。
彫刻刀と手に、黙々と版に向かいます。
早く進んでいる方は、最後に試し刷り。
プレス機から取り出し、はじめて刷った紙を見る瞬間は、とてもわくわくします!
きれいに色が重なりました!
どのように刷れたのか確認し、彫り足りない部分を修正していきます。
次の最終回は、製版した版にインクをつけて刷ります。
創作プログラム「多色木版画の制作」1日目
現在開催されている「斎藤清からのメッセージ」展に合わせて、創作プログラム「多色木版画の制作~木目と色彩のハーモニー~」を開催しました!
全4日間の日程で、講師は市内で版画家として活動している太田隆明先生です。
10月9日(月・祝)、当館実習室にて1回目のワークショップを開催しました。
第1日目は、技法体験。正方形の板1枚を使い、「回転木版画」に挑戦しました。
まずは板の大きさに合わせ、図案を考えます。
太田先生からのアドバイスをもとに修正し、図案を板に写して彫刻刀で彫っていきます。
彫刻刀で彫るときのポイントについてもお話いただきました。
白くしたい部分が大きい場合は、電動糸のこを使って切り出します。
版木に使っているのはベニヤ板。
ホームセンターなどでも購入でき、薄いものであればカッターで切断することもできます。
彫り終わった後は木目に沿ってワイヤブラシをかけ、粉を掃除機で吸い取って木目を際立たせます。
次は刷る作業です。
今回は油性インクを使いました。色は黄色、赤、青、黒の4色。
太田先生の実演で刷り方の手順を確認した後は、受講者の方も自分の版を紙に刷っていきます。
インクをローラーにつけてのばし、ローラーを転がして、版にまんべんなくインクをのせていきます。
版と紙をプレス機に持っていき、刷ります。
色ごとに90度ずつ回転させて3色まで刷るもの、黒を入れて4色まで刷るもの、回転させないで重ねて刷るものの3種類をまずは刷ってみます。
版は1枚だけですが、回転させて刷っていくことにより、思いがけない複雑な重なりが生まれます。
他にも、黒だけで3回刷ったり、2色で刷ったり、グラデーションをつくったり・・・。
インクの色が重なった部分は紫や緑、橙色などになり、多様な色合いになりました。
1日目はここで終了!
今回制作した回転木版画の作品を参考に、次回までに本制作の図案を考えてくることになりました。
4000人です!
ギャラリートークを開催しました。
肌寒い天気にもかかわらず、大勢の方にご参加いただきました。
初期作品を中心に、技法の解説、画風の変遷などをご説明しました。
斎藤清展3000人!
郡山市からお越しいただきました石山様と菅野様です。館長より展覧会図録と斎藤清カレンダーをプレゼント。
明日からの3連休は、美術館はイベントが目白押し!
ワークショップほか、4日の2時からはギャラリートークを行います。
今月7日までは県の教育週間。高校生以下は無料となります。
ぜひご家族でお越しくださいませ。
桑原氏講演会
「斎藤清の芸術ーその国際的評価をめぐって」
近代版画史の中での斎藤清の位置づけ、
進駐軍のコミュニティで評価が広がり、
戦後のアメリカとの文化交流に大きく貢献したことなど
たいへん興味深いお話でした。
桑原さんは恩地孝四郎の研究で有名な、日本近代版画史の
第一人者です。
ご研究の精度の高さはもちろんのこと、わかりやすく面白い
お話に終始引き込まれました。
日曜、講演会があります。
講演会「斎藤清の芸術ーその国際的評価をめぐって」が開催されます。
講師は聖徳大学教授、桑原規子氏。
日本の近代版画研究の第一人者です。
海外調査の成果も含め、最先端のご報告をいただきます。
無料でご聴講いただけます。是非ご参加ください!
ホールにお地蔵様出現
すごい迫力です。
展示室で「会津の冬」115点をご覧になって階段をあがると・・・
「かすみ 慈愛」(1991年)を4mにひきのばしたものです。
撮影OKですので、是非SNSでご紹介ください。
斎藤清展のみどころ紹介1
作品が231点ある他に、様々な資料類によって、斎藤さんの全貌がご理解いただけるようになっています。
まず、初期作品に使われた版木。独学で版画をはじめた斎藤さんの版木は、初期には一枚だけで、絵を描くように絵具を載せて摺られていました。
「凝視(花)」などは、キリでがりがりと版木を削って木目を浮き出しています。
雪の厚みをグラデーションであらわす「ぼかし」、ごまのような模様ができる「ごまずり」などの技法についてもご紹介しています。
グッズ売り場です。
ねこのトートバッグ、カードセットがおすすめです。カレンダーや額絵、もちろん絵葉書も充実しています。
そして深く斎藤清を知りたい方のために。231点の図版に加えて資料を掲載、論文3本と詳細な年譜、文献を網羅した展覧会図録。
今ならお買い上げの方に展覧会のポスターをプレゼント!
このポスター、なかなかおしゃれだと評判です。
斎藤清のすべてを知りたい方へ
最大規模の回顧展です。
出世作の「ミルク」(1949年)、国際展で一躍注目を集めた「凝視(花)」(1950年)など有名どころから、こんな珍しい屏風まで。
そして京都、奈良の古寺や古仏をテーマにした1960年代の作品
それからライフワークである故郷・会津の風景画
とくに1970-97年制作された「会津の冬」全115点をはじめて一堂に展示しています。
360度、どこを見ても白と黒の世界。行けども行けども雪。
何故斎藤はここまで執拗に会津を描いたのか。雪景色を通して何を見ていたのか。
展示室で追体験できます。
撮影スポットができました!
企画展「斎藤清からのメッセージ」展に展示されている作品「凝視(猫)」のねこが撮影スポットに登場です!
展覧会観覧の記念に猫と写真はいかがですか?
斎藤清からのメッセージ展オープンしました!
当館の斎藤清コレクションは、1980年に作家本人より、それまで大事に手元に置いておいた主要作品のほとんどが寄贈されたことに始まります。
その後も新作ができるたびにエディションナンバー1の作品をご寄贈いただき、最終的には約500点もの質の高いコレクションが形成されました。
今回の展覧会はこうした作品群に斎藤清が込めた思いを、あらためて振り返ってみようというものです。
7日行われた開会式の様子です。
初日からたくさんの人にお越しいただきました。
今回の展覧会では、これぞという名品や、当館でしか見られない作品が多数展示されています。
また、1970年からの《会津の冬》シリーズ全115点をすべて展示しているのも見どころです。
画集ではわからない、作品の持つ質感などを、実際に足を運んでご覧いただければと思います。
「斎藤清からのメッセージ展」ただいま準備中
ただいま展示作業真っ最中です。
今日は、展覧会準備中の展示室を少しだけ覗いてみましょう!
先ずは脚立にのぼって、ぱしゃり!
すこしだけ高い位置からの眺めなのに、いつもよりも違って見えますね。
メインビジュアルの《凝視(猫)》が見えます。
床には展示前の資料類が並べられています。これを机に乗せれば完了です。
作品はすべて壁に吊りおわりました。作業もあと少しです。
ただいま美術品展示のエキスパートの日本通運の皆さんがキャプションを付けています。
キャプションの上端に赤いラインの光が走っているのが見えますか?
このラインに合わせてキャプションを取り付けていきます。結構大変な作業です。
今回の目玉はなんといっても、代表作《会津の冬」シリーズ全115点が展示されることです。
展示室はこんな感じです。
作業中の展示室。いかがでしたか。
開幕まであと2日。この秋イチオシの展覧会に乞うご期待!
常設展示第III期が始まりました!
さて、美術館では9月30日から常設展示第III期が始まりました。
この季節にぴったりの作品をご用意しました。
左は、紅葉深まる会津の風景を描いた斎藤清の《秋の只見》
この作品では水面にくっきりと映し出された山並みが目を引きます。
まるで湖のよう、ゆったりとした只見川の流れを思い出しますね。
そのほかにも《磐梯山》やヒマラヤ山脈を描いた《バドガオンの月》など、
ちょっとした山特集になっています。
第一室
次の部屋に行ってみましょう!
こちらの部屋では当館が誇る関根正二と大正時代の洋画を集めてみました。
昨年新たに発見された関根の作品《茅葺屋根の農家のある風景(仮題)》もありますよ。
当館所蔵・寄託の関根の油彩画を(ほぼ)一挙公開です。
右から二番目の作品は関根の《姉弟》。
おねえちゃんにおんぶしてもらう幼児の顔が何ともかわいらしい作品。
童謡の「あかとんぼ」を思わず口ずさみたくなる、ノスタルジックな作品ですね。
向いの壁にはフランス絵画を展示しています。
モネとピサロの作品が並ぶのは、実に1年ぶりです。
第二室
次の部屋は故・河野保雄(こうの・やすお)氏からご寄贈いただた作品を展示しています。
ここには、素朴な味わいのガラス絵が勢ぞろいしています。
最後の部屋は、大正から昭和にかけて創作版画運動の旗手として活躍した恩地孝四郎(おんち・こうしろう)の作品を展示しています。
恩地は、会津の版画家・斎藤清とも親交がありました。
そうそう、今月7日(土)にはこの秋イチオシの企画展「斎藤清からのメッセージ」展が始まります。ただいま展示作業の真っ最中です。
秋のレジャーは県立美術館へ。皆さんのご来館を心よりお待ちしております。
どきどきわくわく!ピンホールカメラ体験2日目
ピンホールカメラ体験2日目。
昨日作成したネガから、ポジのプリントをつくります。
その前に、1日目に千葉さんからお話があった光学装置「カメラ・オブスクラ(暗い小部屋)」を実習室の部屋全体で作る実験をしてみました!
窓をふさいだ段ボールに穴をあけてみると・・・・
最初は何もうつっていないように見えますが、ゆっくりと実習室全体に反転した外の像が浮かび上がって見えてきます!
実際の外の風景はこのような感じ。
白い車と黒い車、そして木々と信夫山がくっきりと浮かび上がっています。
真っ暗にした部屋に、たった一つの穴をあけることで、大きなカメラ・オブスクラができあがりました!
きれいに浮かび上がる像に、カメラの原点を見ることができ、私にとっても貴重な経験になりました。
いよいよポジのプリントです!
まずは千葉さんにネガポジ反転現像の手順を説明していただきます。
昨日体験したネガの現像作業に、反転露光の作業が加わります。
黒っぽいネガは露光時間を長めに、白っぽいネガは露光時間を短めにすることがポイントです。
説明を受けた後、2つのグループに分かれて作業に取りかかりました。
自分のネガに適した露光時間をつかむのはなかなか難しく、みなさん試行錯誤しながら進めていました。
プリントが終わると、紐に吊して乾燥させます。
みなさん現像にも慣れ、熱中してどんどん作業を進めていきます。
お昼休憩を短縮して現像作業に取り組んでいる方々もいました。
水洗して乾かしている間に、千葉さんが撮影してきた写真についてご紹介いただきます。
スライドを使いながら、どのような技法を使っているのか、そしてどのような想いを込めて一枚一枚の写真を撮影しているのかなどお話しいただきました。
一枚の写真に込めた想いについて、作家本人から聞く機会はなかなかないので、みなさん熱心に聞き入っていました。
最後に、受講者のみなさんにピンホールカメラでの撮影を体験した感想を聞きながら、鑑賞会をしました。
それぞれこだわりの1枚が出来上がりました。
お気に入りの1枚を選んで、みんなで記念撮影!
千葉さん、ご参加いただいたみなさまありがとうございました!
どきどきわくわく!ピンホールカメラ体験 1日目
9月3日、4日の2日間、当館実習室にて「どきどきわくわく!ピンホールカメラ体験」を開催しました!
講師は写真家として活躍し、福島県内でも撮影をしている千葉奈穂子さんです。
1日目はピンホールカメラの制作と撮影。
自己紹介の後、まずは今回みんなで体験するピンホールカメラについてお話がありました。
千葉さんがワークショップのために用意してくださったプリントを見ながら、カメラの歴史について知ります。
カメラについて知った後は、ピンホールカメラの制作です。
千葉さんが作ってくださったアルミ板のピンホール。
光にかざして見てみると、小さな穴があいています。
この穴がピンホールカメラで撮影する上でとても重要な部分になります。
黒い箱を1人一つずつ持ち、ピンホールを取り付ける場所を考え、カッターで四角に切り抜きます。
1つ取り付けると、普通のカメラのように像がうつりますが、何個か取り付けると、いくつかの像が重なってうつります。
次に、切り抜いた四角い穴に、アルミ板のピンホールを貼りつけます。
最後に、それぞれのピンホールに黒いマスキングテープを貼ってシャッターを作り、ピンホールカメラが完成しました!
部屋を暗室にし、印画紙を箱の中にセットします。
今回は実習室の窓を段ボールでふさぎ、大きな暗室をつくりました。
セーフライトをいくつか設置していましたが、目が慣れるまではみなさん探り探りで作業を進めていました。
印画紙をセットした後は、隙間から光が入らないよう黒いマスキングテープでふちを丁寧にカバーします。
お昼休憩をはさみ、いよいよ撮影です!
その前に千葉さんから露出のお話。
天気やピンホールの数によって、露出時間(=シャッターを開けている時間)を変えなければいけません。
この日は曇り空。晴天の時より露出時間が長めになります。
みなさん外にピンホールカメラを持っていき、それぞれ撮影したい場所に設置します。
千葉さんからの説明のなかに「わずかな光をゆっくりと時間をかけて集めるピンホールカメラ」という言葉がありました。
デジタルカメラやスマートフォンで瞬間的に撮影をする機会が多い中で、光を箱の中にじっくりと集めて撮影するのは、新鮮な経験だったのではないかと思います。
撮影が終わると部屋をまた真っ暗にし、現像作業をして、ネガを作成します。
今回は、ゼラチン・シルバー・プリントと呼ばれる銀塩写真の現像です。
千葉さんが一通り説明した後に、それぞれ自分が撮影した印画紙を現像します。
液体の種類によって、浸す順番や秒数が異なるので、みなさん間違えないように、お互いに声を掛け合いながら作業を進めていました。
現像が終わるとまた印画紙をピンホールカメラにセットし、撮影へ。
撮影と現像を繰り返し、それぞれネガが完成しました!
乾燥させるために紐に吊して、1日目の作業は終了です。